ごらんアウェー:C大阪2011(5)~高野山(中)
(ごらんアウェー:C大阪2011(4)から続く)
金剛三昧院から西へ下って、高野山寺院群の中核「壇上伽藍」へ。金堂、根本大塔、西塔、御影堂などの立ち並ぶ一画で、空海が高野山上で最初に真言密教の根本道場を開いた聖地です。
現在の諸堂塔は大部分が江戸時代後期から昭和時代の再建。山の上ですから自然災害に遭うことも少なくなく、また高野山全体が衰微していた時期もあったので、意外に古いものは残っていません。
金堂。1932年(昭和7年)に再建された鉄筋コンクリート造の建築。
訪れた日はたまたま金堂の裏でコンサート「世界遺産劇場」が開催。開演は夕方からで、こちらが山を降りる時間帯になって、普段寺社仏閣とは縁がなさそうな客層が続々ケーブルカーでやって来て思わず苦笑。
根本大塔 。 金堂の右後方にある多宝塔で1937年(昭和12年)、空海入定1,100年を記念して再建したもので、鉄筋コンクリート造。こちらは金堂と違ってはっきりとコンクリ造りと判りますが、
西塔(重要文化財) 。887年初代塔建立、現在の塔は5代目で1834年(天保5年)の再建。
不動堂(国宝)。1197年(建久8年)1198年の建立。御堂というよりもどことなく住宅風。もともとは高野山内の五の室院谷にあり、1908年(明治41年)に現在地に移築されました。
山王院本殿(重要文化財) 。空海が山麓の天野社から地主神として勧請して高野山の鎮守としたものだそうで、1522年再建。
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