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2011.09.20

麺屋武蔵 武骨相伝@上野

 上野駅しのばず口から駅前の大きな交差点を渡ってすぐ。線路と線路に挟まれたような狭いガード下に店を構えています。平日夕方に往訪。先客6、後客6~7。

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 つけ麺専門店と思い込んでいたのですが、一応「らーめん」もあるにはありました。といっても券売機のボタンはつけ麺でびっしり。「中盛(800円)」を注文。食券を渡した後で、つけダレの種類を聞かれたので「黒」を注文。他に「赤」や「白」も。麺は並・中・大で50円ずつアップ。

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 店内は厨房に沿って屈曲したカウンターが15、6席くらい。厨房内にはスタッフが2,3人。武蔵の例にたがわず、何か作業をするたびに馬鹿声を上げています。

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 「黒」の名通り、真っ黒なつけダレ。公式サイトによると「ネギ・玉ネギ・コーヒー豆を250℃のオーブンで炭化させ、それをマー油と合わせ」とありますがマー油が支配的で、渋みのほうは言われてみればそうかな?といった程度。それよりもベースとなる豚骨が強めに出ていて、しかも今時のつけダレには珍しいことにトンコツ臭が漂いまくり。また魚粉など魚介系と合わせてもいますが、総じてかなりしょっぱいのが難。細いメンマがつけダレの中に入っていますが、その量が少ないうえに、どういうわけかメンマがつけダレ以上にしょっぱくて箸休めの役に立たないのは困ったもの。

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 麺は緩い縮れ入りの太麺。表面にわずかにざらつきを感じますが、堅くもなく柔らかくもなく、それでいてしっかりした噛み応えを感じるあたりは気に入りました。つけダレの絡みもいたって良好。麺の上にでかい豚肉が乗っていますが。これはつけダレに入れずにちびちび齧りながら賞味。薄味なのでこれが箸休めになるというのは何か倒錯しているような・・・

 スープ割りが美味かったのでスープのベースには何の問題もなく、ただそれをつけ麺に仕上げる過程で自分の好みから外れてしまった感じ。品揃え的にはおまけに過ぎない「らーめん」のほうが意外と美味いかもしれないというそこはかとない期待が・・・

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