【展望】11年第3節山形戦
・NDスタのスケジュールが合わなかったせいかどうか判りませんが、震災で延期された第3節山形戦はなぜか水曜開催に。稼ぎ時の浦和戦がリーグ戦&ナビスコ杯共に平日開催になってしまって、山形県観光協会のしょんぼり顔が目に浮かびます(´・ω・`) ショボーン
・蒸し暑い中での中3日と厳しい日程ですが、日程条件は両チームとも同じ。6月にナビスコで既に一回対戦したばかりで手の内が判っている相手です。
・山形は依然大苦戦を強いられており、目下三連敗中。得点力不足は痛ましいレベルで今季総得点=10は福岡と並んでリーグ最下位。もともと守備は堅いチームだったはずですが、今季は2失点以上喫してしまう試合が目立ち、総失点=24は福岡、甲府に次いでワースト3位。
・レギュラークラスに故障者続出。MF古橋・北村が長期離脱中の他、FW長谷川、DF宮本も故障。代わって福岡から獲得した大久保がようやくスタメンに定着。長期離脱していたSB石川が前節途中出場。
・相手がこういう状態ですから、浦和は残留争いから抜け出すためには是非とも敵地とはいえ勝ち点3が欲しいところ。中3日という厳しい日程を考慮して、福岡戦のように大胆にスタメンを入れ替えると面白いのですが・・・
・見直しが必至なのはボランチの構成。広島戦以来、格上相手には啓太・暢久の組み合わせで臨んでいますが、まずは守備的に入る意図は伺えるものの、結局のところ広島戦で成功しただけで、清水・名古屋・G大阪戦では相手に先制を許す展開になってしまいました。
・名古屋・G大阪戦では先制されてから攻撃的な選手を続々投入してなんとかドローに追いつきましたが、ポロリッチの選手交代は常に後手後手。要するに点を取られてから慌てて動き出すだけ。しかも極端に攻撃にバランスを置いた交代しかありません。G大阪戦ではサブメンバーが攻撃的な選手しかいないという常軌を逸した構成で臨んでいます。
・ポロリッチが繰り出す「遅まきながらの攻めダルマ」は、お互い中盤がスカスカになった終盤戦は派手な撃ち合いになって試合自体は面白くなりますが、一歩間違えれば清水戦のような大敗が待っていますし、そもそもコンスタントに勝つようなやり方ではないかと。
・「前半は縦ポン中心でリスクを最小限に抑えながらFW以外は体力温存。後半に攻撃的な選手を投入して勝負を決する」というゲームプランのもとに事を進めているならまだいいのですが、ことポロリッチに関していえば「たまたま or 成り行きでそうなっている」という風にしか見えないのが鬱・・・・
・また山形戦についていえば、前節90分使って大消耗を強いた達也を引き続きスタメンで使うのも気になるところ。
・マルシオが小破したため直輝がスタメン入りすると、またしても敵に塩を送るようなことをわざわざ前日しゃべってしまうポロリッチ・・・・
・ナビスコ杯での対戦では結果を出しているとはいえ、高崎がPKを得るまで山形の守備ブロックを攻めあぐんでいました。スコアレスのまま試合終盤に突入するのは山形の試合ペースに陥ったも同然なだけに、ここ数戦とはやり方を変えないとダメでしょうな。
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<前節:新潟 2-0 山形>
---大久保-太田---
伊東--------廣瀬
---佐藤--船山---
小林-石井--西河-園田
-----植草-----
58分:小林→石川
58分:佐藤→秋葉
72分:伊東→宮崎
・怪我人だらけなのに宮沢が6月以降スタメンを外されているのが目に付きます。伊東にポジションを奪われた格好。
・宮本の負傷でCB園田が右SBに回っていますが、SBの経験ってあったっけ?次節もこのままなら間違いなく狙い目。
-----長谷川----
伊東---古橋---廣瀬
---佐藤--船山---
山田-石井--園田-宮本
-----清水-----
53分:古橋→太田
61分:船山→川島
83分:山田→大久保
前半は浦和がボールを一方的に支配しながら山形守備陣を攻めあぐねるお馴染みの展開。しかし前半終了間際に山形DFライン裏への抜け出しに成功した高崎がPKを獲得し、エジがしっかり決めてなんとか浦和先制。
これで前に出てこざるを得なくなった山形に対して後半の浦和はカウンターでチャンスをつくりまくるも、それを決められず。ペトロが何を血迷ったか、極端に攻撃偏重の選手交代を繰り返したため、同点に追いつかれでもしたらお先真っ暗でしたが、山形のあんまりな攻撃力のなさに助けられてピンチらしいピンチは暢久のミスで与えた1回きり。
試合終了間際にようやく原口が追加点を上げ、相手にアウェーゴールを与えることなく完封勝ち。
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