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2011.10.31

【移転】博多一風堂 五反田店@五反田

 五反田駅から第二京浜より一本東側の大通りを進み、目黒川を渡って山手通りに至る手前。土曜昼に往訪。近隣の"ORAGA NOODLES"を目当てにやってきたところ、開店が随分遅れるとのことだったのでこちらに転進した次第。ちなみに"ORAGA NOODLES"に振られたのは2度目で、もう来ることはないやろうなぁ・・・

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 入り口近くに10人掛けくらいの大きなテーブル席と、店奥に7人掛けくらいのカウンター席があり、空いていたテーブル席に着席。今回は「赤丸新味(800円)」を麺固めで注文。

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 絶えず客の出入りがあって、10人程度の客足をキープ。

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 一風堂ってちょっと高いけど、どこに行ってもそれなりのものが出てくるという認識でしたが、この店は正直ハズレ。濃厚豚骨が売り物の店が増えて、それに慣れてしまったせいかもしれませんが、肝心要の豚骨出汁が薄いような・・・首都圏向けに味をマイルドにしたのではなくて単に薄い・・・

 ベースがダメなんで、それにマー油を加えたところでどうなるものでもなく・・・

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 つい習慣で替玉を頼んでしまったのを激しく後悔。これで1000円弱とは腹立たしい限りなので、無料の辛もやしを食べまくって退店(恥)。店員教育は非常にしっかりしているとは思いますが。

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2011.10.30

【観戦記】11年ナビスコ杯決勝:浦和 0-1 鹿島

 スコアレスで延長戦にもつれ込みましたが、残念ながら浦和は最後までこれといった攻撃の形を作れず、残念ながら全くの力負けといった格好でタイトルを逃してしまいました。02年決勝で鹿島に敗れた時よりも力の差があったように感じました。横浜M戦で見せたような小気味良いパス回しはすっかり影を潜め、決定機どころかこれといったチャンスも少なく、PK戦に持ち込むくらいしか勝機はなかったかと。まぁスタイルを大転換して10日かそこらで鹿島相手に五分に渡り合うのは難しかったということにつきるのでしょうが。

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 鹿島の中盤は非常にタイトで浦和に自由なパス回しを許さず。またセルへのマークも厳しく、セルにくさびのパスを入れてくるとすかさず潰しにかかってきました。前でボールが収まらないためSBは上がるに上がれず、そのため両SH、特に原口は終始孤立状態。

 ただでさえ劣勢の浦和を一層苦境に追いやったのが直輝の退場。もともと不用意なファウルが多い選手ですが、後半開始早々立て続けにイエローをもらって退場。2枚目のイエローはいくらなんでも一枚イエローをもらっている選手としては軽率すぎで、若さが悪いほうへモロに出た格好。

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 数的不利になった浦和はカウンターに頼るしか術がなくなってしまいましたが、前線までボールをまともに繋げないためどうにもならず。青木退場によって同数になった後も形勢にさしたる変化はなく、延長前半終了直前にとうとう失点を喫してそのまま敗戦。延長後半の「濱田大作戦」がそれなりに形になっており、試合終了間際のセルのシュートに繋がりましたが、途中で青木を失って新井場をCBに転用していた鹿島の弱点を奇策で突きまくることを堀監督に求めるのはいくらなんでも無理があるでしょう。

 攻撃は良いところがありませんでしたが、守備はそれなりに安定。前半カウンターで2度危ない形を作られましたが、それ以外は危なげなし。数的不利に転じてからは後方から飛び出してくる相手に両サイドの裏を突かれがちになってしまいましたが、両CBとGK加藤が奮戦して鹿島の得点を許さず。

 失点の場面は田代のポストプレーが見事。あとは浦和右サイドへ飛び出した興梠へ繋いで、ラストパスを大迫が楽々蹴り込むだけ。

 タイトルに手が届かなかったどころか、次の磐田戦で直輝を欠く痛手すら負ってしまった浦和ですが、この試合で得たものを厳しい残留争いに生かしてもらいたいものです。

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-----セル-----
原口-直輝--柏木-梅崎
-----啓太-----
平川-永田--濱田-暢久
-----加藤-----
 
76分:梅崎→峻希
91分:啓太→小島
107分:暢久→坪井

・宇賀神が体調不良でベンチにも入れず、平川が左SBに回って右SBには暢久を起用。試合終了後の監督会見によると暢久は「体の方が大変」になっていたそうで、最後は興梠についてゆけずに失点を喫してしまったのでしょうが、90分を取ってみればよくやっていたと思います。ただ大ベテランに延長戦までやらせるのはさすがに無理があったようで、負けているのに坪井を投入せざるを得なかったのは残念でした。

・直輝退場で、柏木がポジションを下げて4-2-2-1みたいな格好に。バテバテの梅崎に代えてスピードがある峻希を投入してカウンター一発に期待するのは狙いとして悪くありませんが、残念ながら峻希はあまり機能せず。梅崎と違って1対1で仕掛けられる選手ではないので、選手間の距離がすっかり離散的になってしまった状況下ではどうしようもないのかもしれませんが。

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---興梠--大迫---
野沢--------遠藤
---小笠原--柴崎--
アレ-中田-青木-新井場
-----曽ヶ端----

得点:105分 大迫

63分:遠藤→田代
76分:アレックス→フェリペ ガブリエル
91分:小笠原→増田

・浦和に退場者が出て数的優位になり、田代投入で4-3-3にシフト。さらにイエローをもらっているアレックスを下げてフェリペ ガブリエルを投入して超前がかりで勝ちに来た鹿島。チャンスは何度か作りながらも1点が取れないでいるうちに、青木がまさかの退場。

・ただでさえCBがいない鹿島にはこれ以上ない痛手だったはずでしたが、オリベイラは新井場をCBに転用して、フェリペ・中田・新井場・柴崎の4バックにシフト。この急造というか、ボロボロとしか言いようが無いDFラインに「濱田大作戦」が思いのほか効きましたが、必死に鹿島る相手にまんまと逃げ切られてしまいました。

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2011.10.29

汐屋 まる長@秋葉原

 秋葉原駅から昭和通を南へ。和泉橋を渡り、西へ折れてすぐ。平日夜に往訪。先客3、後客ゼロ。地下鉄岩本町駅からのほうが近いかと。

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 券売機のボタン配置からすれば「塩そば(680円)」が売りでそれを注文しましたが、他に醤油、味噌、辛味噌、及びそれらに対応したつけ麺も用意。大盛無料ですが、普通で。

 店内は縦長コの字型カウンター15席くらい。スタッフはオヤジが二人。

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 スープは透明感があってビジュアルに秀でていますが、今一つ出汁の旨みは伝わってこないのが残念。塩ダレが強すぎて出汁をかき消しているようにも思えないだけに・・・・

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 菅野製麺所の麺はかなり細めのストレート麺。持ち上げるとへなへなでぱっと見がっかりしましたが、見た目ほど柔らかではなくて一安心。つるつるした食感で、スープの絡みはまずまず。でもこれを大盛にしたら最後はぐだぐだになってしまうような・・・

 具にペラペラのチャーシュー、水菜、なると、刻みネギ、穂先メンマ、海苔。

 良くも悪くもこれといった特徴がなく、記憶に残りそうにありません・・・

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2011.10.28

【展望】11年ナビスコ杯決勝鹿島戦

・04年以来、久しぶりにナビスコ杯決勝へと駒を進めた浦和。07年ACL以来タイトルから遠ざかっている浦和としては是非とも鹿島を倒してカップを取り戻したいところ。例年通り早々とACLで敗退したのに、ナビスコ杯には準々決勝からノコノコ現れ、わずか2試合戦っただけで決勝に進んできた鹿島に断じてカップを渡すわけにはいかん!!!

・と、無理やりテンションを上げては見ましたが、如何せんこちらは残留争いの真っただ中。対する鹿島はリーグ優勝どころかACL圏も難しくなったとはいえ「中の上」あたりで落ち着きそうな塩梅と、置かれているチーム状態にはかなりの差があります。

・残留争いしているチームがナビスコ杯決勝に進んだ例としては2000年の川崎が挙げられます。この時の相手も鹿島で、川崎はナビスコ決勝で敗れ、しかもリーグ戦では最下位で降格してしまいました。

・リーグ戦で奮わないチームが何かの拍子でトントンと勝ち上がって決勝に進むことがあるのがカップ戦の面白さで、浦和もその例に漏れないのかもしれません。今年は震災の影響でナビスコ杯のグループリーグがなくなって、試合数が減ったのが浦和にとって幸いしたことは否定しえないでしょうし。

・堀監督は就任2試合目にしていきなり迎える大一番。まぁいくらかつての教え子がごろごろしているとはいえベースが確立していませんから、決勝用、鹿島用にスペシャルなことをやろうにもできないでしょうし、横浜M戦の面子、戦い方で鹿島相手にどこまで通用するかを見極める場になるんでしょうなぁ。

・今季鹿島とはリーグ戦を2試合戦って共に引き分け。ただ内容はどちらも完敗。2点リードを追い付かれるとか、山のようにチャンスを作りながら1点も取れないとか、鹿島も弱くなったとは思いましたが、それ以上に浦和が弱くなったことを実感させられる試合でした。

・ただ鹿島は7月末からの5連勝で順位を一気に上げたものの第24節は2勝1敗5分と勝ち切れない試合が続いていて好調にはほど遠く、浦和がつけ入る隙も十分にあります。

・いきなりタイトルを獲得してJ1残留へ向けて弾みが付けられればそれに越したことはありませんが、どういう結果になるにせよ、残りわずかとなった今シーズンに期待が持てる試合内容でありさえばいい、それが正直なところです。

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<前節:鹿島 1-1 神戸>

---田代--大迫---
野沢--------遠藤
---柴崎--小笠原--
アレ-中田-青木-新井場
-----曽ヶ端----

得点:野沢(PK)

58分:小笠原→増田
73分:田代→興梠
79分:遠藤→フェリペ

・岩政大先生が故障離脱し、青木がCBへ。シーズン途中で伊野波がいなくなった後もCBは補強していませんから、かなり苦しい布陣。

・ここ2戦右SB西に代わって新井場、ボランチ増田に代えて柴崎を起用。

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2011.10.27

【閉店】塩逸品 五代目けいすけ@新宿

 新宿駅ビル「ルミネエスト」の7階。昨年まで「さっぽろ 大心」が入っていたところかな? 六代目より五代目の開店が後になった経緯は不明ですが、「けいすけ」グループの塩専門店です。平日夜に往訪。先客7、後客2。

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 あっさりの「琥珀」、こってりの「白湯」、そして「つけ麺」の三本立てで、今回は「塩らーめん 琥珀(780円)」を注文。券売機はなく、後払い制。

 店内は二人掛けの小テーブル主体で、カウンターは5席しかありません。

 接客係が何人もいて接客自体は特に問題はありませんが、さほど混んでいるわけでもないのに配膳を間違え、他の客に一旦出したものが当方のところへ運ばれてきたのにはがっかり。

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 器の中にスモークを閉じ込めて香りを楽しんでもらうのが売りみたいですが、どうでもいいところに凝って単価を上げるのは「けいすけ」の得意技。ちなみにスモークチップは日替わりで、この日は桜。確かにそうかなぁという気がしましたが、売り物にするほど強い香りではなく、それ以前に先にサーブした際に先客が蓋を開けてないか???という疑惑が・・・

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 透明感のある、文字通り琥珀色のスープは鶏ベースで、かつお節が少々混じっている感じ。塩ダレとのバランスが良くて、出汁がしっかり楽しめ、かつ薄味で物足りないという気もしません。ただ表面の脂が案外多くて「あっさり」感はさほどでもなく。スモークの香りがスープに移っているのは良し悪しあるかも。

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 麺は平打ちの縮れ強め。つるつるした食感も楽しく、しかもスープがぐいぐいと絡んできます。

 具は穂先メンマ、ネギ、柔らかいばら肉チャーシュー。ネギが少々多いくらいで、値段の割にはちょっと寂しい内容。

 とはいえ、六代目・七代目等、最近「けいすけ」が出した店は期待はずれ続きだっただけに、久しぶりに評価に耐えうる内容だったかと。「白湯」で再訪します。

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ごらんアウェー:G大阪2011(10)~六波羅蜜寺&建仁寺

ごらんアウェー:G大阪2011(9)から続く)

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六角堂から四条通→川端通と歩いて西国三十三箇所第17番札所「六波羅密寺」へ。この頃になると陽射しも少しきつくなり、汗ばむくらいに。

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六波羅密寺は踊り念仏で知られる空也上人が951年(天暦5年)に開創。

空也上人は疫病の蔓延する当時の京都で十一面観音像を車に乗せて引きながら歩き、念仏を唱え、病人に茶をふるまって多くの人を救ったとか。

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十一面観音像は国宝に指定されているものの、12年に一度しか開帳されない秘仏。日本史の教科書に良く載っている「木造空也上人立像」(口から小さな阿弥陀仏像が6体吐き出されているやつです)のほうが有名かも。

今の境内は非常に狭く、本堂を満足に眺めることすら適いませんが、江戸時代までは大伽藍を連ねていたとか。

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少し北へ歩いたところに建仁寺。栄西が1202年(建仁2年)、鎌倉幕府2代将軍源頼家の援助を得て、京都における臨済宗の拠点として建立されたもの。上写真は法堂。写真では紹介できませんが、法堂の天井に描かれた「双龍図」には圧倒されました。

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方丈(重要文化財)。室町時代の建物で、もと広島の安国寺にあったものを安国寺恵瓊が1599年(慶長4年)に建仁寺に移築。1934年の室戸台風で倒壊し、1940年に復旧。

俵屋宗達の風神雷神図で有名ですが原本は京都国立博物館へ寄託。

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潮音庭。少々歩き疲れたので、庭を眺めながらしばしまったり。

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残念なことに建仁寺は、開山栄西禅師八百年大遠諱の記念事業の一つである大方丈屋根の葺き替え工事の真っ最中。そのため見所の一つである「○△□乃庭」には柱が立ちまくり・・・

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2011.10.26

【閉店】中華そば 戎@西台(2)

 都営三田線西台駅の南を走る高島通りを西へ。日曜昼に往訪。ここに来るのは3年ぶり。先客6、後客2。

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 店内はL字型カウンター11席に2人掛けテーブルが5卓、4人掛けが1卓と郊外店らしいゆったりとした造り。和歌山風ラーメンを出す店として知られ、醤油そば(600円)を注文。

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 和歌山ラーメンに付きものの「さば寿司」も置いてありますが、店としてはあまり和歌山を全面に出してはおらず、味噌や塩といったメニューも。っちゅーか、前からこんなにたくさんメニューあったっけ? 店のキャパの割にはスタッフは2人しかおらず。

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 茶色く濁ってややとろみがったスープ。醤油は和歌山から取り寄せているそうで、独特の苦味・酸味がそこそこ出てはいましたが、残念なのがベースとなる出汁。とんこつの旨みはすっかり消えうせ、平凡・平板なものに。

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 豊華食品製の麺は並太ストレートで、食感にこれといった特徴はなし。具はメンマ、かまぼこ、万能ねぎと小さくてぺらぺらのチャーシュー。

 昔は美味いと思ったんだけどなぁ・・・

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ごらんアウェー:G大阪2011(9)~六角堂

ごらんアウェー:G大阪2011(8)から続く)

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御池通、京都市役所の真向かいにあるのが本能寺。もっとも「本能寺の変」があった当時の本能寺はここからかなり南西に離れた堀川高校の近くにあったそうで、その後豊臣秀吉の命で現在の地に移転。

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もともとは京都市役所あたりまで含む広大な敷地を有していたようですが、幕末の蛤御門の変で堂宇は丸焼け。

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本堂の裏手に信長御廟が祀られています。

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同志社・今出川キャンパス辺りもそうですが、京都には結構レンガ造りの建造物が残っています。上写真は三条高倉の旧日銀京都支店。現在は京都府京都文化博物館の別館として利用されています。高い建物がなかった昔はこの辺りのランドマークだったとか。

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六角通を西へ進んで、西国三十三箇所第十八番札所「頂法寺」に到着。本堂が平面六角形であることから「六角堂」の通称で知られています。

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平安遷都以前の創建で、開基は聖徳太子だとも。また華道の家元・池坊の発祥の地としても知られ、隣に池坊会館が建っています。

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京都の街のど真ん中にあるため、ご他聞にもれず何度も焼失し、現在の本堂は明治10年になって再建されたもの。

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地上からでも本堂が六角形であることはなんとなく判りますが

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隣接するビルのエレベーターから六角堂がよく見えるとの案内があったので、早速試してみました。もっともビルに展望室があるわけではなく、エレベーターの昇り降りの最中に六角堂を眺めるだけという、なんとも中途半端なものですが・・・

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へそ石。旧本堂の礎石と伝えられ、頂法寺が平安京造営以前から存在し、位置もほぼ移動していないことから、この石が京都の中心であるといわれてます。

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2011.10.25

【閉店】麺屋 じもと@西台

 都営三田線西台駅を南へ。高島通りとの交差点角にある建物の2Fにあり、夜は居酒屋になる模様。日曜昼に往訪。先客2、後客4。

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 メニューは牛骨らあめん(塩/醤油)と牛あぶらそばの二本立てで、つけ麺はメニューから削除されていました。牛骨らあめん・塩(700円)を注文。

 店内は居酒屋らしくテーブル席・ボックス席主体でカウンターは8席くらい。

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 狭口かつ深めの丼で出てきました。

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 透明感のある清湯スープで確かに牛骨なんですが、塩ダレがちょっときつくてせっかくの牛骨の旨みをかき消しているような・・・

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 麺は細い縮れ麺でつるつるした食感。やや柔らかめでスープもよく絡みますが、丼が小さいためかちょっと玉になっているのが気になりました。

 揚げ玉みたいなのがたくさん載っていますが、なんで脂臭いもんを入れるのかなぁ・・・ また全体にあっさり目なのに刻み玉ねぎは要らんと思いますが・・・ 赤いぽつぽつの正体は不明ですが、これも味が強すぎ。中央にインゲンがゴロン。

 なんかビジュアルばかりに力が入ってしまったような・・・ また麺の量は130gしかありませんが大盛はなく、しかもごはんのおかずにはならないタイプなのでお腹が空いている時には難儀かと。

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ごらんアウェー:G大阪2011(8)~革堂行願寺

ごらんアウェー:G大阪2011(7)から続く)

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今出川門から京都御所に入っては見たものの、あの細かい砂利道って案外歩きにくくて、疲れやすくてあまり好きになれません。

またやたらだだっ広くて、しかも高い塀で外界と完全に隔離されているこの空間ってちょっと苦手だったりするので、石薬師門からとっと退出して、寺町通りを南へ南へ。

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途中で見かけた新島襄旧宅。そういえば新島襄の妻が2013年の大河ドラマになるんだよなぁ・・・主人公が有名な人物ではなく、しかも明治という大河ドラマでは類例が少ない時期にチャレンジするだけに、もう始まる前から大コケが十二分に予想されるんですが。

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下御霊神社。上御霊神社と比べるとちょっとシャビー。

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西国三十三箇所第十九番札所「革堂行願寺」。京都の街のど真ん中にあるささやかなお寺です。1004年(寛弘元年)行円の創建。創建当時は御所の北、一条通りにあったそうです。

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狩猟を業としていた行円が、ある時、山で身ごもった雌鹿を射たところ、その腹から子鹿の誕生するのを見て、殺生の非を悟って仏門に入ったとか。

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行円はその鹿の皮を常に身につけていたことから、皮聖、皮聖人などと呼ばれ、寺の名も革堂と呼ばれたとのこと。

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2011.10.24

インディアン 本店@蓮沼

 東急池上線蓮沼駅から駅前通を東へ向かってすぐ。祝日夕方に往訪。先客3、後客ゼロ。

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 正式な屋号は「武田流古式支那そばとカレーの店 インディアン 本店」とやたら長く、屋号通り支那そばとカレーが売り物。支那そばとカレーをセットで頼むのがフツーみたいですが、夕方はそんなに食べる気がしないので「支那そば(700円)」のみを注文。

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 店内は飲食店としてはどうかと思うほど雑然としています。厨房に向かって小さなカウンター3席と4人掛けテーブルが3卓。基本的にご夫婦で切り盛りしているみたいですが、さらにお爺さんがお手伝いしている風。

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 一般的な支那そばのイメージ(=醤油味)とはかなり違った、透明感のある塩スープが特徴。しかも塩もかなり抑え目にして、基本的に出汁だけで成り立たせている感のある面白いもの。ベースは魚介系のようですが細かいところは私には良く判らず。表面の脂がやたら目立ちますが、味わいは超あっさり。揚げネギが良いアクセントに。

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 麺は菅野製麺所製で、緩く縮れた細めの麺。つるつるした食感で、やや柔らかめですがスープがスープなので、麺が自己主張しないように柔らかめにせざるをえないでしょうなぁ。

 堅めのチャーシューやメンマはともに濃い目に煮込まれていますが、スープの塩気が少ないので具の味が引き立ちます。他に水菜、半熟卵1/4。

 面白いことは面白いんですが、支那そばだけだとお上品過ぎてなんだか物足りない感は否めず。やっぱりカレーと一緒に食べてナンボなんでしょうなぁ・・・ でもカレーつけたら1000円超っちゅーのも難ですなぁ・・

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ごらんアウェー:G大阪2011(7)~相国寺界隈

ごらんアウェー:G大阪2011(6)から続く)

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翌朝は京都の中心部をだらだら散策。曇りがちで暑くもなく寒くもなく、まさに散策日和。

まずは鞍馬口駅から上御霊神社に参拝。

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桓武天皇の時代、各地で疫病が流行した。これは御霊の祟りであるとして、863年(貞観5年)に平安京の神泉苑で催された御霊会が当社および下御霊神社の創祀。祀られたのは崇道天皇・伊予親王・藤原夫人・観察使(藤原仲成)・橘逸勢・文屋宮田麿らでいずれも政争に巻き込まれて憤死した人々。

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時代は下って室町時代、失脚した管領の畠山政長と畠山義就との私闘が当社境内の森で行われ、これが応仁の乱に結びついたとも。

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上御霊神社から南へ下って相国寺の境内へ。

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相国寺は足利将軍家ゆかりの禅寺で五山文学の中心としても知られていますが、相国寺が応仁の乱の細川方の陣地となったあおりで焼失した他、何度も焼失。

上写真は法堂(重要文化財)を裏から見たものですが、これは1605年(慶長10年)豊臣秀頼の寄進によって再建されたもの。

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さらに1788年の「天明の大火」で法堂以外のほとんどの堂宇を焼失。現存の伽藍の大部分は19世紀はじめの文化年間の再建。

ちょうど秋の特別拝観の時期でしたが、朝早すぎました(苦笑)

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付近で高層マンションの建設でもあるのか、山門に建設反対の看板が掲げられていますが、観光客から見ればその看板自体も景観破壊でしかないような・・・

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相国寺の南に隣接して建つ同志社アーモスト館。同志社のキャンパス内にはれんが造りの建物が点在し、重要文化財に指定されているものもありますが、アーモスト館は鉄筋コンクリート造り。もともとは学生寮でしたが、今は外国人研究者用の宿泊施設。

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2011.10.23

韓豚屋@神田

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神田駅南口から北へ向かってガード下を歩いてすぐ。都内にいくつか店舗展開している韓国料理のチェーン店です。

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ランチにテンジャンチゲ定食(900円)を注文。チゲ自体はまずまずでしたが、具が非常に少なくてランチにはかなり物足りなくて残念。これならご飯を大盛(無料)にしてもらって、チゲでネコマンマにすべきでした。

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【観戦記】11年第30節:横浜M 1-2 浦和

・監督交代後わずか三日目、練習期間は二日しかなかったため、新監督にできることは非常に限定的。従って、専らメンタル面の立て直しに期待するしかないだろうなぁと思いながらスタジアムへ向かいましたが、驚いたの何の、浦和はたった二日の練習でスタイルを一変。序盤こそぎこちなさは否めなかったものの、かつての堀の教え子たちがチームの中核をなしているのが幸いして徐々にチームとして機能し始め、さらに嬉しいことにややラッキーなPKの助けもあって逆転勝ちで結果もついてきました。

・いや残り試合も少なくなってから降格圏に足を踏み入れた今となっては勝ち点こそがすべてであって、勝ち点が得られたのであれば内容なんてどうでもよいと言って然るべきなんでしょうけど、先々に期待が持てる試合内容でもあったことがなにより嬉しかった。約9ヶ月にわたってペトロビッチが悪戦苦闘を重ねた「ペッカー」よりも、堀のわずか2日間の練習による「サッカー」のほうが組織として遥かに完成度が高いという事実には苦笑を禁じえず、フロントの愚かな決断とペトロビッチの無能が相まって現在の惨状を招いたのは一目瞭然でしたが、今それを糾弾しても詮無いこと。

・勝ち点3を積み上げて甲府を抜いて暫定15位に浮上。この試合内容ならJ1残留にも希望が持て、かつ来週のナビスコ杯決勝もなんとか勝ち負けになるでしょう。

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・先々に期待が持てる試合内容だったとはいえ、完勝といっていいかどうか微妙な試合。立ち上がりに失点し、その後は低めの位置にブロックを形成する横浜M相手に浦和はボールを持たされ気味というお馴染みの展開。浦和のあんまりな得点力とリーグ屈指の横浜Mの守備力を考えれば、横浜Mの選択はあながち間違ってはいません。

・ただスタイルを大転換した浦和の序盤は攻守共に不安定でパスミス、連携ミスが頻発。ボールを持っても考え込む場面が目立っていただけに、横浜Mが早い時間帯に一気に畳み掛けてきたら浦和にとってさらに難しい試合になっていたかもしれません。

・ショートパスを繋ぎ、前の5人が自由にポジションを変えながら横浜M守備陣の穴を探す浦和は20分過ぎから攻撃が様になりだしました。最終ラインでボールをカットしてからのカウンターでビッグチャンスを得ましたが、切り返しでDFを置き去りにした原口のシュートはバーを直撃。宇賀神が原口を追い越してのシュートは精度に難があるのが残念でしたが・・・

・そしてどフリーで右サイドを駆け上がる平川のクロスに反応し、エリア内に突入した直輝を小林が倒してPKゲット。試合後木村監督が嘆くのも判らなくはないPKでしたが、これによって試合の流れは一変。直輝のPKはいったんセーブされたものの、原口が詰めて同点。

・一方1-0で逃げ切ろうとしていた横浜Mのゲームプランは崩壊。ACL圏に入るには降格圏に沈む浦和相手に勝ち点3は必須とばかりに前に出てきました。前半ずっと引いていたので気づきませんでしたが、横浜Mの中盤ってかなり緩いんですな・・・

・浦和の逆転弾は柏木の素早いリスタートから。浦和がこれを食らって失点という場面は山ほど見てきましたが(笑) 虚を突かれた横浜Mに対して右にセル、中央に梅崎、左に原口と広がって3対2になり、梅崎のシュートはゴールマウスの外から中へ切れ込む見事なもの。

・勝ちを焦る木村監督は同点に追いつかれた時点で早々と渡邉を下げて小野を投入。これはこれで理解できますが、なんとも不可解なのは逆転されてからキムクナンを入れ、随分早い時間帯からパワープレーに転じたこと。それなら高さがあり、かつ浦和戦に抜群の実績がある渡邉をなぜ下げた?(苦笑) っちゅーか、キムクナンって高さがある割にはパワープレー要員としてそんなに優秀とは思わないんですが・・・

・浦和は低い位置にブロックを作って防戦しながら、時折縦ポンで一気にカウンター。直輝→原口のチャンスは決めたかったなぁ・・・ 横浜Mはボールを繋いで崩すのをすっかり諦めてしまって(小野が哀れ・・・・)放り込みに終始。

・浦和はいくらなんでも自陣深い位置でファウルを犯しすぎ(山本主審が直輝PKの帳尻あわせに走っていたような気がしてなりませんが、これだけ笛を吹く主審なら直輝のPKを取るのも当たり前か・・・)で、何度も中村のFK&CKの脅威に晒されてしまいましたが、放り込み対策で高さのある高崎を投入し、最後はなんと右SBに坪井を入れる念の入れようで、おっかなくはありましたが結局のところ横浜Mに与えたチャンスらしいチャンスは谷口のシュートを濱田がゴールライン近くで蹴り出した場面だけかも。勝っているときのプランを持っていないに等しかったペトロ(っちゅーか、そもそも大して勝っていないんですが(笑))に対して判りやすい守備固め。

・試合終了の笛が鳴るや否や、監督の下へ全速力で駆け寄る直輝。まるで優勝したかのように一塊になって喜ぶ選手・スタッフ。そして号泣する原口。まだ残留を決めたわけではないからいくらなんでも感極まりすぎな気もしますが、それだけ選手達には重い、重いものが圧し掛かっていたのでしょう。

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-----セル-----
原口-直輝--柏木-梅崎
-----啓太-----
宇賀神-永田-濱田-平川
-----加藤-----

得点:50分 原口、61分 梅崎

67分:宇賀神→峻希(右SBに投入。平川が左SBへ)
80分:梅崎→高崎(1トップへ。セルが右SHへ)
89分:セル→坪井(右SBへ。峻希が右SHへ)

・前節負傷した野田に代わって左SBに宇賀神が入るのは予想通り。豪代表から戻ってきたスピラをスタメン起用せず、それなりに安定している濱田&永田のコンビを据え置いたためスタメンは全員日本人。故障のマルシオはともかく、ランコがベンチにも入らなかったのは意外。

・永田は濱田と組ませるとなぜか「うっかり」がないのが不思議。大黒にやられた場面は濱田のポジショニングが中途半端で、大黒を自由にやらせすぎか?

・早々に失点して攻めるしかなくなったためか、前半は宇賀神の躍動ぶりが印象的。攻撃参加を制限されたペッカーでは全くいいところがなかった宇賀神でしたが、この日は憑き物が取れたかのように原口を追い越してシュート連発。まぁシュート精度がアレなのと、積極的にボールを奪いに行って失敗するのナンですが・・・ そして峻希が守備固め要員になる日が来るとは!

・右SBが平川→峻希→坪井と変化。今年不遇をかこっていた坪井がこんな形で復活するとは!!!

・中へ入る原口、そのスペースに上がってくる宇賀神、ポジション不定の直輝、その穴埋めに奔走する柏木。いやはや楽しい「サッカーらしいサッカー」が帰ってきました。これを熟成させるには時間がないのがあまりも残念。

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---渡邉--大黒---
兵藤--------谷口
---小椋--中村---
波戸-中澤--栗原-小林
-----飯倉-----

得点:4分 大黒

57分:渡邉→小野
75分:谷口→キム クナン(小野がSHに下がる?)
87分:波戸→青山

・中村は最初から最後まで引いた位置でプレー。プレースキックは相変わらず脅威でした。

・先日G大阪戦を見た際には綺麗なサイド攻撃による得点場面があっただけに、この日の横浜Mの攻撃の行き詰まりっぷりは少々意外。G大阪戦を含めて5試合勝ちなしというのも頷ける試合内容ですが、その間無得点試合は一つもないというのがなんとも・・・・

・横浜Mはスタメン固定、かつ交代で出てくる選手もほぼ同じなので、リーグ終盤になって総員お疲れという気がしないでもなく。仙台に追い抜かれて5位に転落するのは時間の問題かと・・・

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2011.10.22

麺処 花田@池袋(2)

 池袋東口から徒歩5分強。土曜昼に2度目の往訪。到着したのは開店寸前で並んでいる人はいませんでしたが、開店と同時に続々と客がやって来て、食べ終わる頃にはさほど広くもない店内に待ち客が10人ほど出来てきました。前回来たときはガラガラだったんですが、いつの間にやら行列店に。

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 もっとも最初からこの店狙いだったわけではなく近隣の店が主目的でしたが、その店のオペレーションが壊滅的。当方が入店直後に、長時間待たされた先客がぶち切れて帰ってしまった現場に出くわしてしまったので、こちらもそそくさと退店して「花田」へ転進した次第。

 前回は「味噌」だったので今回は「辛味噌(790円)」を注文。野菜大盛、ニンニク増しを聞かれましたが、共にフツーで。

 店内はL字型カウンター15席くらい。以前は店主とアシスタントの2人体制でしたが、スタッフの数も増えていました。極太麺で茹で時間がかかる上に、よく言えば作りが丁寧なので着席してから品が出てくるまでの時間が長いのは相変わらず。

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 前回とは丼の形状が変わっています。

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 スープはドロドロの超濃厚タイプ。辛味噌といっても少々辛いといった程度で、脂のこってり感が強めに出ているのは相変わらず。濃すぎてスープを飲む気にはなりませんが、麺を絡める分には濃さ、しょっぱさが気にならない程度にまとまっています。

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 極太麺は断面が丸いタイプで緩い縮れ入り。このスープにはこれしかないという相性のよさ。もちもちとした食感も嬉しいもの。

 チャーシューが一枚隠れていますが、柔らかくて崩れやすいようで、チャーシューを食べないうちにぐずぐずに崩れて濃厚スープの中に沈んでゆきました・・・ また炒め野菜ってこんなに少なかったっけ??? これなら大盛にすべきだったと後悔。

 濃すぎて体に悪い感は否めませんが、たまに食べたくなるタイプなのは確か。

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2011.10.21

【閉店】福の神食堂@秋葉原(2)

 秋葉原駅から電気街口から西へ。昌平橋通り沿い。昌平小・幼稚園近く。同じ並びに「影武者」あり。平日夜に往訪。先客3、後客1。近隣に出来た「京濱」を往訪したところ、すでにスープ切れで閉店していたのでこちらへ転進した次第。半年ぶり2回目。

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 メニューがいつの間にか随分増えていて「塩」や「つけ麺」もありましたが、今回は「味玉中華そば(780円)」を注文。中華そばは前回700円だったからちょっと値下げ(680円)した模様。麺の量は並で150g、大で210g。

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 店内は厨房沿いに2段に折れたカウンター10席強。

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 スープは店先の能書きによると「大山地鶏と豚のゲンコツを使ったコクのある旨味と、本花かつおと煮干しをメインに炊いたキレのある和だしを合わせた」とあり、前回はやや動物系が強めに感じましたが、今回は魚介系とのバランスか良くなっていました。和風仕上げのかなりレベルの高いスープですが、かえしがきつめで最後のほうはちょっとしょっぱくなってしまうのは相変わらず。

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 麺は細麺ストレート。前回は堅めでざらざら、ごわごわ、ぼそぼそとした食感でしたが、今回食べてみるとずっとしなやかになってスープの絡みもぐっと良くなったような気がしました。

 2枚のせのチャーシューは堅めですが脂はほとんどなく、肉の味わいをじっくり味わえる逸品。味玉は特に可もなく不可もなし。他に海苔・メンマ・ネギ。

 おいおい「塩」で再訪します。

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【展望】第30節横浜M戦

・J1残留を占う上で極めて重要だった「さいたまダービー」に敗れて降格圏転落。しかも翌日新潟も勝ってしまったために、13位新潟&14位大宮との勝ち点差は6と大きく離れ、J1残留は甲府とのガチンコ対決の様相を呈してまいりました。

・といっても甲府は監督交代後明らかに登り調子の一方、無為無策の浦和はナビスコ杯で掴んだかと思われた運気も失ってしまって、気がつけばリーグ戦は第21節アウェー新潟戦に勝利して以来勝ちなし。勝ち点1差でまだ5試合ありますから数字の上では逆転の目はいくらでもありますが、足下両チームのモメンタムに大きな差があるのは明らか。

・従って、「ファイナル・ファイブズ」を迎えて浦和が衰運をひっくり返すには相当の起爆剤が必要なんですが、そこで飛び出したのがダービー終了後のぺの「来年はやる気ないけど、今年は最後までやるぜ!」という迷言。その発言だけでも十分にへなへなになりましたが、こともあろうにクラブはぺを即刻クビにすることもなく、逆に最後までやらせることを断言するでもなし。だめだこりゃ・・・・

・まぁ後任のアテがないので即刻クビにはできず、かといって最後までやらせると断言してしまうには結果&内容ともアレすぎるという「苦渋の不決断」なんでしょうけど・・・

・と思っていたら、木曜日になってペトロを更迭し、堀をユース監督からトップへ引き上げるとの報。全くもってこのクラブのやることはさっぱり判りません。

・現在ほぼ最善と思われる陣容&布陣で臨んだにも関わらず、大宮相手に1回しか決定機を作れなかったというのはかなりの衝撃。堀新監督も練習時間がほとんどない限られた時間でてきることなんて極めて限られるでしょうし、横浜M戦は前節負傷した野田の代わりに宇賀神を入れ、梅崎→原口、濱田→スピラと代表組を戻すくらいかな?

・というわけで、明日の横浜M戦はバーベキューとフラダンスで英気を、かつ監督交代をきっかけに危機感がいや増した選手達がどこまで踏ん張れるか、それに期待するしかないでしょうなぁ、ハァ。

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<前節:横浜M 1-1 広島>

---小野--大黒---
兵藤--------天野
---小椋--谷口---
金井-中澤--栗原-小林
-----飯倉-----

得点:75分 大黒

63分:天野→中村
88分:大黒→渡邉
90+2分:小椋→キムクナン

・長谷川アーリアがベンチからも外れていますが理由不明。第24節から怪我で戦線離脱していた中村が後半途中から出場。

・横浜Mのスタメン及び交代メンバーは非常に固定的。FWで大黒と渡邉の入替えがあるくらいで、それ以外は怪我や出場停止でもなければほぼ同じ面子。

・横浜Mの戦績も下降線で、足下4試合勝ちなし(2分2敗)。

・左SB金井が浦和戦で出場停止。

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2011.10.20

【やっとこさ】ペトロ解任、堀昇格【やらんよりマシ】

・大宮戦終了後のペトロの爆弾発言で、さすがにクラブはペトロを即刻解任するかと思いきや解任はせず、かといって最後までやらせると明言するでもなし。

・なんとも不可解な形で時間を空費したあげく、木曜日になってようやくペトロの解任&堀ユース監督のトップ昇格を公表しました。

・一応来年も見据えてしっかりした監督を探してみたんでしょうが、これといった伝手もなく、またそもそもまともな人物には相手にされず、結局クラブ内でS級を持っている数少ない人物の一人である堀を引き上げるしか道はなかったのでしょう。またユースの天野氏を同時にトップコーチに引き上げているところを見ると、広瀬コーチも実質的にクビなんでしょう。いずれも邪推でしかありませんが。

・堀新監督は若手育成で実績を上げているとはいえ、トップで指揮を執るのは全く初めて。目先の勝ちを拾いに行かねばならないという重大なタスクを堀がこなせるのかどうかは甚だ不透明で、もはや上がり目がないペトロをズルズル引っ張るよりはマシという消極的な期待しかできません。

・また堀監督の任期がいつまでなのかはっきりしない点も気がかり。来年もトップを堀監督に託すとなると、曲がりなりにも人材育成機関として機能しているユースを叩き潰すことになりかねないわけで・・・・ よって堀監督は今年限りで、残留しようが降格しようが、来年は新監督を招聘するものと信じたいところ。まともな人物には相手にされないであろうという状況には変わりありませんが、そこをなんとかしないと長期低迷に陥るのは必定。

・でも、その思いを悉く裏切って、斜め上どころか異次元の手を打ってきたのが浦和のフロントなんで。

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ごらんアウェー:G大阪2011(6)~嵯峨野

ごらんアウェー:G大阪2011(5)から続く)

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トロッコを試乗した後は、嵯峨野の名刹を散策。とりあえずトロッコ嵯峨駅から北へぷらぷら住宅街の中を縫うように歩いて大覚寺を目指してみましたが、そんなルートで歩いてくる人は少ないせいか、案内板がほとんど出てないんですなぁ・・・ まぁそんなに広くはないエリアなので難なくたどり着きましたが。

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宸殿(重要文化財)から唐門を臨む。大覚寺は宮廷風の建築や皇室ゆかりの建物を移築したものが多く、あんまりお寺っぽくないのが特徴で、宸殿もその一つ。

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宸殿から五大堂(右)と御霊殿を臨む。五大堂は大覚寺の本堂に相当しますが、大沢池に面した境内の東外れに位置。中では写経に勤しんでいる人もちらほら。

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少し歩いて清涼寺へ。住宅地のど真ん中で一際目立つ仁王門。清涼寺は嵐山の観光スポットから少しはずれ、また大覚寺ほどの知名度もないせいか、いつ来ても観光客はあまり見かけないような気がします。

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清涼寺は989年(永延元年)奈良東大寺の僧 凋然上人が宋から持ち帰った釈迦如来を安置するため発願によって建てられたものですが、完成したのは凋然上人が没した年(1016年)。

本堂は応仁の乱等で焼けてしまい、現在の本堂は1701年(元禄14年)再建。

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凋然が中国へ渡った折、インドで釈尊37歳時の生き姿を刻んだといわれる栴檀の香木で作られた像が中国に伝えられているのを見て、その像を模刻して日本に持ち帰ったとされる国宝「三国伝来の釈迦像」で有名。

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嵯峨野散策の締めくくりは嵯峨嵐山駅に近い天龍寺。

開基は足利尊氏、開山は夢窓疎石。足利将軍家と桓武天皇ゆかりの禅寺として壮大な規模と高い格式を誇り、京都五山の第一位。かつ世界遺産にも指定されています。

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しかし、創建後何度も火災に遭い、そして幕末の蛤御門の変では長州藩の宿営所となったがために、反撃に転じた幕府方の砲火でボコボコに。

従って京都でも屈指の名刹の割には、現存伽藍の大半は明治時代後期以降の再建です。

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紅葉はシーズンはまだまだ先。でも庭園が広大なために、人手の割にはいつ来ても落ち着いた感じがして結構好きだったりします。

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2011.10.19

平太周 味庵@大崎広小路

 東急池上線大崎広小路駅から山手通りを東へすぐ。祝日昼に往訪。最初は近隣の"ORAGA NOODLES"に行くつもりでしたが休みのようだったのでこちらへ転進。先客1。その後近所で働いていると思しき人々がぞろぞろやってきて退店時にはほぼ満席に。

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 券売機で基本と思しき「らーめん(650円)」を注文。他に「味噌らーめん」や「つけめん」など。味の濃さ・脂の量・にんにくの量は調整可能ですが、全部「普通」で。

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 店内はコの字型カウンター12席くらい。店内はかなりくたびれています。接客係の女性は外国人なんでしょうが、イマイチ何を言っているのか判らず(苦笑)

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 見た目通り、今やすっかり廃れてしまった背脂たっぷりの豚骨醤油。もっとも背脂は気持ち悪くなるほど大量にのっている訳ではありませんし、醤油の香りが強い割にはやたらしょっぱいわけでもなく、この手のラーメンにしては食べやすい範囲内かと。不思議なことににんにくの気配はほとんど感じず。ベースの豚骨は今となっては濃厚な部類には入らないでしょうが、そもそもこの手のスープは全く飲む気がしないので大勢に影響なし。

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 麺はつるや製麺製で、緩い縮れ入りの並太麺。わずかにごわごわした食感で、スープとの相性も良好。麺固めを注文していた人もいましたが、デフォルトだと柔らかめというわけではなさそう。

 大雑把に刻まれたネギの臭みが強くて少々難儀。チャーシューはボロボロに崩れるタイプ。他にゆで卵半個とメンマ。

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ごらんアウェー:G大阪2011(5)~嵯峨野観光鉄道

ごらんアウェー:G大阪2011(4)から続く)

亀岡 12:36 (1244M サハ221-77) 12:39 馬堀
トロッコ亀岡 13:35 (嵯峨野8号 SK200-1) 14:01 トロッコ嵯峨

 

 今回のお楽しみの一つが嵯峨野観光鉄道の試乗。保津川沿いに走っていた山陰本線の旧線を観光用のトロッコ列車に転換したもので、できて間もない頃に一度乗りましたが、それ以来2度目。

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 亀岡側の起点「トロッコ亀岡駅」はJR亀岡駅の近くではなく、その一駅隣の馬堀駅から徒歩10分弱。築堤に沿って京都方面へ少し進んだところにあり、山陰線がトロッコ亀岡駅のすぐ脇を通り過ぎてゆきます。

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列車は貨物列車改造のトロッコですが、駅舎はそれなりに立派。

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 嵯峨野からトロッコで亀岡へ出て、帰りは保津川下りを楽しむのが観光ツアーのメインルートですが、トロッコ亀岡駅も保津川下り乗り場も、共にJR駅と少々離れているので、そこがビジネスチャンスに。

 トロッコ亀岡駅と保津川下り乗り場とを結ぶ馬車が営業中。

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 嵯峨からやってきた下り列車は団体客で満員!

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 一方上りの方は今日はガラガラなんかいなと気楽に構えていたら、出発時刻ぎりぎりになってこちらも団体客がどっとやってきました。もっとも満席には至らず、駅で当日券を販売。

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信楽焼きのたぬきに見送られてトロッコ亀岡駅を出発!

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 最初は京都へ向かって左側に保津川。ゴムボートで川を下っている人もいます。

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 途中何艘も川下りの船を追い越し・・・

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 山陰本線の新線が頭上を越えて行きます。

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 保津川を渡る鉄橋の上で停車サービス。ここで保津川が右側へ移ります。

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 対岸に宿が見えてきたら途中駅のトロッコ嵐山駅ももうすぐ。

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 終点トロッコ嵯峨駅。初めて乗ったときはこんなにでかい駅舎じゃなかったような・・・

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2011.10.18

【閉店】麺屋 むぎのいえ@御徒町

 御徒町駅南口から西側に出てガード沿いを南へ。「中本」を越えてすぐ。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。

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 「俄然モンゴリ庵」→「七辻」といずれも長続きしなかった跡地に居抜き出店。入り口脇の券売機で「醤油らーめん・並(700円)」を注文。つけ麺も用意。

 店内はI字型カウンターが8席。店内にいらっしゃるのはは店主とその奥さんでしょうか? 換気が良くないのか、炒め物の脂の臭いが店内にこもり勝ちなのは困ったもの。

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 やや広口かつ容量の大きそうな丼で出てきました。

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 スープは一応魚粉交じりの魚介とんこつですが、ベースとなる出汁の旨みが弱くてかえしばかりが目立っているような・・・ また具がどっさりのっているのが裏目に出てスープ全体がぬるくなってしまったような・・・

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 160gあるとの麺は並太より心持ち太いかといった感じで緩い縮れ入り。柔らかめなのが苦手な上に、スープが弱いのが災いして麺との相性も良くないような・・・

 具沢山なのが売り物なのか、もやしやニラの炒めもの、メンマ、ゆで卵半個、チャーシュー、白髪ネギ、かいわれ、海苔、さらに揚げ玉みたいなのも乗っています。でもせっかく炒め物を作ったのに、その上に冷たい具を次々乗せるってどうなんだろう???

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ごらんアウェー:G大阪2011(4)~丹波亀山城

ごらんアウェー:G大阪2011(3)から続く)

 亀岡駅の南、市街地のど真ん中に亀山城があります。明智光秀が盆地内の小高い丘に築いたもので、短い期間ですが丹波経営の拠点となっていました。

 江戸初期に「天下普請」により幕府が西国大名に命じ近世城郭として亀山城を大修築。本丸には5重の層塔型天守が上がりましたが、その縄張りを勤めたのが藤堂高虎。

 なお、三重県亀山市(一頃シャープの「亀山モデル」で有名でした)と混同するので、明治になって町の名前が亀山から亀岡へと改称されて今日に至っています。

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 駅から南へ直進するとすぐに川というか限りなく池みたいなのにぶち当たりますが、どこからどうみても城のお堀代わり。

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 亀山城址は現在は大本教の所有となっていますが、天守台など神域であるために立ち入りができない箇所があるくらいで、見学自体には特段支障はありませんでした。

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 もっとも観光施設ではないので城郭としての案内板の類は全くなくて少々難儀。高石垣が最大かつ唯一の見所かな? その奥に天守台へと続く石段が見えていますが、立ち入り禁止。

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 駅に戻ると小さなバスが停まっていました。ボディに描かれているのは明智光秀・春日局・藤堂高虎の3人。春日局は明智光秀の重臣・斎藤利三の娘として亀岡で生まれ育ったとか。

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 なんか手抜きっぽくて人気が出なさそうなマスコット・・・・

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2011.10.17

ごらんアウェー:G大阪2011(3)~保津川下り

ごらんアウェー:G大阪2011(2)から続く)

穴太口 10:54 (京阪京都交通)  11:02 亀岡駅前

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 亀岡駅から北へ10分ほど歩くと保津川下りの乗り場があります。もっとも今回は乗り場を見に行っただけで乗船せず(^^;

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涼しくなって観光に相応しい時期になってきたとはいえ、紅葉シーズンはまだまだ先。従って保津川下りも活況にはほど遠く、乗り場には空船が目立ちました。

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 天竜川下りで転覆事故が起こったためか、乗船客は全員ライフジャケット着用。一昔前はもっと気楽に乗っていたように記憶していますが・・・・

 また柳川の川下りは何社も入り乱れて営業していましたが、保津川下りは「保津川遊船企業組合」が独占的に運営。

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ようやく出発。足元の覚束ない酔っ払いは特にいなかったようで(苦笑)

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 帰りの船はトラックに積まれて川を遡上(笑)

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2011.10.16

ペトロ爆弾発言に萎えるの巻(へなへな)

浦和の公式サイトに、ペトロの珍妙な発言が載っています。

「この時点でクラブ、もしくは決定権のある人たちは何か行動を起こすかもしれませんが、それは分かりません。ただし自分はできる限りのことを尽くして、浦和レッズを愛するハートがあるので、残りの5試合、全力でクラブのために戦い抜くことを誓います。ただし、今の時点で正直に話をしておきます。残りの5試合が終わったら、自分は次の年は残らないという決定をしました。自分のハートの中で、来年、残ろうが残るまいが、自分の仕事がある限り、浦和レッズのために全力を尽くすスタイルでいます。こういう発言をしたからといって、クラブが今すぐ出て行ってくれというかもしれませんが、自分はすべて浦和レッズのために全力を尽くしているので、最後まで戦い抜きます」

これを「辞意」「辞任表明」と受け取る向きもあるようですが、この結果、この試合内容で「残りの5試合やります!!!」と断言していることのほうがむしろ驚き。菅前首相もびっくりの驚異の粘り腰!

「自分は次の年は残らないという決定をしました。」って契約は今年一杯だから、ペトロが決断する必要は全くないんですが・・・ この結果、この試合内容で契約更新なんてあるわけがないでしょうに。ああ、ナビスコ杯決勝に進んだことで契約更新ありと考える奇特な人がなきにしもあらずでしたか。

負ければ選手、特にFWを責めまくり、ただでさえ求心力があるようには思えないペトロの自爆発言がチームのカンフル剤になるとはとても思えず。まぁチームを去ることを考えていた選手には影響があるかもしれませんが、単にチームの混乱に拍車をかけるだけに終わるんでしょうなぁ・・・

この趣旨不明の発言を受けてクラブはどう動くのか。これまで何度もペトロ更迭の機会がありながら、違約金の支払いをケチって(?)その機会を逸し、目先の成績向上には何の効果もない「GM更迭」という摩訶不思議な手を繰り出したクラブですから、後任のあてなんてないも同然なんでしょう。

また慌てて後任を探そうにも、過去の所業が災いして、浦和はもはやまともな人物には相手にされるクラブではありませんし。

とうとう降格圏に足を踏み入れてしまったとはいえ、まだ15位とは勝ち点差1で5試合も残っています。従ってJ1残留を諦める必要は全くありませんが、この監督、そしてこのフロントには諦めの境地しかありません。まぁ今年5月くらいからずーーっとそんな感じでしたが(自嘲)

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【観戦記】11年第29節:浦和 0-1 大宮

 ナビスコ杯を勝ち進んだことによって得たはずの良い流れは雲散霧消。大宮の決定機も多かったわけではありませんが、浦和の決定機はわずか1回しかなく、それなりにチャンスを作っていた大宮の勝利は極めて妥当でしょう。

 この日何がショックだったって、監督がスタメンを妙にいじくらず、G大阪戦とほぼ同じ面子(出場停止の宇賀神を平川に代えただけ)で試合に臨んだにも関わらず、大宮の前にほぼ手も足も出なかったこと。大宮は積極的にラインを押し上げてコンパクトな陣形で浦和を封じ込める作戦に出ましたが、これがものの見事に奏功して浦和は中盤が全く作れませんでした。

 この試合の様子を見ると、C大阪戦・G大阪戦で良い内容の試合が出来たのは浦和が良かったのではなく、単に両チームの中盤がユルユルすぎただけのようにも思えます(奇しくも両チームとも昨日大敗を喫してますが)。また残留争い慣れしている大宮と、降格のプレッシャーでガチガチになってしまった浦和との精神的な余裕の差が大きいのかもしれません。

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 中盤が全く作れない浦和は最終ラインでだらだらボールを回してセルを大宮DFラインの裏に走らせるくらいしか攻撃の手立てなし。しかも前半はなんとかDFライン裏に抜け出たセルへのフォローが遅くて、全く点が入る気がしませんでした。強行出場した柏木はいつもと比べると運動量が少なく、無理を承知で出すレベルではなかったような・・・

 後半は選手間の距離関係、フォロー意識がやや改善して、それがセルの強引な中央突破→ランコのビッグチャンスに繋がりましたが、ランコのシュートはGK直撃・・・

 手詰まり感たっぷりになったためか、ペトロはランコに代えて原口を投入し、フォーメーションも4-2-3-1に変更。机上論としては十分選択肢たりうる変更ですが、結果は完全に失敗。既に疲労困憊のセルはボールをキープできず、しかもサイドに流れ勝ち。これでは2列目はフォローのしようがありませんし、たまに原口にボールがわたっても、原口は投入直後に見せ場を作ったくらいで、その後はさっぱり。

 CKを随分得はしましたが、サインプレーで密集から離れたところにいた柏木が惜しいシュートを1本放っただけで、あとはチャンスにならないどころか、大宮にカウンターのチャンスを与えていただけのような・・・ これを見ると相手は浦和にCKを与えてもいいからボールを蹴り出して凌ぐ気になりますわなぁ・・・

 ただボールを持っているだけの浦和に対し、大宮はカウンター主体に反撃。フォーメーションは一応ラファエル1トップの4-2-3-1なんでしょうが、東がラファエルと並ぶ2トップ、あるいは完全に東とラファエルが入れ替わってしまう時間帯も結構あり、引き気味の位置にいるラファエルが巧みにボールをキープしながらチャンスメーク。こういうFWが浦和にいたらどんなに楽なことか(自嘲)

 この日は野田の調子が明らかに変。選手紹介でなぜか読み飛ばされたのが良くなかったのかもしれませんが(笑)、1対1の対応を誤って簡単に裏を取られることも。自分がチームに迷惑をかけているのを気に病んでが、終了間際に攻撃に出た際にラフプレーでイエローをもらってしまいました。悪いことは続くもので、相手と交錯してそのまま動けずに負傷退場。

 大宮はシュートに繋がる場面は少ないものの、浦和左サイドを深く抉って鋭いクロスを何本か供給。またサイドから浦和DFラインへ斜めにボールを入れて、後方から突入してきた選手に拾わせる(GK加藤の鋭い飛び出しでなんとか事なきを得ましたが・・・)など、それなりにチャンスメーク。そしてその積み重ねが決勝点に。野田に代わって投入された岡本の裏からのクロスがラファエルにどんぴしゃり。

 J1残留のためには是非とも勝利が必要だった「さいたまダービー」に破れて意気消沈の中、ペトロが「来季は指揮を取らない」と公言。チームを混乱に陥れるだけの、思慮を欠いた(っちゅーか、ペトロにもともと思慮なんてあるのかなぁ・・・)発言でただでさえささくれ立った心が一層ズタズタになってしまいましたが、その辺は稿を改めて。

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---蘭子--セル---
梅崎--------丸塩
---柏木--啓太---
野田-永田--濱田-平川
-----加藤-----

66分:デスポトビッチ→原口
71分:野田(負傷)→岡本
75分:マルシオ→直輝

 G大阪戦の前半の出来からすればマルシオのスタメン起用はどうかと思いましたが、結果は案の定。もっとも代わりに直輝を出したところで、大勢に影響はなかったかもしれません。

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-----ラファ-----
橋本---東----渡邉
---上田--青木---
金--片岡--深谷-杉山
-----北野-----

得点:84分 ラファエル
 
57分:上田→金澤
69分:杉山→李天秀
75分:金英權→村上
 

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2011.10.15

極濃麺家初代 一本氣@小岩

小岩駅北口から蔵前橋通りへ出て東へ。祝日昼に往訪。開店5分前くらいに店に到着したところ、既に2人が開店待ち。さらに開店までに一人やってきました。あとは三々五々客がやって来て、退店時には外で待ち客も発生。

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 基本だけでも「ラー麺」「本気ブラック」「つけ麺」「博多魚豚そば」と4種類のメニューがあって券売機のボタンもやたら賑やかですが、もっともシンプルな「ラー麺(680円)」を注文。他の客も「ラー麺」を頼む人がほとんど。他のメニューは「ラー麺」と比べるとやや高く、特につけ麺は800円からと非常に割高なのが原因かも。

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 店内はL字型カウンター10席ほど。水セルフなのは結構ですが、カウンターにボトル類がなくて、いちいち冷水器まで汲みに行かないといけないのは面倒。

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 やや背の高い円錐状の丼で出てきました。扇風機の風で海苔が倒れてしまい、ビジュアル的には大いに難あり。

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 少々とんこつ臭が漂う典型的なとんこつ醤油ですが、家系のそれほどかえしがきつくないのが特徴。豚骨の出汁の旨みがしっかり出ていて、かえし控えめの分出汁の旨みをしっかり味わえます。屋号に「極濃」とありますが、ドロドロに濃いわけではありません。

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 麺は並太ストレートで、これも家系と比べるとかなり細めに感じますが特段スープに負ける風もなく、そこそこのコシを保っていてスープの絡みも良好。細麺で替玉ができるようですが、細麺は合わないでしょうな。

 具はチャーシュー、きくらげ、刻みネギ、メンマ、海苔。量が足りないときは替玉よりご飯をつけたほうがよさげですが、おかずにするには具が寂しく、この辺は値段早々で致し方なし。

 開店時間が変わって中休みがなくなったようで、駅から近いこともあって中山競馬場からの帰りなんぞに重宝しそうです。

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2011.10.14

田中@水道橋

 水道橋駅西口から専修大のほうへ下がる。日曜昼に往訪。先客3、後客2。

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 横浜家系がうりの店で、メニューはやたらごちゃごちゃしていますが要するにトッピングが変わっただけ。「らーめん・並(600円)」を麺堅めで注文。またこの店はライスが無料(しかもお代わり自由)なので半ライスをつけてもらいました。

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 店内は外壁に沿って大小のカウンターを並べたような格好で全部で10席ちょっと。卓上は調味料や漬物でやたら賑やか。

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 まぁやたら味が濃くてやたら脂っぽい家系はどこで食べても極端な差は出ないと思っていますが、ここのはとりわけしょっぱいような・・・ラーメン単体で食べるのはちょっと厳しく、ご飯のおかずにしてちょうどいいくらい。だから無料のライスがありがたいのかも・・・

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 麺は堅めで頼んだつもりでしたが、それほど堅いようには思えず。どこの麺なのかは判りませんが、一般的な家系の麺よりは心持ち細いような気も。

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 具は定番のチャーシュー、ほうれん草、海苔。デフォルトだとちょっと具が寂しいので、何か一品加えたほうがよさげ。

 クォリティーはともかく、コストパフォーマンスが非常に良い上に、このあたりで日曜日に開いている店は貴重なので再訪するでしょうな、たぶん。

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【展望】11年第29節大宮戦

・ナビスコ杯を良い内容で勝ち抜いて決勝に駒を進めた浦和の真価が問われる時がやってきました。極論すればナビスコ杯を制したところでJ1残留に失敗すれば世間の笑い者になるのは必定。勝ち点3差で一つ上の14位にいる大宮に勝って、ナビスコ杯で得た勢いが本物であることを実証できれば残留はさほど難しい話ではないでしょう。

・天皇杯2回戦は目論見通りナビスコ杯準決勝出場の主力を休ませることができたので、大宮との日程の差(大宮は中4日、浦和は中2日)は事実上問題にならず。従ってナビスコ杯の勢いを大宮戦に持ち込めるかどうかはスタメン選考次第といっていいでしょう。

・個人的には準々決勝C大阪戦のスタメンで何の問題もないと思います。マルシオはG大阪戦の前半の出来は芳しくなく、代表で長距離移動したばかりのスピラはもちろん、調子を取り戻しように見えない原口をあえてスタメン起用する理由は全くないかと。

・もっとも天皇杯で直輝をスタメン起用したところから見ると、ペトロはマルシオをスタメン起用した準決勝仕様でくる気配濃厚。しかもペッカー教の御本尊、御神体を外すわけがないでしょうから、その御神体をどこに祀るのかが最大の問題。梅崎に代えて左SHに祀るようであれば、ナビスコ杯で掴んだ良い流れを全部ぶち壊しにしかねないような・・・・

・大宮はナビスコ杯2回戦第2戦で主力を休ませ、万全の態勢でホームで福岡相手に勝ち点3を確保しに行ったもののまさかの敗戦。それでケチがついたのか、続く天皇杯2回戦では主力メンバーで臨みながら福岡大相手にPK戦の末に敗戦と、精神的にダメージが残るというか、負け癖が付きかねない展開に。

・チームの勢いというか、モメンタム的には浦和優勢ですが、如何せん監督が監督なので心配の種は尽きず・・・・

<前節:大宮 0-2 福岡>

-----ラファ-----
金久保--藤本---渡邉
---上田--青木---
村上-金---片岡-杉山
-----北野-----

56分:藤本→石原
77分:杉山→橋本
84分:金久保→ピンパォン

・ナビスコ杯では主力をほとんど休ませて万全の体勢でホームで福岡を迎え撃ったものの、福岡の気迫に押されたのかまさかの敗戦。

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2011.10.13

【閉店】極辛BLACKつけ麺 七代目けいすけ@秋葉原

 秋葉原駅電気街口から総武線ガード南側沿いに西へ。隣にデニーズ。平日夜に往訪。「極辛BLACK」を冠したけいすけグループの新店です。

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 券売機で「つけ麺・並盛(200g)」をチョイスしたところ早速辛さを聞かれたので3辛で。辛さは1辛~5辛の5段階。店内は20席弱くらいのキャパがありそうで、客が逐次入れ替わりながらだいたい8、9割くらいの入りを保っていました。

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 卓上にはゆで卵。出来上がりを待っている間に小ライスがやってきましたが、そんなに早く持ってきても冷えるだけなんですが・・・

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 かなりでかい半球型の丼でつけ汁が登場。「BLACK」の名のとおり真っ黒な香味油が目立ちますが、「極辛」のほうはそれほどでもなく・・・花椒の痺れ感がやたら強いだけで辛いというには値しないかと・・・ しかも野菜の炒め物やカレイのから揚げといった脂ものを入れていることもあってやたら脂っこく、つけ汁の旨みはどこかへ吹き飛んでしまったような気も・・・少なくとも「うま辛」とは言わないでしょうなぁ・・・

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 またこんなに脂だらけの超こってりつけ汁に対して、どういうわけか麺はつけ麺にしてはやや細めの縮れ麺。しかも締めが甘いのか、やや柔らかめの出来上がり。つるつる、もっちりした食感を好む向きもあるでしょうが、つけ汁に対しては弱すぎる印象。

 脂ものの具は麺に合いそうにないので、もっぱらご飯のおかずとして処理。ご飯はお代わり自由なので、量を求める店として割り切ってしまうのはアリかもしれませんが、それだとちょっと高いような・・・ というか、つけ麺を止めて、丼物として出したほうがマシなんじゃないかと・・・

 スープ割りの代わりにポット入りのジャスミン茶をもって来ましたが、さすがに飲む気は起こらず・・・

 しょうが焼き定食のつけ麺版にすぎない六代目よりも評価はさらに落ちるかなぁ・・・

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【観戦記】11年天皇杯2回戦:浦和 4-1 宮崎産業経営大

・土曜日にJ1残留をかけた大一番「さいたまダービー」を控え、主力を全て休ませながら大学生相手に勝利を収めるという主目的は達成されていますから、この試合には何の問題もないという見方もあるかと思います。

・ただ普段出番のない選手、あるいは怪我明けの選手達が、レギュラー陣に割って入るだけのパフォーマンスを見せられたかという観点からすれば全くといっていいほど収穫がない試合でした。

・小島なり、直輝なりがレギュラー入りしているのは当然と思われる一方、もうJ1どころか、プロとしてやってゆくのはしんどいだろうと思わざるを得ないレベルの選手もおり、ベンチ入りできない選手はそれなりの理由があることを再確認した格好。「相手のレベルに合わせてしまう」暢久の悪癖も改めて確認。

・個人レベルでも疑問符がつく上に、もとより組織力皆無なので、当然ながら試合内容も低調。点差は付きましたが、シュート数やCK数は相手の方が多く、決定機の数も似たようなもの。浦和がチャンスを確実に決めて点差を広げはしましたが、内容は攻守ともお寒い限り。

---高崎--マゾ---
直輝---------原
---青山--小島---
平川-坪井--暢久-岡本
-----山岸-----

得点:14分 オウンゴール、18分 マゾーラ、55分 原、76分 高崎

HT:平川→宇賀神
63分:直輝→原口
69分:マゾーラ→野崎

・前半は宮崎産業経営大(以下「宮崎」)の仕掛ける猛プレスの前に浦和はまさにタジタジ。あまりの凄まじさに腰が引けたのか、気後れしたのか、あれよあれよという間に右サイドでしっかりボールを繋がれて開始10分で失点。偶発的でもなんでもない、力負け的な失点でした(失笑)

・もっともマゾーラが左サイドを強引に突破して、角度のないところから放ったシュートがオウンゴールを誘発して早い時間帯に追いつけたため、浦和に変な焦りが生まれる暇がなかったのはなにより。

・浦和は高崎&マゾーラという「どちらも全く収まらない2トップ」の弊害がモロに出たこともあって全く中盤が作れないためか、宮崎DFライン裏へ長めのボールを放り込んでFW陣を走らせる方針。慣れないどころか、全く適性がないと思われるSHに配された原が2トップと並んで最前線に張りがちなのはともかく、直輝までも前に出てしまって4-2-4みたいな格好になっているのを見て大笑い。もっともその直輝がロングボールに反応してタイミングよくDFラインを突破→落としたところにマゾーラがズドンという流れは見事。

・後半頭から怪我明けの平川に代えて宇賀神。さすがに宮崎の猛プレスも後半は息切れして浦和は中盤でボールを持てるようになりはしましたが、決定機はなかなか作れず。右サイドからのクロスを最前線に出ていた直輝が繋いで原がズドンと2点目ち似たような形で3点目を上げ、さらに小島CK→高崎ヘッドで4点目。

・代表帰りの原口を直輝に代えて起用した意図は良く判らず。

・マゾーラ→野崎の交代は野崎に経験を積ませる以上の意味はないでしょうけど、運が悪いことに3人目の交代枠を使った後に青山が故障。ベンチに下げもせず、かといってボランチに据えたままにするわけもいかないので、青山は足を引きずったまま最前線で浮遊するというなんとも居たたまれない光景が・・・

・「蛇頭蛇尾」な浦和に対して宮崎は速攻で応戦。スピードのある10番はなかなか厄介で、再三浦和DFライン裏へ飛び出してチャンスメーク。しかも最前線で坪井と対峙しながらボールをキープしている10番へのフォローも早く、宮崎が選手間でボールを回しだすと連携もへったくれもない浦和守備陣はあっけなく崩壊。宇賀神の守備は大学生相手でも安心できないのか・・・・

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2011.10.12

【TV観戦記】W杯3次予選:日本 8-0 タジキスタン

・シリアはタジキスタンとのW杯アジア2次予選に無資格の選手を出場させたことで予選失格。これにより3次予選に繰り上げ出場となったタジキスタンですが、残念ながら弱すぎました。これまで北朝鮮とウズベキスタン相手にスコアの上では0-1と善戦していただけに、ガチガチに守備を固められると面倒な相手かも?と思っていたのですが、その守備は全く体をなしていませんでした。

・一応4-1-4-1みたいな布陣で、深い位置で4×2のラインを敷いて中央を固めている風ではありましたが、まさにそれは形がきれいなだけ。スペースをきっちり埋めるでもなく、ボールホルダーに激しくプレスを掛けるでもなく、どう守るのか全く意図が見えてきませんでした。タジキスタンで最も奮戦していたのはクロスバーだったという説も。

・そんなタジキスタン相手に日本は故障中の本田に代えてトップ下に入った中村憲が出色の出来。DFラインの前でくさびのパスを受けてサイドへ叩く、あるいはサイドに流れてパスの出し手になる、さらにはSBとCBの間でボールを受けてビックチャンスを演出とまさにやりたい放題。シュートだけがどうしても決まらない風でしたが、なんとか後半1点を奪取。

・また突如1トップのスタメンに抜擢されたハーフナーも、監督の期待に応えて前後半の早い時間帯にクロスをヘッドで叩きこんで1点ずつ。マッチアップしているタジキスタンのDFが小さすぎて不憫でしたが・・・ セットプレーでは吉田にやられまくりで、吉田がきっちり決めていればもう1、2点入っていたような・・・

・ハットトリックも十分狙えそうなハーフナーをザックは早々と引っ込めて李を投入。1トップの競争を煽ろうとする意図がみえみえでしたが、李は焦りすぎたのか、惜しいボレーシュートが一本あっただけ。前目の選手の中では一人負けみたいな格好で試合終了。

・細貝投入時に下げたのは怪我持ちの遠藤ではなく、長谷部。前半主審に何がしか注意を受けていたためだと思いますが・・・でもその対策も虚しく、代わりに(?)今野がイエローをもらう羽目に。

・大差がついたので原口の投入が期待されましたが、残念ながら3人目で出たのは藤本。まぁ足が止まっている上に、なんの連携も感じられないとはいえ、頭数だけはぐちゃぐちゃいるタジキスタン相手に「ペッカーの申し子」は使いづらいでしょうなぁ・・・ こういう相手には中村なり岡崎なりが何度も見せたように相手DFの間に顔を出してボールを受ける動きが重要。ボールを持ってからやおら動き出しているだけじゃダメでしょう。ペッカーに満足しているようではA代表の道は遠いような・・・

・もっとも3人目に投入された藤本も何しに出てきたのかよく判りませんでしたが・・・

・そんなタジキスタン相手にGK川島はまったくやることなし。途中で外に出てたこ焼きを買って、食べながらゴールマウスに座っていても大丈夫なくらい。長谷部とポジションチェンジをしてもOK。

・大差をつけられた相手はイライラが昂じてラフプレーに走ってしまうケースがよくありますが、タジキスタンはその点実に紳士的でした。

-----マイク-----
香川---中村---岡崎
---遠藤--長谷部--
長友-今野--吉田-駒野
-----川島-----

(得点)

11分:ハーフナー
19分:岡崎
35分:駒野
41分:香川
47分:ハーフナー
56分:中村
68分:香川
74分:岡崎

(選手交代)

49分:ハーフナー→李
62分:長谷部→細貝
77分:岡崎→藤本

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2011.10.11

浮浪雲@池袋

 池袋駅から明治通りを南へ。南池袋の交差点を越え、肉のハナマサの先のサンクス角を左へ入ってすぐ。「桑田」の跡に出店。土曜夕方に往訪、先客、後客ともゼロ。

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 店先の看板にはつけ蕎麦と中華蕎麦を併記してあるものの、券売機のボタンはつけ麺が先。でも「中華蕎麦・並(680円)」を注文。並は180g。つけ麺はともかく、中華蕎麦でも大盛(270g)・特盛(360g)が同値段とは珍しい。

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 内外装とも「桑田」のものに大幅に手を加えたようで、厨房沿いのI字型カウンター8席に加えて、4人掛けボックス席が3卓。それだけのキャパなのに店には店主が一人だけで、しかもカウンターには「予約席」の札を置いて客をテーブル席へ誘導って、どんだけ暇やねん・・・・でも水はセルフ。

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 スープは煮干し系が強めで表面に脂が少々。最初こそ出汁はまずまずかなと思ったのですが、かえしが結構きつくて難儀。

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 麺はつるつるの並太ストレート。かなり柔らかめで全般にぐたっとしていて、しかもスープの絡みがイマイチ・・・

 どういうわけかチャーシューに妙な酸味があったので、ちょっと齧って後は全部残しました。メンマの歯ごたえが良かったくらいかなぁ・・・他にナルト、ネギ。

 残念ながら中華蕎麦は品揃えの域を出ないようです。

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ごらんアウェー:G大阪2011(2)~穴太寺

ごらんアウェー:G大阪2011(1)から続く)

東京 6:43 (のぞみ201号 785-649) 9:01 京都
京都 9:17 (1229M クハ221-52) 9:48 亀岡

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いつの間にか小奇麗になった亀岡駅。駅舎は「保津川下り」の船をモチーフにしたのかな?

亀岡駅前 9:53 (京阪京都交通)  10:01 穴太口

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バスに乗って西国三十三箇所第21番札所穴太寺(あなおじ)へ。穴太寺への直通バスは本数が少ないので、「穴太口」で下車。ただあとで気づいたことですが、往訪した日はたまたま臨時バスが多発していました。

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「穴太口」から穴太寺へは徒歩10分ほどかかりますが、遠目にお寺らしいものは見えませんし、また道中案内板らしいものもあまりありません。もっとも一度曲がるだけで難しい道のりではありませんが。

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お彼岸の時期は過ぎてしまいましたが、沿道の彼岸花は満開。

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門前市らしいものはなきに等しく、バス停脇にちょこっと土産物屋さんがあるくらい・・・

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「穴太寺観音縁起」によれば、穴太寺は705年(慶雲2年)文武天皇の勅願により大伴古麻呂が開創。

仁王門の前はいきなり道路で、ちょっと危険というか、せわしないというか・・・

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境内はかなり狭く、本堂と多宝塔が目立つくらい。いずれも江戸時代の作。また気の毒なことに、本尊「聖観音立像」が1968年11月に盗難に遭い、未だに発見されていないとのこと。

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穴太寺の聖観音像は「身代わり観音」の伝説で有名。

昔、丹波国桑田郡の郡司をしていた男は、都の仏師に依頼して聖観音像を造り、仏師には褒美として自分の大切にしていた名馬を与えた。しかし、与えた名馬が惜しくなった男は、家来に命じて仏師を弓矢で射て殺してしまった。ところが、後で確認すると仏師は健在で、観音像の胸に矢が刺さっているのを男は、自分の行いを悔い、仏門に入りその観音像を本尊として祀ったとか。

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2011.10.10

【閉店】麺処 ひがき@竹ノ塚

 竹ノ塚駅北側の踏み切りを東へ直進。「武藤製麺所」「ぶれん」を通り過ぎて、竹ノ塚神社前で南入る。ドンキホーテの裏といったほうが判りやすいかも。土曜昼に往訪。先客ゼロ、後客4。

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 ネットで調べたところ11時開店だったのでその時間に合わせて往訪したところ、全く店が開く気配はなし。店が開いたのは11時半で、ネットの情報が古いのか、たまたま開店が遅くなったのかは不明。

 ここはつけ麺専門店で、券売機で「ドロ豚つけ麺・並(750円)」を注文。並だと250gとつけ麺としてはちょっと少なめですが、その次はなんと500g。

 店内はコの字型カウンター10席強。入店したばかりと思しきバイト君の声がやたらでかくてキンキン響くのが少々鬱。店内に大型テレビあり。店内は空調の効きが悪いのか、床置きの扇風機が大活躍。

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 麺のゆで時間が長く、入店後15分くらい経ってようやく麺とつけ汁、さらに薬味がお盆にのって出てきました。

 つけ汁は豚骨主体に動物系強めで魚粉交じりといった感。「超濃厚」が売り物のようですが、一般的なつけ汁と比べると心持ち粘度が高いかなと思う程度で、特筆すべきほどではありません。

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 途中でかいわれや唐辛子を入れてみましたが、かいわれはつけ汁に埋没。唐辛子も風味が飛んでいるのか、特にピリ辛になったようには感じず。動物系が強すぎる濃厚つけ汁の宿命で終盤は飽きが来てしまいます。つけ汁の中には脂身の目立つ角切りチャーシューが転がっている他、刻み玉ねぎが少々入っていますが、箸休めを兼ねてもうちょっと玉ねぎが欲しいところ。底のほうに柚子がちょっぴり。

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 これで塩味が足りないと思う人がいるんですが!!! しょっぱいとまでは感じませんでしたが、デフォルトで十分以上に味が濃いような・・・

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 麺は緩く縮れた極太麺でスープにも負けず、噛み応えもまずまず。

 スープ割りはポットで各自ご自由に。

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【観戦記】11年ナ杯準決勝:浦和 2-1 G大阪

・準々決勝C大阪戦に続いて、良い試合内容、サッカーらしいサッカーを繰り広げてG大阪相手に快勝。遠藤、イ・グノ、加地、明神と主力をごっそり欠いたG大阪、特に中盤の出来が相当悪かったのに助けられたのは確かですし、またロスタイムに加藤のキックミスを契機に失点して画竜点睛を欠く格好にもなってしまいましたが、それでもわずか一週間前に事実上タコ殴りの憂き目にあった相手にホーム埼玉スタジアムで見事リベンジ。浦和は2004年以来7年ぶりにナビスコ杯決勝へと駒を進めました。

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・浦和の前半の出来は圧巻。C大阪戦と違って、前半に2点取れたのが試合を進める上でかなり有利に働きました。

・この試合の立役者はなんといってもセル。万博での一戦ではG大阪のプレス網の前に浦和の攻撃はあちこちで寸断されてまともに前線にボールを運べませんでしたが、この日のG大阪のプレスはどういうわけかユルユル。それに助けられて浦和の縦パスが前線、特にセルに入りまくり。そしてボールを受けたセルは2人、3人に囲まれても平然とボールキープ。前半はこれが効いて浦和が圧倒的に優勢。

・序盤はG大阪DFラインの前から強引にミドルシュートを狙う、ある意味淡白な攻撃が目立ちましたが、先制点は見事な崩しによるもの。深い位置にいたマルシオから右サイドへ流れたランコへ→ランコがキープしてエリア内中央のセルへ→セルのシュートのこぼれ玉に梅崎が反応して浦和先制。G大阪がなんでセルにスペースを与えているのかが謎でしたが(笑)

・その後もG大阪に反撃らしい反撃は見られず、そうこうしているうちに浦和が追加点。梅崎のミドルシュートがセルに当たって軌道が変わり、GK藤ヶ谷の逆を突く格好になってそのままゴールマウスに転がり込むというラッキーなものでしたが1点は1点。セルの利き足は腹。この試合を通じて梅崎は遠目から無理やりシュートを撃つ場面がやたら目立ち、その一つが得点に繋がりましたが枠内シュートは少なく、その辺は改善の余地大。

・G大阪は先週同様、ラフィーニャを宇賀神の裏、あるいは宇賀神と濱田の間に走らせるような狙いが見て取れましたが、先週と打って変わって浦和が中盤で優勢に立っているためにまともなボールがラフィーニャに通らず、全く攻撃の形を作れず。遠藤不在で配球役がいないのが痛いのでしょうが、先週あれだけ効きまくった二川も完全に沈黙。

・浦和は前線でボールがキープできる→DFラインを思い切って押し上げられる→コンパクトな陣形で中盤のプレスがかかるの好循環。中盤でのプレスが全然かかっていないのにDFラインを無理やり押し上げて裏を取られまくった先週とは好対照。G大阪はチャンスらしいチャンスがないどころか、前半のG大阪のシュート数はなんとゼロ。

・ところが後半は一転してG大阪が大攻勢。ポゼッションを高めてじりじりと浦和ゴールに迫るG大阪に対し、浦和は中盤でほとんどボールを奪えなくなり、DFラインも下がってエリア近辺で釘付けになる時間帯が続きました。ただどういうわけかG大阪は結局のところサイド、特に浦和右サイドからの放り込みに頼りがち。G大阪は盛んに攻撃陣を入れ替えてきましたが高さのある選手は一人もいないので、浦和は意図の良く判らないG大阪のクロスを跳ね返して防戦。たまに撃たれる枠内シュートも加藤が楽々処理できる範囲内。

・従って後半押し込まれた時間が長かったとはいえ、ロスタイムに詰まらない失点を喫するまでは、何だかんだといいながらCKを加藤が被ってしまって、ファーの中澤にフリーでヘッドを撃たれたのがやばかっただけかも。

・後半の浦和もやられっぱなしというわけではなく、カウンターで反撃。右サイドに飛び出したマルシオからセルに2回、梅崎に1回チャンスがあり、特にセルのチャンスはぜひとも決めて欲しかったところ。宇賀神の縦パス、ランコの潰れ、マルシオの飛び出し、エリア内でボールを呼び込むセルと何人もの選手が連動しながらボールを前に運んでシュートで終わるって、今年ほとんど見られなかった「サッカーらしいサッカー」が秋も深まったこの時期に復活するとは・・・

・攻められている時間は長いもののG大阪に得点の気配はなし。小破した柏木を小島に代えたのは当然で、ランコを高崎に代えたのも判らなくはない(高崎は役に立ったとは言いがたい出来でしたが)のですが、最後に啓太を代えた(=ボランチを試合中に双方とも代えてしまう)のは非常に不可解。代えるべきは疲労著しいSHのどちらかで、暢久なら無難にこなせると思いますがね・・・・

・試合終了後はなぜか「ワニナレウラワ」を披露。場内マイクの故障のため、テレビ向けのインタビューを終えた後、再度場内向けにインタビューをやる羽目になった梅崎。2年、いや事実上3年にわたる沈黙に耐えた梅崎の言葉に感涙。

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---蘭子--セル---
梅崎--------丸塩
---柏木--啓太---
野田-永田-濱田-宇賀神
-----加藤-----

得点:21分 梅崎、38分 セル

72分:柏木→小島
82分:デスポトビッチ→高崎
89分:啓太→暢久

・準々決勝に続いてスタメン出場の濱田。前半ロスタイムに一度ラフィーニャにあっさり交わされる場面がありましたが、それ以外は完璧な出来。ボランチが本職のためかフィードが正確なのも強み。これまで濱田に全く出番が与えられず、暢久をCBで起用して失敗しまくりだったのは何だったのかと・・・ 濱田との組み合わせだと永田の「うっかり癖」が出ないのも不思議といえば不思議。両SBもほぼ守備専業で、この急造DFラインが思いのほか安定しているのはナビスコ杯の収穫。スピラが代表から戻り、平川の復帰も近そうですが、それなりに安定しているものをわざわざいじるのは怖いような・・・

・前半は先制点に絡んだだけで、致命傷になりかねないミスが目立ったマルシオでしたが、後半はチャンスメーカーとして復活。敵陣にスペースがあるとそこへ飛び出して決定的な仕事をやる。新潟では輝いた一方、浦和ではさっぱりのマルシオですが、スペースの有無がマルシオの明暗を分けているのがはっきりと判る試合でした。

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---ラフィ--アフォ---
二川-------佐々木
---橋本--武井---
下平-山口--中澤-高木
-----藤ヶ谷----

得点:90+3分 大塚
 
HT:高木→大塚
70分:二川→平井
80分:アフォンソ→川西

・2点先制された西野は次々とFW陣を投入。武井が右SBに下がり、橋本の1ボランチでペトロ顔負けの「アタッカー祭り」。でも得点の気配はさっぱりなし。

・アフォンソは途中から出てくると面倒だけれど、基本的にラフィーニャとの相性はよくなさそう。ラフィーニャはこれまた何もできず、中東売却計画に暗雲が・・・・

・そういえばFC東京から戻ってきたはずのペドロ・ジュニオールはどうしたんや???

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2011.10.09

【閉店】とんこつラーメン 荻@浅草橋

 浅草橋駅西口から総武線のガード下北側に沿って秋葉原方面へ。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。

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 美倉橋北交差点の手前でちょっと北に入ったところに店を構えており、うっかり通り過ぎやすいため、通りに看板を出しています。

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 博多系とんこつが売り物の店で「ラーメン(650円)」を注文。表に設置した券売機は故障していて後払い。

 店内は厨房に面したI字型カウンター6席と4人掛けテーブル2卓。厨房内には店主だけ。

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 クリーミーなスープは全くと言っていいほどとんこつ臭なし。まじりっけのないとんこつ出汁がしっかり出てはいますが、濃厚どころかかなりあっさりめで、かえしも控えめ。

 トッピング類が紅しょうが・白ゴマ・高菜・にんにく・白コショウ・モヤシとやたら充実していて、これらを客の好みに応じて乗せて楽しめるようにスープの癖を押さえているのかもしれませんが、デフォルトだと何か物足りない感じ。なおモヤシは卓上に置いておくとラーメンが出る前にどんどん食べてしまう客が多いせいか、ラーメンを出した後にサーブ。しかも黒コショウ交じりで、これをトッピングに入れたのは個人的には失敗でした。

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 堅めで注文した麺は極細ストレート。替玉を頼むと夜は食いすぎですな(苦笑) 具に小さめで堅いチャーシューが二枚とキクラゲ、刻みネギ。

 首都圏向け・女性向けにアレンジされたとんこつラーメンなので、同じとんこつなら個人的には近隣の「金雲豚」に軍配が上がります。

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2011.10.08

【閉店】新福菜館 三条店@二条城前

 地下鉄二条城前駅から堀川通りを下り、堀川三条東入る。京都駅にほど近い高倉塩小路の本店には何度も行ったことがありますが、支店は初めて。先客3、後客2。

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 老朽化が進みまくったマンションの1Fに店を構えていますが、間口が狭くて奥行きがやたら深いのが特徴。入り口脇に冷水機が据えてあって、コップで水を汲んでから店内へ。

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 店手前に横長カウンター20席ほどと、その奥に4人掛けテーブル4卓、さらに最奥の小上がりに4人掛けテーブルが2卓。狭小な本店とは対照的で、必要以上に広いような・・・・

 ここは中華そば・並+小焼きめしをつけた「セットメニュー(900円)」があったので、それを注文。

 スタッフは3人いましたが、外国人の2人がずっとつるんでいて、しかもなんとなく殺伐としていて、あんまり店の雰囲気は良くありません。接客自体は無難にこなしていますが・・・

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 酸味と独特の渋みをもったかえしの効いた黒々としたスープは本店と全く変わらず。豚骨&鶏がら中心の出汁の味もしっかり楽しめます。

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 麺は中太ストレート麺。京都は細麺ストレートかつ柔らかめといった店が多くて個人的にはやや苦手なんですが、その中にあって新福菜館の麺は割としっかりしているのでお気に入り。ただ本店よりちょっと柔らかい感じがしました。

 ネギが多めに添えられてるほか、薄いながらもバラ肉チャーシューもたっぷり。それなりにおかずになるので、量が欲しいときは焼き飯ではなくライスのほうが安くて良いかも。もっとも焼き飯もなかなかの美味で、中華そばではなく焼き飯を食べに来る客がいるのも頷けます。

 

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【TV観戦記】親善試合:日本 1-0 ベトナム

・3次予選タジキスタン戦を前に軽く調整の目的で組んだ親善試合だと思いましたが、残念ながら見所の非常に少ない、眠気が漂う試合になってしまいました。収穫が大きかったのは明らかにベトナムのほう。

・ベトナム戦のスタメンは西川、槇野、細貝、藤本とこれまで出場機会の少なかった面子がずらずらっと並ぶテスト的色彩の強いもので、おまけにこれまでの4-2-3-1に代えて3-4-3を採用。

・準備期間が非常に短い中でほぼメンバーを固定してアジア杯を制したのは見事でしたが、そこで課題となったのがバックアッパーの発掘。実際本田が長期離脱し、さらに足下内田や岡崎といったレギュラーメンバーを相次いで欠く事態になってしまったので、その穴をどう埋めるのかが緊急課題になってしまいましたが、フォーメーションまでいじったために、全体に連動性を欠きまくってバックアッパーの発掘にもシステムの熟成にも失敗し、まさに虻蜂取らずになってしまった感。

・前半は連携不足が顕著で、ボールホルダーが出しどころを探してながらドリブルを続けるという、なんか浦和でお馴染みの光景が頻出・・・ この日唯一の得点となった長谷部→藤本→李は見事でしたが、それだけだったかな? 一応右サイドを中心にサイド攻撃の形は作っているようではありましたが、この日は香川が大不振で悉くチャンスを潰していたような・・・ また遠藤がいないと深い位置からボールを散らすような形が作れないのも気になりました。

・そこでザックは早々と3-4-3を諦め、かつ選手を4人も一気に入れ替えてバックアッパーの発掘に専念。立ち上がりこそ選手間でテンポ良くボールが回って前半より遥かにマシだと思ったのですが、それもわずかの間だけで急激に失速。たいして動かない選手の間でだらだらとボールを回し、あとは思い出したように原口がドリブルを仕掛けるだけという、これまた浦和でお馴染みの光景・・・・

・さらに今野の凡ミスと、続くCKでヒヤッとする場面があり、いずれもGK西川の好セーブで事なきを得ましたが、それがグダグダ感に拍車をかけた感も。阿部も左サイド深い位置であっさりと交わされる失態。槇野は途中で足を攣って吉田との交代を余儀なくされてしまいました(そのあおりでマイク投入がボツに・・・)が、普段試合に出てない選手を代表に呼ぶのはどうかと思いますね、こういう場面を見ると。

・キリンカップでの試行も含めて一度も機能したためしがない3-4-3。これにザックがどこまで拘るのかは判りませんが、本番で使えるほど熟成が進んでいるようには思えず。結局4-2-3-1のままでタジキスタン戦を闘わざるを得ないでしょうな・・・

(試合開始)

-----李------
--香川----藤本--
長友-細貝-長谷部-駒野
-槇野--今野-伊野波-
-----西川-----

得点:24分 李

HT:伊野波→阿部
HT:長友→栗原
HT:長谷部→中村
HT:香川→原口

(後半開始)

-----李------
原口---中村---藤本
---細貝--阿部---
槇野-今野--栗原-駒野
-----西川-----

68分:槇野→吉田

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2011.10.07

【展望】11年ナ杯準決勝G大阪戦

・予想外といっては失礼も甚だしい感がありますが、C大阪を敵地で、しかも内容を伴っての勝利で準決勝進出。今度はホームでG大阪を迎えます。

・浦和は直輝がイエロー累積で出場停止。代表組の原口、スピラを欠く他、平川や峻希といった故障組の復帰の報もありませんから、出場停止明けのマルシオが直輝の代わりに入るだけで、それ以外は全員C大阪戦と同じ顔ぶれ、同じフォーメーションでG大阪戦に臨むものと思われます。個人的には宇賀神右SBは不安で仕方がないので、準々決勝に出場しなかった暢久を代わりに据えてほしいところですが・・・

・もっともC大阪戦を良い内容で勝てた原因の一つが中盤で自由自在に動き回る直輝にあったのは間違いないんで、直輝とは持ち味がかなり違うマルシオが直輝の代わりに入ることで試合の様相が変わってしまう懸念はぬぐえません。

・G大阪は遠藤とイ・グノが代表で不在の他、加地と明神が故障。準々決勝では右SBに高木、ボランチに長期離脱から復帰したばかりの橋本が入る急造布陣で臨みながらも、磐田を軽く一蹴。

・G大阪も万全にはほど遠い面子とはいえ浦和とはかなりの実力差があり、先週末に事実上ボコボコにやられたばかり。その時よりは多少マシな試合になるだろうとの期待、いや願望も持てるとはいえ難しい相手であることは確か。

・あと2つ勝てば優勝ともなるとどうしても欲が出てきますが、個人的には準決勝も試合内容が良ければ、リーグ戦残り6試合に繋がるような内容であれば勝ち負けは二の次で差支えないと考えています。

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麺や ひだまり@千駄木

 谷中銀座を下ってよみせ通りを北側に折れる。最寄り駅は千駄木ですが、日暮里駅からも徒歩圏。日曜夜に往訪。先客4、後客6(うち2人は外待ち)。先客は近所の家族連れでしたが、後客はいずれも谷根千散策ついでに立ち寄った夫婦っぽい感じ。正面はガラスを多用していますが、千駄木界隈に溶け込んだ感のある落ち着いた店です。

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 券売機で売り物の「塩らぁ麺(680円)」を注文。他に「昔ながらの醤油らぁ麺」や「塩つけ麺」も。

 店内はカウンター6席+5席。店奥のカウンターの背後に不自然なスペースが広がっていますが、テーブル席を撤去した跡なのかも。

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 底が浅い広口の丼。

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 白湯のスープにかいわれの緑と糸唐辛子の赤が映える整ったビジュアル。スープは大山地鶏をベースに昆布・煮干し・カツオ節・ソウダ節・本枯れ節などの魚介系を合わせたものだそうですが、濃厚と呼ぶにはほど遠くかなりあっさり目。ラーメンのスープというよりは和風の汁物といった感。

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 麺は並太ストレート麺で噛み応えはそこそこしっかりしているのは良いのですが、このスープには強すぎるような・・・

 炙りチャーシューだけは文句のつけようがありません。他にメンマ。

 個人的にはちょっと上品過ぎたかな? この日は体調がイマイチだったので、日を改めて醤油で再訪します。

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2011.10.06

【閉店】一真軒@千駄ヶ谷

 千駄ヶ谷駅から外苑西通りを南へ下り、「霞ヶ丘団地」交差点を西に入る。店は通りからさらに奥に入ったところにありますが、通りに赤い「ラーメン」の幟が出ています。日曜昼に往訪。先客ゼロ。後客2。

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 メニューは非常にシンプルでラーメンとチャーシューメンのみ。「ラーメン(650円)」を注文。

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 店は外観から全く想像出来ないくらいすっきいしており、4人掛けテーブル席が2卓とカウンター3席。店主が一人でやっている狭い店なのにテーブル席主体というのはちょっと不思議。とんこつが売りの店で、卓上には白ゴマと紅しょうがが置いてありましたが、辛子高菜はなし。

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 なみなみと注がれた茶濁スープからはしっかりととんこつ臭。表面がかなり脂っぽい割りに、スープ本体は意外なほど粘度がなく、むしろあっさりサラサラ風。またとんこつの出汁がしっかり効いている割にはタレが弱いのか、濃厚豚骨に慣れてしまうと物足りない気もします。ただ出汁本体の旨みは十分出ていますし、終盤はタレ控えめにも慣れて、飽きずに最後まで美味しくいただけました。

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 麺は細麺ストレートですが、デフォルトだと心持ち柔目なのが残念。替玉(150円)は堅めにしてもらいましたが。後客も共に堅めを注文。

 具はチャーシューとネギ、海苔のみ。

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 この辺はこれといったラーメン屋がないので国立での試合の前後には重宝しそうですが、土日は夜の営業をやっていないので注意。

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【TV観戦記】11年ナ杯準々決勝:C大阪 1-2 浦和

・閉塞感漂いまくりのリーグ戦とは打って変わって、選手達が相互に連動しながら敵陣に迫る「サッカーらしいサッカー」が久々に見れました。この試合はそれだけで十分。勝ち負けは二の次と思いながらTV観戦していましたが、完璧なサイドからの崩しでC大阪を突き放して勝利。良い内容で勝つなんて今年ほとんどなかった(そもそもあまり勝っていないので当然といえば当然ですが・・・)だけに、喜びもひとしお。

・ナビスコ準々決勝勝ち抜けにより中3日でナビスコ準決勝、さらに中2日で天皇杯、さらに中2日でリーグ戦と試合日程は非常に厳しくなってしまいました。しかし、この内容を伴った勝利がリーグ戦大不振から立ち直るきっかけになると信じたいものです。この試合だけ取り出してみれば、とても残留争いしているチームとは思えなかっただけに・・・・

・この日の浦和の布陣は割りとはっきりした4-2-2-2。ランコは前任のエジと同様1トップは不向き(というか、ペッカーをこなせるCFなんて超人的能力が必要だと思いますが・・・)。2トップにして周辺にパートナーを配したほうが活きるタイプで、この日はセルと交互に最前線の基点となっただけではなく、セルが再三相手DFラインの裏を狙ってくれるために、相手DFラインが下がって、ランコがDFの前でボールを受けやすくなるという好循環が生まれていました。前でボールが収まるためか、柏木あたりまでがエリア内に飛び込んでシュートを撃っていましたが、こういう現象は絶えて久しかったような・・・

・C大阪の中盤は梅崎と頻繁にポジションを代えて動き回る直輝を捕まえ切れず。また梅崎の切れ味鋭いドリブルと相まって前半のC大阪の守備網は壊滅状態。浦和の積極的なプレッシングも実に良く機能してセカンドボールは拾い捲りで2次、3次の波状攻撃。C大阪のミスを突いて高めの位置でボール奪取に成功することも多々あって、その一つが直輝のクロス→茂庭オウンゴールに繋がりましたが、残念ながら前半の浦和の得点はチャンスがそれなりにあった割にはその1点止まり。

・後半は早めに攻撃的な選手を続々投入してきたC大阪も攻勢に出て、ほぼイーブンな展開。途中出場の播戸の浮き玉のパスが浦和DFライン裏に通って、ファビオロペスが同点ゴール。濱田がいったんクリアしたかと思ったボールが再び播戸の前に転がってしまう辺りに濱田の勝ち運のなさをちょっと感じてしまいましたが、結果的に大過とはならず。

・同点に追いつかれた浦和は梅崎がお疲れ気味で、しかもその代わりになりそうな面子がベンチにいないだけに少々苦しいかと思いましたが、パス交換を経て右サイドを駆け抜けたクロスがランコにどんぴしゃり!ランコの前にセルが飛び込んでおり、ファーにも直輝?がいましたからサイド攻撃からの崩しとしては実に理想的。

・逃げ切りの術を全く持っていないペトロが何かやらかすのではないかと気が気でなく、実際終盤あわやという場面を何度も作られてしまいましたが、何とか逃げ切りに成功。

---蘭子--セル---
直輝--------梅崎
---柏木--啓太---
野田-永田-濱田-宇賀神
-----加藤-----

得点:9分 OWN GOAL(茂庭)、83分 デスポトビッチ
 
78分:啓太→小島
84分:デスポトビッチ→高崎
90+2分:直輝→青山

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2011.10.05

【閉店】麺屋 大善@池袋

 池袋駅北口から池袋郵便局前の通りを北へ。土曜夜に往訪。先客1、後客1。近隣に「つけ麺 岡崎」あり。

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 券売機のボタン配置からすれば、どう見てもつけ麺が売り物の店ですが、「らーめん・並(700円)」を注文。並で180gあるのでらーめんだとちょっと多め。ちなみに9/1かららーめんが中太麺に変わったとの張り紙が貼ってありました。

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 店内は広めでJの字型カウンター14席。広すぎるといってもいいくらいの厨房にはスタッフが一人だけ。幅広の通りに面していることもあって、なんか家賃が経営を圧迫するのが目に見えているみたいな・・・

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 やや大きめかつ広口の丼で登場。

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 ぱっと見どおり「またお前か!」タイプの動物系中心魚介・魚粉まじりスープで、ですが、なんかつけ汁をただ薄めただけのような、あまり出汁の旨みが伝わってこないのが残念。

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 麺はかなり縮れの強い太麺で、つるつるした食感の中にコシもそれなりになってまずまずでしたが、つけ麺と全く同じ麺かな??? スープに対して強すぎるのが気になりました。

 チャーシューは堅くてぱさぱさした感じ。他にメンマ、刻み玉ねぎ、ナルト、海苔。

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ごらんアウェー:G大阪2011(1)~【駅弁】黒毛和牛 牛バラ肉焼き@東京駅

品名:黒毛和牛 牛バラ肉焼き
製造:松川弁当店(米沢)
価格:900円
入手:東京駅旨囲門

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 1000円超の高額駅弁がずらずら並ぶ東京駅旨囲門の中では比較的安め。箱といい、掛紙といい、弁当本体の見てくれといい非常に安っぽくて、コンビニなら半額だろうという気がしないでもありませんが、質はコンビニ弁当を優に凌駕していて、期待値が低かっただけに満足度高めでした。

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 「牛バラ肉とタマネギを秘伝のたれで豪快に強火で焼き上げ、旨さを凝縮した逸品!」とこちらが赤面するほどの釣り書きが踊っていますが、味付けは駅弁らしく濃い目で、しかもかなり甘め。それはともかく、安モンの余りの肉をかき集めた風にも関わらず、思いの他柔らかく焼きあがっているのが気に入りました。こさすが米沢の老舗の面目躍如。

 上に見える大きな肉団子みたいのはハンバーグですが、牛バラ肉焼きだけで肉系のおかずは十分なので蛇足感たっぷり。野菜なりポテトなりに代えて味わいに変化をつけてほしかったところ。他に玉子焼、蒲鉾、しば漬。

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2011.10.04

【展望】11年ナ杯準々決勝C大阪戦

・降格が現実味を帯びている中でナビスコ杯なんて正直全く興味なし。勝てばもちろん嬉しいけれど、現状では負けたからといって特に驚くべきことでもなし。ただ惨敗して一層士気が低下するのは困りものなので、惜敗ならまぁええかっちゅー感じ。あとは怪我人が出ないことを祈るだけ。

・浦和はマルシオが出場停止なのに加え、原口とスピラが代表招集で不在。負傷中の平川と峻希をここで無理づかいすることもないでしょうから、G大阪戦の面子から原口→セル、マルシオ→梅崎、スピラ→坪井でスタートすることが予想されます。また宇賀神の右SB起用は大失敗だったので、暢久を右SBでスタメン起用すると思いますが・・・

・C大阪は清武とキム・ボギョンが故障中。マルチネスも長期離脱のまま。上本も第26節からスタメンを外れていますが子細不明で、こちらも面子的にはかなりの駒落ち。

・C大阪は準々決勝第2戦で全北現代に惨敗でACL終了。リーグ戦のほうはもはや優勝も降格も考えにくいポジションにいるので、全力でナビスコ杯を獲りに来るでしょうなぁ・・・・ 浦和は第23節でやはり駒落ち状態だったC大阪に内容的にボロ負けを喫しており(この時の浦和は直輝と柏木を欠いていましたが・・・)、浦和にとってあんまり良い目はなさげ・・・・

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牛骨らぁ麺 マタドール@北千住

 北千住駅東口から線路沿いに南へ。大きな踏切のある通りを渡ってすぐ。土曜昼に往訪。先客ゼロ、後客3。

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 牛骨が売り物の店で、券売機で基本と思しき「醤油らぁ麺(750円)」を注文。他に塩やつけ麺も。

 店内はI字型カウンター8席のみ。珍しいことに厨房との間に仕切りが一切ありません。椅子がかなり高めですが、小さな背もたれ・足掛け付き。水セルフ。厨房内には店主のみ。

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 卓上に「ビハーチ」という見慣れない香辛料が置いてあります。またラーメン屋では珍しいことに箸置きを出してくれました。

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 深めの丼で登場。

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 スープの表面は脂で少々テカテカしていますが特に脂自体はほとんど気にならず。売り物の牛骨の出汁がぎゅっと詰まった感のある逸品。牛すじが乗っていることもあってか、やや甘めに感じますが、かえしが妙な自己主張をしないので助かりました。もっとも終盤はさすがにちょっとしょっぱくなってしまいましたが。

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 三河屋製麺の麺箱が見えましたが、麺は細めのストレート麺。つるつるした食感でやや柔らかめですが、スープの相性は抜群。

 そして箸で簡単にほぐれるくらい柔らかく煮込まれた牛すじが絶妙。これで750円は申し訳ない感じ。他にメンマ、刻みネギ。

 ただでさえ西口よりもしょぼい東口の、そのまた外れと場所があまりよくないのが気になりますが、クォリティーでは北千住で頭一つ抜けている感も。東口の大規模再開発が一段落すればこの辺も多少賑わうのかなぁ・・・

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2011.10.03

【観戦記】11年第28節:G大阪 1-0 浦和

 前日の試合で16位甲府が敗れたため、G大阪戦で勝ち点1が得られれば万々歳と思いましたが、残念ながら全く良いところなく敗戦。結果こそ1-0でしたが、3-0くらいで終わってもなんら不思議はないほど両チームには力の差がありました。しかも浦和はこの先一つも勝てないと確信せざるを得ないほど無様な内容で敗れ去りました。

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 90分を通じてチャンスらしいチャンスは終盤右サイドのクロスが原に合った一回こっきり。しかもジャンプした原の体勢は伸びきっていましたから、ボールを叩きつけるのはまず無理で事実上ノーチャンス。あとは可能性が感じられない遠目からのシュートを散発的に放つだけで、シュート数こそそこそこ稼いでいますが、GK藤ヶ谷をヒヤリとさせるようなシュートは一本もなかったかと。

 前半の浦和の攻撃はまさにお笑い種。G大阪の前目から中盤にかけてのプレスは厳しく、ただでさえビルドアップが苦手な浦和は全くボールを前に運べず。出しどころがないのですぐに最終ラインにボールを下げ、そこでもG大阪の厳しいフォアチェックにあって最後はGKへバックパス。あまりにも何度も同じ光景が繰り返されるので、周りのガンバサポは失笑また失笑。まぁそう見られても仕方ないですなぁ・・・・

 ペトロはナビスコ杯で2ゴールを上げたランコをスタメン起用しましたが、残念ながら全く良いところなし。前半はカウンターで手数をかけずに攻めきる意図が垣間見えましたが、それが一応形になったのは序盤の直輝→ランコだけかな?

 ランコがフィニッシャーに専念できるような状況ならまだ使い道があるのでしょうが、G大阪はDFラインを積極的に押し上げてランコをゴールから遠いところに追いやってしまいました。こうなるとランコはスピードがないのでどうすることもできません。ハイボールはG大阪の両CBに完敗。また足元でボールを受けて叩いたところで、今の浦和はその先に何もありません。

 先制を許してペトロは攻撃が全く期待できず、しかも前半イエローをもらってしまった野田を下げて暢久を投入(宇賀神が左SBへ回って、暢久が右SB)。さらに小島に代えて梅崎を入れ、マルシオをボランチに下げるいつもの博打を敢行して、なんとか両サイド深くまでボールを運べるようにはなりましたが、G大阪も手馴れたものでブロックをしっかり形成して防戦。浦和はそのブロックを最後まで崩すことができませんでした。

 相手の守備ブロックを全く崩せなくても、原口の強引な一発でなんとか点を取っていた時期もありましたが、この日の原口は不調どころか攻撃の阻害要因でしかありません。梅崎投入時に下げるのは原口でもなんらおかしくないほど酷い出来でしたが、ペトロは御守り、いや御神体と化した原口には手をつけずじまい。

 攻撃を犠牲にした分、守備が安定していればまだ光明があるのですが、守備も安定感は微塵も感じられず。G大阪の狙いは単純で浦和最終ラインの裏狙い。深い位置から縦パス一本で浦和DFライン裏を狙ってくることもあれば、ある程度ボールを繋いでバイタルエリアでウロウロしている二川あたりからのショートパスで浦和DFラインを突いてくることもあるので、浦和守備陣も対応は楽ではありません。

 2,3本縦パスがラフィーニャに通って危ない場面を作られて嫌な予感だけが漂う中、とうとう決定的な縦パスがイ・グノに通ってG大阪先制。まぁ深い位置にいたとはいえ、あれだけ遠藤に自由を与えてはどうにもならんでしょうなぁ・・・中盤で優位に立っているわけでもなく、前目からしゃかりきにプレスをかけているわけでもないのにDFラインをむやみに上げるとこうなってしまう好例ですわ。

 後半のG大阪は浦和のカウンターを警戒してか、人数をかけて攻めてボールを失うような事態を避け、逆にある程度浦和にボールを持たせてカウンター狙い。その狙いが奏功してラフィーニャがDFライン裏に飛び出してGKと1対1になる場面が2度ありましたが共に決められず。それ以外にも前がかりになった浦和のミスに乗じてのカウンターチャンスが何度かありましたが、この日のG大阪は肝心なところでミスが多発して追加点ならず。

 試合も終盤になって敗色濃厚の浦和の選手達は玉際に鋭く詰め寄って頑張っているようではありましたが、如何せんチーム全体に意図が感じられず、なんのために頑張っているのか判らない、まさに空回りの集合体と化しているのが哀れ。誰がどう見ても監督の責めに帰せられるべき惨状ですが、なぜかその監督をひっぱり続けた報いなんですから、今更どうしようもありません。

0021

-----ランコ----
原口---直輝---丸塩
---柏木--小島---
野田-永田-摩周-宇賀神
-----加藤-----

HT:野田→暢久
64分:小島→梅崎
76分:ランコ→原

 この日のスタメンで驚いたのは宇賀神の右SB起用。中3日では暢久SBは無理という判断だったのかもしれませんが、残念ながら攻守とも全く良いところなし。守備が計算できないのは仕様ですが、慣れないポジションでマルシオとの連携が取れないせいか攻撃面でも持ち味を出せず、前に出ても結局バックパスばかり。

0014

---ラフィ--李----
二川--------武井
---遠藤--明神---
下平-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

得点:28分 イ・グノ

71分:加地→佐々木(武井が右SBへ)
90分:ラフィーニャ→藤春
90+3分:二川→橋本

 強行出場の遠藤はずっと深い位置にいて、代わりに二川が2列目で躍動。その二川を浦和守備陣が捉えきれず。

 最後の橋本投入は、時間つぶしという狙いもさることながら、長期離脱していた橋本の復帰を祝うファンサービスなんでしょうなぁ・・・・浦和にとっては屈辱的なことに。

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2011.10.02

麺座 ぎん@堺東

 南海高野線堺東駅前「堺GINZA」の北はずれ。政令指定都市になったは良いものの、市街地の中心部は空洞化が進んでいるのか元気がありません。

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 夕方の開店直後に往訪したつもりでしたが、すでに店内は9分の入り。さらに店の入り口で4人の家族連れが行列を作っていたので、家族と店の了解を得て開いていた一席に座らせてもらいました。店を出るときには店外に7、8人が行列を作っており、この辺りでは随一の人気店なのかも。

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 基本と思しき「らーめん(700円)」を注文。他につけ麺や油そばなど。

 店内はI字型カウンター10席。厨房内にはスタッフが3人。店外の待ち客への対応も手馴れたもの。

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 茹で時間がかかるせいか、かなり待たされてようやく登場。ここも「またお前か!」的な動物系+魚介系のWスープ。かえしがややきつく、しかも魚粉過多なような気もしますが、動物系が強めに出た出汁がしっかりしているせいか、濃い味の割には飽きが来ません。

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 麺は太いストレート麺。やや柔らかめなので好みではありませんが、もっちりとした食感でスープに負けてはいないので悪くはありません。

 700円という値段を考えるとチャーシューは厚みのあるロース肉が3切れも入っているのは驚き。もっとも肉の旨みはそれほどでもありませんが・・・ 他に太目のメンマ、かいわれ、キクラゲ、ネギ、海苔。

 目新しさは全くありませんが、いつ来ても飽きず、安心して食べられる出来だと思います。

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2011.10.01

TOKYO UNDERGROUND RAMEN 頑者 @池袋

 池袋駅ビル西側の「東武ホープセンター」の一角。川越の有名店「頑者」が初めて都内に出した店で、平日夜に往訪。

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 つけめん専門店ですが、濃厚タイプには飽き飽きしたので、淡麗と称する「つけめんライト(800円)」を注文。麺の量は200gと300gが選べ、今回は200gで。

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 店内は7人掛けと5人掛けのカウンターを向かい合わせに配置。さらに4人掛けテーブルが3卓。入れ替わり立ち替わり客がやって来てカウンターは常に満杯を維持している一方テーブル席はガラガラで、やむなく一人客を誘導したり。また券売機の案内や食券の授受は手馴れている一方、私も含めて水も出さずに放置している客が散見されたり、オーダーを間違って怒っている客がいたりと、接客に疑問符がつくところも。厨房内には4人もスタッフがいました。

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 つけ汁は鶏がらをベースとしながらも魚介系を強めに出した風ですが、思いのほか脂っぽい感じがしました。また困ったことにかえしの自己主張が強くて、かなりしょっぱいのが難。つけ汁としては特に問題はありませんが、食後にスープ割をもらったところ、出されたものはしょっぱくて飲めず、スープをもうちょっと足してもらいましたが、それでも飲むのはちょっときつくて困りました。これを「淡麗」と形容するのは非常に妙だと思いますが、その辺がつけ麺の限界なのかもと思ったりして。

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 麺は太い平打ち麺。平打ちの割には厚みもあって、つるつる、もちもちした食感も楽しく非常に気に入りました。つけ汁はさっと絡む程度ですが、つけ汁がしょっぱいのでそれで十分。つけ汁の中に沈んでいる柔らかいチャーシューをちびちび齧りながらあっという間に完食。

 800円の割には具が寂しく、チャーシューのほかにメンマやネギが少々、他に海苔、ナルト。場所がいいのでまた来るとは思いますが。

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【展望】11年第28節G大阪戦

・清水戦から続く遠距離アウェー3連発もG大阪戦で終わり。浦和のチーム状態及び相手との力関係からすれば3連敗も覚悟しないといけないほど厳しい日程ですが、鹿島戦では内容はズタボロながらも勝ち点1を獲得。続くG大阪戦でも勝ち点1を獲得できれば上出来でしょう(もちろん第28節消化時点で勝ち点で甲府に追いつかれる懸念はありますが)。

・浦和の懸念事項は山のようにありますが、最大の懸念事項がG大阪との日程の差。G大阪が一週間丸々空いたのに対し、浦和は水曜日にナビスコ杯大宮戦をこなして中3日での対戦。もっとも浦和もナビスコ杯で主力を半分弱くらい休ませるのに成功したので、それほど懸念すべき話ではないのかもしれませんが。

・ナビスコ杯での収穫は、ランコがひょっとすると復調するかもしれないという淡い期待が生まれたこと。もっともせっかく掴みかかった良い流れをぶち壊すのはペトロの得意中の得意技なんで、あまり多くを期待しない方がいいんでしょうけど(自嘲)

・スタメンは鹿島戦がベースで、あとは宇賀神なり峻希なりの回復度合いを見て入れ替えなんでしょうが、鹿島戦やナビスコでの出来を見ると左SBは野田の方が守備がある程度計算できる分宇賀神よりマシという印象。

・もっともそれは右サイドにもいえることで、SBの攻撃参加なんてペッカーにはさほど重要ではありません(峻希の攻撃参加は見ている分には派手なんですが、今期それが決定機に繋がったケースなんてそんなにないような・・・)から、守備重視で試合に臨むなら峻希の回復度合い如何に関わらず暢久でも良いような・・・ ただ大ベテランの暢久に連戦が効くのか?という一抹の不安はぬぐえませんが。

・G大阪はしばらく離脱していた左SB下平が復帰する模様。大宮戦や横浜M戦を見たところ、代役の藤春のパフォーマンスがイマイチと思われただけにG大阪には朗報。またCB中澤が復帰するとの報も。

・遠藤が小破していて、試合に出ることは出るもののFK、CKとも蹴らなくなって久しいんですが、弱小浦和相手に無理に出なくても・・・・

<前節:G大阪 0-2 甲府>

---ラフィ--李----
二川--------キム
---遠藤--明神---
藤春-山口--高木-加地
-----藤ヶ谷----

61分:藤春→武井(3-5-2へシフト)
61分:キム・スンヨン→佐々木
73分:二川→平井

<前回:浦和 1-1 G大阪>

---平井--李----
宇佐美-------二川
---遠藤--武井---
下平-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

得点:56分 宇佐美

68分:平井→佐々木
79分:二川→高木和
84分:佐々木→キム・スンヨン

先制を許し、遅まきながら直輝&柏木が投入されてからの20分は見どころ十分。動き回る直輝に対して柏木が、原口が、そして峻希が次々と連動。G大阪を自陣に釘付けにした分厚い攻撃は魅力たっぷり。しかし浦和のビッグチャンスを潰しまくったのがマゾーラ。ここで1点でも決めていればその後ひょっとしてひょっとすると大化けしたかもしれませんが、マゾーラが使い物にならないことを万人に証明したような試合でした。

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