紀州紀行(4):那智大社&青岸渡寺。
(紀州紀行(3)から続く)
紀伊勝浦 13:00 (熊野交通) 13:25 那智山
時間的には前後してしまいましたが、まぐろ丼を賞味し、足湯を堪能した後は熊野那智大社へ。熊野交通バスで30分ほどで那智大社に到着。熊野古道が人気のようで、「大門坂」でバスを降りて熊野那智大社へ向かう人が結構いましたが、ここで時間を割きまくると温泉に浸かる時間がなくなるので、今回は割愛。
バス停から土産物屋が並ぶ参道の石段を登ります。
熊野那智大社の一の鳥居。熊野那智大社は熊野三山の一つで、熊野夫須美大神が主祭神。
拝殿。世界遺産効果は抜群でシーズンオフでも活況。
ヤタガラス(八咫烏)。日本神話で、神武東征の際に高皇産霊尊によって神武天皇の元に遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる烏です。
ヤタガラスは今やJFAのシンボルマークとして有名。日本代表も熊野那智大社を応援しています。
熊野那智大社に隣接して西国三十三箇所一番札所「青岸渡寺」が建っています。近世までは隣接する熊野那智大社とともに神仏習合の修験道場でした。
1581年(天正9年)に織田信長の焼き討ちで全山炎上。なんで京から随分離れた那智山まで信長の兵火が及んだのか少々不思議ですが・・・ 本堂は豊臣秀吉によって1590年(天正18年)再建。
明治の神仏分離令によって一時荒廃するも。如意輪堂を本堂とする青岸渡寺として那智大社と分離して復興。熊野三山の他の2つ、熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏堂は全て廃されてしまいました。
青岸渡寺境内から那智の滝が良く見えます。
青岸渡寺から急な坂を下って那智の滝へ。
那智の滝は落差133m、幅13m。総合落差では日本第12位に留まりますが、一段の滝としては落差日本1位。インドの僧裸形上人が修行の場を求めて川を進むうちに那智の滝にたどりつき、この滝に感動してこの地で修行していると、滝壺に観音を感得して庵を結んだのが青岸渡寺のはじまりだとか。
熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体でもあります。
300円払って滝の近くまで。でも滝は往々にして遠望するほうが美しいですな・・・
那智の滝前 15:01 (熊野交通) 15:25 紀伊勝浦
紀伊勝浦 18:12 (オーシャンアロー32号 サハ283-201) 20:48 和歌山
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