【展望】11年第33節福岡戦
・負けないことを最優先にしたとしか思えないような仙台戦で掴んだ勝ち点1に意味を持たせるためには必勝を期したいアウェー福岡戦。
・福岡は既に降格が決まってしまいましたが、ここ6試合だけ取り出してみると3勝2敗1分と成績は浦和より上。降格が決まった30節以降の2試合は1勝1分で、前節は同じ降格組の山形相手にアウェーで大勝しています。
・8月に浅野監督が就任してからの福岡のサッカーに大きな変化があったのかどうか、その辺は皆目判らず。前回対戦時からGKが変わったくらいで出場選手にも大きな変化はなさそう。もっとも前節山形戦では重松や城後がスタメン落ちしています。
・U-22代表で濱田と直輝を欠く浦和のスタメンは仙台戦と全く同じでしょう。原口の状態がどうにもならないのが気がかりですが。
・また仙台戦と違って福岡戦はなんとしても勝ち点3をもぎ取らなければなりません。最終節で首位に立つ柏には勝てないとハナから諦めてしまうのもどうかと思いますが、甲府、山形に続き降格圏に沈んでいるチームにアウェーでリーグ戦1勝もできないとなると、そりゃ降格の臭いがプンプンと・・・・
・仙台戦は無理攻めを避けた結果、チャンスもなければピンチもないという試合になりましたが、勝ちに行くにはどこかでリスクを取らなければなりません。どこでリスクテイクするのかが見どころ。
・ここまでの堀監督の仕事ぶりを見ていると試合途中で戦術を変えるようなことは期待できなさそう。スタメンから原口を外すとか、早めに選手を代えるとか選手起用面で色をつけてくると面白いのですが・・・
・今回は甲府の試合が翌日なので、甲府の様子を見て試合運びを変えるような芸当もできませんし、なんとしても勝ち点3を積み上げて事実上J1残留を決めたいもの。しかし、相手は既に降格が決まった相手とはいえ、リーグ戦では横浜M戦を除いて足下ほとんど点が取れていない浦和が勝ち点3を掴むのは容易なタスクではありません。
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<前節:山形 0-5 福岡>
---岡本--高橋---
松浦--------成岡
---鈴木--末吉---
金--山口--小原-山形
-----神山-----
得点:2分 鈴木、11分 松浦、36分 高橋、88分 牛之濱、90+2分 牛之濱
64分:高橋→中町
76分:成岡→牛之濱
83分:松浦→重松
<前回:浦和 3-0 福岡>
---城後--重松---
松浦-------田中佑
---末吉--鈴木---
和田-小原--丹羽-山形
-----六反-----
64分:重松→成岡
74分:城後→高橋泰
77分:田中佑→吉原
・後半の内容はこれまで海底深くに眠っていた「フィンケの土台」が直輝スタメン抜擢効果で突然ムクムクと隆起して、波をちゃぷちゃぷ被るくらいになったような感じで、終わってみれば3得点。
・後半の内容は概ね満足できましたが、前半はいたってお粗末。フォーメーションをまた4-2-2-2に戻してマゾーラ&達也の2トップを据えましたが、攻撃は2トップへ向けてダイレクトに放り込んで2トップにDFライン裏を狙わせるという単純極まりないもの。もっとも福岡の猛プレスを徒労に終わらせることができたので全く無意味だったわけではありませんが。
・セットプレーからの大ピンチで福岡に先制点を許した可能性も少なからずあり、点差ほど楽な勝ちではありませんでした。
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