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2011.08.14

【観戦記】11年第3節:浦和L 1-2 千葉L

 後半吉良のゴールで先制したものの逆転負け。W杯後3試合観戦しましたがいずれも内容は乏しく、新潟・千葉・湯郷といった中位クラスのチームに後塵を拝して6位に転落するのもやむを得ないかと。

 3試合見ていて感じるのは中盤の組み立て能力が著しく落ちたこと。千葉戦では序盤千葉の積極的なプレッシングを受けて中盤でミス続出。CKからどフリーでシュートを撃たれた他、DFライン裏に二度抜け出されて大ピンチを迎えてしまいました。相手のシュートミスに救われて前半なんとか無失点で切り抜けましたが、内容はいたってお粗末。

 前半30分くらいから浦和もなんとかボールを繋げるようになり、後半に入ると千葉のプレスも鈍って浦和がポゼッションで圧倒できるようになりましたが、それでも浦和はシュートチャンスを掴むに至らず。浦和の中盤は岩倉のドリブル突破が曲がりなりにも機能しているくらいで、左サイドから吉良→安田と繋いで安田のシュートがわずかに枠外に反れた惜しい場面が2回ありましたが、千葉の守備陣を組織的に崩したのはその2回だけだったかも。

 右サイドは全く何もさせてもらえず、土橋は90分を通じて攻撃参加の機会すらなかったかも・・・・ 両ボランチも不振。これは選手が悪いというより、攻撃に持ち味がある選手同士を組み合わせていること自体に無理があると思います。片方がアンカータイプなら他方が活きやすいはずですが、現状は攻撃力は生かせずに守備の軽さが目立つだけ。スキルと運動量に秀でた藤田は持ち味を出せないどころか、体を寄せられて簡単にボールを失う場面が目立ち、守備では完全に足を引っ張る存在に。

 またせめて最前線でボールを保持できれば片方のボランチの攻撃力が活きるのでしょうけど、浦和の2トップは安田が多少キープできるだけ。しかも多少ボールが持てるのがその安田しかいないので、浦和の攻撃はどうしても安田への縦パスに頼りがち。安田は引いてボールをもらって、いったん捌いてまたフィニッシュに顔を出すという、まるでフィンケ時代のエジミウソンばりの酷使を強いられ「有希ミウソン」状態。これでシュート精度が高かったら代表入りでしょうに。千葉は当然ながら安田だけ抑えておけばOKと守りの狙いも絞りやすくなって、終盤は消えたも同然。

 中盤の出来が悪い浦和は2トップが頑張って点を取るしかありません。吉良がDFの隙をついて個人技で先制した場面は秀逸でしたし、先の安田の惜しい場面にも絡んでいるので吉良の出来自体は悪いわけではないのでしょうが、DFライン裏に抜けてナンボの選手なので中盤が不出来だと良さが出てこないような・・・

  同点に追いつかれたのはニアへのCKの処理をGK田尻が誤ったもの。千葉戦の前にGK山郷が怪我。小金丸も負傷離脱中。しかも池田がユニバー代表で不在という弱り目に祟り目状態で、ユースの田尻が急遽出陣。ゴールキック以外は期待以上の出来でしたが、さすがに初出場で100点満点とはいかず。

 終盤は双方中盤がスカスカになって攻め合い。千葉は満を持して丸山投入。その丸山が浦和左サイドからのクロスをファーで受けての逆転ゴール。一方浦和の攻撃は頼みの安田が消耗した時点で完全に手詰まり。途中投入の3選手も見せ場なく、後半の試合内容はほぼ互角でしたが、控えの駒の差が結果に表れてしまいました。

20110813011

---安田--吉良---
岩倉--------柳田
---藤田--庭田---
堂園-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

得点者:65分吉良、75分細川(JEFL)、85分丸山(JEFL)

75分:柳田→柴田
79分:吉良→後藤
85分:安田→齋藤

 Nack5スタジアムでの試合開催でしたが、観客は2000人ちょっととW杯効果はさほど表れず。集客上絶好の機会だった前節の試合会場が狭い埼スタ第2で、一見さんを呼び込む機会を逸してしまったのが悔やまれます。

 また売店の数・人手は全く足りず、とうとう試合開始までにビールが買えませんでした。チームが弱体化するのはやむを得ない面がありますが、運営までダメになっているのは甚だ残念なことです。

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