秋田2011(下):秋田内陸縦貫鉄道試乗
(秋田2011(上)から続く)
角館 13:37 (116D AN-8801) 15:55 鷹巣
今回の旅の目的の一つは秋田内陸縦貫鉄道。国鉄が廃線を予定した角館線と阿仁合線、及び両線を結ぶ日本鉄道建設公団建設線(鷹角線)を引き継いで設立された第三セクター鉄道で、1989年の全線開業直後に乗りに来て以来、約20年を経ての再訪となりました。
秋田内陸縦貫鉄道は沿線人口が少なく、しかももともと人的交流の少ない地域に敷設されたこともあって、厳しい経営が続いています。同鉄道には県と沿線の北秋田市・仙北市とで合計約80%を出資しており、いずれも財政難に苦しむ中で同鉄道の廃止は現実味を帯びています。
黄一色という配色には見覚えがないなと思ったのですが、車両毎に配色を変えているんですな。
当初予定では途中の阿仁前田で途中下車して、駅内温泉の「クウィンス森吉」で一風呂浴びようと思ったのですが、驚いたことに源泉施設が故障して現在休業中。他に雪の中をわざわざ途中下車して楽しめそうなところは全くないので、そのまま乗りとおす羽目に(´・ω・`)ショボーン
沿線の数少ない観光資源「岩木の冬祭り」をイメージした紙風船が車内に飾られています。
土日は鉄が主要顧客なのか、女性アシスタントが乗務していて沿線の見所を紹介したり、鉄道グッズを販売したりとこまめに働いていました。
雪にすっぽり覆われた田んぼや山林が延々と続くだけの沿線。酒が抜けない状態で暖かい車両にじっと座っているとどうしてもうつらうつらとなりがち(苦笑)
鉄道は長大トンネルを抜けて旧阿仁合線へ。アシスタントは全線乗務するわけではなく、阿仁合で下車。
阿仁合には車両基地が設けられています。金がない鉄道なのに、車種がやたら多いというのもなんだかなぁ・・・
温泉「クウィンス森吉」の暖簾が揺れる阿仁前田駅。休館日と出ていますが、故障をきっかけにこのまま・・・っちゅーことにはならないでしょうねえ・・・
乗ってみると角館側よりも阿仁合より北側のほうが民家が多いのは一目瞭然。秋田内陸縦貫鉄道の北半分だけ残ってもおかしくないように思いますが・・・
終点鷹巣着。同駅でJRに乗り換え。
内陸鉄道とJRとは別々に駅舎を構えており、しかもJR側は「鷹ノ巣」と表記。
鷹ノ巣は大太鼓が有名らしいんですが、この日は朝から大雪で街に出歩く気にはならず、そのまま宿泊地である能代へ直行。
鷹ノ巣 15:57 (1664M クモハ701-25) 16:24 東能代
東能代 16:28 (323D キハ48-1550) 16:34 能代
| 固定リンク