【奈良の花見】安倍文殊院
(「聖林寺」から続く)
聖林寺からは徒歩で安倍文殊院へ。安倍文殊院は大化の改新の時に左大臣として登用された安倍倉梯麻呂が安倍一族の氏寺として建立されたといわれ、また陰陽師・安倍晴明が陰陽道の修行をしたところともいわれています。
切戸文殊、亀岡文殊とともに日本三文殊に数えられ、受験生に人気。
金閣浮御堂(仲麻呂堂) 。安倍仲麻呂像、安倍晴明像などを祀っています。日本史では安倍仲麻呂のほうが圧倒的に重要なんですが、現在の知名度は安倍晴明のほうが上かも。
白山堂。加賀の白山神社の末社で、縁結びの神様「菊理姫」を祭ったもの。
文殊院西古墳。境内に古墳があるなんてこれまで見た記憶がありませんが、豪族安倍氏一族の墓であることがほぼ確実視され、安倍倉梯麻呂の墓であるともいわれています。
境内の展望台は晴明が星を見て吉凶を占った天文観測の場所だとか。
上写真は展望台から見下ろした巨大な花絵。毎年11月に翌年バージョンへ作り替えるそうで、年賀状の挿し絵代わりに使う人も少なくないとのこと。
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