【奈良の花見】金峯山寺
(「吉野山」から続く)
国宝仁王門。すぐ傍までお土産屋等が迫っていて仁王門前のスペースがないため大きさを実感しにくいのが残念ですが、山中なので致し方なし。
国宝蔵王堂。木造の古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ規模。2階建てのように見えますが構造的には「一重裳階(もこし)付き」。内陣に本尊として3体の巨大な蔵王権現像が安置されていますが、残念ながら秘仏。
蔵王堂の前の「四本桜」は北条軍に攻められた大塔宮護良親王が落城前に最後の酒宴を催した故地として有名ですが、残念ながら一輪たりといえども咲いておらず(´・ω・‘)
蔵王堂から一段低くなったところに南朝妙法殿。吉野宮跡に1963年(昭和38年)になって建築。
往訪した日は花供懺法会の日。そのオープニングが「千本搗き」。臼に入れたお米を伊勢音頭にあわせ大勢の人々で搗き上げるお祭りだそうですが、傍目にはゲバ棒を持ったおっさんの抗争のようでもあり・・・ 蔵王堂の石段や回廊に観光客が鈴なりになって見物していましたが、どう見ても危険な状態。警察の指導もあって、寺では再三注意していましたが・・・
さらに女人護摩、翌日の大名行列と行事が続きますが、この日はその準備の様子を見ただけで終了。金峯山寺は修験道の本山なので境内では山伏姿の行者をよく見かけます。
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