2010年暮れのG大阪(2):清荒神
(2010年暮れのG大阪(1)から続く)
十三 7:33 (阪急電鉄 8786) 8:02 清荒神
小雪が舞った土曜日とは打って変わって、翌日曜日は気温こそ上がらないものの風は至って穏やかで、体感的には絶好の散策日和。観光的には非常に地味ですが、阪急宝塚沿線の寺社を回ってみました。
最初に訪れたのは清荒神(きよしこうじん)。終点宝塚の一駅手前の小駅ですが、初詣対応なのか、臨時きっぷうりばを備えています。
駅から清荒神までは緩やかな坂を登りながら徒歩20分強。参道には商店が立ち並んでいますが、いかんせん早朝なので開いている店はほんのちょっとだけ。
駅近くに一の鳥居。
中国道をくぐる手前には大灯篭。
もっとも緩やかとはいえ駅からずっと上り坂というのはお年寄りには面倒なせいか、参拝客は山上まで車で乗り付けるのが主流の様子。朝から駐車場の空き待ちの車の行列ができていました。
駐車場脇の露店は朝から繁盛。これじゃ参道の露店・商店は衰退する一方かも・・・
駐車場から境内にかけての露店は早々に開店。
ようやく清荒神の山門に到着。
清荒神は正式には「清荒神清澄寺」といい、紛れも無く寺院なのですが、清澄寺のご本尊、大日如来様の守護神として三宝荒神様が祀られており、地元では「荒神さん」と呼ばれています。
荒神さんは「かまどの神」の一種として、ここで受け取ったお札を台所の神棚に祀るなどの信仰が根付いているためか、境内の雰囲気はお寺というよりは限りなく神社。上写真は拝殿。
護法堂。荒神様を祀る寺社は全国各地にありますが、清荒神は宇多天皇より「日本第一清荒神」の称号を与えられています。
賑やかな拝殿とは対照的に本堂周辺はひっそり。
火箸納所。厄年にお祀りしていた厄除け火箸を、厄が明けた年の節分以降に納める所です。「かまどの神様」として信仰される三宝荒神王にあやかり、厄年の人が火箸で厄をつまみ出してもらうとか。
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