津和野・萩2011(3):津和野城
(津和野・萩2011(2)から続く)
津和野城を目指して出発。いったん雨が止んだと思ったのですが、城に近づくにつれて再び本降りに。
津和野城は標高367メートルの山上にある山城で、江戸時代には津和野藩亀井氏の居城になっていました。もっとも平和な時代には山城は不便極まりないため、藩庁は山麓に置かれていました。麓には馬場先櫓が残っていて、隣の津和野高校が藩邸跡。
津和野城は途中まで観光リフトを利用できるので、山城攻略としてはかなりラクチン。スキーのリフトと違って高度はあまりありません。リフトの座席には一応雨除けがついているものの、リュックやズボンはずぶ濡れに(´・ω・`)
なおリフト乗り場では熊除けの鈴をつけてくれます。
関ヶ原の戦いで東軍に属した坂崎直盛が3万石で津和野城に入って、城を大改修。大手の位置をかつての搦手側に改め、出丸や織部丸を築き、さらに二の丸に天守を築いています。現在残っている津和野城はこれがもと。
リフト降り場から少し登ったところに出丸。
出丸。この日はここで地元有志による茶会が予定されていたようですが、あいにくの雨で中止。天気が良くても茶会を催すには紅葉が遅れ気味で残念。
出丸からいったん降って登るような格好で本丸へ。
本丸の石垣が崩れ、シートや網が被せられている箇所がありました。いつごろ崩れたのか、特に案内はありませんでしたが・・・
津和野城の最大の見所は太鼓丸の高石垣。上写真は三の丸からみたもの。
1686年(貞享3年)津和野城は落雷にあい火災が発生。この際に天守も焼失し、以後再建されず。
なお、津和野城の天守は二の丸にあり、さらに一段高いところに三十間台があるという変わった構造です。
三十間台から三の丸方面を見下ろしたもの。
津和野城下も一望。
本丸では紅葉が見頃に入ったモミジもちらほら。
| 固定リンク