【TV観戦記】C大阪 2-1 アレマ・インドネシア
戦前はこのグループ最弱と目されるアレマ(長居のお客さんの5人に4人くらいは「アメマー」と言っているような気がしてなりませんが・・・)から得失点差をいかに稼げるかがポイントと言われていましたが、終ってみれば勝ち点3を得るのがやっと。C大阪のACL初戦は最悪とまでは言えないものの、冴えない結果に終わってしまいました。
C大阪は香川を皮切りにアドリアーノ、家長、アマラウと昨年の主力がごっそりいなくなって、監督が代わってベクトルが真逆のサッカーをやり始めた浦和ほど酷くはないものの、チーム作りは「一から出直し」といった感。
ボールを持ったところで立ち止まっている選手同士の足元から足元へ短く繋ぐだけでゴールへ向う迫力は皆無。まるで阪和線の各駅停車(=駅間が短い上に、やたら通過待ちがある)みたいな惨状。
ショートカウンターが嵌って早い時間帯に先制こそ成功したものの、その後は全く攻撃の形が見えず。そしてあろうことかACL名物「謎のPK」をホームで喫してしまい、さらに泥沼へ。
後半30分過ぎになるとアレマもスタミナが切れたのか中盤の守備が機能しなくなってしまい、とうとう最終ラインが炎上。GKが身を挺して2度ばかり決定機を防ぎましたが、セットプレーからなんとかC大阪が勝ち越しに成功しました。
新外国人のFWピンパォンがこの試合の見所でもありましたが、アドリアーノのように一人でゴリゴリ仕掛けるタイプではなくて、ある程度お膳立ての出来たところでしっかり決めるタイプのよう。この日は早速2得点を上げましたが、3シャドーとの関係はまだまだこれからといった様子。少なくとも昨年のように1トップに注意が行き過ぎて3シャドーにやられるような感じは伺えず。
アレマは案外スキルがあって、最終ラインからもしっかり繋いでくるチーム。でも前線まで繋いで攻撃するわけではなく、ハーフラインあまりまで繋いでからC大阪のDFラインの裏、特に上がりまくっているSBの裏を狙ってのカウンター攻撃頼み。ロングパス一本によるカウンターがない分、カウンターにスピードがなくて超前掛かりのC大阪は助かったような気がしましたが、それでも何度か危ない場面を作られてしまいました。
上本が食らったPKの判定は気の毒としかいいようがありませんが、その後執拗に主審に食ってかかる始末。他の選手が取り押さえてなんとか事なきを得ましたが、イエローを出されても不思議はなかったかと。あの調子だとグループステージのどこかで退場になってしまうような・・・
-----卓球-----
乾----ボギョン--倉田
---マル--中後---
丸橋-上本--茂庭-高橋
-----ジンヒョン----
81分:乾→清武
得点:14分 ピンパォン、76分 ピンパォン
ACLの試合会場は金鳥ではなく、なんと長居。集客が見込めないのに長居を使うって、このあたりがACL初挑戦の意気込みなんでしょうかね?
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