青森2011(7・完):弘南鉄道&新青森駅
(青森2011(6)から続く)
時間的には前後しますが、大鰐温泉から黒石まではローカル私鉄弘南鉄道の大鰐線・黒石線を乗り継いでみました。弘前の人口は20万人程度しかないのに2路線を維持しているのは誠に立派なもの。
でも、青森県には弘前よりもさらに小さい五所川原を拠点とする津軽鉄道が残っているんですなぁ・・・
ぱっと見て判るように、車両は東急の中古。
りんごを象ったつり革。津軽らしさを表していますが、「東急百貨店」のまんまで利用されているほうが多いかも。
弘前駅でみかけたラッセル車。いかにも維持費がかかりそうな代物ですが、平野部と走る鉄道とは言え豪雪地帯を走る以上かかせないもの。
終点黒石駅には農協を併設。駅よりも農協のほうがずっと大きくて、「庇を貸して母屋を取られる」みたいな。
黒石 13:20 (弘南鉄道 7022) 13:48 弘前
「黒石つゆやきそば」を堪能した後は弘前へとんぼ帰り。弘前城は2011年で築城400年。東北新幹線新青森延伸と重なったことから、弘前も観光客誘致に力を入れています。
上写真は弘前駅構内で催された高校総体のカウントダウンイベント。
頭に三重櫓を載せた、なんともつくりの甘いマスコット。ちなみに本体は鴨でも雀でもなく鷹で、ゆるキャラの名前は「たか丸」。弘前城の別名「鷹岡城」の鷹から来ているらしんですが・・・
もともと弘前駅にはこれといった駅弁はなかったと記憶していますが、「弘前城築城400年」に合わせて駅弁を新規開発した模様。でも、弘前発の特急はなくなってしまい、しかも新青森までちょこっとだけ電車に乗って新幹線に乗り換えという立地条件は駅弁販売には非常に不利。駅弁に力を入れるなら、弘前発の特急「つがる」があった新幹線八戸開業時じゃなかったかなぁ?
弘前 14:23 (657M クハ700-17) 15:12 新青森
新青森 15:42 (はやて32号 E224-1112) 18:42 大宮
弘前から各駅停車で50分程度で新青森駅着。話には聞いていましたが、駅前には何もありません。遠くにレンタカー屋が見えるくらい。駅近くにホテルすらありません。
改札口のある2Fはやたらばかでかい「みどりの窓口」が目立つ他、観光案内所を兼ねたような公的施設があるだけ。
土産物屋・売店・飲食店は1Fに固めた格好。新青森駅の構内は乗降客・見物客等々で大にぎわいだけれどもその回りはなんにもないため、駅というより限りなく空港のような感じを受けます。
なお新青森駅構内にも「黒石つゆやきそば」が進出していました。また、新青森駅でも八戸駅弁のエース「小唄寿司」を販売していました。
新幹線ホーム改札内にも売店あり。
ホームは3F。北海道新幹線ができることを想定して中間駅そのものの構造。通過列車があるわけでないのにホーム扉があるのは意外。
見送り客が非常に多いのに驚きましたが、初めて新青森駅を利用する人にぞろぞろ付いて来て、ついでに駅見学なのでしょうか?
新規開業区間は八戸~盛岡ほどではないにせよトンネルが多いため、新青森駅を出発してすぐに青森市街が遠望できるくらいで、それ以外は面白くともなんともなく。
大宮までちょうど3時間。従来より所要時間は短くなったとはいえ、3時間も新幹線に乗るのはだんだん辛くなってきました。「はやぶさ」の登場が待たれるところです。
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