【山形温泉巡り】赤湯温泉(1):龍上海本店
車がないと山形戦のついででは微妙に行きにくい山形の温泉を巡ってきた時の記録です。もちろん震災前の話です。
大宮 8:10 (つばさ175号 E329-2005) 10:18 赤湯
ハンググライダーをイメージした赤湯の駅舎。赤湯は山形県南部、山形市と米沢市の中間にある温泉街です。
赤湯駅と赤湯温泉の中心部はかなり離れています。駅は盆地の縁、温泉は盆地の底。
赤湯駅から歩いて開店40分前に「からみそ」で有名な「龍上海本店」に到着。暖簾は掛かっているもののブラインドが降りていてまだ開店前。誰一人並んでいません。
そこで烏帽子神社を一回りして開店10分前に店に戻ってきたところ、なんと20人くらいの待ち行列が! 車のナンバーを見るとやはり山形が多いものの、福島・宮城・新潟と近隣県からの客も。客層が実に幅広くてまさに老若男女。「からみそ」を幼児が食べられるのかという問題はさておき。
並んでいるうちに若い姉ちゃんが注文を取りに来ます。山形店で食べた時は「からみそ(大)」だったので、今回は「からみそちゃーしゅー(1,100円)」を注文。1000円超と普段ならまず頼まない値段ですが、そこは旅先ということで。
なぜか開店は数分遅れ、先の姉ちゃんの案内に従って続々入店。カウンターはなく全部テーブル席(4人掛け×3、6人掛け円卓×2)なので少人数客はすべて相席。ワシのところでいったん満席になりました。非常に手狭なのに水セルフ。卓上には胡椒しか置いてありません。
極太麺というわけでもないのに着席してからも20分くらい待たされました。その間手前の品も出していましたが、温泉街で末永くやってゆくには観光客よりも地元の注文をコツコツとこなすほうが大事なんでしょうなぁ・・・
どういうオペレーションなのかは謎ですが、最初に入店した20人ほどの客に一斉にサーブ。
例によってちびちびと辛味噌を溶きながら食べ進みましたが、山形店と違って結構辛いんですな。スープ自体も美味いので、最初から辛味噌全部をスープにかき回さず、ちびちび溶かして辛さに慣らしながら、また辛くないところも残してスープを味わいながら食べ進むのが吉。山形店では魚介系っぽい臭みを感じましたがこちらはそんな臭いはなく、脂が多めでかなりこってり。
麺は平打ち縮れ麺でやや堅め。もっちりとした歯応えが嬉しく、スープとの絡みも至って良好。
チャーシューは5、6枚乗っていましたが、柔らかめで脂身も少なく飽きることなく食べられました。「からみそ」よりも野菜が少ないように感じましたが、気のせいかな?
山形店のは一度食べれば十分と思い余したが、本店は全然別物。これは確かに全国レベルでしょう。
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