【展望】11年ナ杯1回戦第1戦山形戦
・浦和はとうとう負のスパイラルに突入してしまいましたが、代表戦でリーグ戦は小休止入り。ACL組以外はナビスコカップを戦うことになります。浦和はおそらく今季J1残留を巡ってのライバルとなるであろう山形が初戦の相手。
・震災の影響で今年のナビスコはグループリーグがなくなって、トーナメント方式に変更。従って例年ならリーグ戦では出番のなかった選手を試用する場になりやすいナビスコカップでもリーグ戦と大して変わらない面子で臨むチームが出てきてもなんら不思議はありません。
・浦和はとうとう日本代表ゼロ。豪州代表でスピラを欠くだけで、空いたCBには暢久を使うのか、坪井を使うのかが焦点になるくらい。
・山形は1勝2分5敗の勝ち点4で17位。田代と増田が鹿島へ帰ってしまったのが響いてか、もともと得点力に乏しいかった山形はさらに点がとれなくなってここまで得点わずか5。レギュラー格ではSB石川が怪我で戦列を離れているのも痛手。
・また鹿島から船山、川島、福岡から大久保を獲得したものの、スタメンを確保するには至っていない様子。金がないクラブなのに外国人選手が全く使い物にならないのも頭が痛いところ。
・堅守を誇る山形が大の苦手だった昨年の浦和。あの程度の完成度では山形の作る守備ブロックは崩せず、逆にこれまた浦和が苦手としていたセットプレー一発でやられるパターンの繰り返しでした。浦和のスタイルが山形の狙いに嵌り易かったといっていいのでしょうが、昨年と違って「無為無策」の浦和のほうが山形はやりづらいかもと、変なところになんら裏付けのない明るい希望を見出したりして。
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<前節:甲府 1-1 山形>
---古橋--長谷川--
伊東--------廣瀬
---佐藤--秋葉---
小林-石井--園田-宮本
-----植草-----
得点:26分 伊東
53分:古橋→船山
68分:伊東→宮沢
87分:石井→西河
・GKはどういうわけか昨年の正GK清水がサブに追いやられ、植草を一貫して起用。
-----長谷川----
宮沢-下村--宮本-北村
----佐藤健-----
石川-石井--前田-小林
-----清水-----
得点:81分 田代
67分:長谷川→田代
85分:前田→西河
89分:宮沢→キムビョンスク
10月も終わりだというのに台風14号接近で豪雨。風も次第に強まって体感的には真冬並みの厳しい環境下での試合となってしまいましたが、その気象条件がプレーにも影響したのか、低い位置にコンパクトな陣を引いて守る山形の前にボールは支配すれども詰めの段階で悉く精度を欠いてこれといった決定機を作れず。珍しくセットプレーでのチャンスが何度かありましたが、GK清水の好セーブで得点ならず。
とはいえ山形にもチャンスらしいチャンスはなく、スコアレスドローも已む無しと思っていたところで山形がFKから田代の一発が決まって先制。またしてもお決まりの得点パターンを食らっての敗戦・・・
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