青森2011(6):黒石つゆやきそば
(青森2011(5)から続く)
大鰐温泉 9:50 (弘南鉄道 7037) 10:18 中央弘前
弘前 11:00 (弘南鉄道 7103) 11:29 黒石
大鰐温泉から一転して、今度はB-1グルメで売り出し中の「黒石つゆやきそば」を試食。
往訪したのは古い街並みが残る「こみせ通り」の一角にある「すずのや」。B-1グランブリに出た店だそうで、知名度が高いためか観光のオフシーズンにも関わらず先客10、後客9と大繁盛。外観は少々派手ですが、店先には小さな暖簾が出ているだけなので、開いているのかどうか判りにくいのが難ですが、店外にソースの香りが漂っています。。
店外まで漂うくらいなので、当然ながら店内はソースと油の臭いが充満。往訪する時は服装には十分気をつけましょう。
店内は4人掛けテーブルが4卓と2人掛けが1卓。店内には厨房に店主が一人いるだけで、こちらから厨房近くに出向いて注文するシステム。給茶はもちろん、膳下げもセルフ。
メニューは「くろいしやきそば(500円)」「つゆやきそば(500円)」の他に「化けやきそば(600円)」というのがあって、「化けやきそば」を頼んでいる人が圧倒的。「化けやきそば」はつゆが御銚子に入っていて、焼きそばを半ば賞味した後につゆを掛けてつゆ焼きそばとしても楽しめるというもの。
当方は「つゆやきそば」を注文。
麺は平たい太麺。「すずのや」のパンフレットによると、うどんのカッターで麺を作ったのでこうなったとのこと。焼きそばという割りには油っぽさ、ソース臭さがなく、食感も焼きそばの割りにはつるつるしているので、限りなく蕎麦といった感じ。
一方つゆのほうはソースが乗り移って酸味がかっています。和風出汁というには微妙かな?
焼きそばとして見た時の際立った特徴は具が少ないこと。玉ねぎはともかく、あとはバラ肉チャーシューがちょっと。キャベツに至ってはごくわずか。天カスがたくさん入っているため、焼きそばというよりはたぬきそばみたい。
レンゲがどこにもありませんでしたが、ソース臭くなったつゆは飲まない文化なのでしょうか?
一軒だけで「つゆやきそば」を語るのは何なので、こみせ通りで最も繁盛していると思しき「御幸」にも往訪してみました。いかにも観光地のレストラン然とした店で、「つゆ焼きそば」はなんと840円! 常識的な焼きそばの値段を超越しています。
紡錘型の丼とも皿ともつかない器で登場。海老天や半熟卵、きのこ等の具を加えて単価を上げています。「すずのや」と比べると麺は同じ太い平打ち麺ですが、味わいははっきりしたソース焼きそばで少々ごわごわした焼きそば然とした食感。
一方の汁はこれまた非常にはっきりしたかけ蕎麦風。焼きそばとしては一般的な豚肉、キャベツといった具がほとんど見受けられないので、麺以外は焼きそばとはほどとおい感じがします。
薬味にネギ、天カス、紅生姜が付いてきましたが、紅生姜はないわ。こちらのほうは単に「つゆ」と「焼きそば」を組み合わせただけで、これといった新たな付加価値を生んでいないような・・・
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