【展望】11年第5節磐田戦
・今年の磐田は大幅に選手を入れ替えました。上田をあっさり大宮に譲り渡したのは意外でしたが、成岡・犬塚・松浦・大井とベンチには入るもののスタメンは微妙なレベルの選手をばっさり放出。
・一方、移籍による補強は極めて控えめで大分から藤田を採ったくらいで、あとは大卒新人を3名j採用しただけ。しかし移籍組の藤田や新人の小林・山田がスタメンを確保し、金園も時折スタメンに名を連ねていますから、選手の入れ替え自体は上手くいっているのでしょう。
・左SBのレギュラーだったパクチュホが6月にバーゼルへ移籍してしまいましたが、その後釜を埋めるような動きは見られず。他は西が故障で長期離脱中。
・今年の磐田の試合は全く見たことがなく、おまけに選手が大幅に入れ替わっているため、どんなチームなのか皆目判りません。チーム成績もまさに勝ったり負けたりで、これといった特徴はなく、まさに中位を極めるような格好。3点以上取った試合が6試合もあるのが目を惹きますが、完封負けも4試合。
・難敵川崎を運良く撃破し、敵地へ乗り込む浦和。また時間の浪費としか思えない「ペトロ式サッカー」で前半を半ば運任せでやり過ごす手で臨むのでしょうなぁ・・・・
・川崎戦で気になったのは達也の消耗ぶり。もっとも守備に不安のあるセルをスタメンで使うのは怖すぎだし、マルシオを置いてトップ下に直輝を置くのは机上論としてはありえますが、直輝が「ペトロ式」に合わなさすぎだし・・・
・ランコがデビューするのかどうかも見どころ。もっとも試合出場できるだけのコンディションなのかどうかは不明。「ペトロ式サッカー」の数少ない利点(?)は選手間のコンビネーションが確立していなくても特段問題がないことで、コンディションさえ十分ならいきなりスタメンはありでしょうなぁ・・・
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<前節:C大阪 2-3 磐田>
---金園--前田---
山田-------山本康
---那須--小林---
山本脩-藤田-加賀-駒野
-----川口-----
得点:63分 金園、77分 駒野、80分 山田
74分:金園→ジウシーニョ
86分:山本康→金沢
89分:山田→岡田
・下記の天皇杯対戦時とスタメンを比べると、川口・前田・山本康・那須しか重なってない!!!
---前田--成岡---
菅沼---------西
---上田--岡田---
金沢-大井--那須-康裕
-----川口-----
64分:西→松浦
75分:岡田→ジウシーニョ
88分:成岡→荒田
柏木が負傷欠場。怪我人だらけで、守備はともかく攻撃でできることはもとより限られ、しかもスタミナに不安を抱える選手を2人もスタメンでピッチに送り出すという大博打というよりも暴挙としか思えない手に打って出ましたが、これがものの見事に奏功。
前半のうちに先制してなんとか試合を浦和ペースに持ち込み、後半はのらりくらりと相手をいなしながら逃げ切り。
こんな試合運びがリーグ戦で出来ていれば、終盤にポロポロ勝ち点を落としまくることはなかったのにと思えるくらい、「負けたら終わり」のカップ戦に相応しい徹底して勝ちに拘った良い試合だったと思います。
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