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2011.06.24

【TV短感】ロンドン五輪アジア2次予選第2戦:クウェート 2-1 日本

・酒井のゴールで先制したところまでは理想的な試合展開でしたが、後半セットプレーとPKで立て続けに失点。酷暑と荒れたピッチという難しい環境下ですから、見ていて面白いサッカーを求めるのは無理がありましたが、それにしても後半の試合内容にはがっかりさせられました。

・負傷によると思われる比嘉の交代で交代枠を一つ無駄に使わざるを得ない不運はありましたが、交代した3選手がいずれも不発に終わったのは残念。この辺、監督のミスチョイスなのか、あるいはこのチームの選手層が薄いためなのかは判りませんが・・・

・また前掛かりにならざるをえないクウェートに対してFW永井の快足が活きやすい展開になりながら、絵にかいたようなカウンターチャンスをほとんど作れなかったのも苦戦の一因でしょう。

・とはいえ、重要なのは内容ではなく結果。第1戦で得た2点リードに守られて、1点差の敗戦ながらも2次予選勝ち抜け。最終予選では第一シードになって強敵豪州・韓国と当たらずに済むことになりました。

-----永井-----
山崎----東---清武
---山村--山本---
比嘉-鈴木-濱田-酒井宏
-----権田-----

得点:21分 酒井宏

HT:比嘉→吉田
62分:山本→山口
72分:山崎→大迫

・スタメンは1トップの大迫を負傷明けの永井に代えただけ。序盤のクウェートはかなり飛ばし気味に試合に入ってきましたが、攻撃は結局のところロングボールでFWを日本DFラインの裏を狙わせるだけの単調なもの。日本の両CBが対応を誤らなければ何の問題もありません。イルマトフ主審も相手の露骨なシミュレーションをきっちりと見抜いてくれたので、怪しげな判定に悩まされることもなさげ。

・日本はクウェートの単調な攻撃を凌いだ後、中盤からの縦パスが右サイド高い位置にいた酒井に通り、酒井が飛び出してきたGKをループシュートで交わして先制!これでクウェートは4点以上取らないと勝ち抜けできなくなったので、事実上勝負ありと思ったのですが・・・

・しかし後半5分のクウェートFK。CB濱田が相手にきっちり前に入られて競り負け。こぼれ玉に対する周囲の反応もユルユルで、相手にワントラップでシュートを撃つ余裕を与えてしまいました。さらにCKからどフリーでヘッドを許す一幕も。この辺の時間帯、解説の人間力は喜々として得意の給水論を延々と展開していましたが、暑さで集中を欠いてしまったのかどうか。

・さらにCB鈴木がPKを与えてしまい1点差。終わってみればここからの10分くらいが日本が一番しんどかった時間帯でした。しかし後半も30分近くになるとクウェートも足が攣る選手が出始め、日本も清武や東がきわどいシュートを連発。ロスタイムのクウェートCKのピンチもGK権田が弾きだしてなんとか逃げ切り。

・原口は出場せず。クウェートは結構ラフプレーを連発していましたから、悪くいえば球離れの良くない原口のプレースタイルでは相手のラフプレーで負傷する可能性が高く、この試合に限っていえば出なくて良かったかと。

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