ごらんアウェー:C大阪2011(6)~高野山(下)
(ごらんアウェー:C大阪2011(5)から続く)
壇上伽藍から戻って金剛峰寺へ。豊臣秀吉ゆかりの寺院である青巖寺と興山寺を1869年(明治2年)に合併して金剛峰寺と改称したものですが、金剛峰寺とはもともとは高野山全体を指す名称です。
青巖寺は秀吉が亡母の菩提のために建立したもので、豊臣秀次が自刃した場所としても知られています。金剛峯寺の主殿は1863年(文久3年)の再建。
蟠龍庭。弘法大師御入定1150年・御遠忌大法会の際に造園された国内最大級の石庭。雲海の中で向かって左に雄、向かって右に雌の一対の龍が向かい合い、奥殿を守っているように表現されているとのこと。
堂内を一通り巡った後は、お茶と茶菓子をもらって大広間で漫談風の御法話を聴講。ちょっと聞き手の数が多すぎで、しかもちょろちょろ出入りするので落ち着きが無いのが難ですが、そういう状況下でもそれなりに聞かせる話術は勉強になりました
壇上伽藍からだいぶ西に外れたところにある大門(重要文化財)。1705年再建で高野山全体の総門ですが、ケーブルカー&バスで高野山にやってくる参拝客にとっては入り口のシンボルでもなんでもなく、わざわざ見に行かないといけないものに・・・ 自家用車や観光バスで来るとまた違った印象を受けるのでしょうが。
金剛峰寺の北外れにある徳川家霊台。1643年(寛永20年)に徳川家光が建立したもので家康と秀忠の霊廟があります。
最後に訪れたのが女人堂。高野山が女人禁制だった時代は女性はここまでしか入れなかったとされています。もっとも女人堂はここだけにあったわけではなく、高野七口と呼ばれる七つの登り口に女性のための参籠所が設けられ、女人堂と呼ばれていました。
高野山 15:19 (高野山ケーブル) 15:24 極楽橋
極楽橋 15:30 (こうや10号 30003) 16:36 堺東
帰りは南海電鉄の誇る特急「こうや」に乗車。乗ったのは右側の30000系。左は31000系。
特急と言っても橋本以南は単線かつ山岳区間、橋本以北もカーブが多くてスピードが上がらず、非常にトロいのが難。全車指定で座ってビールが飲めるくらいしかメリットがありません。
もっとも「こうや」に乗ったのはこれが初めてなのでそれなりに嬉しくもあり。っちゅーか、ワシ的には「急」の丸いヘッドマークを付けた21001系電車が極楽橋まで大運転をやっていた時代しか記憶にないというのがどうにも(苦笑)
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