東京の交通100年博@江戸東京博物館
両国・江戸東京博物館で開催中の「東京の交通100年博」に行ってきました。
路面電車事業と電気供給事業を民間より買い受け、1911年に東京市電気局が開業してから100周年の記念展示です。
現在の都電・都バスの歴史をパネルで要領よく紹介しながら、切符や絵図等々の収蔵品を展示。電車そのものに特段興味がなくても、写真を通じて都電全盛期だった昭和30年代の東京の風景を振り返るだけでも相当楽しい仕掛けになっています。
都電の全盛期を知っている方ならなお楽しいのは間違いなし。都バスにも相当のスペースが割かれています。
展示物で撮影可能なものはほとんどなく、東京市電ヨロヘ1形の実物大モックアップが唯一。
100年博とは直接関係ありませんが別室で都電絡みのジオラマも展示してあって、子供の遊び場と化していました。見てのとおり、上が渋谷で、下が飛鳥山。
こちらは屋外に展示されていた都電6000形。最末期は荒川線で活躍し、現在は荒川電車営業所で保存中。
車内。広島で古いチンチン電車に乗る機会が多いせいか、あんまり懐かしいという感じはしません。
車内広告。どうも広告に時期的、地域的な統一感がなくて変だなと思いながら見ていたところ、一部は映画「ALWAYS 3丁目の夕日」の小道具として使用されたものと判明。
函館からわざわざ輸送されてきた除雪車、通称「ササラ電車」。1934年に東京市電気局から函館市へ譲渡された東京市電ヨロヘ1形を改造したもので、今でも冬の函館市民の足を守るべく活躍中。
ただ夏季に屋外の展示物をみるのはしんどいですね・・・
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