【閉店】佐賀ラーメン美登里@浅草(TX)
千束通り「浅草3丁目」交差点を西入る。花やしきよりさらに北にあり、浅草の観光名所からはかなり離れています。つくばエクスプレスの浅草駅が最寄。日曜昼に往訪。先客ゼロ、後客6。
都内では唯一かもしれない「佐賀ラーメン」を謳う店で、驚くべきことにメニューは「味自慢ラーメン(700円)」のみ。後払い制。替玉がない代わりに大盛りあり。有明海産の佐賀の海苔が自慢のようで一番海苔が入荷したシーズンのみ海苔のトッピングをやっている模様。
店内はL字型カウンター10席。厨房内にいらっしゃるのは年嵩の店主とその息子でしょうか? 屋号の由来は良く判りませんが「美登里」という女性がやっているわけではなさそう。吉田拓郎→吉田拓郎→山口百恵とBGMは昭和色丸出し。おしぼりサービスあり。
スープはとんこつベースですが臭みはほとんどありません。少々濁っていますが、かえしに佐賀の「池田醤油醸造店」のラーメン専用醤油を使用。とんこつの旨味をかき消さない程度の弱めのかえしは気に入りました。ただ表面の脂が多めで、しかも最後まで脂臭さが残るのは残念。
麺はこれまた佐賀の「畑瀬食品」のもの。細いストレート麺でやや柔らか目、かつつるつるした食感で、博多ラーメンにありがちな麺とは全く違っていました。
チャーシューは薄くて堅め。他に刻みネギと海苔。海苔は最初から寝ていてビジュアル的に難あり。
佐賀では以前老舗の「一休軒本店」で食べたことがあり、麺が柔らかいのは共通していますが、スープはかなり違う様子。「佐賀ラーメン」というカテゴリーがそもそも成立しているのかどうかも良く判りませんが・・・
佐賀の食材に拘っているためか、量が少なめで具も寂しいにも関わらず700円というのはちょっと高い気がします。場所も一見さんがふらっと来るようなところではないので、商売的にはどうかな? ラーメン自体はまずまずなんですが・・・
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