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2011.09.30

ごらんアウェー:C大阪2011(7・完)~スタジアムの風景

ごらんアウェー:C大阪2011(6)から続く)

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久しぶりに鶴ヶ丘駅で下車して長居スタジアムへ。阪和線が高架化される前は何度か鶴ヶ丘駅で乗り降りした記憶がありますが、高架化に伴って駅は装いを一新。もともとセレッソ色なんて全然なかった駅だったはずですが・・・・

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ここ数年中下位に低迷する浦和のどこがジャイアントなのかよく判りませんが・・・

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試合開始前の様子は特に変わった感じはありませんでしたが・・・

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なんかスポンサー絡みと思しきマスコットがえらい増えとるで・・・・っちゅーか、ロビーのオカンは自転車(傘立て付き)でトラックを周回しないんかいな???

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2011.09.29

【閉店】博多長浜らあめん 錦雲豚@秋葉原/浅草橋

 秋葉原駅昭和通り口から昭和通りを渡って総武線の線路北側沿いに歩き、美倉橋北交差点を渡って目の前。もはや浅草橋駅のほうが近いかもしれません。平日夜に往訪。先客ゼロ、後客1。

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「博多長浜」の名に違わず、店内にはとんこつ臭が充満。ややくたびれ加減の外観が災いしているのと、つけ麺とかチャンポンとか、およそ博多ラーメン店らしくないメニューのぶれっぷりが気になりますが、「らあめん(650円)」を注文。

 店内はL字型カウンター11席と4人掛けボックス席が2セット。厨房内にはスタッフが一人。

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 ややしょっぱく、かつ少しトロミがついているものの、「ぼたん」や「いっき」あたりと比べると濃厚と呼ぶにはあたらない風ですが、とんこつの旨みをストレートに味わうには十分な出来。屋号にもなっているチャーシューが売り物のようですが、特に感銘は覚えず。というか、チャーシューが自慢ならそもそも博多とんこつを選ぶかなぁ? またチャーシューに力を入れている分(?)、きくらげがなく、デフォルトだと具が寂しいかも。

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 麺は極細ストレート麺。都内の一般的な博多ラーメン店の麺よりは一段と細い感じがしました。デフォルトだとちょっと頼りない感じがしたので替玉(120円)は堅めにしてもらいましたが、それでちょうど良かったかな。

 替玉は卓上の白ゴマ、高菜、紅しょうがを適宜投入しながら賞味。高菜は「激辛」をやたら強調していましたが、それほどでもないような・・・

 替玉を頼むと結構量があったので、次回は半額の「半替玉」で。

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【TV観戦記】11年ナ杯2回戦第2戦:大宮 1-2 浦和

・小破の峻希に代えて大ベテランの暢久を右SBに投入とただでさえ苦しい布陣の上、週末のリーグ戦を睨んでセル、柏木、小島、加藤とそれなりに主力をスタメンから除外。

・それでもさっぱりやる気の見られない大宮相手に早い時間帯に2つアウェーゴールを取って事実上2回戦勝ち抜けを決したことから原口や永田まで早々にベンチに下げることができました。この試合の消化形式としてはほぼ理想的。

・ナビスコ山形戦で1ゴールを決めて以来、全くの不発どころかシュートすら撃てないランコが2ゴール。共に直輝のボール奪取からのお膳立てをしっかり決めたもの。これでフィニッシャーとしての感覚を取り戻してくれるといいのですが・・・・

・もっともこの試合は浦和は大敗しなければいいという状況なので、攻撃はカウンター主体。リーグ戦でイーブンな状況で始まった際に、ランコが1トップとして組み立てに参加しながらフィニッシュにも絡むという難しいタスクをこなせるかどうかはまた別物なわけで・・・

・浦和の勝ち抜けが早々と決して双方だらだらモードになったのも一因かもしれませんが、浦和の出来はマゾーラ投入から急失速。久しぶりに左SHに投入されたのに守備はやらない、素早いカウンターのリズムは崩す、シュートは空振りとどうしようもない出来。こんなに楽な状況で使ってもらってこれですから、もう諦めて然るべきかと・・・ っちゅーか、高崎や原はこのマゾーラより使えないというのが監督の判断なんでしょうなぁ・・・

・マゾーラ投入の前後から守備も怪しくなり、右SH藤本にやられかかること2度、3度。ボランチの一角に入ったマルシオの守備も結構危なっかしく、深い位置でボールを取られたり、バイタルをがら空きにしたり・・・ 橋本に2発、金澤に1発と際どいミドルシュートを撃たれ、金澤のが決まってしまいましたが、これは起こりうべくして起こった事態。

・中盤の守備には疑問符付きまくりでしたが、最終ラインは頑張りました。野田は守備に専念している分には問題ありませんし、暢久もさすが「昔取った杵柄」。スピラは後半マゾーラと口論してたみたいですが、もはやDFリーダーの風格十分。後半坪井が久しぶりに起用されましたが、うっかり癖のある永田よりは使いやすいと思うんですがねぇ・・・

・ランコを後半途中で下げた理由はよく判りませんが、代わって左SHに投入されたセル(マゾーラが1トップへ)の出来もさっぱり。ゴリゴリとドリブルを仕掛けて、対峙する大宮DFを置き去りにするのはいいのですが、その先が何もありません。周囲との連動性を欠く点において今日のセルはマゾーラと大差なし。

・守備は少々怪しげ、カウンターは尻すぼみ、そしてボールを持たされると何もできずという感じで、結果自体は理想的だったものの、マゾーラ投入以降の内容は非常に乏しく、テレビで見ている分にはかなり退屈な試合でした。ダービー、かつ敵地での勝利なので現地の実感はだいぶ違うかもしれませんが。

-----蘭子-----
原口---直輝---梅崎
---啓太--丸塩---
野田-永田--摩周-暢久
-----山岸-----

得点:6分 ランコ、23分 ランコ

29分:原口→マゾーラ
HT:永田→坪井
61分:ランコ→セル

---ピン--石原---
金久保-------藤本
---金澤--橋本---
鈴木-金---深谷-坪内
-----江角-----

得点:73分 金澤

HT:金澤→渡邉
61分:金久保→上田
81分:ピンパォン→清水

・大宮はラファエル、東、上田、渡邉と攻撃の軸を全部外し、さらに青木や片岡、北野など守備陣まで面子を落としてきました。さすが残留のプロ。

・ただここまで面子を落とすと士気に影響があったようで、序盤から無気力モード。柏戦で見せた勢いは影も形もなし。

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2011.09.28

つけめん102@川口

 川口駅東口を出て産業道路を北へ。平日昼に往訪。戸外の券売機で「つけめん・大(800円)」を注文。先客3、後客5~6。

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 非常に奥行きが深い店で、店内はコ字型カウンター20席弱ほど。以前は背後を人が通るたびに床ががたがたするのが気になりましたが、その辺は手直しされた模様。平日だと昼間もさほど混まないと見えて、スタッフは2名だけ。あとでアシスタントが一人やってきました。

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 粘度が高めのつけ汁は豚骨×魚介がベース。全般に甘めで、前回来たときは体調もイマイチなせいかかなりくどく感じましたが、今回は体調は万全。食べ始めは特に気になりませんでしたが、濃厚かつ単調な味わいに終盤はやっぱり飽きが来てしまいました。薄きりのメンマがちょっとしか入っていないため、箸休めになりうるものがないのが残念。つけ汁の中には角切り風のチャーシュー。これまた味が濃すぎ。

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 断面が角ばった太麺はは歯ごたえ十分で、堅いわけではないのですが、あごがくたびれるくらいコシがしっかりしています。

 ポットでスープ割りも賞味。つけ汁と比べると意外なほどくどさがなくて楽しめました。

 102といえば「焼き石」が売り物だったはずですが、店員は積極的には勧めてきません。単に忘れただけなのか、夏場は焼き石のニーズが少ないためなのかは判りませんが・・・

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ごらんアウェー:C大阪2011(6)~高野山(下)

ごらんアウェー:C大阪2011(5)から続く)

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壇上伽藍から戻って金剛峰寺へ。豊臣秀吉ゆかりの寺院である青巖寺と興山寺を1869年(明治2年)に合併して金剛峰寺と改称したものですが、金剛峰寺とはもともとは高野山全体を指す名称です。

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青巖寺は秀吉が亡母の菩提のために建立したもので、豊臣秀次が自刃した場所としても知られています。金剛峯寺の主殿は1863年(文久3年)の再建。

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蟠龍庭。弘法大師御入定1150年・御遠忌大法会の際に造園された国内最大級の石庭。雲海の中で向かって左に雄、向かって右に雌の一対の龍が向かい合い、奥殿を守っているように表現されているとのこと。

堂内を一通り巡った後は、お茶と茶菓子をもらって大広間で漫談風の御法話を聴講。ちょっと聞き手の数が多すぎで、しかもちょろちょろ出入りするので落ち着きが無いのが難ですが、そういう状況下でもそれなりに聞かせる話術は勉強になりました

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壇上伽藍からだいぶ西に外れたところにある大門(重要文化財)。1705年再建で高野山全体の総門ですが、ケーブルカー&バスで高野山にやってくる参拝客にとっては入り口のシンボルでもなんでもなく、わざわざ見に行かないといけないものに・・・ 自家用車や観光バスで来るとまた違った印象を受けるのでしょうが。

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金剛峰寺の北外れにある徳川家霊台。1643年(寛永20年)に徳川家光が建立したもので家康と秀忠の霊廟があります。

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最後に訪れたのが女人堂。高野山が女人禁制だった時代は女性はここまでしか入れなかったとされています。もっとも女人堂はここだけにあったわけではなく、高野七口と呼ばれる七つの登り口に女性のための参籠所が設けられ、女人堂と呼ばれていました。

高野山 15:19 (高野山ケーブル)  15:24 極楽橋

極楽橋 15:30 (こうや10号 30003) 16:36 堺東

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帰りは南海電鉄の誇る特急「こうや」に乗車。乗ったのは右側の30000系。左は31000系。

特急と言っても橋本以南は単線かつ山岳区間、橋本以北もカーブが多くてスピードが上がらず、非常にトロいのが難。全車指定で座ってビールが飲めるくらいしかメリットがありません。

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もっとも「こうや」に乗ったのはこれが初めてなのでそれなりに嬉しくもあり。っちゅーか、ワシ的には「急」の丸いヘッドマークを付けた21001系電車が極楽橋まで大運転をやっていた時代しか記憶にないというのがどうにも(苦笑)

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2011.09.27

【展望】11年ナ杯2回戦第2戦大宮戦

・鹿島戦で存外の勝ち点1を得たにも関わらず、残留争いの当事者である甲府と大宮が勝ってしまったため、降格の危険性は一層強まってしまいました。

・浦和は守備重視にシフトすることで勝ち点1を拾えるかもしれません(鹿島戦の試合内容を見るとそれも相当怪しげですが・・・)が、足下非常に問題なのは点が取れる見込みが立たず、ゆえに勝ち点3を取れそうにないこと。降格圏にいるとはいえ甲府はハーフナーやパウリーニョという点取り屋がいる一方、浦和で点を取っているのは原口だけ。

・しかもその原口は酷使を重ねているうちにすっかりキレを失ってしまい、リーグ戦では第23節(広島戦)を最後に得点なし。

・とはいえ、ランコに全く点を取る気配が感じられず、セルやマルシオにも多くは期待できない以上、リーグ戦残り7試合は原口にすがってなんとか降格を回避せねばなりません。

・従って明日のナビスコ杯は原口を休ませるのが大命題。次のリーグ戦はまる一週間空いたG大阪に対してこちらは中3日での戦いになりますから、原口だけといわず、極力主力級を休ませるべきでしょう。これによりまさかの大逆転負けを食らってナビスコ杯を逃しても、G大阪戦で勝ち点が取れれば上出来でしょう。

・でも、いくらここでロジカルに正論を述べても虚しいだけなんだよなぁ・・・・監督はたぶんバカ正直にナビスコ杯を勝ちにゆくんでしょうなぁ・・・・(´・ω・`)

・監督のコメントによると峻希が小破して、右SBに坪井が入る可能性があるくらいで、面子の大幅な変更を伺わせる気配はなし。

・平日にテレビ中継があるにも関わらず、わざわざアウェーに「サッカーvsペッカー」の異種格闘技戦を見に行くのはもはや馬鹿馬鹿しくなってきたので、明日はテレビ観戦で済ませますわ。

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ごらんアウェー:C大阪2011(5)~高野山(中)

ごらんアウェー:C大阪2011(4)から続く)

金剛三昧院から西へ下って、高野山寺院群の中核「壇上伽藍」へ。金堂、根本大塔、西塔、御影堂などの立ち並ぶ一画で、空海が高野山上で最初に真言密教の根本道場を開いた聖地です。

現在の諸堂塔は大部分が江戸時代後期から昭和時代の再建。山の上ですから自然災害に遭うことも少なくなく、また高野山全体が衰微していた時期もあったので、意外に古いものは残っていません。

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金堂。1932年(昭和7年)に再建された鉄筋コンクリート造の建築。

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訪れた日はたまたま金堂の裏でコンサート「世界遺産劇場」が開催。開演は夕方からで、こちらが山を降りる時間帯になって、普段寺社仏閣とは縁がなさそうな客層が続々ケーブルカーでやって来て思わず苦笑。

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根本大塔 。 金堂の右後方にある多宝塔で1937年(昭和12年)、空海入定1,100年を記念して再建したもので、鉄筋コンクリート造。こちらは金堂と違ってはっきりとコンクリ造りと判りますが、

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西塔(重要文化財) 。887年初代塔建立、現在の塔は5代目で1834年(天保5年)の再建。

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不動堂(国宝)。1197年(建久8年)1198年の建立。御堂というよりもどことなく住宅風。もともとは高野山内の五の室院谷にあり、1908年(明治41年)に現在地に移築されました。

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山王院本殿(重要文化財) 。空海が山麓の天野社から地主神として勧請して高野山の鎮守としたものだそうで、1522年再建。

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2011.09.26

ごらんアウェー:鹿島2011

日暮里 12:32 (京成電鉄 3727) 13:41 京成成田
成田 14:04 (臨時 モハ208-2180) 15:01 鹿島サッカースタジアム

房総地区からボロ電車が一掃されたのが嬉しくもあり淋しくもあり。行き帰りとも鹿島サッカースタジアム駅まで直通という便利な臨時列車でしたが、利用者が集中するはずの帰りですら混雑にはほど遠いくらいの乗り具合。

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駅からスタジアムへの道すがらに大きな日よけが出来ており、その下には露店が少々。

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この日はメインスタジアムで観戦。鹿島の屋台巡りも少々食傷気味ですが、お約束というか条件反射みたいなもんで・・・

上の屋台は一番人気みたいで長蛇の列が出来ていたので早々に断念。

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で、こちらに並んだところ、途中でもつ煮は売り切れ(´・ω・`)

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で、あんまり人がいない屋台で買ったもつ煮(500円)がこれ。まぁそれでもハズレではないので良しとしましょう。

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メイン側には「五浦ハム」を見かけなかったので、代わりにこちらで串焼きベーコン(500円)を購入。

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ベーコンなんで当然といえば当然なんですが、脂が多くてイマイチ・・・

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震災で大損害を被ったカシマスタジアム。2Fの角を潰して照明を仮設置。

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でも取り付け位置が低いため、2Fで観戦しているとこの照明が非常に気になりました。やむを得ない話ではありますが。

    
鹿島サッカースタジアム 18:10 (臨時 モハ209-2154) 19:09 成田
京成成田 19:28 (京成電鉄 3051-6) 20:31 日暮里

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2011.09.25

【観戦記】11年第27節:鹿島 0-0 浦和

 試合内容は浦和の惨敗。浦和のチャンスは前半終了間際に小島がエリア内に飛び込んだ場面しかなかったのに対し、鹿島のチャンスは片手を優に上回っていました。しかし鹿島はそのチャンスを全く決められず。バーに当てたり、ゴールマウスにいるDFにぶち当てたりはまだしも、フリーなのに枠外シュート連発・・・この試合を勝てないからこそリーグ優勝争いとは無縁のポジションに留まっているのかと。

 残留争いにどっぷり嵌まり込んでしまった浦和にとってはまさに儲けものとしか言いようがない勝ち点1。運で手繰り寄せた勝ち点1と言い換えてもいいでしょう。宇賀神の負傷退場でスクランブル発進を余儀なくされた野田が奮闘していた他、要所要所で個々人が頑張ってはいましたが、組織体としては攻守ともにズタボロ。終盤は深い位置でボールを奪ってもただ遠くへ蹴り出すだけになってしまい、弱小チームがなりふり構わず勝ち点1を取りにいく姿そのものになってしまいました。

 もうこの期に及んで組織に劇的な改善なんて望めないでしょうから、見苦しかろうか、空回りであろうが、選手個々人が頑張って勝ち点1を積み上げるしかないんでしょうなぁ・・・もっともそれで勝ち点1を積み上げられるほどJ1は甘くなく、浦和は最後の最後まで死線を彷徨うことになるんでしょうけど。

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-----セル-----
原口---直輝---丸塩
---柏木--小島---
宇賀神-永田-摩周-峻希
-----加藤-----

14分:宇賀神→野田
HT:セル→デスポトビッチ
71分:直輝→梅崎

 この日のスタメンは清水戦に比べると遥かに納得性が高いもの。平川は清水戦で負った怪我が癒えなかったのか、宇賀神がスタメン入り。あとはナビスコ杯大宮戦がベース。

 ただナビスコ杯大宮戦と違って1トップのセルがあまり機能しなかったのは誤算。早い時間帯にくりかえしの反則でイエローをもらってしまったのが響いたのか、鹿島CBとの競り合いを避けてサイドに流れてしまうこともしばしば。これでは最前線の基点になりえません。

 しかも負けないことに重きを置いたためか、前目の選手のポジションチェンジも大宮戦ほど活発ではありませんでした。浦和は前半半ばから一応ボールを持てるようにはなったものの、まさにただ持っているだけ。鹿島はしっかり守備ブロックを作ってボールホルダーに対峙しながら、外へ外へと追い出せばいいだけなので楽チン。浦和の攻撃陣には高さがないのでサイドからクロスを入れられても全く問題ありませんし。

 一方の浦和はやや守備に重きを置き加減で試合に臨んでいるように見える割には何の安定感に感じられず。後ろから飛び出してくる選手に弱いのはもはやどうにもならず、縦のポジションチェンジで峻希の裏を2度破られ、うち一つ(大迫→アレックス→田代)は鹿島のビッグチャンスになってしまいました。しかし田代のシュートはゴールマウスのカバーに入った野田を直撃。

 また不運にも宇賀神が相手と交錯して痛んでいる間に遠藤にバー直撃のシュートを浴び、さらに横パスを受けようとした永田が転倒してあわやという場面もあり、いつ失点してもおかしくない場面の連続ながらなんとかスコアレスで折り返し。

 後半に入っても浦和の劣勢は変わらず。立ち上がりにCKから中田が際どい一発。さらに遠藤に代えて興梠が入り、大迫が左SHに回ってから浦和守備陣は一層混乱。ちょろちょろ動く興梠にスピラは手を焼き、後方から出てくる大迫を捕まえきれず。しかし、その大迫が外しまくるんですなぁ・・・

 とはいえ、鹿島が一方的に攻めている状況に変化はなく、なんだかんだ言っても結局鹿島が押し切ってしまうような感じでしたが、オリベイラは何を血迷ったのか大迫に代えてタルタを投入。これは浦和にとって勿怪の幸い。外しまくりとはいえかなり厄介だった大迫が去り、何の役にも立たないどころか、投入直後につまらないイエローをもらってしまうような選手が入ってくるとは!!

 鹿島の攻勢もこの失策で大失速。浦和守備陣はボールを奪っても遠くに蹴り出すしか能がない大惨事に陥ってしまいましたが、鹿島も鹿島でセカンドボールを拾い捲って波状攻撃を仕掛けるだけの力は残っておらず。

 ほうほうの体でなんとか勝ち点1を掴みはしましたが浦和は最後まで攻撃の形を作れず、この先勝ち点3が取れそうな感じが全くしないのは気がかり。前半は鹿島も結構ミスが多くて、そこから浦和がカウンターのチャンスを作りかかる場面もありましたが、攻守の切り替えのスピードで鹿島に劣っているためか、決定機どころかなかなかシュートにすら持ち込めず。前半終了間際にカウンターからセル→原口→小島とパスを繋いでの中央突破で小島がエリア内に飛び込んだのがこの日最初で最後の決定機になろうとは・・・

 セルがイマイチ機能していない上に、劇団鹿島の狡猾な演技に引っかかって退場に追い込まれる懸念があったためか、ペトロは後半頭からランコを投入。清水戦よりは多少マシかなとは思いましたが、ランコはボールを叩くのが精一杯でキープできず、しかもゴールへ向かう意欲・姿勢が全く見られないので相手にしてみればアンパイそのもの。相手CK時の守備くらいにしか役に立っておらず、穿った味方をすればランコ投入時に既に浦和は引き分け狙いだったのかも。

 前半早い時間に宇賀神負傷で野田を入れたため、後半の交代カードは1枚だけ。その1枚で清水戦でまずまずの出来だった梅崎を入れてはみましたが、下がったのはなんと直輝。直輝も今日みたいなペッカーでは活きようがなく、さほど良い出来には見えませんでした。しかし、負けない点に重きを置くなら、無理に仕掛けてボールを失いまくりなのに守備が緩慢な原口を下げるべきでしょう。もっとも原口はもはやペトロの御守りみたいな存在なんで、原口を下げるなんて発想は全くないんでしょうけど。

 選手個々人の頑張りは買えるが、チームとしては何の見所もない試合。ただただ勝ち点1を拾ったことだけが救いの試合でしたが、その後の試合で甲府が勝ったため、とうとう甲府と勝ち点2に迫られてしまいました。かなりの無理筋とはいえ監督交代という大博打を打って奇跡的に建て直しに成功しつつある甲府。何の光明もないのにズルズルと流され続けた浦和。その勢いの差はもはや明白です。

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---田代--大迫---
野沢--------遠藤
---青木--増田---
アレ-中田--岩政--西
-----曽ヶ端----

59分:遠藤→興梠
74分:西→新井場
81分:大迫→タルタ

今年の鹿島戦は2試合とも引き分け。もっとも2点リードを追いつかれるとか、山のようにあったチャンスを一つも決められないとか、往時にはまず考えられない鹿島の失態に2試合とも助けられたようなものですが・・・・

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2011.09.24

【閉店】たけまるラーメン@日暮里

 日暮里駅東口から尾久橋通りを渡って徒歩5分強。大通りからは少々奥に入った、商業地でもなく住宅地でもない、下町らしい商・工・住混然とした一角にあります。もともと「まんぞく屋 たけまる本店」という屋号でしたが、いつの間にか「たけまるラーメン」に改めてメニューも一新した模様。平日夜に往訪。先客2、後客ゼロ。

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 500円の「ラーメン」が売り物のようですが、あまり安すぎるメニューには手を出しづらく、「辛味噌ラーメン(750円)」を注文。他につけ麺も。

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 店内に手を加えた様子はありませんが、店の真ん中にある柱が通行の邪魔になるせいか、柱の向かいの座席を撤去していました。かなり横長のカウンターに6席と2人掛け・4人掛けのテーブルがひとつずつ。厨房内にはなんとスタッフが3人も。

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 従前同様円錐状の丼で出てきました。

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 一応ピリ辛に仕上がってはいますが、出汁のコクや旨みはあまり感じられず、味噌にこれといった面白みもなく、一本調子な味わい。極論すればカップ麺の辛味噌ラーメンにそっくり。

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 麺は若干細めの縮れ麺。つるつるとした食感。そしてコシもまずまず。

 具はばら肉チャーシュー、薄切りのメンマ、海苔。かまぼこみたいなのが一切れ。いずれも特段印象に残らず。底のほうからひき肉が出てきましたが、スープがスープなのでサルベージの意欲も半減。

 肉そばが売り物だった「まんぞく屋 たけまる本店」時代も肉はともかく、ベースとなる「そば」のクォリティーに疑問符がつきましたが、その傾向はメニューを変えてもなんら変わっていないような・・・ 500円なら納得できるくらいの出来かな・・・・

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2011.09.23

【都内徘徊】池上本門寺

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浦和J1残留のためには「もはや神仏にすがるほかあるまい」と考えたわけではありませんが、ふらふらと池上本門寺とその界隈まで出歩いてみました。

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 池上本門寺は日蓮上人入滅の霊場。

 「やたら今日は人が多いな」と思ったのですが、なんのことはない 、今日はお彼岸でした。お墓参りの習慣が全くなく、ご先祖には申し訳ない限り。

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 やたら太鼓の音が響く「日朝堂」。

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池上本門寺は第二次世界大戦時の空襲で大被害を受けたため古い建物はほとんど残っていませんが、五重塔は数少ない焼け残り。徳川秀忠の乳母である岡部局の発願により、1608年(慶長13年)に建立。

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門前町にはくず餅屋が目立ちました。

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蓮沼駅で停車中の東急7000系。東急の車両といえば飾り気の無い、実用本位のステンレス車というイメージが強いかと思いますが、その中では遊びが感じられます。城南地区に来る機会はそうそうなく、意外にも7000系を見たのはこれが初めてかも(^^?

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【閉店】麺匠 らーめん なかたに@志茂

 赤羽岩淵駅と志茂駅のほぼ中間。北本通沿い。日曜昼に往訪。先客1、後客ゼロ。

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 メニューは豚骨魚介ラーメン、豚骨魚介つけ麺、中華そばの3種類で券売機のボタンもその順。「豚骨魚介ラーメン(740円)」を注文。

 店内はL字型カウンター14席で割とゆったりとした造り。店主と女性アシスタントの2名で切り盛り。

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 外観で大方味が想像できる「またお前か」系。少しとろみがついたスープは動物系が強めの魚粉交じり。濃厚ではありますが、くどくなる手前でまとめています。

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 カネジン食品の麺箱が見えましたが、麺は心持ち細め。それはともかく、ぶつぶつ、ごわごわした食感で、スープとの相性は良いとは言いがたいような・・・ 麺の量は150gと多いわけではありませんが、その麺の量に比べてスープが少なくて食べづらい感も。

 具は丸いばら肉チャーシュー、ナルト、メンマ、海苔、刻みネギ。

 麺に疑問符が付くくらいで、全体としては特段悪い内容ではないと思いますが、わざわざ行くほどのこともないかと。

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【展望】11年第27節鹿島戦

・結果はわずか1点差とはいえ内容的には惨敗に等しかった清水戦。その惨敗を招いたのは監督の謎のスタメン&選手交代が主因なのは明々白々。ナビスコ大宮戦で掴みかかった良い流れを自らぶち壊して、チームは崩壊。

・柏木を筆頭に選手たちはなんとか建て直そうとしてはいるようですが、チームに寄って立つべき方針はありません。「スタイルへの拘りを捨てて、なりふり構わず勝ち点を取れ!」なんて言うは易し、行うは難しの典型。

・浦和が抱えているのは、特定のスタイルに拘っているから勝てないという高尚な問題ではなく、単にサッカーの体をなしていないという非常に低次元な問題。なりふり構わず守ろうとしても、どう守るのかが選手間で共有化されていないとどうにもならんでしょうなぁ・・・そしてその意識付けが監督の仕事のはずですが、ペトロは「一対一で負けるな!」と吼えるしか能が無いみたいな・・・

・鹿島、G大阪と攻撃時にはポジションが流動的になる相手が続きますが、浦和はこれまでのようにマンツーマンで守っていると、CBなりSBなりがつり出された裏のスペースをいいように使われてズタボロになるのが目に見えているような・・・

・というわけで、浦和の残留は自力では如何ともしがたく、下位3チームが負けまくることに期待したほうが現実的でしょうな、ハイ。

・浦和の数少ない好材料は、イエロー累積で自爆装置が封印されたことくらい。

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<前節:鹿島 1-1 名古屋>

---興梠--田代---
野沢--------遠藤
---青木--増田---
アレ-中田--岩政--西
-----曽ヶ端----

得点:77分 増田

76分:遠藤→柴崎
80分:興梠→タルタ
89分:西→本山

・小笠原はベンチ入りしたものの出場せず。大迫がU-22で不在。フェリペ・ガブリエルは故障中。

・伊野波が移籍した後のCBは補強せずに中田が代行。

・鳴り物入りだったカルロンがまさかの大不発に終わり、その後釜に取ったタルタも途中出場どまり。鹿島の外国人補強も年々しょぼくなっているような・・・

<前回:浦和 2-2 鹿島>

---大迫--興梠---
遠藤--------野沢
---青木--増田---
アレ-伊野波--岩政-西
-----曽ヶ端----

得点:13分 西、62分 増田

58分 遠藤→本田拓
78分 大迫勇也→カルロン
90+2分 本田拓→新井場

 鹿島が2点リードを追いつかれるという、一昔前なら考えられない大失態。

 一方の浦和は高崎&マゾーラのスーパーゴールで同点に追いつきましたがただそれだけで、試合内容に見るべきものなし。しかも高崎やマゾーラはスーパーゴールが早々決まるわけが無く、それどころか共にこれが最初で最後の見せ場になってしまいました(苦笑)。

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2011.09.22

きび太郎@浅草(TX)

 つくばエクスプレス浅草駅から国際通りを北へ。国際通りを挟んで浅草ビューホテルの真向かい。日曜昼に往訪。先客3、後客3。

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 基本と思しき「醤油らーめん」と迷いましたが、「浅草ブラック(730円)」を注文。券売機のボタンを見ると「豪快醤油」「冷やし」「濃厚豚骨つけ麺」等々、いかにも売り上げを確保するために品揃えを増やしたみたいな感じ。

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 店内は厨房に沿って屈曲したカウンターが10席くらいと、壁に向かって設置されたカウンターが6席。間口が狭くて奥行きが深い割には無駄なスペースが多いのが気になります。またスタッフは二人だけで、一人は専ら接客役。店の規模とメニューの数からすれば実質的に一人で切り盛りするのはしんどいような・・・いつも空いているのでスタッフ減らした結果なのかな?

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 真っ黒なスープの見た目にぎょっとさせられますが、富山ブラックとは対照的に塩辛さはさほどなく、むしろかえしの甘さが目だちます。かえしは千葉醤油の特注とのこと。出汁は「醤油らーめん」と同じであれば「豚鶏野菜のスープにカツオ節、サバ節、煮干し」を加えたとのことで、実際そんな感じもしますが、かえしが支配的なので出汁を味わうなら「醤油らーめん」にすべきなんでしょう。

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 麺は縮れが強い並太平打ち麺。やや柔らかめなのが残念ですが、つるつるとした食感は悪くありません。スープの絡みも文句なし。

 チャーシューは簡単に崩れてしまうくらいしっかり煮込まれていて、しかも脂が少なく、肉質をしっかり味わえる優れもの。値段を考えると量も多め。但しやや煮込みすぎでスープよりしょっぱくなっているので、ご飯があったほうがいいかも。麺の量も多いとは言いがたいですし。

 他に白髪ネギ、メンマ、ほうれん草、ナルト、カイワレ大根。

 ラーメンの出来はかなり良いほうだと思いますが、観光客の来店が見込めないこの場所でそこそこの規模の店を出して、経営的にどうなんだろうという気が・・・

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ごらんアウェー:C大阪2011(4)~高野山(上)

ごらんアウェー:C大阪2011(3)から続く)

堺東 6:12 (南海 2038) 6:51 橋本

橋本 6:55 (南海 2352) 7:36 極楽橋

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早朝から南海高野線に乗って高野山へ。関西出身者ながらお恥ずかしいことに、今まで高野山に行ったことがありませんでした(キッパリ)。ちなみに高野線の終点極楽橋駅には「諸般の事情」で行ったことがあります(苦笑)。

朝早すぎで高野山行きの特急はまだ走っていないので、橋本でたった2両編成の電車に乗り換え。

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極楽橋 7:40 (高野山ケーブル)  7:45 高野山

終点極楽橋駅から、さらに高野山ケーブルに乗り換え。

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堺東から約1時間半で高野山駅到着。 といってもここは単に高野山中心部へ向かうバスの発着所に過ぎず、周りは何もありません。

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ひとまず向かったのは「奥の院」。

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高野山に立ち並ぶ寺院群の東端にある一の橋から中の橋を経て御廟橋まで、約2キロにわたる参道沿いに無数の石塔が立ち並んでいます。もっともバスで「奥の院前」まで進むと、中の橋の近くに出てしまいますが。

御廟橋を渡ると空海入定の地とされる奥の院で、弘法大師御廟があります。

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奥の院参道に沿って並ぶ無数の石塔の数は皇族から一介の庶民まで実に様々。中には企業が建てた石塔も見受けられましたが、こういう「企業丸抱え」的センスに違和感を持つのが今はフツーなのでは???

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戦国武将、さらには時代が下って江戸期の大名の墓所もたくさん! 上は織田信長墓所。日本史上における存在感の大きさひ比すれば随分と小ぶり。

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こちらは上杉謙信、景勝の霊屋。江戸初期頃の建造と推測され、重要文化財。謙信の名は1574年(天正2年)に上洛した時、高野山にも訪れ、その折に贈られた法名だそうで。

その前に謙信は自国経営上の争いごとに悩まされ、高野山で出家しようとしたんだよなぁ・・・

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奥の院から一の橋を経て、西へぷらぷら歩いて苅萱堂。苅萱道心・石道丸父子の悲話に由来するお堂。出家した苅萱道心とその子石道丸が庵を結んだところです。

悲話そのものは割愛しますが、要するに苅萱道心(加藤左衛門尉繁氏)が妾を取って、妻妾のややこしい関係に巻き込まれたのが悲話のもとなんで、なんだかなぁという気がしないでもなく・・・

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苅萱堂から少し南へ緩い坂を登ると金剛三昧院。

北条政子の発願により源頼朝菩提のために禅定院として1211年(建暦元年)創建。1219年(承久元年)、源実朝菩提のために禅定院を改築して金剛三昧院と改称。

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国宝の多宝塔。1223年(貞応2年)建立で、滋賀・大津市の石山寺塔に次ぎ日本で2番目に古い多宝塔です。

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2011.09.21

炙り@北千住

 北千住駅西口から徒歩5分くらい。駅前のアーケード街から北へ延びる「宿場町通り」を進んで、ミニストップのある角を左に曲がると「つけ麺」の幟が見えます。近隣に「つがい」あり。土曜日昼に往訪。先客2、後客が断続的に計10人くらいやってきて、なかなかの繁盛っぷり。

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 ラーメンもあるようですが、券売機でお勧めの「つけ麺(750円)」を注文。クーポン券でミニ丼をサービスしてもらいました。丼は鶏チャーシュー、高菜、ラー油のを3種類から選べるようでしたが、鶏チャーシューで。

 店内は奥行きがあって、かつ割りとゆったりと作られていて、L字型カウンターが10席強。厨房内にはスタッフが3人。

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 つけダレの外観は「またお前か」。店の能書きによると「とんこつ・鶏ガラをベースに特殊技法で約10時間煮込み、サバ節・かつお節をブレンド」とありますが、味わいはかなり動物系が強めで、かつやや甘め。くどく感じるにはいたっておらず、まずまず「美味しくいただける範囲内。化学調味料不使用が売り物のようですが、濃い味に仕上げてしまうと後味すっきりもなにもないような・・・ つけダレの中には薄くて丸い脂身の多いバラ肉と細切れ肉が少々。さらに刻みネギと細いメンマがちょっとだけ。

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 麺は緩い縮れ入り太麺で、堅さ・噛み応えは並ながらつるつる、もちもちした食感が気に入りました。つけダレの絡みも申し分なし。ただ250gしかないので、なにかちょっとつけないと物足りないかも。

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 おまけにつけてもらった鶏チャーシュー丼。丼自体にタレがかかっているわけではなく、しかも上にちょこんとワサビが乗っていますが、どうやって食べるのが正解なんでしょうか? つけダレを混ぜて食べるのかなぁ? 卓上の醤油ダレをかけるのかなぁ?

 特段変わったところはありませんが、それゆえに安心して食べられる一品です。

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ごらんアウェー:C大阪2011(3)~けはや座

ごらんアウェー:C大阪2011(2)から続く)

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當麻寺から駅へ戻る途中にある相撲の開祖・当麻蹴速の塚。

垂仁天皇が出雲国の野見宿禰を召し寄せて当麻蹴速と相撲の対戦させたところ、互いに蹴り合った後に、当麻蹴速が腰を踏み折られて死んでしまい、おまけに蹴速の土地は没収されて、勝者の野見宿禰の土地となったという日本書紀の記述が残っています。

当麻蹴速にとってなんともトホホな結末ですが、それ以前に現代の感覚では相撲で蹴りあいになるというのが理解不能で、「それはそもそも相撲なのか???」という疑念が・・・

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当麻蹴速の塚の近くに建つ「相撲館けはや座」。相撲の開祖・當麻蹶速を顕彰する目的で平成2年の5月にオープン。

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館内には本場所と同サイズの土俵があり、自由に上がることができます。また相撲に関する書籍類、番付や星取表、化粧回しなどの資料・パネルも展示されていますが、残念ながらあまりメンテナンスされていないようで・・・なんかバブル期に計画して、そのまま勢いあまって建ててしまって今日に至るみたいな・・・

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葛城市のマスコットキャラクター「蓮花ちゃん」。昔の女学生風のいでたちですが、巨大なリボンは何に由来するのか不明・・・

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浦和のニート一家と比べると圧倒的に仕事をこなしているようですが、着ぐるみはなんともつくりが甘いというか、原画とだいぶ違っているような・・・・

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2011.09.20

麺屋武蔵 武骨相伝@上野

 上野駅しのばず口から駅前の大きな交差点を渡ってすぐ。線路と線路に挟まれたような狭いガード下に店を構えています。平日夕方に往訪。先客6、後客6~7。

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 つけ麺専門店と思い込んでいたのですが、一応「らーめん」もあるにはありました。といっても券売機のボタンはつけ麺でびっしり。「中盛(800円)」を注文。食券を渡した後で、つけダレの種類を聞かれたので「黒」を注文。他に「赤」や「白」も。麺は並・中・大で50円ずつアップ。

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 店内は厨房に沿って屈曲したカウンターが15、6席くらい。厨房内にはスタッフが2,3人。武蔵の例にたがわず、何か作業をするたびに馬鹿声を上げています。

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 「黒」の名通り、真っ黒なつけダレ。公式サイトによると「ネギ・玉ネギ・コーヒー豆を250℃のオーブンで炭化させ、それをマー油と合わせ」とありますがマー油が支配的で、渋みのほうは言われてみればそうかな?といった程度。それよりもベースとなる豚骨が強めに出ていて、しかも今時のつけダレには珍しいことにトンコツ臭が漂いまくり。また魚粉など魚介系と合わせてもいますが、総じてかなりしょっぱいのが難。細いメンマがつけダレの中に入っていますが、その量が少ないうえに、どういうわけかメンマがつけダレ以上にしょっぱくて箸休めの役に立たないのは困ったもの。

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 麺は緩い縮れ入りの太麺。表面にわずかにざらつきを感じますが、堅くもなく柔らかくもなく、それでいてしっかりした噛み応えを感じるあたりは気に入りました。つけダレの絡みもいたって良好。麺の上にでかい豚肉が乗っていますが。これはつけダレに入れずにちびちび齧りながら賞味。薄味なのでこれが箸休めになるというのは何か倒錯しているような・・・

 スープ割りが美味かったのでスープのベースには何の問題もなく、ただそれをつけ麺に仕上げる過程で自分の好みから外れてしまった感じ。品揃え的にはおまけに過ぎない「らーめん」のほうが意外と美味いかもしれないというそこはかとない期待が・・・

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ごらんアウェー:清水2011

今回は久しぶりに東海道線の鈍行で西下。

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東京 6:34 (325M クハE230-8072) 8:39 沼津
沼津 8:43 (745M モハ210-5014) 9:37 静岡

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天気がよければ静岡市内を散策する予定でしたが、この日はあいにく強い雨が降ったり止んだりという不安定な天気で散策は断念。

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静岡鉄道新静岡駅が新装オープン間近だったのを確認できたのが、この日の最大の収穫だったかも。

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昼飯は静岡駅近くの「のっけ家」で「メガねぎとろ温泉玉子丼(1,050円)」を賞味。ねぎとろを含めて量的には申し分なく、コストパフォーマンス的にも悪くはありませんが、ご飯がイマイチでした・・・・ 近隣のサラリーマン向けの店という感じでしょうか。

静岡 11:31 (433M クモハ211-5013) 11:59 島田
島田 12:09 (759M クハ210-5037) 12:32 愛野

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エコパに着いたのはパルちゃんショーの真っ最中。「光GENJI」ならワシでも知っとる。

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なんかまた変なん来たで・・・

大雨も予想されたエコパですが、愛野駅の行きかえりは幸いにも晴れで蒸し暑いのなんの。もっとも試合内容は土砂降りでしたが(´・ω・`)

愛野 16:12 (826M モハ313-2508) 16:17 掛川
掛川 16:31 (こだま664号 726-741) 18:17 東京

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2011.09.19

天想伝 楽 GAKU@末広町

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 銀座線末広町駅から蔵前橋通りを西へ。もともと「一歩」のあったところ。平日夜に往訪。先客2、後客3。なんかKOEIの歴史シミュレーションゲームみたいな屋号。

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 看板には「らーめん つけ麺 油そば」と併記してありますが、店先の看板は油そば一色。そして券売機のボタンはつけ麺が先頭。らーめんは単なる品揃えの一環みたいな位置づけになっていますが、「醤油らーめん・普通盛(680円)」を注文。なお普通盛(150g)と中盛(200g)は同値段。つけ麺・油そばも同様ですが最低ロットは200gから100gずつアップ。

 店内は「一歩」時代と一緒かな? 厨房に沿ってL字型カウンターが12,3席くらい。スタッフは3人も。

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 大して混んでいるわけでもないのに配膳を間違え、他の客に一度サーブしてから当方へ。 どこにでもある風の少しとろみのついたスープは節系を中心とする魚介系が強めに出た豚骨魚介。魚粉はほとんど目立ちません。濃厚とまでは行きませんが、それが却って濃厚を売り物にする豚骨魚介スープにありがちなくどさを感じさせない出来でまとまっています。

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 麺は緩く縮れた並太。少々固めの仕上がりなのが災いしてか、スープに対して強すぎる印象。またところどころ玉になっていたのも気になりました。また麺の量に比べて丼が大きすぎるためか、食べ進むにつれてスープがやたら少ない印象を受けました。

 具はチャーシュー、メンマ、海苔、刻みネギと一通りのものは入っていますが、しょぼいのは値段相応。

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2011.09.18

【メモ】横浜M 1-1 G大阪

【メモ】横浜M1-1<br />
 G大阪
【メモ】横浜M1-1<br />
 G大阪
(前半)
序盤は鞠左サイドが炎上気味。脚がCKから大チャンスあり、さらにカウンターからイグノのシュートがポスト直撃ありと脚優勢。

鞠の攻撃は縦ポンで小野を走らせるカウンター主体。しかし先制したのは鞠。

左サイドからのクロスをアーリアがポスト→兵藤が決める。

先制した鞠は引き気味に構え、脚は相変わらす鞠の左サイド中心に攻めるものの、全部中央で跳ね返されて次第に攻め倦み。ラフィーニャは完封されている。

鞠はちまが飛び出しての一対一を決めたかった。

また縦に速い後半が詰まるとボールをキープしてサイド攻撃を仕掛けてくる。

(後半)
業を煮やした西野は両サイドハーフを一気に交代。

するとそれまで沈黙していた左サイドが活性化。左からのクロスをなぜかどフリーでいたラフィーニャがヘッドで叩きこんで脚同点。。ここから15分くらい脚が猛攻。アフォンソのシュートがポストを叩いたのは惜しかった。

鞠は守備が後手に回りまくってボールが取れず、これではしんどい。

鞠もフォワードを一気に交代したがこちらは全く効果なし。キムクナンはフォワードで機能した覚えがないが。

脚もイグノの足が覚束なくなったあたりで攻勢終了。
第三者的にも面白い試合だった。

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【観戦記】11年第26節:清水 1-0 浦和

前半途中から事実上一人少ない状態でやっているペッカーで、清水のサッカーに勝てるわけがない。この試合を煎じ詰めればそういうことかと。

ペトロは試合後に

相手の清水エスパルスは、自分の頭の中では、1本か2本くらいしかチャンスがなかったと思います。ただそれが失点に繋がってしまい、逆に私たちは、たくさんチャンスを作りながら点が取れませんでした。

とコメントしていますが、たぶん別の試合を見ていたんでしょうなぁ・・・ 保身のために嘘をついても良いけど、もうちょっと説得力のある嘘をつけっちゅーねん。1本か2本くらいしかチャンスがなかったのはどう見ても浦和(笑) 前半を中心にたくさんチャンスを作っていたのは清水で、試合内容は1-0以上の差がありました。この試合内容で浦和が勝ち点1を得るには相当の強運が必要だったような(苦笑)

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 噂どおりエコパのピッチはボロボロ。序盤は共にボールコントロールに苦しみ、あちこちでつまらないパスミス、トラップミスが頻発。これじゃとてもとても良質のフットボールなんて望むほうが無理というものですが、それでも清水が曲がりなりにもボールを繋ぎながら攻撃を仕掛けてきたのに対し、浦和は徹頭徹尾CFなりSHなりへ放り込んでの1対1での仕掛け中心、すなわち「ペッカー」全開の攻撃。

 ピッチ状態が劣悪なので、無理に繋ごうとせずにペッカーで万に一つの勝利を掴み取るのもあながち間違いではありませんが、肝心のCF=マゾーラの出来がお話になりませんでした。清水も大量失点が多いことに象徴されるように致命傷になりかねないパスミスが結構あり、それをマルシオらがカットして浦和もチャンスを作ってはいましたが、マゾーラが対峙するDFとの1対1で全く勝てず。もう「慌てて飛び込まず、かつ左足だけケアしていれば大丈夫」と相手に見切られまくっているみたいな・・・ 

 そうこうしているうちに前半も終わらないうちにマゾーラは電池切れ。カウンターのチャンスで相手CB2人が絞って来る中を突破ができればビッグチャンスというところで焦って転倒。しかも家本主審の心象を早々と害していたのかシミュレーションでイエローをもらう始末。

 その後マゾーラは消えたも同然。しかもこともあろうに仲間にも見捨てられたようで、前半の終わりころにはカウンターのチャンスを得てマルシオや柏木が前を向いてもマゾーラにはボールを出さず。味方の上がりを待ってしまって、それがゆえにチャンスを生かしきれないことも。

 一方の清水は前半半ば過ぎから荒れたピッチにも慣れて両サイドからチャンスメーク。浦和は永田の出来が不安定で、CF鍋田を背負ってのプレーでイージーミスを犯し、加藤のお世話に。また永田が釣りだされた裏をユングべリ→辻尾に突かれて浦和右サイドを完璧に崩され、大前&ヨンと立て続けに決定機を作られてしまいました。

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 前半0-0で終えたのはラッキーとしか思えない、加藤様々の試合内容。従ってペトロはいつものように後半頭から選手交代を仕掛けてくる=自爆装置マゾーラの撤去=ものと思っていたのですが、どういうわけかこの日に限ってペトロは不動の構え。

 しかも悪運だけが強いと思われていたペトロの命脈も尽きようとする中、神もペトロを見放したのか、ペッカーシステムの制約下で守備だけは大過なくやってのける平川が小破(?)。代わりに宇賀神を左SBに送り込みましたが、今年序盤でペッカーに対応しきれずに左サイドに穴を開けまくった宇賀神の破壊力は健在。いとも簡単に辻尾相手に裏を取られ、とうとう大前に先制を許してしまいました。

 こうなるとそれまで決定機らしい決定機なんてなかった浦和に勝ち目はありません。先制されてから遅まきながら梅崎を投入するも撤去するのは自爆装置ではなく、なんと特段落ち度もない小島・・・ あのー、ナビスコ杯大宮戦で魅せてくれた小島の展開力とか、そういうのは一切無視なんでしょうか(苦笑)

 梅崎は左SHに入ってセルがFWに上がり、柏木がボランチに下がって4-2-2-2にシフトするも、やっていることは所詮ペッカー。最後の一手は啓太→ランコでしたが、ランコはボールキープもできず、シュートも撃てず、これなら代えないほうがマシといった惨状。

 清水の守備ブロックも強固とは言いがたく、なぜか浦和左サイドをがら空きにしてしまう場面が目立ちましたが、浦和は浦和でそんな清水守備陣を崩しきれず、宇賀神なり梅崎なりが遠目からシュートを放つのが精一杯。CKからの流れでセル→梅崎のシュートに力がなかったのが一番マシかなぁ・・・・

 結果は最小得失点差に収まりましたが、浦和の決定機は皆無に等しく、試合内容的には清水の順当勝ち。まともな監督に率いられているチームと、監督と呼ぶに値しない単なる情熱家の率いるチームの差を如実に示したような試合でした。

20110917020

-----マゾ-----
セル---柏木---丸塩
---小島--啓太---
平川-永田--摩周-峻希
-----加藤-----

58分:平川→宇賀神
67分:小島→梅崎
72分:啓太→デスポトビッチ

ナビスコ杯大宮戦で掴みかかった良い流れを自ら手放してしまったかのような布陣&選手交代。大宮戦の布陣、戦いぶり、そして選手交代がこれまでと一変していたので、GM交代に伴ってペトロは実権を失ったのでは?と勘ぐりましたが、それは全くの妄想でした。ペッカーも健在。「納涼アタッカー祭り」も健在。

繰り返しになりますが、荒れたピッチでボールを繋ぐことを諦めてペッカーに徹するのは間違いとはいいきれません。しかし、ペッカーの命運を託したマゾーラの出来がお話にならないのが明らかになったにも関わらず、大宮戦でそれなりに機能したセルの1トップに切り替えなかったのは実に不可解。絶望的な戦局だった前半を運よく0-0で凌いだだけなのに選手交代が後手に回っただけではなく、その後も選手交代も大宮戦の良い流れを全く生かせず。

その後の試合で16位甲府が勝ったため、勝ち点差は4に縮まってしまいました。底を打ったかと思われたチーム状態も、清水戦の惨敗で再び底割れ。二番底だか、三番底だか判りませんが・・・ そして残り試合は前半戦勝てなかった相手がずらずらっと並び、いよいよ降格が現実味を帯びてまいりました。これまでクラブが繰り返してきた愚行の数々を考えれば降格は必然とまで言いませんが、十二分にありうること。

その結果を淡々と受け入れる覚悟はとっくに出来ています。

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高木---鍋田---大前
--アレ----ユン--
-----ヨン-----
太田-ボス--岩下-辻尾
-----海人-----

得点:63分 大前

55分:高木→枝村(ユングべりが左WGへ、枝村が右IH)
65分:ボスナー→平岡(小破?)
76分:ユングベリ→永井

ユングべリがついにスタメンで出場。しかし残念ながら本調子にはほど遠く、それどころかミスが非常に多くて少々期待はずれ。むしろ後方から鋭いシュートを2本放ったヨン・ア・ピンのほうが目立ちました。

 

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2011.09.17

【移転】あたりや食堂@秋葉原

 秋葉原駅南交差点を渡り、山手線沿いの歩道橋で神田川を越えて、東入る。平日夕方に往訪。先客8、後客1。宮崎・都城の老舗が東京に出した店とのこと。

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 基本メニューは「雷々麺」と「ラーメン」だけに絞り込んでいて、「雷々麺(700円)」を注文。後払い制。夕方は若干つまみ類も出しているようで、宮崎出身者の集いと思しき先客は早々と宴会モード入り。

 店内は厨房沿いにL字型カウンター6席と、さらに店奥にカウンターが5~6席。さらに入り口傍に4人掛けテーブル1卓。厨房内にいらっしゃるのは若夫婦でしょうか?

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 ばっと見はマーボー丼か何かにしか見えません・・・・

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 麺は餡の中深くに埋もれています。太目のストレート麺ですが、かなり柔らかめの茹で上がり。ただ弾力性もかなりあるので柔麺にしてはぶよぶよ感はなく、うどんを通り越して餅に近いような気さえします。

 餡はひき肉主体で、他にさつま揚げ。全体にピリ辛に仕上げており、かつにんにくでアクセントを加えています。見た目ほどには味が濃いわけではなく、しつこくもありませんが、野菜がほとんどない(玉ねぎやニラがわずかに認められる程度)ので終盤単調になるのは否めません。餡を少々残してご飯を投入するのも面白そうですが、麺の量もそれなりにあるので量的にはご飯無しで問題なし。胃もたれ感がない分、水戸の冷しスタミナより個人的には好み。

 もっとも麺に好き嫌いが分かれそうなので、「雷々丼」のほうが良いという人がいても特段不思議はないかと。

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2011.09.16

【展望】11年第26節清水戦

・危うい均衡の上に成り立っていたとはいえ、山形戦からは見違えるような内容だったナビスコ大宮戦。結果はともかく、良い試合内容が続けば非常に遅まきながら先々明るい見通しが開けそうなものですが、運が悪いことにU-22代表合宿で原口・直輝・濱田の3名が清水戦を欠場。

・今年のチームで欠くべからざる存在となった原口と、ポジションに流動性をもたらす上で必要不可欠な直輝を欠くこの一戦で、浦和のスタメンを予想するのはたやすくありません。

・もっともありうる事態は、ペトロが先の大宮戦をあたかもなかったかのように山形戦と同じような面子を並べてくること。

-----蘭子-----
梅崎---丸塩---セル
---柏木--啓太---
平川-永田--摩周-峻希
-----加藤-----

なんてのがもっともありうるパターン。左SHは自爆措置をセットするやもしれません。達也が故障したため、セルを1トップに据えたくても2列目の人材が足りない嫌いはありますが・・・

・前節スタメンで十分やってゆけることを実証した小島が清水戦でも起用されるかどうかも重要なポイント。ここで何事もなかったかのように啓太が復帰するようなら、GM更迭はペトロに対して何の影響もなかったことを意味するんでしょうなぁ、たぶん。そして山形戦同様、停滞感満点の試合になるんでしょうなぁ・・・

・清水の状態も決して良いわけではなく、リーグ戦は足元3分1敗。もっとも浦和と違って、少々負けが混んでも監督の求心力は全くと言っていいくらい失われておらず、しかもフロントも夏の移籍期間に積極的に補強に動いて監督をバックアップ。

・今年はいくらなんでも選手が入れ替わりすぎで、清水、いやゴトビ監督の真価が問われるのは来年なんでしょうなぁ・・・

----------------------------------------

<前節(ナ杯):清水 2-1 新潟>

高木---鍋田---大前
--アレ---山本真--
-----ヨン-----
太田-岩下--平岡-村松
-----海人-----

得点:16分 大前、74分 アレックス

HT:村松→辻尾
62分:山本真→ユングべり
82分:鍋田→杉山

・小野、ボスナーを温存。

・故障の高原に代えて今季ほとんど試合に出ていない鍋田(ユース出身2年目)を起用したところまずまずだった模様。

・夏の移籍期間に懸案だったアンカーにヨン・ア・ピンを補強。さらにJリーグでは今時珍しくなったビッグネーム、ユングベリを獲得。

・枝村、小林大、伊藤といったところは故障中。

<前回:浦和 1-3 清水>

高木---高原---大前
--アレ----小野--
-----平岡-----
太田-ボスナ--岩下-辻尾
-----碓井-----

得点:24分 ボスナー、64分 高原、86分 ボスナー

HT:小野→枝村
58分:高木→小林
77分:高原→永井

 負傷したわけでもなく、致命的なミスを犯しまくったわけでもなく、守備網が破綻しているわけでもないのに、34分でCBを交代。前回清水戦惨敗の主因はこの自爆に尽きます。しかもこの自爆テロでも飽き足らないペトロは60分に早々と自爆装置をセット。完全に攻守のバランスが崩れた浦和は案の定清水のカウンターを食らって致命的な2点目を献上。

 カウンターから梅崎が1点返し、スタジアムは俄然盛り上がりましたが、さほど時間をおかずにボスナーに再びFKをぶちこまれて文字通りジ・エンド。

 この時点でペトロに監督の才能がないのは明々白々だったかと思いますが、その後延々と命をながられることになるとは世の中判りませんなぁ(苦笑)

 ちなみにボスナーはこの試合以降リーグ戦では全く点を取っていないんですが・・・・

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雲林坊@九段下

 東西線九段下駅7番出口すぐの九段北1丁目交差点で目白通りを渡って東へ1ブロック進んだ角。平日夕に往訪。先客ゼロ、後客2。

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 担々麺と麻婆豆腐の専門店で、汁ありと迷いましたが、汁ありは苦手の細麺タイプのようなので「汁なし担々麺(800円)」を注文。

 店内はコの字型カウンター10席くらいと小ぶりですが、厨房内にはスタッフが3人。椅子が少々高めなのが個人的には困り者。

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 楕円形の浅い丼を斜めにすぱっと斬ったような変わった皿で登場。ひき肉とナッツがどっさり。

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 麺は全粒粉麺とのことですが、やや太目の緩い縮れ麺でわずかにもっちりしたような噛み応え。

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 担々麺としては拍子抜けするくらいに辛くなく、ナッツや花椒が効いているのを除けば見た目的にも味わい的にも油そばのような感じがします。これはこれで悪くは無いのですが、正直タレは濃すぎ。味が濃すぎて終盤は飽きてしまい、水を飲みながらなんとか完食。

 ライスのおかずならいいと思うのですが、この店はライス有料でライス付きだとコストパフォーマンス的にお話になりません。

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ごらんアウェー:C大阪2011(2)~當麻寺

ごらんアウェー:C大阪2011(1)から続く)

八木西口 12:51 (近鉄 8587) 12:56 橿原神宮前

橿原神宮前 13:08 (近鉄 6076) 13:27 当麻寺

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二上山東麓に広がり、当麻曼荼羅を安置する寺として有名な當麻寺。

近鉄南大阪線「当麻寺」駅から西へ徒歩15分くらい。本堂が国宝に指定されている古刹ですが、「門前市をなす」と呼ぶにはちょっと淋しい門前。おまけに仁王門は工事中で、なんとも気勢が上がらず。

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当麻曼荼羅は、中将姫という女性が蓮の糸を用いて一夜で織り上げたという伝説があります。

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もっとも中将姫を現代風にデフォルメするとこんな感じになってしまうわけで・・・なおツムラのロングセラー「中将湯」の名は中将姫に由来。

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金堂(重要文化財)。国宝「弥勒仏坐像」を本尊とする本来の當麻寺の中心ですが、中世以降、當麻寺の信仰の中心は当麻曼荼羅を安置する本堂(曼荼羅堂)に移っています。現在の建物は鎌倉時代の再建。

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講堂(重要文化財)。こちらも鎌倉時代の再建。

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本堂(曼荼羅堂)(国宝)。平安時代の建築ながら、奈良時代の建物の部材も一部転用。内部には当麻曼荼羅を懸けるための巨大な厨子を安置。

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中乃坊越しに東塔。

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本堂の西南には西塔。

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東塔・西塔(国宝)とも三重塔で、東塔は奈良時代末期、西塔は奈良時代末~平安時代初の創建。近世以前の東西両塔が現存する日本唯一の例としてきわめて貴重。

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2011.09.15

【閉店】天雷軒@神保町

 神保町駅A5出口から靖国通りを東へ。マクドのある角を鋭角に曲がって錦華通りに入ってすぐ。先客4、後客ゼロ。

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 靖国通りに立て看板が出ていました。学生の街に相応しく、価格を500円に抑えた「琥珀醤油拉麺」が売り物。他に味噌や牛骨もあり、牛骨はやはり500円ですが、味噌になると一気に800円に跳ね上がるバランスを欠いた価格設定に疑問符。500円メニューだとちょっと寂しいかもと思い、券売機で「琥珀味玉(600円)」を注文。

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 店内は思いのほか奥行きがあり、入り口側にL字型カウンター8席ほどと奥にI字型カウンター6席。椅子がちょっと高めで難儀。スタッフは2名。

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 段々にくびれた丼で登場。

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 琥珀の名に違わない淡い黄金色のスープですが、ベースは正直良く判らず。東日本橋店と同じであれば魚介系なんでしょうが、味といい、香りといい表面の油や揚げネギが強く出てしまってベースを台無しにしているような・・・ もっともかえしも控えめで食べやすい範囲に収まってはいますが。

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 麺は細めの縮れ麺。口当たりはつるつるしていますが、そこはかとなく漂う安っぽさはどこから来るのか・・・

 他に極薄のチャーシューと水菜、刻みネギ、糸唐辛子。味玉は限りなくただのゆで卵で、100円無駄にしたような・・・・

 総じて500円にしてはよくやっているともいえ、500円なりともいえ・・・・

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【観戦記】11年ナ杯2回戦第1戦:浦和 2-0 大宮

・クソに蛆が沸いたみたいな、もはや玉蹴りですらなくなってしまった山形戦からわずか中2日ですから、何の期待もせず、最期を看取るような気持ちで埼玉スタジアムへ向かいました。ところがそのわずか2日の間に何があったのか、ピッチで繰り広げられたのは紛れも無く「ペッカー」ではなく「サッカー」でした。埼玉スタジアムでは失われて久しいサッカーの面白さ、サッカーの魅力を少し取り戻したかのような試合。選手達が相互に連動しながらボールを動かしてゴールに向かう。ああ、サッカーって面白い!!!

・ミスが非常に多くて前半を中心に大宮に何度も決定機を与えていましたから、結果は真逆の0-2の敗戦になっていても特段不思議はないように思いましたが、もはや勝ち負けなんてどうでもよくなったナビスコ杯ですから、(スポンサーのナビスコには申し訳ないながら)結果より内容が大事。原口と直輝が抜ける清水戦でこの内容が続くのかという点では大きな疑問符がつくものの、浦和の将来に一筋の光明を見出した感のある試合でもありました。

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・J's Goalの選手コメントが奮っています。

柏木「流動的にやらないと勝てない、点が入らないと思っていたので昨日や試合前に話していた。今日は久しぶりにサッカーをしたという感じがある」

柏木「マルシオにも今日は流動的にやってくれと言ったし、マルシオは自由にやってこそ良さが出るので自由にさせてあげる環境をもう少し後ろで作ってあげられたらもっといい攻撃ができる。」

セル「マルシオも斜めに走って、元気も走って、僕と直輝も2人して裏に抜けるとか、今までなかったプレーが今日はどんどん出せた。あれだけ前が動けば後ろも楽になると思うし、動いたあとのプレッシャーとかもやれた。」

直輝「「今日は流動的にやろうと言ってやっていた。動いた方がやりやすい。」

直輝「後半は少しずつペースができて、左からマルシオが入って峻希が上がるというのもできていたし、ああいうシーンがもっとできるように流動的にできればいい」

・キーワードはいずれも「流動的」ないし「動く」。もう柏木のコメントなんて自分のポジションにいたずらに拘る「ペッカー」を全否定ですね、どうみても。「久しぶりにサッカーをした」って選手もそう思っていたとは(笑)

・大胆なスタメン変更、一変した試合内容、そしてそれなりに理にかなった選手交代を見ると、GM更迭によってペトロビッチ監督が今季一杯指揮を取ること自体は容認されたものの、それはあくまでも形の上だけであって実権は取り上げられているような気がしないでもありません。

山道「今季一杯監督へのサポートを約束する。但しペッカーは禁止な!」 

ぺ「・・・・・・」

直輝・小島・マルシオ・柏木・峻希「!!!!」

みたいな(笑)

・もっともその場合誰が実権を持っているのかという問題が浮上しますが。

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-----セル-----
原口---直輝---丸塩
---柏木--小島---
平川-永田--摩周-峻希
-----加藤-----

得点:52分 マルシオ(PK)、65分 原口

69分:セル→ランコ
71分:平川→宇賀神
81分:直輝→梅崎

・この試合で驚いたのはスタメン。山形戦お休みの峻希やスピラが戻ってきたのはともかく、ボランチの一角に小島、トップ下に直輝、そして1トップにはなんとセルを起用。代わりに山形戦で何の役にも立たなかった高崎は一気にベンチ外。なんか「サカつくならこうする!」みたいなスタメンがいきなり実現してびっくり!

・で、1トップに抜擢されたセルの出来自体はまずまず。最前線でのボールキープはできるし、相手の裏を狙うような動きもしていました。ただ如何せんこの面子で練習したことが無いせいか、セルへ出すボール、セルが出すボールがミスになってしまう場面が非常に目立ちました。もともとセル自体、他の選手との連動性を欠く特性(?)があるような気も。そういう目を瞑らざるを得ない要素が多々あるにも関わらず、選手たちはよくやったと思います。前半の浦和は守備も非常に積極的でDFラインを押し上げて高い位置でボールを奪えていましたし。

・しかし、前半の浦和はミスが多いのが災いして、積極的に動いている割にはチャンスが少なく、前半の終わりごろにカウンターのチャンスがあったくらい(セルがなぜかクロスを選択・・・)。一方の大宮は基本的にラファエルへの縦パスを多用してのカウンター狙い。負けないことを優先とした試合運びのように見えました。そして試合は大宮の狙い通りに進んだどころか、むしろ前半は大宮のほうがチャンスが多かったくらい。ピンパォンがGK加藤との1対1を決めていればそのまま大宮が勝って終わっても特段不思議ではありませんでした。

・ただ悲しいことに、そんなに悪い展開でもなかったのに致命的なミスを犯して試合をパーにしてしまうのが今の大宮。片岡が大宮左サイドへ出した横パスをマルシオにカットされ、浦和の人数をかけたカウンターを食らって最後はエリア内で杉山がセルを後ろから倒してPK与。マルシオがきっちり決めて浦和先制。

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・浦和は中2日、大宮は中3日と日程的に浦和は分が悪く、かつ前半浦和は完全にオーバーペースだっただけに、PKとはいえ後半早い時間帯に先制できたのは幸い。さらに小島の縦ポンでDFライン裏に抜け出た原口が追加点。この場面ではセルが原口と連動して相手を迷わせるような動きをしていました。

・先制された大宮は一転して人数をかけて攻めてきましたが、全くと言っていいほど決定機を作れず、結局途中投入された石原が渡邉のパスを受けてダイレクトで際どいシュートを放ったくらいかな? 浦和は後半半ばから足が止まってDFラインを押し上げられなくなってしまいましたが、深めの位置でそれなりにコンパクトな陣形を維持して粘り強く守っていました。少なくとも自陣がスカスカになって、勝っているのに相手と殴り合いになるような愚は犯さず。この辺もペトロらしくありません(苦笑)

・この試合で非常に残念だったのは疲労困憊のセルに代わって投入されたランコの出来がお話にならなかったこと。ハイボールが苦手なのは仕様なので仕方ありませんが、フラフラのセルよりも運動量がないのは致命的。焦りがあるのか、つまらないオフサイドに引っかかることもあって、これじゃまるで「デスポトビッツァ」ですな。

・またイエローカードをもらった直輝に代わって久しぶりに出場機会を得た梅崎も動きが良いとは言えず、またそれ以上に試合感のなさを露呈して周囲との連動性を欠いていました。

・一方、スタメン抜擢の小島の出来は秀逸。終始柏木が前、小島が後ろっぽい位置関係でしたが、相手の攻撃の芽を摘む本来の仕事をこなしつつ、要所要所で攻撃の基点となる縦パスを供給。惨敗したC大阪戦でも小島が唯一の救いといっていいくらいの出来でした。その小島を次節スタメンで起用するかどうかで、ペトロビッチの立場なり実権なりがはっきりと判るような気がします。

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---ラファ--ピン---
渡邉---------東
---上田--青木---
金--片岡--深谷-杉山
-----江角-----

25分:金 英權→村上(負傷交代)
66分:ピンパォン→石原
75分:杉山→金久保

・そんなに悪い試合ではなかったのに凡ミスで先制され、その後は攻めている割には決定機が作れず、そうこうしているうちに2点目を取られてしまうって、前節G大阪戦とまるっきり同じ展開。

・G大阪戦からGK北野→江角、右SB村上→杉山、FW石原→ピンパォンとそれなりにメンバーを入れ替えてきましたが、特段問題が無かったのは江角だけかな?

・東はあんまり周囲とかみ合っているようには見受けられず。五輪代表の2列目は清武が別格。さらに原口・直輝と浦和勢が台頭していますから、五輪代表ではポジションを失ってしまうかも。

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2011.09.14

【メモ】浦和2-0 大宮

【メモ】浦和2-0<br />
 大宮
(スタメン)

浦和は前節から大きく変更。直輝、セルに加え小島を起用。ランコはベンチスタートで高崎はなんとベンチ外。啓太もベンチ。

大宮も江角、杉山と前節から一部入れ替え。

(前半)
メンバーを一新した効果なのか、試合内容は山形戦より格段にマシ。積極的にラインを押し上げて高い位置でボールを奪うところまでは悪くない。

但しこの面子で練習していないためか、攻撃時のパスミスが多い。

特に誰とも噛み合わないセルは受け手としても出し手としても機能せず。終了間際の絶好機にはパスを選択してパー。

また明らかに飛ばし気味なので後半はしんどいか。

大宮はブロックを作って守ってラファエルへの縦ポン中心のカウンター狙い。負けないことを優先した戦い方で決定機も大宮のほうが多い。

ただ大宮の右サイドはザル臭いので浦和は狙い目。

(後半)
大宮の最終ラインのミスを突いてPK獲得→マルシオが決めて先制。

さらに縦ポンで裏に抜け出した原口が追加点。

大宮は先制されてから人数をかけて攻めだしたが、粘り強く守る浦和を崩しきれず。

ペトロは疲労困憊のセル→ランコ、ベテランの平川→宇賀神、イエローをもらった直輝→梅崎とそれなりに理にかなった交代。

ただランコの出来はさっぱり。

チャンスが少ないのは残念だが、今年の浦和でサッカーらしいサッカーをひさしぶりに見た気がする。

小島はスタメン抜擢でいいくらいの出来だろう。

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【展望】11年ナ杯2回戦第1戦大宮戦

・何の見どころもないどころか、何の希望も見出せないままむざむざと敗れ去った山形戦。もはや浦和の最大かつ唯一の目標はJ1残留。ナビスコ杯の勝ち負けなんてもはやどうでも良くなりました。

・従って本日のナビスコ杯大宮戦では、土曜の清水戦を睨んでどこまで主力選手を休ませられるかがポイントになるでしょう。代表組で山形戦にも出場した原口・柏木・ランコはもちろんスタメンから除外。原口は出ずっぱりですからベンチ外でもいいくらい。ベテランの平川や啓太、休みなく出ている永田もお休みで差支えないかと。

・もちろんどこまで手を抜けるかは悪名高い「ベストメンバー規定」との兼ね合いになります。

・ただ肝心の指揮官(といっても何の指揮をしているのか、よく判りませんが・・・・)が

「今はヤマザキナビスコカップ、天皇杯、残りのリーグ9試合に集中して全力を尽くす。そしてその後になって、次の年のことをしっかりプランニングします」

なんて寝ぼけたことをのたまわっていますから、いつもの面子で漫然と試合に臨み。いつものようにむざむざと敗れ去る可能性も大。負傷した達也に代わって直輝、前節お休みのスピラと峻希がスタメンに戻って宇賀神、暢久がアウト、そして高崎に代えてランコ。そんな感じでしょうなぁ・・・・

・大宮も浦和と同じくナビスコ杯に拘っている状況ではありませんから、共にJ1残留のためには「変に力を入れてうっかり勝ってしまったほうが負け」なのかも・・・・

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<前節:G大阪 2-0 大宮>

---ラファ--石原---
渡邉---------東
---金澤--青木---
金--片岡--深谷-村上
-----北野-----

78分:金澤→橋本
80分:キム・ヨングン→杉山
83分:石原→ピンパウォン

・イ・チョンスが故障。またせっかく獲得したピンパウォンも小破しているようで、途中からわずか10分程度の出場。

・そんなに悪い試合ではありませんでしたが、ボールは支配するものの攻撃の形を作れないでいるうちに、金澤のミスで前半終了間際に失点。

・後半もガンバの狙い通りにカウンターを食らって致命的な2点目を取られ、そんなに悪い試合ではないとはいえ点差以上の完敗といった印象。

・ただ順位こそ浦和より下にいますが、浦和と違ってやっていることはサッカーの体をなしているんですなぁ、羨ましいことに。

<前回:大宮 2-2 浦和>

---ラファ--李----
藤本---------東
---上田--青木---
坪内-金---深谷-渡部
-----北野-----

得点:37分 ラファエル、53分 深谷

75分:藤本→渡邉
80分:東→石原
84分:ラファエル→金久保

 ラッキーなPKと原口の執念のゴールで2点のビハインドを跳ね返し、ダービーらしい気持ちの入った興業的には見ごたえのある試合でしたが内容は甚だお粗末。浦和は降格へ向けての地歩をしっかりと固めつつある。またしてもそう確信せざるを得ないお先真っ暗な試合でした。

 この試合は暢久の出来が壊滅的で、いたるところでマークがずれまくって2失点。強引な攻めの連続で結果的にはドローになりましたが、逆に大宮に決定的な3点目を取られてしまいかねない大ピンチも数多あり。その後一時的に守備が安定した時期もありましたが、結局のところチーム状態はこの頃に戻ってしまったようです。

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2011.09.13

【閉店】中華蕎麦 つがい@北千住

 北千住駅西口から徒歩5分くらい。駅前のアーケード街から北へ延びる「宿場町通り」を進む。斜向かいにセブンイレブンあり。土曜日昼に往訪。先客ゼロ、後客3。

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 塩らーめんと担々麺が2枚看板の店ですが、夏向けにかつけ麺とかまぜ麺とかやたらメニューを増やしています。入り口そばの券売機で「塩らーめん(680円)」を注文。食券を渡した際に鶏油の多寡を聞かれましたが「ふつう」で。

 なお後客は3人とも担々麺を頼んで、小さなすり鉢でゴマをごりごりやってました。

 間口が狭くて奥行きが深い店内には厨房沿いにI字型カウンター7席と4人掛けテーブル2卓。厨房沿いにスタッフが3名。

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 表面の脂のためか少し濁りのあるスープ。能書きによると「ほんのり魚介」だそうですが、あんまりそんな感じはせず、むしろ鶏が強く出ているような・・・ 塩ダレも控えめで食べやすく仕上がってはいますが、逆に言えばこれといった個性もなく、ついついぐいぐいとスープを飲んでしまうような力もありません。

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 浅草開花楼の看板がかかった麺は細めのストレート麺。やや柔らかめ、かつつるつるとした食感で、スープとの相性は良好。量が少なめなので小ごはんのサービスがあるといいなと思っていたところ、帰りがけに「味玉子or麺大盛orごはん」のサービス券をもらいました。

 具は脂身が多くて崩れやすい薄いバラ肉チャーシュー、細切り薄味のメンマ、海苔、水菜、刻みネギ。面白いことに油揚げみたいなのが浮いていました。

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ごらんアウェー:C大阪2011(1)~今井の町並み

東京 6:43 (のぞみ201号 786-53) 9:01 京都

京都 9:10 (近鉄 30108) 10:02 大和八木

大和八木 10:11 (近鉄 9121) 10:11 八木西口

セレッソ戦観戦をきっかけにした今井町→當麻寺→高野山と巡ってきた時の記録です。

ぐるりと堀に囲まれ、中世の町並みが残る橿原市今井町。もともとは称念寺を中心とする寺内町で、戦国時代には石山本願寺等に呼応して要塞を築いて織田信長に反抗していました。

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結局降伏を余儀なくされたものの、明智光秀と親しい堺の豪商津田宗及の斡旋で、武装放棄を条件に町の自治的特権が認められるという非常に寛大な条件で講和。以後、今井は堺と並ぶ自治都市として栄え、江戸時代にかけて南大和の商工業・金融の中心地として繁栄しました。

幕末以降今井は衰退の一途を辿りましたが、皮肉なことにそれがゆえに街は大規模な再開発を免れて、江戸時代の街並みがそっくり残った格好に。

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今西家住宅(重要文化財)。町内最古、1650年(慶安3年)の建築。幕府から自治権を委ねられて領主・代官の町方支配の一翼を担っていました。半ば行政施設だったためか、周囲の民家よりは一際立派。

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豊田家住宅(重要文化財)。元々は材木商で金融業を営む牧村家の所有。大名貸しで藩に重用されるほどの豪商だったようですが、明治維新で貸付金はパーに。1662年(寛文2年)の建築。

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上田家住宅(重要文化財)。

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高木家住宅(重要文化財)。今井町は景観保護の観点から電柱の地中化を進めているようですが、この辺りまでは及んでいません。

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河合家住宅(重要文化財)。1772年(安永元年)には既に酒を造っていたようで、しかも今なお現役。

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称念寺本堂(重要文化財)。 浄土真宗本願寺派の寺院で今井町はもともとこの寺を中心とした寺内町として発展。残念ながら修復工事中。

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古い町並みからやや南に外れたところに建っている「今井まちなみ交流センター・華甍(はないらか)」 (県指定文化財)。 1903年(明治36年)に建てられた奈良県下初の社会教育施設で、旧高市郡教育博物館。その後、今井町役場として長く使用されていました。

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町で見かけた「だらに飴」の広告。「だらに飴」って初耳でしたが、奈良の健康食品なんですなぁ・・・

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2011.09.12

柱谷GM解任 ~ これぞ、REDS Wanderland!

「眼が覚めたら監督辞めてないかなぁ・・・・」と思いながら眠りにつき(泥酔して寝落ちしたともいう)、そして目が覚めたらなんとGMが首になっていたという仰天の展開。さすがREDS Wanderland。彷徨する赤い巨人。

移籍期間は終わったこの時期にGMを代えたところで即効性は全くありませんから、この解任劇はよく言えば来季を見据えたチーム編成に動き始めたともいえ、悪くいえばファン・サポーターのガス抜きのための生贄を捧げただけです。

まぁ今季の惨状を見れば柱谷GMを擁護すべき点なんて一つもありません。

・失敗のキャリアしかない監督を「試合を見ずに」連れて来て、案の定失敗。

・しかもその無能監督の方向性は昨年とは全く逆で、GMの主張する「昨年からの継続」は完全に反古。

・監督の方向性とは無関係に大量に選手を補強し、かつレンタル組を呼び戻してみたものの、ほとんどが期待外れ。

・成績不振の主因をエジミウソンに押し付け、そのエジミウソンを中東へ売却して赤字解消の一助としてはみたものの、代わりに連れてきたランコはエジ以上に役に立たず。

・大卒新人選手の獲得には悉く失敗。挙句の果てに浦和ユース出身者にも逃げられる始末。

思い出す度に腸が煮えくり返ってきます。

でも、そもそも柱谷GMにどの程度実権があったのか、傍目からは良く判りません。ペトロ監督を招聘した理由をロジカルに説明できないGMが実権をもっているとはとても信じがたいんですが・・・

この惨状にも関わらず、いつも他人事風の柱谷GMの態度・発言がファン・サポーターの怒りにの火に油を注いでいたのは間違いないでしょうが、GMの首をすげ替えれば事態が好転するようにも思えないんですなぁ・・・

いよいよ残留争いが現実味を帯びてきた現在、監督更迭が唯一かつ最大の特効薬なんですが、誰の目にも明らかな処方箋を出せないとは、もうこの監督を切るに切れない何かが浦和に巣食っているんでしょうなぁ・・・(´・ω・‘)

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【観戦記】11年第25節:浦和 0-1 山形

・いやぁ酷い試合でした。今年の浦和がやっていることはやサッカーではなく単なる玉蹴りでしかないと思っていましたが、どうやら病状はさらに悪化。もはや玉蹴りですらなく、11人がたるそうに自由演技しているだけのよう。時折思いついたように踊り手が3人交代しましたが、その芸風はなんら変わることなく90分+αの演技時間をこなして幕。こんな演劇、誰が金払って見に来るかっちゅーねん!!!

・何が驚いたって、2週間Jリーグが中断していたにも関わらず選手の動きが非常に鈍いこと。代表組がダメダメなのは目を瞑るとしても、それ以外の面子も運動量と出足の鋭さで山形に完敗。夏場こそ相手に動き負けしている様子はなかったのですが、残暑厳しい9月になってようやく他クラブとの差が出て来たのか。あるいは、そもそもチーム内の戦術意識というか意思統一が全く図られていないので、相手を信じて走ることができず、見かけ上走れないように見えるのか・・・

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・一方、選手層及び質に限りがある山形が出来ることは非常に限られていますが、この日はその山形のストロングポイントをものの見事に発揮。試合開始早々、ロングボールを大久保が永田に競り勝って落とし、山崎がすかさずフォローして先制って、山形の数少ない得点パターンをあっさり食らうかね、浦和は・・・ 大久保がボールを落とした先に後方から走りこんできた秋葉に暢久が釣られてしまい、最も警戒すべき山崎がどフリー・・・

・まんまと先制に成功した山形はその後4×2の強固なブロックを自陣に築いて前半は専守防衛。スタッツが示すように今年の山形は堅守でもなんでもないはずですが、浦和の攻撃は実に稚拙で山形の守備ブロックを全く崩せず、その周りでぐるぐるパスを回したり、横にドリブルするだけ。浦和のチャンスらしいチャンスは一度きりで、あとは原口が無理やりシュートを放ったのが3度あったくらい。五月雨的に3選手を投入するも大勢に影響は無く、絶望的な戦況のまま90分が徒過。

・観客はわずか28,000人弱にまで減少し、しかもロスタイムどころか40分過ぎにはぞろぞろ家路に着き始める始末。この惨状の責任を誰がどういう形で取るのか興味津々ですわ、と思って筆を置いたところ、予想だにしない結末が待っていようとは・・・

20110911026

-----高崎-----
原口---達也---丸塩
---柏木--啓太---
宇賀神-永田-暢久-平川
-----加藤-----

21分:達也→デスポトビッチ
58分:高崎→セル
70分:啓太→直輝

・代表で長距離移動を強いられたランコに代わってスタメンに起用された高崎の出来は酷いもので、随所でボールロストしまくり。盛んに前目に顔を出してくるものの、山形の強固なプロックの前に技術の無さを露呈してパスミスの山を築く啓太共々、「浦和の攻撃の終点」「浦和のターミネーター」として実に良く機能していました(苦笑)

・高崎や啓太同様、全く機能していなかった達也が前半半ばを待たずに故障してしまい、ペトロはやむなくランコを投入して4-2-2-2にシフト。前半のランコの出来はまずまずで、夏バテに苦しんだ中断前よりはしっかりとボールを収めることに成功。このため事態はやや改善したように見受けられましたが、浦和の問題はランコが収めたボールへのフォローが遅いこと。しかも全体的に何をしたいのか全く判らないので、そのキープが悉く無駄になってしまいます。

・前半の浦和のチャンスらしいチャンスが柏木のミドルシュートのこぼれ玉に啓太が詰めた場面だけ。如何せん啓太なんでシュート精度は期待できず、案の定キーパーに触られてシュートは枠外。しかもこれが最初で最後のチャンスになってしまうとは・・・・

・後半はランコが早々と消耗。元来一発がある選手ではなく、運動量も衰え、しかもボールも収められないランコ。こうなると前線には高崎が2人、しかも全く連携のない2人がいるようなものでどうにもなりません。

・同じく代表遠征帰りの柏木は絶不調に戻ったかのようにボールの出しどころを捜しあぐねて長考したあげく、相手に囲まれてボールを失うこと数度。原口に至っては切れも何にもないのに一人で打開を図ろうとして潰されるの繰り返し。

・高崎→セルの交代は至極当然と思いましたが、そのセルの出来も酷いもの。原口が2トップの一角に上がり、セルが左SHに入りましたが、セルはほとんど動かずに足元でボールを貰いたがるため、周囲を活性化させる触媒にならず。

・最後の一手として啓太に代えて直輝を入れてみたものの、誰も動かない戦況下では直輝が活きるはずもなく・・・

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---山崎-大久保---
宮沢--------太田
---佐藤--秋葉---
石川-前田--園田-宮本
-----清水-----

得点:2分 山崎

66分:宮沢→宮崎
86分:秋葉→下村
90+1分:太田→川島

・浦和の攻撃が全く形にならないのを見切ってか、後半の山形はやや攻めに転じだし、セットプレーで2度、さらにカウンターで宇賀神の裏を突いてチャンスを作り出しましたが、いずれもGK加藤の好守に阻まれました。とはいえ、最初から最後まで山形の思惑通りの試合展開。

 

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2011.09.11

【TV短感】11年第25節:G大阪 2-0 大宮

・ガンバはポゼッションに拘らず、2トップの快足を生かしての単純なカウンター狙い。その単純な攻撃に大宮は前半よく対応して五分五分の展開でしたが、前半終了間際に金澤のバックパスをラフィーニャに掻っ攫われたのを機に失点。

・後半はイ・グノに簡単に左サイドを破られ、折り返しをラフィーニャが詰めてまた失点。

・終始省エネ気味のガンバに対して大宮がボールを持っている時間が長くはなりましたが、ただボールを持たされているだけで全く攻撃の形を作れず。出場停止で上田を欠いたのが影響してか、攻撃に厚みもなければ、後方から気の利いたパスも出てきません。しかも上田に代わってボランチに入った金澤が失点に直結する凡ミスを犯してしまいましたから、大宮的には泣きっ面に蜂。

・縦に速い攻撃を仕掛けたほうがまだマシかなと思いましたが、ラファエルが良い形でボールを貰える場面はあまりありませんでしたし、ボールが入ったところでフォローが遅く、これまた決定機を作れず。守備網がズタズタにされたわけではありません(ガンバのシュートはわずか8本)が、大宮の攻撃があまりにも貧弱で試合内容的には点差以上の完敗といった感。

---ラフィ---李---
二川--------武井
---遠藤--明神---
藤春-山口--高木-加地
-----藤ヶ谷----

得点:43分 イ・グノ、77分 ラフィーニャ

71分:二川→キム・スンヨン
86分:遠藤→横谷
90分:イ・グノ→アフォンソ

・長距離遠征帰りの遠藤はさすがに疲労の色は隠せず、終始散歩。それでも要所要所で相手の急所を突くパスを出してきます。イ・グノも同じく長距離遠征帰りですが、こちらは試合に出なかったせいかキレキレ。

・左SB藤春は聞き慣れない選手ですが大体大卒の新人で、下平が故障してスタメンに抜擢。かなり前目にポジションを取り、何度もスペースに飛び込んでくるところまでは良いのですが、クロスを悉く相手にぶつけていました。もうちょっと強い相手なら藤春の裏を徹底的に突かれたような・・・・

---ラファ--石原---
渡邉---------東
---金澤--青木---
金--片岡--深谷-村上
-----北野-----

78分:金澤→橋本
80分:キム・ヨングン→杉山
83分:石原→ピンパウォン

・イ・チョンスが故障。またせっかく獲得したピンパウォンも小破しているようで、途中からわずか10分程度の出場。

・この試合を見ると補強ポイントはどう見てもFWじゃないような・・・ 

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2011.09.10

【閉店】四川担担麺 杏亭@川口(2)

 川口駅東口、そごう裏からやや北へ進んだビルの2F。日曜昼に2度目の往訪。先客3、後客4。

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 担々麺の専門店で、前回は「汁有り担々麺」だったので今回は「汁無し担々麺(800円)」を注文。小ライスないし大ライスが無料でつくとのことなので、小ライスをつけてもらいました。おしぼりと紙エプロンのサービスあり。汁ありのメニューが、白ゴマ、黒ゴマ、麻辣の3つに細分化された他、「冷し担々麺」も。

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 店内はL字型カウンター6席と4人掛けテーブル、2人掛けテーブルが2卓ずつ。

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 皿の底に麺がちょこっと溜まっただけみたいで、随分損なビジュアル。ネギがどっさり乗っています。

 麺は驚いたことに幅広の平打ち麺。もちもち、びろーんとした食感が特徴で中華麺というよりうどんに気も。

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 また全般に濃厚胡麻だれの甘味が支配的で、ほとんどといっていいくらい辛くありません。終盤は卓上のラー油を入れてみましたが大勢に影響なし。というか、あまり入れるとライスに合わなくなるので加減が難しいところ。底に残ったひき肉とネギはライスの良いおかずになりますが・・・

 個人的には「汁有り」のほうが好み。

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【展望】11年第25節山形戦

・A代表の試合を挟んで2週間ぶりのリーグ戦。相手は降格圏にどっぷり浸かっている山形ですが、同じく降格圏内にいる甲府に惨敗し、また下位に沈み、かつ決して好調とは言いがたいC大阪にも惨敗した浦和にとって楽に勝てそうな相手ではありません。それどころか山形にも敗れるようであれば、本格的に残留争いに巻き込まれることになります。

・浦和は峻希が出場停止。空いた右SBには左から平川が転用され、左SBに宇賀神が入る可能性大。ただ、その宇賀神はシーズン前半ボコボコにやられてとうとうスタメンを外された経緯があり、かなり心もとないのは確か。

・左サイドはこれまで平川が守備に専念することで、その前の原口をある程度攻撃面で自由にやらせる(もっとも好きにやらせすぎの嫌いがありますが・・・)のに成功していますが、守備に不安のある宇賀神を起用することで、左サイドの攻守のバランスが崩れてしまう懸念大。

・またA代表の試合で長距離遠征を強いられた原口、柏木、ランコ、スピラのコンディションも気になるところ。

・山形はけが人の発生・復帰等で前回対戦時からややメンバーが代わっています。最大の変化はFW山崎を広島からレンタルで獲得したこと。李の成長で広島では出番が激減していましたが、山形移籍後6試合の出場で早くも3得点。得点力が極端に乏しい山形にとってこれ以上ない補強となりました。

・ただ今年の山形の難儀なのは、得点力が乏しいだけではなく、自慢の守備も綻びていること。リーグ戦で相手を完封したのはわずか4試合しかありません。

・しかし、そのわずか4試合の中に下記の浦和戦が含まれているというのは、浦和の攻撃がいかにアレだったかを如実に指し示しているような・・・(苦笑)

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<前節:仙台 1-1 山形>

---山崎-大久保---
宮沢--------太田
---秋葉--下村---
石川-石井--前田-宮本
-----清水-----

得点:30分 大久保(PK)

61分:宮沢→廣瀬
76分:宮本→小林
83分:大久保→古橋

<前回:山形 0-0 浦和>

---大久保-太田---
伊東--------廣瀬
---下村--秋葉---
石川-石井--西河-園田
-----清水-----

30分:廣瀬→宮崎(負傷)
81分:伊東→川島(負傷)
82分:園田→小林亮

 ペトロはよくもまぁ監督就任半年でチームをここまでボロボロに出来るわとある意味感心。90分間、何の可能性も、何の意図も感じられない攻撃に明け暮れ、同然ながら決定機らしい決定機はゼロ。枠内シュートもあったかどうか定かではない惨状。

 一方の山形の攻撃もお粗末でしたが、それでもサイドから何度かチャンスメーク。前半の立ち上がりと終了間際には浦和左サイドを攻略して決定機を作っていましたし、後半もバイタルエリアからの強襲でGK加藤がヒヤリ。ただそれでも一点も取れずに終わったのは事実。

 まぁどちらも残留争いに加わっているのは当然としか言いようがない、非常に見所の乏しい試合でした。

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2011.09.09

麺食堂 一真亭@上野

 上野駅浅草口から浅草通りを東へ。東上野3丁目交差点を南に下がって2ブロック進み、「うま辛麺」のある角を東へ。平日夕に往訪。先客、後客ともゼロ。全く飾り気のない外観。

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 「拌麺(ばんめん)」が看板メニューのようなので「拌麺・並(600円)」を注文。他につけ麺、醤油らーめん、担々麺、味噌らーめんなどがあり、メニューによって太麺・細麺を使い分けています。

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 店内はテーブル席主体で、カウンターは厨房に向かって4席のみ。他に2人掛け、4人掛け、5人掛けのテーブルが1卓ずつ。厨房内にはオヤジが一人だけ。

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 平たい丼で出てきました。

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 見た目どおり、拌麺の実態はいわゆる油そば。底にタレが溜まっているので、天地を何度もひっくり返してまぜまぜしているうちに丼からもうもうと湯気が。タレは意外にもそれほど脂臭くはなく、ほんのり醤油味といった味わいですが、甘くも辛くもなく、良くも悪くも記憶に残りそうにないぼんやりした味わいという言い方もできるような・・・

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 店外に「大栄食品」の麺箱が置いてありましたが、麺は縮れ入りの平打ちっぽい太麺でもっちりした歯ごたえが嬉しい逸品。これならつけ麺のほうがよかったかも。角煮風のチャーシューも気に入りましたが、これをちびちび齧りながら麺を味わうより、ひき肉なり細切れ肉なり、麺と混じりやすい肉を使ったほうが味わいが複雑になって面白いような・・・

 メンマや刻みネギが一応入ってはいますが、麺のボリュームの割には具が少ないので単調な味わいにすぐに飽きてしまいます。終盤はちょっとラー油をたらしてピリ辛にしてみましたが、入れすぎると脂臭くてますます食べにくくなるので注意。

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【TV観戦記】ロンドン五輪最終予選:日本 1-1 北朝鮮

・運動量、玉際の鋭さで北朝鮮に完敗。あろうことか北朝鮮に対して中盤の優位を保てず、終始押し込まれた状態。しかも、いたるところでパスミスが続出。ワンチャンスを生かして先制しましたが、終始ミスだらけでは逃げ切れるはずもなく、ロスタイムに同点に追いつかれてドローで終わったのは試合内容からすれば全くもって妥当だと思います。

・ビルドアップもミスだらけで前線に玉を運べず。立ち上がりに永里のポストプレー→大野のシュートが大きく枠を反れたのがチャンスらしいチャンスだったくらいで、その後はチャンスどころかシュートすら撃てず。

・大野や宮間の出来は酷いもので早めの交代が望まれましたが、佐々木監督はタイ戦でサブメンバーを見限ってしまったのか、大野に代えて安藤を投入したのみ。しかもその安藤も不発。

・ただ北朝鮮も相手を押し込みながら日本守備陣を崩すだけの実力はなく、GKとDFの間に放り込んでのキック&ラッシュで日本のミス待ちといった感。まあ、それでも「うっかり紗希」がなにかしらやらかしてしまう懸念があるので怖くはありましたが・・・

・北朝鮮がどんなに押し込んでいても事故とか凡ミスさえなければスコアレスドローに持ち込めるだろうと思ってみていたところ、終盤になって岩清水→永里のシュートが北朝鮮のオウンゴールを誘って日本が思いがけずも先制。

・先制した日本は早々と鹿島化。それはそれで間違ってはいないのですが、破れかぶれの怒涛の大攻勢をかけてきた北朝鮮を交わしきれないどころか、なんとか拾ったボールを確実に繋げず。自陣近くであれだけミスが頻発すれば、決定的な一発を食らってしまうのも致し方ありません。

・全くと言っていいくらい良いところのない試合でしたが、それでも負けなかったのは立派なもの。続く中国vs豪州戦で中国が敗れたため、日本の2位以内が確定=ロンドン五輪出場が決まりました。満足には程遠い試合内容続きですが、予選は内容ではなく結果が全て。中1日ないし中2日で続く超過酷な試合日程を無敗で突破したのは実に見事。W杯優勝で掴んだ自信のなせる技なんでしょう。選手・スタッフの皆様、誠にお疲れ様でした。

---川澄--永里優--
宮間--------大野
---阪口--澤----
鮫島-熊谷-岩清水-近賀
-----海堀-----

53分:大野→安藤

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2011.09.08

【閉店】麺屋 どげんか@浅草(TX)

 つくばエクスプレス浅草駅から国際通りを北へ。千束五差路の手前。隣に東横イン。日曜昼に往訪。先客2、後客5。

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 宮崎に縁がありそうな屋号ですが、券売機ボタンの先頭は豚骨ではなく、「醤油らぁめん(680円)」だったのでそれを注文。「旨辛豚骨」というメニューが別にあって、ランチタイムは辛肉ぶっかけ飯orアイスがサービスでついてくるので、そちらを注文している人のほうが多そう。他につけ麺も。

 店内はL字型カウンター8席くらい。腰当て付き・サスペンション付きの椅子をゆったり目に配置。店内は店主と女性アシスタント。女性もチャーシューをバーナーで炙ったり、せっせと盛り付けを手伝ったりと忙しそう。

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 丼は小ぶり、かつ平ため。

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 スープは動物系+魚介系ですが、どちらが強いとも言えず、全体にちょっとぼんやりとした感じ。表面の脂のせいか、味はクリアともあっさり、すっきりともいい難く、総じて悪くはないが良くもない印象。柚子が効いているなと思ったのですが柚子ではなく日向夏。わずかに一味も。

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 麺はつるつるした食感の細めのストレート麺で柔らかめ。好みのタイプではありませんが、スープにはあっています。

 具は薄いばら肉チャーシューと穂先メンマ、カイワレ大根、刻みねぎ。いずれも値段相応。

 この出来だと「旨辛豚骨」のほうがよさげですが、浅草中心部から遠いという立地が災いしそう・・・

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2011.09.07

【閉店】ラーメン 963+@人形町

 人形町駅A3出口を出て、人形町交差点を人形町通り沿いに南へ曲がってすぐ。平日夕方に往訪。先客の姿は見えず、後客ゼロ。

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 但し店は表通りからわずかに引っ込んだところにあるので、表通りに案内板を出しています。

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 メニューは塩ラーメンとつけ麺の二本立てで「極上ダシ塩ラーメン(680円)」を注文。夜はつまみ類にも力を入れている様子。1Fには壁に向かったカウンター席6席しかありませんが、2Fは20席あるとのこと。厨房にスタッフが2名と接客係の若い娘が一人。後払い制。

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 小さめで浅めの丼で出てきました。

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 丼に魚粉が付着していることで察しがつくように、スープは魚介系が強めの動物系交じり風。茶濁しているので塩ラーメンっぽくありませんが、味わいは確かに塩。麺を食べている分には気になりませんが、スープを飲む分には少々しょっぱめ。スライスされたレモンが浮いていますが、直接入れずに別皿で出したほうがいいのに。

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 麺は断面が丸い並太ストレート麺。つるつるした食感で、意外にも噛み応えがしっかりしていました。スープはさっと絡む程度。

 チャーシューは崩れやすいタイプですが、脂身はあまりなくて肉の味を楽しめてまずまず。短冊状のメンマは歯ごたえ良好。他に刻みねぎ、海苔。

 次はつけ麺で。

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【TV短感】W杯3次予選:ウズベキスタン 1-1 日本

・前半早い時間帯にCKからの流れで失点したものの、後半カウンターからの流れで同点に追いついてドロー。長距離移動を伴うアウェーゲームでのドローですから予選勝ち抜けのためには悪い結果ではありません。共に攻撃的で面白い試合でしたし、怪しげな判定でゲームが台無しになることもありませんでした。

・この日は長谷部をトップ下に上げて阿部をスタメン起用。珍しくボランチの構成を変えてきましたが、攻撃面ではあまり機能したとは言えず。前半は単純に岡崎や李をDFライン裏に飛び出させる攻撃が目立ちましたが、それなりに攻撃の形を作るもののその後のフォローが薄くて決定機は少なく、駒野→李(GKセーブ)と、裏に抜け出した李のシュートがポストを叩いたのが惜しかったくらい。ピッチ状態が良くないのを過剰に意識してか、総じてちょっと縦に急ぎすぎの嫌いがありました。

・後半は清武を右SHに投入して香川をトップ下に、岡崎を左SHにシフト。これで日本の攻撃の厚みが増し、ボールの流れもよくなって、内田→岡崎の同点ゴールに繋がりました。

・同点に追いついてからハーフナーを投入してみたもののハーフナーをうまく使えたとは言いがたく、単に疲労の目立つ李を代えた以上の意味はなかったような・・・ 

・守備はかなり不安。前後半通じて両サイド、特に内田の裏がやられまくり。また今野が一対一で簡単に交わされてしまう場面もありました。川島が相手の決定機を2度防いで事なきを得ましたが・・・

-----李------
香川---長谷部--岡崎
---遠藤--阿部---
駒野-今野--吉田-内田
-----川島-----

阿部→清武
李→ハーフナー
駒野→槇野

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2011.09.06

らーめんこじろう 526@渋谷

 渋谷駅南口から玉川通りを越える歩道橋を渡って山手線西側の線路沿いに10分ほど歩き、山手線を跨ぐ猿楽橋の手前。埼京線ホーム南端の新南口からのほうが歩く距離は短くなりますが、新南口は線路の東側にしか出口が無いので、猿楽橋で線路を越えなければなりません。土曜昼に往訪。開店2分前に到着しましたが、既に先客1。開店前にさらに一人やってきましたが、その後が続かず。

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 飾りっ気皆無の二郎パクリ系の店で、どこかで聞いた屋号だなと思ったのですが、日暮里で試食済みでした。

 開店と同時に案内係に促されて、券売機で「正油(700円)」を注文。他に「塩」や「526醤油ラーメン」など。大は200円増し、豚増は100円増しという価格設定。

 店内は厨房に沿ってI字型カウンター8席のみ。椅子がやたら高くて固いのは困り者。店奥は不自然なくらいスペースが空いています。厨房内にはオヤジが二人。さらに案内係の女性がいる他、特に何をするわけでもない人が二人いました。

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 「ニンニク入れますか?」と聞かれたので入れてもらいましたが、野菜増し等のオプションは積極的には聞いてきませんでしたので、そのままデフォルトで。もやし&キャペツはこれだけ入っていれば「野菜増し」にしなくても結果的に十分でした。

 スープはかえしこそほどほどといったところですが、脂がかなり多めで表面にはっきりとした層をなしています。これじゃたまらんので、早々と麺を底からひっくり返しながらスープを混ぜては見ましたが、脂がきつい印象は変わらず。困ったことにチャーシューもこれまた脂だらけで、ちょっと齧ってほとんど残しました。

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 麺は店内に製麺機があるので自家製なんでしょうが、一般的な二郎系の麺よりもやや細め(といっても十分な太さですが)で、かつやや平ため。デフォルトでも十分なコシを保っており、ややざらざらごわごわした食感で気に入りました。ただ量がかなり多く、脂まみれのスープと肉との相乗効果も手伝って終盤は完全に箸が止まってしまいました。

 他客は二人とも塩を注文。茹で上がりが早く、しかもこちらが半分も食べ終わらないうちに店を後にしていましたから、麺のタイプ・量とも全然違うんでしょう。塩のほうが券売機のボタンも上にありましたし、そっちのほうがお勧めなのかも・・・

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2011.09.05

【都内散策】羊蹄丸

「船の科学館 & 宗谷」から続く)

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「宗谷」に隣接して青函連絡船の生き残り「羊蹄丸」が展示されています。こちらはなんと無料。

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もっとも青森の「八甲田丸」が青函連絡船の往時の姿を留めておこうとしているのに対し、「羊蹄丸」は内部が大規模に改装されてほとんど連絡船の面影はすっかりなくなってしまったどころか、ある意味異様な空間へと変容。

1F(といっても乗船口が2Fなので地下へ降りるイメージですが)にある「青函ワールド」がその象徴です。

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「青函ワールド」は昭和30年代の青森駅及びその周辺の様子を体感できるのが売りものみたいですが、正直子供は泣くんじゃないのかなぁ・・・

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この頃の青森はりんごと魚しか売るものがなかったと、妙にリアルな人形が切々と訴えかけてきます。「昭和30年代は良かった」って絶対嘘だよなぁ・・・ すげー、貧乏臭いやん・・・

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この頃はまだ人買いとか、人攫いが跋扈してたのかなぁ・・・怪しいオッサンには気をつけましょう。

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この辺の風景は弘南鉄道とか津軽鉄道とかだと今でもあんまり変わらないかも。

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かつぎのオバハンっていつ頃消滅したんだろう?昭和一杯まで早朝の客車が魚臭くなるくらい荷物をもったオバハンが乗ってたと思うけど。

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キヨスクの前身である「鉄道弘済会」。地方ではキヨスクの営業時間が極端に短くなったり、それどころかキヨスクが消滅したり。大きな駅ではキヨスクがコンビニタイプに変わったりと、この辺にも時の移ろいが。

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大昔の時刻表には「赤帽」のいる駅を示すマークがあったんやで。というか、今や赤帽自体が消滅、あるいは赤帽といえば岸野監督を指すような・・・

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2011.09.04

【閉店】とんこつラーメン なおじ@四谷3丁目

 丸の内線・四谷3丁目駅から外苑東通りを北へ。杉大門通りとの交差点角。もともと煮干系の「もぐら」があったところで、なおじグループがとんこつ系にリニューアルオープンしたもの。平日夕に往訪。先客・後客ともゼロ。

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 カウンター5席しかない狭小な店舗は手の加えようが無く、店外に無理やり設置した感のある券売機で「超濃厚コッテリトンコツ(700円)」を注文。麺の固さを聞かれたので「堅め」で。また「ガーリックチップを入れますか?」とも聞かれたので入れてもらいました。

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 メニューは他に「トンコツラーメン」「つけ麺」など。替玉2玉まで無料サービス。卓上には紅しょうが、白ゴマ、おろしニンニクがありましたが、高菜は有料なのが残念。

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 座ってみると狭小も狭小。椅子の背後にはほとんどスペースがなく、すぐにガラス戸が迫ってきます。しかも椅子が少々ぐらぐら・・・ 厨房内にはオヤジが一人だけ。空調が効かないこんな狭い店での夏の営業はきついでしょうなぁ・・・

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 円錐状かつ縁の広い丼で出てきました。「もぐら」時代の丼と同じかな?

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 とんこつ臭プンプンのスープは濃厚というよりドロドロ。トンコツの旨みは申し分ありませんが、かなり脂がきついかなぁ・・・

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 麺は細麺ストレート。「堅め」にしてもらって正解で細麺の割にははっきりした歯ごたえ。一般的な博多ラーメンほどではありませんが、わずかにパサパサしたような食感。必要以上にドロドロスープを絡めてしまうと替玉の余裕がなくなるので注意して食べながら替玉を頼んだところ、別皿で渡されずにいきなり丼にドボン。

 チャーシューは出す直前に火に掛ける工夫を加えているみたいですが脂が多くてかなり残念。この問題は「もぐら」時代と同じ。しかも2枚も入っていてただでさえ重たいスープがますます重くなる結果に。他にキクラゲ、刻み青ネギ、海苔。

 コストパフォーマンスは良いので、お腹が空いていて、かつ体調が万全な時なら良いかも。

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【TV観戦記】ロンドン五輪最終予選:日本 2-1 韓国

・立ち上がりは日本がパスワークで韓国を圧倒。早い時間帯に宮間CK→阪口ヘッドで先制し、その後も右サイド中心に何度か良い形を作っていたので日本楽勝かと思いながら見ていました。

・ところが、横パスを受けようとしたCB熊谷がずるっと滑ったことをきっかけにまさかの失点。この失点を機に日本はらしくないミスが続出。特にプレゼントパスが頻発したのはいただけません。

・後半は早々と足が止まってしまってセカンドボールを拾われまくり、ブロックを形成して守るのが精一杯になりましたが、前半ロスタイムに得た2点目が効いてなんとか逃げ切りに成功。スローインから澤が左サイド奥深くに侵入したことを機に、川澄→大野と繋いだ見事な得点でした。韓国CBはスピードがあるので単なる縦ポン攻撃は全く通用しませんでしたが、細かいパス回しへの対応は苦手かも。

・五輪予選は結果が全てですし、後半は韓国に一方的に攻め立てられていたものの決定機は与えていませんから過度に悲観する必要はありませんが、それでも豪州・北朝鮮と続く強豪との対戦を前に不安が残る試合内容でした。

---川澄--安藤---
宮間--------大野
---阪口--澤----
鮫島-熊谷-岩清水-近賀
-----海堀-----

得点:10分 阪口、45+1分 大野

70分:安藤→永里優
90+1分:大野→上尾野辺

・中1日と極めて厳しい試合日程であることを考慮して初戦タイ戦では主力7人をスタメンから外し、万全の体制で韓国戦を迎えたはずでしたが、それでも韓国より先に足が止まってしまったのはショック。日本が序盤相当飛ばし気味に試合に入ったのである程度やむを得ない部分もありますが、中盤より前目の選手でまともに動いているのは澤くらいなもの。特にタイ戦前半の大苦戦で後半から投入せざるを得なくなった宮間の消えっぷりは見事なくらい。

・消耗が激しい2トップ共々早めの選手交代が望ましいかと思いましたが、タイ戦でサブ組の出来がイマイチだったのが気になったのか、安藤を永里に代えただけでその後はロスタイムまで動きなし。永里もトラップに失敗して好機を潰すなどこの日も精彩を欠いて、結局のところ最前線でのボールキープによる時間稼ぎ要員止まり。

・温存したはずのレギュラー組がこの出来だと、タイ戦ではイマイチだったサブ組の奮起なくしては厳しい日程を勝ち抜けないかも・・・

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2011.09.03

【閉店】中華そば とびねこ@庚申塚

 都電庚申塚駅から巣鴨地蔵通り商店街を南へ。巣鴨郵便局の角を東へ入る。平日夕方に往訪。先客、後客ともゼロ。

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 地蔵通り商店街からは見えにくいところにあるので、郵便局の角に看板を出しています。

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 後払い制で、とりあえず基本と思しき「醤油ラーメン(600円)」を注文。他に塩、タンメン、味噌、つけ麺など。

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 店内はL字型カウンター7席のみ。入り口そばにテーブル席があることはありますが、客席としては使っていない様子。厨房内には坊主頭の店主のみ。

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 やや深めの丼で出てきましたが、外観どおり古典的な醤油ラーメンそのもの。配膳された時はスープから生姜の香りがつーんと。表面にわずかに脂が確認できますが、味わいはいたってあっさり。出汁のベースは鶏がらなんでしょうが、出汁もかえしも良い意味で自己主張がなく、飽きずに楽しめます。

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 麺は細めの縮れ麺。堅さは並。ともすれば丼の中で玉になってしまいそうな麺を上手くばらけさせています。

 チャーシューは薄くて脂身もほとんどなく、ややぱさついた食感。他にメンマ、ナルト、海苔、刻みネギ。ランチタイムには半ライスが付くようですが、このスープ&具でライスはきついかな・・・

 良くも悪くもこれといった個性が無いのが気になり、同系統のラーメンなら個人的には近隣の「昭和歌謡ショー」に軍配が上がりますが、年配客だらけの巣鴨でやってゆくには十分な出来かと。

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【TV観戦記】W杯3次予選:日本 1-0 北朝鮮

・前半15分くらいから試合は完全に日本が支配。北朝鮮には決定機はなく、チャンスらしいチャンスも後半半ばに1、2回あった程度だったので日本が敗れる可能性はほぼ皆無でした。しかし、予想以上に堅固な北朝鮮の守備に苦しみ、相手が一人退場になってからも決定的な場面でシュートがバーを直撃しまくり。スコアレスドローの気配が漂いだしたロスタイムにようやくセットプレーから吉田のヘッドが炸裂してなんとか勝ち点3を得ることに成功。

・危ない場面で体を張りまくる北朝鮮DF陣。前半に足を故障してゴールキックを蹴れなくなったのに終盤スーパーセーブ連発のGK。そして決定的な場面で続々登場する日本宇宙開発事業団の皆様。

・「楽な試合は一つもない」とよく言われるW杯予選らしい試合で大苦戦はしましたが、無事ホームで勝ち点3をゲット。最後の最後で精度を欠きはしましたが攻撃の形はつくりまくっていたので内容もさほど悪くはなく、結果を出しながら南アW杯予選を経験していない若いメンバーにとって予選の厳しさを体感できた点ではいい試合だったといって差し支えないかもしれません。

-----李------
香川---柏木---岡崎
---遠藤-長谷部---
駒野-今野--吉田-内田
-----川島-----

得点:90+4分 吉田 (長谷部→清武→吉田)

60分:柏木→清武
70分:李→ハーフナー

・日本は長友に加え、本田と中村憲が故障。スタメンは先の韓国戦から本田を柏木に代えただけでしたが、この試合を見た限りでは本田が外れたことで半ばチームを作り直しになったような感じがしました。

・柏木は動いて捌いてまた動くという、いつもの柏木そのまんまでしたので悪くはなかったと思いますが、如何せん本田とはタイプが違いすぎ。運動量では本田を軽く凌駕する反面、前線でのキープ力とか個で狭い局面を打開する力は本田に遠く及ばず。本質的に本田の代わりになりようがない選手であり、しかも周囲が柏木の持ち味に合わせるには時間が少なく過ぎたような・・・ ただ宇宙開発事業団の主要メンバーになってしまったことで監督の心証は悪かったかもしれません。

・この試合は柏木に限らず、「悪くはないが良くもない」レベルの選手がごろごろ。香川・岡崎・内田がそれに属しますが、欧州組にとってシーズン途中の日本での試合は結構辛いのかも。また駒野も試合開始早々11番にガツンと噛まされて危ない場面を作られかかったのが災いしてか、この試合を通じてキレが今一つ。文句なく良かったのは長谷部。終盤何度も前線に顔を出して右サイド深く抉りまくる長谷部は圧巻でした。

・終始押してはいるものの決定機には至らず、ズルズルといってしまいそうな局面でザックは柏木に代えて清武を投入(香川がトップ下へ)。清武は香川がドイツへ移籍してからC大阪で台頭した選手なので本番で一緒にプレーした時間はほとんどないはずですが、いきなり香川と噛み合ってチャンスを作りましたが、清武も宇宙開発事業団の仲間入り・・・ でも韓国戦でA代表デビューしたばかりの清武をいきなり厳しい局面で起用するとは、ザックはよほど清武を気に入ったのでしょうなぁ・・・

・そしてこの日のサプライズは本田や中村憲の負傷を受けて急遽代表合宿に呼んだばかりのディド・ハーフナー ハーフナー・マイクを投入したこと。先の浦和戦で永田に圧勝したハーフナーの制空能力をこの試合でも遺憾なく発揮とまではいかず、というかザックが単純な放り込み作戦に転じたわけではなさそうで、ちょっとその狙いは良く判らず、むしろせっかく投入した清武が消えてしまったような・・・ただ北朝鮮に退場者が出て、足が止まった北朝鮮がエリア内に釘付けになってからは、ハーフナーがゴールに近いところでウロウロしているのは相手にとって相当嫌だったかも。

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2011.09.02

【TV観戦記】ロンドン五輪最終予選:日本 3-0 タイ

 何かと難しい最終予選初戦。しかも予選突破のためには絶対に勝ち点3をとらなければならない格下相手の対戦を3-0で終えたのですから、結果は文句のつけようがありません。

 ただ中1日ないし中2日で5試合を闘う非常に過酷なスケジュールで勝ち抜くためには、W杯であまり出場機会のなかったメンバーの底上げが欲しいところ。佐々木監督は中盤の4人を全てレギュラーメンバーと入れ替えましたが、これが大失敗で前半はべた引きのタイに対してこれといったチャンスを作れず。

 メンバーをいじりすぎて選手間の連動性が失われてしまいました。しかも選手間でやりたいことにずれがあるためか、パスのテンポ、スピード、そして攻守の切り替え、全てにおいていたって緩慢。左SHの上尾野辺がややマシなくらいで他の3人はお話にならず、中盤の出来の悪さが災いして右サイドは完全に沈黙。永里も依然W杯の不調を引きずっているのか、前線でボールを収められず。

 あまりにも悲惨な前半の出来に業を煮やした佐々木監督は後半頭から宇津木に代えて宮間を投入(上尾野辺がボランチへ)。これがある程度奏功して攻撃に多少連動性が生まれ、川澄→永里→上尾野辺→川澄の中央突破で、DFライン裏に飛び出した川澄がようやく先制。

 1トップに蹴りだすだけのタイに点を取られる感じは全くしないので、日本はこの1点で重苦しい雰囲気を払拭。最後まで大不振だった高瀬に代えて右SHに大野を投入してからはタイをタコ殴り。永里や上尾野辺が絶好機を決められなかったり、謎のオフサイド判定に苦しめられたりしましたが、宮間CK→田中で2点目。そして右サイドを完璧に崩した大野のクロスがオウンゴールを誘発して3点目。W杯レギュラー組3人が投入された終盤の出来は圧巻でしたが、逆に言えばW杯であまり出場機会のなかったサブメンバーには多くを期待できそうにないともいえ(後半の田中はだいぶ持ち直しましたが)、結果はパーフェクトながらも先々を見据える中では一抹の不安が残る試合でした。

---川澄--永里優--
上尾--------高瀬
---宇津木--田中--
鮫島-矢野--熊谷-近賀
-----福元-----

得点:61分 川澄、75分 田中、90分 O.G.

HT:宇津木→宮間
65分:高瀬→大野
75分:永里優→安藤

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2011.09.01

五指山@神田

神田駅西口から西口商店街を抜けて外堀通りを渡った先にあります。平日夕方に往訪。先客、後客ともゼロ。

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もともと「らぁめん 大山」のあったところへの居抜き出店ですが、ラーメン屋ではなく中国料理店のためか、カウンターは入口手前の4卓だけを残し、あとはテーブル席にした模様。もっとも店の中央に柱があるので見通しが効かないのは相変わらず。

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ホワイトボードにびっしり書かれたメニューから「担々麺(900円)」を注文。なお「大山」が残していった券売機がなぜか店の片隅に鎮座していました。店は店主とアシスタントの2名体制。

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随分と深い丼で出てきました。なみなみと注がれたスープの上にチンゲン菜とひき肉がまるで氷山のようにちょこっと顔をのぞかせているだけ。

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ややとろみがついたスープは食べ始めこそ花椒のピリピリ感がきつく感じましたが、それに慣れてしまうと辛さ自体はどうということはなく、むしろゴマだれの甘みを強く感じるように。

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麺は細めのストレート麺。柔らかめの茹で具合で個人的には苦手。また湯切りがよくないのか、食べ始めはスープがあまり絡まずに困りましたが、さすがに中盤以降はしっかり絡んできました。底に大量のひき肉が残りがちなので、終盤は麺以上にひき肉を食べているような感もあり、本来はライスをつけるべきなんでしょう。もっとももともと割高なのが一層割高になってしまいますが。

スープはともかく、麺が苦手なので「担々麺」での再訪はありません。

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青森2011(下):青森市街散策

青森2011(中)から続く)

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 帰りの新幹線までだいぶ時間があるので、青森市街を散策。

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 冬季には閉鎖されている青森ベイブリッジの歩道へ上がってみました。眼下には八甲田丸。

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 橋を渡りきったところに「ねぶた団地」。好きでやっていることとはいえ、いかにも風通しの悪そうな盛夏の幕内での作業はしんどいでしょうなぁ・・・

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 これはねぶたの台車かな?

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 さらに足を伸ばして「アスパム」まで行ってみたところ、たまたま津軽三味線の演奏会をやっていました。

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 同館内では、青森県の観光キャラクター「あおべえ」も活動中。本来観光客が多い新青森駅なり、青森空港なりで活動すべきところ、暑さでへばってアスパムに退避中なのかな?

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 青森駅も節電で構内は薄暗い感じ。

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 秋田行きの特急といえばボロ中のボロというイメージしかありませんでしたが、「はつかり」から転用された車両でようやく面目を施した格好。

青森 14:48 (つがる54号 モハE750-103) 14:54 新青森

新青森 15:42 (はやて172号 E226-1313) 19:18 大宮

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