名古屋2011(2):INAXライブミュージアム
(名古屋2011(1)から続く)
知多半田 12:12 (知多バス) 12:35 INAXライブミュージアム前
知多半島をバスで東から西へ横切って、焼き物の盛んな常滑へ。常滑はTOTOと並ぶ「トイレの神様」INAXの本拠。もっともINAXはトステムと経営統合して住生活グループになり、現在はLIXILになってしまいました。
INAXライブミュージアムは小ぶりの博物館が敷地の中に点在している構成。上は「窯のある広場・資料館」。
ここはタイルや陶器を保管・展示する典型的なミュージアムであって、「酢の里」とは対照的に企業の宣伝色は全くといっていいほどありません。
また昨今の博物館では極めて珍しいことに、ほとんどの箇所で写真撮影に特段の制約を設けていないようです。
「世界のタイル博物館」では世界のタイルの歴史を紹介。上写真はイスラムのタイル張りドーム天井で、朝から夜へと光の加減で天井の表情が変わる様を再現。
「窯のある広場・資料館」内にある倒焔式角窯。1921年築炉で1971年まで使用されていました。
「窯のある広場・資料館」の1Fでは各地から寄贈されたテラコッタを展示。テラコッタとは建物の外壁に取り付けられた建築用装飾陶器のことで、日本では明治後半から昭和初期にかけて大型建築物の装飾として流行ったようです。
2Fでは古便器のコレクションを展示。
青・白の染付で人気を博していた食器のデザインが、明治期になって便器にも及んだようです。現在見られる白磁の便器は昭和になってから台頭したようですが、染付古便器が衰退した原因はよく判らず。解説を見落としただけかもしれませんが・・・
「土・どろんこ館」は子供の体験学習が目玉のようでオッサンは全く相手にされていないような・・・・
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