【奈良散策】高取城&壺坂寺(4)
(高取城&壺坂寺(3)から続く)
壺阪寺 14:30 (奈良交通) 14:36 壺阪山
壺坂寺から壺阪山駅へ戻って、高取城の旧城下町を貫く「土佐街道」を巡ってみました。
奈良県に「土佐」というのは不思議な気がしますが、これは大和朝廷の頃、都造りのために土佐から召し出された役夫が、任務を終えても朝廷の援助が無いために故郷へ帰れず、都から近いこの地に住むことを余儀なくされ、故郷への想いを地名に残したところから来るとか。
街道沿いには古い商家もちらほら。高取は歴史ある「くすりのまち」で、古くは612年に推古天皇が聖徳太子や伴を率いて、高取の羽田の山野にて薬狩りを行ったとか。
その後大和の薬は修験者によって全国に広められ、江戸期には高取城植村藩主が、江戸参勤の際、他の藩主に薬を贈り全国の販路拡大に貢献。その後、富山と同じような「薬の配置販売」が広まったとのこと。
高取は小なりといえども城下町だったので、武家屋敷の名残も少々。上写真は田塩家の長屋門。
こちらは植村家長屋門。1826年(文政9年)の建立でもともとは城代家老の役宅でした。
壺阪山 16:22 (近鉄 6722) 16:29 橿原神宮前
橿原神宮前 16:33 (近鉄 8101) 17:00 筒井
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