【展望】11年第20節神戸戦
・試合内容はともかく、ようやく成績を五分に戻して順位を10位まで上げた浦和。次節から神戸、新潟、甲府と残留争いの渦中にあるチームとの連戦になります。
・神戸は開幕戦で浦和を辛くも下した後、序盤は快調に勝ち点を積み上げていましたが、5月末に柏に敗れて以降さっぱり勝てなくなり、じりじりと順位を下げて現在浦和と勝ち点差2(22)の13位。
・得点・失点とも際立った特徴はありませんが、4点、5点取ってボロ勝ちする試合があるかと思えば、あっさり完封負けをくらう試合も少なくありません。またケチのつけはじめになった先の柏戦以降無失点で終わった試合は一度しかありません(対福岡)。
・神戸の面子に大きな変化はありませんが、大久保が故障して最近は途中からの出場に留まっています。また都倉も長期離脱となってFW不足に陥ったためか、U-22韓国代表のペ・チョンソクを獲得。浦和戦から出場可能の模様。
・浦和はスタメンに大きな変化はないでしょうが、原口の状態が気がかり。代表合宿に呼ばれたものの最後まで別メニューのままでした。その原口がU22代表に選ばれたのは不思議・・・
・川崎戦での低パフォーマンスを見ても明らかなように、原口は本来試合に出てはいけない状態なのに、ポロリッチが情熱と気合で無理づかいしているだけ。神戸戦でも多分無理づかいするのではないかと思いますが、いつかぶっ壊して長期離脱に追い込まれるんでしょうなぁ・・・
・過去原口不在時に試したのは4-2-2-2のフォーメーションで、左SHに直輝(名古屋戦、福岡戦)、達也(広島戦、清水戦)、セル(ナビスコ山形戦)の3パターン。通常の4-2-3-1で左SHに梅崎を入れるパターンを試さないのは疑問ですが・・・
・7/31に行われた練習試合でサブメンバー主体のチームは大宮に大敗。その結果を受けてレギュラー固定が常態化しそうな気がしてなりませんが、サブにFWが4人に象徴されるようなポロリッチの「リスクマネジメント能力のなさ」はどうにかならないのかなぁ・・・
・神戸戦には直接関係ありませんが、A代表に柏木とスピラ、U22代表に濱田、峻希、原口が選ばれました。代表組がちょろちょろ抜ける、あるいはコンディションが整わないリーグ終盤へ向けてサブ組の活用がますます重要になってまいりますが、ポロリッチじゃ無理でしょうなぁ・・・
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<前節:神戸 4-2 甲府>
---ポポ--吉田---
ボッティ--------朴
---松岡--田中---
茂木-河本--北本-石櫃
-----徳重-----
得点:11分 石櫃、24分 吉田、49分 吉田、82分 田中
66分:吉田→大久保
90分:朴→宮本
90+3分:ボッティ→森岡
・大久保に代わってボッティが入った他は、開幕戦と全く同じ面子。
---ポポ--吉田---
大久保--------朴
---松岡--田中---
茂木-河本--北本-石櫃
-----徳重-----
得点:76分 ポポ
74分:吉田→森岡
74分:朴→イ ジェミン
87分:ポポ→都倉
神戸の出来の悪さも手伝って浦和は前半何度かチャンスを得ましたが、それを決め切れず。
さはさりながら試合は浦和優勢で進んでいましたが、その流れを一気にぶち壊したのが啓太の退場。ボールを受けて出しどころを探しながらまごまごしているうちに神戸のプレッシングにあってボールロスト。思わず相手を倒してこの日2枚目のイエロー。
その後神戸の2枚替えで浦和の守備が混乱して自陣深い位置でFKを与えたのが結果的に命取り。FKをポポが決めて神戸が辛勝。
神戸にチャンスらしいチャンスはほとんどなく、逆に浦和はそんなに悪い試合ではありませんでしたが勝ち点3を得たのは神戸。
で、「内容は悪くなかったが勝ち点3が得られなかった試合」って、今のところ今年はこれが最初で最後のような・・・
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