吉備路2010(4・了)
(吉備路2010(3)から続く)
吉備路の象徴ともいえる備中国分寺五重塔。上層と下層の大きさがあまり違わない、すらっとした塔が寒空に凛と建っています。
備中国分寺五重塔は、南北朝時代に1度焼失し、1821年(文政4)ごろから位置を変えて再建。
国分寺自体も、古代の国分寺がそのまま残っているわけではなく、一度廃寺になったものを江戸時代になってから復興。
吉備路サイクリングロードは極力車の来ない道を選んで設定しているので走りやすいことは走りやすいのですが、見所を最短距離で結んでいるわけではなさそう。
そこで帰りは県道を走ってみましたが、当然ながら車の通行量が多い上に、集落を避けて小さな山をショートカットしているところもあるのでアップダウンがあるのが難。変速機のない自転車ではチト辛かったかと。
高松城址へ向かう途中に建っている最上稲荷の大鳥居。吉備線の車窓からも良く見えます。1972年建立。
豊臣秀吉が毛利氏と対峙し、水攻めをもって落城させたことで有名な備中高松城。ぱっと見はただの低湿地で、それゆえ水攻めが効いたのでしょうが、そもそもこんなところに城があったこと自体に驚かされます。
高松城址から北へ進んで、最上稲荷神社へ。
表参道はお土産屋さんや食堂などのアーケード街。金比羅さんも似たような感じですが、表参道がシャッター通りと化しているのはなぁ・・・
石造りの仁王門。旧仁王門が山火事で焼失したため、中興350年記念事業として1958年に再建。見た目どおり、インドの殿堂様式で境内で異彩を放っています。
儲かって儲かってたまりまへんなあ感が満点の本殿。
少し登ったところに旧本殿。やっぱ神社はこうでないと霊験がないような・・・
備前一宮 14:21 (754D キハ40-3004) 14:36 岡山
岡山 15:45 (岡電バス) 16:15 岡山空港
岡山空港 17:10 (ANA658 B767-300) 18:30 羽田空港
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