【展望】11年第25節山形戦
・A代表の試合を挟んで2週間ぶりのリーグ戦。相手は降格圏にどっぷり浸かっている山形ですが、同じく降格圏内にいる甲府に惨敗し、また下位に沈み、かつ決して好調とは言いがたいC大阪にも惨敗した浦和にとって楽に勝てそうな相手ではありません。それどころか山形にも敗れるようであれば、本格的に残留争いに巻き込まれることになります。
・浦和は峻希が出場停止。空いた右SBには左から平川が転用され、左SBに宇賀神が入る可能性大。ただ、その宇賀神はシーズン前半ボコボコにやられてとうとうスタメンを外された経緯があり、かなり心もとないのは確か。
・左サイドはこれまで平川が守備に専念することで、その前の原口をある程度攻撃面で自由にやらせる(もっとも好きにやらせすぎの嫌いがありますが・・・)のに成功していますが、守備に不安のある宇賀神を起用することで、左サイドの攻守のバランスが崩れてしまう懸念大。
・またA代表の試合で長距離遠征を強いられた原口、柏木、ランコ、スピラのコンディションも気になるところ。
・山形はけが人の発生・復帰等で前回対戦時からややメンバーが代わっています。最大の変化はFW山崎を広島からレンタルで獲得したこと。李の成長で広島では出番が激減していましたが、山形移籍後6試合の出場で早くも3得点。得点力が極端に乏しい山形にとってこれ以上ない補強となりました。
・ただ今年の山形の難儀なのは、得点力が乏しいだけではなく、自慢の守備も綻びていること。リーグ戦で相手を完封したのはわずか4試合しかありません。
・しかし、そのわずか4試合の中に下記の浦和戦が含まれているというのは、浦和の攻撃がいかにアレだったかを如実に指し示しているような・・・(苦笑)
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<前節:仙台 1-1 山形>
---山崎-大久保---
宮沢--------太田
---秋葉--下村---
石川-石井--前田-宮本
-----清水-----
得点:30分 大久保(PK)
61分:宮沢→廣瀬
76分:宮本→小林
83分:大久保→古橋
---大久保-太田---
伊東--------廣瀬
---下村--秋葉---
石川-石井--西河-園田
-----清水-----
30分:廣瀬→宮崎(負傷)
81分:伊東→川島(負傷)
82分:園田→小林亮
ペトロはよくもまぁ監督就任半年でチームをここまでボロボロに出来るわとある意味感心。90分間、何の可能性も、何の意図も感じられない攻撃に明け暮れ、同然ながら決定機らしい決定機はゼロ。枠内シュートもあったかどうか定かではない惨状。
一方の山形の攻撃もお粗末でしたが、それでもサイドから何度かチャンスメーク。前半の立ち上がりと終了間際には浦和左サイドを攻略して決定機を作っていましたし、後半もバイタルエリアからの強襲でGK加藤がヒヤリ。ただそれでも一点も取れずに終わったのは事実。
まぁどちらも残留争いに加わっているのは当然としか言いようがない、非常に見所の乏しい試合でした。
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