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2011.07.13

【展望】11年第4節川崎戦

・川崎は8勝3分4敗で現在3位。序盤は2勝3敗とややもたつきましたが、その後は調子を上げてきました。

・今年川崎の試合を2試合生観戦しましたが、開幕山形戦は2-0という点差以上の圧勝。豪雨の中での戦いとなったG大阪戦は結果的には中村のFK2発で逆転勝ちしたような格好になりましたが、それ以前に何度も決定機を掴んでいました。

・一頃は外国人FW頼みというイメージが強かった川崎ですが、移籍が相次いで現在残っているのはジュニーニョのみ。しかもそのジュニーニョもチーム始動時に合流しなかったり、怪我を繰り返したりと万全とは言いがたい模様で、今季はわずか2得点。

・それでも相馬監督が個人に頼らないコレクティブなサッカーへの転換を試行中で、その成果がそれなりに根付いてきたせいか、ジュニーニョの不調はさしたる問題になっていない様子。

・伝統的に補強が上手い川崎ですが、補強は今年も的確で、新加入の田中裕・山瀬(共に横浜M)・柴崎(東京V)はいずれもレギュラーを確保。谷口の離脱は何の支障にもなっていない模様。

・但し、佐原・寺田とレギュラー格のCBが二人抜けたのを埋めなかったのは疑問で、失点21は上位チームではかなり多いほう。おまけにCBにも使える横山が故障中で、ここ4試合連続で2失点を喫しています。。

・2試合見た感じでは選手が攻守によく動き回って面白いサッカーをやってはいましたが明らかに夏向きのサッカーではなく、終盤失速する傾向も強いかと。前節福岡戦も一時3-0でリードしながら後半2点を返され、しかもPK見逃しでなんとか同点を免れた模様。

・浦和にとって数少ない好材料は日程の差。浦和が丸1週間空いたのに対して川崎は中3日。また右SB田中祐が出場停止。

・といっても、同じ新人監督、しかも同じOB監督、さらに同じようにチームスタイルの転換を試みながら、川崎とのチームの出来の差は既に歴然。全く先行きの見えない、もはや戦術とすら言い難い自分の趣味を変に選手に押し付けずに「ベンチの置物」に徹してくれれば良いものを、妙に色気を出しては失敗の繰り返し。

・今回もホームゲームとは言え明らかに相手が格上なので守備的な構えでゲームに入って、しかも結局のところ先制され、後は破れかぶれの大博打の連続という、これまたゲームプランとは言い難い珍妙な展開を想定しているのかなぁ・・・(苦笑)

・マルシオが練習に復帰したらしいので、山形戦終了後あからさまに監督から批判された(そしてその批判が公式サイトから削除された)直輝がスタメン落ちになるのは確実。連続してスタメンで起用されながら機能しているとは言い難い原も、怪我が癒えた高崎に代えられるのかな?

・そして、柏木がスタメンに復帰することをスポーツ紙相手に堂々公言。この余裕はどこから来るのでしょうか・・・(苦笑)

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<前節:川崎 3-2 福岡>

---矢島--ジュニ--
中村--------山瀬
---稲本--柴崎---
小宮山-菊地-井川-田中
-----相澤-----

得点:38分 稲本、45+1分 中村、66分 ジュニーニョ

58分:矢島→小林
73分:稲本→田坂
87分:山瀬→實藤

<前回:川崎 1-1 浦和>

前半と後半とではまるで別のチーム。立ち上がり早々に簡単に左サイドを破られて失点し、その後も何度か川崎に決定的な形を作られてしまいました。

ところが後半頭から細貝、そして早い時間帯にセルを投入した後は、川崎の中盤が崩壊して浦和が大攻勢。セルのゴールで同点に追いつき、なおも攻勢を仕掛けましたが、相手を押し込むものの決定機には至らないといういつもの展開で逆転ならず。

もっとも選手達の「前へ、前へ」という気持ちは十二分に伝わってきましたから、惜しくも引き分けに終わったとはいえ満足感のある試合でした。その前の横浜M戦での大勝と並んで、既に退任が決まっていたフィンケが残した好ゲームとして印象に残っています。

---矢島--ジュニ--
楠神--------黒津
---横山--中村---
小宮山-菊地-井川-伊藤
-----相澤-----

得点:1分 矢島

65分 楠神→小林
75分 黒津→谷口
87分 伊藤→森

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