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2011.12.31

【閉店】博多長浜らーめん たいちゃん@恵比寿

 恵比寿駅東口から徒歩5分足らず。昭和信用金庫の裏のラーメン屋が固まった一角。平日夕方に往訪。先客1、後客1。

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 つけ麺もありますが、屋号に敬意を表して券売機で「長浜らーめん(680円)」を麺堅めで注文。

 店内はL字型カウンター10席ちょっと。正面を大きく開け放ちにしているのは換気のためでしょうか?

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 卓上は紅しょうがと白ゴマ、生ニンニク。

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 少々とろみがついた茶濁スープはとんこつの臭みこそほとんど感じませんが、とんこつの旨みはそれなりにでています。

 カネジン食品製のストレート細麺は堅めにしたのが災い。少々スープに対して強すぎたかも。

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 能書きにはチャーシューにも拘ったようなことが書かれていますが、特に印象なし。他にキクラゲ、刻みネギ。

 「節骨麺たいぞう」がリニューアルした店とのことで期待値がものすごく低かったせいもありますが、期待しないで行ったらそれなりに食えたといった感じでしょうか。

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2011.12.30

【閉店】麺屋 二刀拳@錦糸町

 錦糸町駅南口を出て京葉道路を渡り、錦糸町WINSの裏辺り。平日夜に往訪。先客2、後客3。土日はWINSから流れてくるオヤジでワイルドな雰囲気を醸し出している界隈ですが、平日の夜ともなると人通りも少なくて寂しいもの。

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 店内の券売機で屋号を冠した「二刀拳らーめん(780円)」を注文。でもボタンの先頭は「中華そば」で、店のお勧めは「ゆず塩」とのこと。

 店内はくの字型カウンター14席。店内には若いスタッフが2名。水セルフ。店内の換気設備の調子が悪いのか、厨房の熱気がモロに客席まで入って来るのが少々難儀。そのためか、冬の夜というのにドアを開け放ちにしていました。

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 スープは鶏ベースのようですが、鶏臭さはほとんどなく、たぶん鶏だけじゃないでしょうな。かえしも控えめで概してやや甘めでマイルドな味わいですが、出汁の旨みをうまく引き出しています。

 三河屋製麺の麺箱が見えましたが、麺は平ための並太ストレート麺。つるつるした食感でスープとの相性も良好。

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 チャーシューをバーナーでせっせと炙ってはいましたが、そもそも薄くて脂身の多いチャーシュー自体は好きじゃないからなぁ・・・ 他に海苔、白髪ネギ、青ネギ、半熟玉子半個。

 この界隈にしては高いのが難ですが、次はゆず塩を試してみます。

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ごらんアウェー:福岡2011(3)~ふぐだらけの下関

(ごらんアウェー:福岡2011(2)から続く)

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山口宇部空港から下関へと向かうサンデン交通バスのボディーにふぐ。

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「城下町長府」バス停のすぐ近くにある[「下関ふく海産物センター」。観光案内所を兼ねています。

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海産物センター1Fは売店で、当然ながらふぐの加工品が目玉商品。

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水槽にはフグがちらほら。でもあまり動かない魚なので、見ている分にはあまり面白くありません。そういえば下関の誇る水族館「海響館」もふぐの展示がやたら充実していました。

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ちょうど昼飯時になったので、センター付設の「維新庵」へ。ちなみにセンター2Fに食堂があるにはあるのですが、いかにも団体客向けといった感じで、そもそも個人客を受け付けているのかどうか。

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注文したのは「ふぐ天丼(800円)」。まぁふぐなんて生まれてこの方何度も食べる機会があったわけではありませんから、あれこれ批評するのも我ながらどうかと思いますが、もともと淡白なふぐの味。天丼にしてしまうとただの白身魚ですな・・・ 天ぷら自体はからっと揚がっていて気に入りましたが。

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バスで唐戸市場まで出てきました。海の向こうに見えるのは門司港。

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唐戸市場の半分は観光客向けの物産店兼食堂。唐戸市場は以前一度来たことがあり、その様子はこちら参照。

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いい加減、下関から出ないと試合に間に合わなくなるので、渡船で門司港へ。

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この日は波が結構高くて小さな渡船もそれなりに揺れました。

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渡船や関門トンネル人道、在来線&新幹線のトンネルまでは経験済みですが、国道トンネルと関門橋は未経験。

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2011.12.29

俺の創作らぁめん 極や@神保町

 神保町駅A5出口から靖国通りを東へ。靖国通りに面した大きめの店舗でかなり目立ちます。平日夜に往訪。先客5、後客2。

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 戸外の券売機で「らぁめん醤油(700円)」を注文。他にらぁめん(塩)、つけめん、担々麺など。大盛、特盛無料。しかも替玉何杯でも無料とのことですが、今回は並盛で。

 店内はくの字型カウンター10席ほどと2人掛けテーブルが3卓。カウンター背後のスペースが狭く、店員は配膳に難儀。水セルフ。

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 能書きは「豚・鶏・牛・海産物・野菜等の自然素材をふんだんに感じる濃厚でいて上品なスープ」とご立派ですが、よくある濃厚豚骨魚介とくらべるとかなり動物系が強めで、魚粉はほとんど目立ちません。ただややしょっぱく、またややトロミがついている上にかなり脂分が多く、総じてしつこい感も否めず。出汁自体はしっかりしていますが、これのどこが上品なのか良く判りません。表面の脂にかすかに海老の香りが漂っているのは面白かったけど。

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 スープはまだしも、いただけないのが麺。なんでこの濃いスープに細麺を使うのかなぁ? 麺自体は悪くないのですがスープに対してあまりにも弱すぎ。また丼がやや小さいこともあって、麺に対してスープの量が少ないようにも思え、質的にも量的にも麺とスープのバランスが悪いような・・・ 替玉をあまり頼まれても困るのでスープを少なくしているのでしょうが。

 具は白髪ネギと水菜が目立つ他、脂が多くてペラペラのチャーシューが一枚と薄切りのメンマが少々。

 替玉無制限OKに象徴されるように、単に量が欲しい人向けの店です。

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2011.12.28

【移転】にぼ兄弟@吹上

 高崎線吹上駅北口から駅前通を直進。元荒川を越えて、国道17号とぶつかる「駅入口」交差点すぐ。土曜夜に往訪。先客、後客ともゼロ。

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 「燕三条系煮干らー麺」が売り物の店で、「濃厚 にぼし中華そば200g(750円)」を注文。麺は極太と太麺が選べたので極太で。また背脂の量も無料で4ランクまで増やせるようですが、加減が全くわからないので普通にしてもらいました。

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 隣の「らーめん研究所」との関係が良く判りませんが、煮干し以外のメニューは隣の研究所から出すのかも。

 店内はカウンター席6席のみ。店構えからすると意外なほど狭い店で、あんまり愛想の良くないオヤジとの間で沈黙の時が流れます。

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 狭い店なのに、不必要なくらい広口の丼がお盆にのって出てきました。カウンターとの仕切り越しでの配膳なのでチト面倒。

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 スープは確かに煮干し系ではありますが、ガツンと煮干しが効いているという感じではなし。少なくとも「濃厚」という表現はあたらず。しかも少し生臭さが出ていました。

 背脂もデフォルトだとさほど量が多いわけではなく、しかもスープ全体が脂っぽいわけではないので、極太麺はスープに対して強すぎる印象。若干ざらざら、ごわごわっとした麺自体はまずまずですが。

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 見た目ほどのコッテリ感はないので、刻み玉ねぎもあまり意味を成さず。他にぺらぺらのチャーシュー、メンマ、かいわれ大根。

 背脂の量を3なり4なりに増やすことを前提に作っているのかもしれませんが、ベースがイマイチなのに背脂まみれにするのは体が受け付けないでしょうな・・・

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ごらんアウェー:福岡2011(2)~城下町長府(下)

ごらんアウェー:福岡2011(1)から続く)

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忌宮神社(いみのみやじんじゃ)。古事記や日本書記にも記されている伝統ある神社で、仲哀天皇のお后である神功皇后を祀っています。

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乃木神社がひっそりとしていたのに対し、忌宮神社は七五三詣りにやってきた親子連れで賑やか。

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覚苑寺。1968年(元禄11年)長府藩3代藩主 毛利綱元が、宇治・黄檗山万福寺の悦山道宗禅師を招いて開いた寺院で、功山寺・笑山寺とともに長府毛利家の菩提寺となっていました。

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境内及び隣接地一帯は、国指定史跡「長門鋳銭所跡」だったそうで。

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ここにも乃木希典像。昭和14年、将軍の甥にあたる長谷川栄作氏により銅像が作成→昭和18年、戦時のため供出→昭和33年に再建、という経緯を辿っています。

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長府藩はわずか5万石程度の小さな藩に過ぎませんし、かつ下関郊外という立地ゆえそれなりに近代化の洗礼を受けていますから、城下町らしいスポットといっても非常に限られています。上写真は「横枕小路」。

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しかも、自然体で残っているというよりは、景観をそれらしく設えたような感じ。もっとも津和野や萩を訪れたばかりで、比較するのが酷なんでしょうけど。

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古江小路に残る「菅家長屋門」。があります。長府藩初代藩主毛利秀元(ひでもと:毛利元就の孫)により、京都から招かれた侍医兼侍講職を務めた格式のある家柄であった菅家の長屋門です。

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2011.12.27

鹿児島ラーメン豚とろ@高見馬場

 鹿児島市電・高見馬場電停から南へ。飲み屋街の真ん中に立地。この辺りまでは「天文館」に入るのかな? 土曜夕方に往訪。先客5、後客1。

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 メニューは割りとシンプル。「豚とろラーメン(650円)」に「チャーシューめし(250円)」をつけてもらいました。

 店内はやたら小上がりが広いのが特徴で、そこに4人掛けテーブルが3卓、6人掛けが2卓。厨房に向かってI字型カウンターが7席。店員は若者だらけですが、接客は特に問題なし。

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 スープは豚骨ベースの鶏交じりといった感じですが、脂分も多く、揚げネギを散りばめてアクセントをつけているにも関わらず、全般に単調で、すぐに飽きが来てしまいました。豚骨自体はそれほど濃厚ではありませんし。

 麺は並太ストレート。つるつるとした食感で、堅さはそれほどでもありませんが、かなりコシが強いのが気に入りました。ただ量は少なめ。

 売り物の「豚とろチャーシュー」は確かに絶品。甘めの味付けですが、とろとろ加減がたまりません。他にきくらげ、ねぎ。

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 麺の量が少ないのでサイドメニューのチャーシューめしを頼んだつもりでしたが、サイドメニューにしてはでかすぎ。大き目の茶碗で出てくるのをイメージしていたら、丼ででてきました。おまけにフレーク状にほぐされたチャーシューは「豚とろ」とは対照的にパサパサで不味い・・・・

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2011.12.26

チゲ味噌ラーメン@日高屋

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日高屋が現在売り出し中の「チゲ味噌ラーメン」。

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看板の写真と現物が違いすぎだろう!とか、麺がしょぼい!とか、出汁の薄さを味噌で思いっきしゴマカシとるやろ! とかいろいろ難点はありますが、560円という値段を考えればそれなりに満足。半チャーハンをつけても750円。

これじゃ750円でありきたりというか、またお前か!みたいな品しか出せないラーメン屋が長持ちしないのは当然ですなぁ・・

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ごらんアウェー:福岡2011(1)~城下町長府(上)

アウェー福岡戦の前に、下関にある「城下町長府」を散策してきました。長府は長州藩の支藩長府藩の中心地で、非常にささやかながら城下町を形成しています。

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最初に訪れたのは山口県屈指の古刹「功山寺」。

1327年(嘉歴2年)に創建され、大内氏の周防・長門統一が実現すると功山寺は大内氏の信仰と保護を受けて栄えました。周防大内氏最後の当主大内義長が境内で自害した後、寺は一時衰退しましたが、江戸期になって長府藩主毛利秀元が再興。

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国宝の仏殿。寺の創建より早く、1320年の建立。

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功山寺は何度も歴史上のイベントの舞台として登場します。幕末、七卿落ちで京を逃れた7名の公卿のうち5名が功山寺に滞在。そして高杉晋作が長州藩俗論派打倒のためにわずかな手勢で挙兵したのも功山寺です。

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長府毛利邸。紛らわしいことに、毛利邸は長府藩時代とは直接関係がなく、長府毛利家第14代当主の毛利元敏公が、明治になって東京から長府に帰住し、この地を選んで建てたもの。明治天皇が、熊本で行われた陸軍大演習をご視察の際の行在所としても使用されました。

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邸内の日本庭園は紅葉が見頃を迎えていました。 毛利邸が観光施設として一般開放されたのは非常に遅く、平成10年になってからだとか。

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乃木神社。言うまでもなく乃木希典将軍を祀ったもので、地元では学問の神様として知られています。乃木はここ長府の出身。

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2011.12.25

あずみ@熊谷

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熊谷駅構内にあるNRE系列の駅そば・うどん店「あずみ」。

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注文したのは「かき揚げそば(380円)」。

この店で特筆すべきなのは店内でかき揚げを揚げていたこと。駅そば屋で熱々のかき揚げが出てきたのには驚きましたが・・・・でも、何のかき揚げだったのか全く印象に残りませんでした(´・ω・`)ショボーン

麺もやわやわでしたし・・・

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【観戦記】11年天皇杯準々決勝:FC東京 1-0 浦和

 暢久がルーカスと交錯して負傷退場した不運もありましたが、序盤FC東京(以下「瓦斯」)の一方的な攻勢を許して失点。その後浦和は徐々に攻撃の糸口を掴み始めるも、ラストパスやフィニッシュに精度を欠いて完封負け。J2下位相手なら現状でもなんとかなるが、J2優勝チーム相手には歯が立たないという今の浦和の立ち位置がはっきりしたような試合でした。

 瓦斯は立ち上がりから浦和の両CBや啓太が深い位置でボールを持った際に猛プレスをかけてきました。足元不如意な選手がごろごろいる浦和は、この猛プレスでメロメロ。ビルドアップどころではなくなってしまい、瓦斯は浦和のミスに乗じてショートカウンター。羽生、石川と際どいシュートを撃たれ、さらにバイタルエリアでボールを繋がれたあげく、石川に先制点を許してしまいました。

 失点後も試合は瓦斯ペース。瓦斯は浦和にボールを繋がれても慌てずに自陣にブロックを形成し、浦和が無理に縦パスを入れてきたところで本屋を奪ってカウンター発動。それを嫌った浦和はなんとかサイドから瓦斯守備陣をこじ開けようとしてはいましたが、前半は単調なクロスを入れるだけで点が入りそうな気がしませんでした。

 前半の終わりあたりから柏木やマルシオ、さらに梅崎が前線に飛び出してチャンスになりかかりましたが、ラストパスやフィニッシュに精度を欠いて最後まで得点ならず。先制点を得た瓦斯は無理をしなくていいという状況を最大限に生かして、慌てず騒がず浦和の攻撃をいなしきりました。昨年までの瓦斯なら「優勢な時間帯に点が取れず、何かの拍子にポコっと点を取られて、負けた気はしないけれども終わってみれば負けている」というのがお約束という気がしますが、1年のJ2暮らしで随分と勝負強くなった、勝てる試合をきっちり勝つ試合運びができるようになったと感じました。

 原にせよ、高崎にせよ、瓦斯レベルの相手で1トップを務めるのは力不足でしたし、困ったことにこの日は直輝が凡ミス続出。不思議なことに直輝は左SHで起用されましたが、機能しないどころかチームの足を引っ張り続けていただけでした。故障と謹慎による前目のタレント不足ゆえ無理のある布陣を引かざるをえなかったのでしょうが・・・ 

 堀監督は「目先の勝ちだけが大事」というトーナメントには向いていないように見受けられましたが、難局で急遽監督を引き受けていただき、J1残留という最大にして唯一の目標を達成した以上、天皇杯にまで多くを望むのは罰当たりでしょう。わずか2ヶ月ちょっとと与えられた時間は極めて短いものでしたが、荒廃した浦和の復興にご尽力していただき、誠にありがとうございました。

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-----原------
直輝-柏木--丸塩-梅崎
-----啓太-----
暢久-濱田--坪井-平川
-----加藤-----

9分:暢久→野田
67分:原→高崎
88分:柏木→宇賀神

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-----ルーカス-----
谷澤---羽生---石川
---梶山--高橋---
椋原-今野--森重-徳永
-----権田-----

得点:20分 石川

62分:羽生→セザー
73分:石川→田邉
86分:谷澤→鈴木

 

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2011.12.24

【観戦記】11年全女準々決勝:新潟L 1-0 浦和L

・良く言えば終始中盤での潰し合い。双方とも流れの中からはチャンスが作れない、見どころの少ない凡戦でしたが、新潟は何度かあったセットプレーのチャンスを生かして1点をもぎ取ったのに対し、浦和はチャンスらしいチャンスもなく(枠内シュートってあったっけ?)、敗戦は道理としかいいようがありません。

・スタメンは3回戦で負傷した齋藤に代わって西田が起用されただけで、他は3回戦と全く同じ。3回戦に続いて柳田がベンチからも外れている事情は不明。

・3回戦は大学生相手に前半2失点してからの逆転勝ちで、聞くところによると前半はお寒い内容だったとのこと。その悪い流れをこの試合にもそのまま持ち込んでしまったのかも。

・序盤は完全に新潟ペース。執拗にDFラインの裏を突いてくる新潟に対して浦和は慌てることなく対応してはいましたが、深い位置でボールを奪ってからのビルドアップが新潟の厳しいプレスもあってミスが続出。従ってすぐにボールを奪い返されて新潟の2次、3次攻撃を浴び、新潟に押し込まれたまま。

・20分くらいから浦和もようやく攻勢に出るも中盤でボールが全く落ち着かず。後藤へのくさびのパスも良い形で入れられず。とにかく中盤の出来が壊滅的で、風上に立っていることもあって結局のとこと吉良のスピードに頼る「浦和の臭い」が漂う攻撃が目立ってしまいました。

・新潟のプレスも幾分緩まった後半は、中盤でのボール奪取からのカウンターで人数をかけた攻撃がようやく形になりだしました。イマイチ機能していない後藤を荒川に代えて前線にタメができたのも浦和の攻撃活性化に一役買っていました。しかし、浦和はフィニッシュの手前でミスが多く、決定機には至らず。

・しかし、浦和に流れが傾きかかったところで中盤で最も攻撃に絡んでいた安田を代えたのが非常に不可解で、これが浦和の敗因だと思います。岩倉を入れるなら代えるのは柴田のほうでは?この交代を境に浦和の攻勢は大失速。ボールが来なくなった荒川が中盤まで下がりがちになり、吉良との連携が失われてしまいました。

・風上に立った新潟の縦ポン攻撃はそれなりに厄介。ちょっと対応を誤れば一発でGKと一対一に持っていかれてしまいます。浦和最終ラインでは西田と堂園が終始不安定。またGK池田は足元に自信があるのかもしれませんが、最終ラインとの連携にやや危なっかしい面も。

・なんだかんだと言いながらも前半西田のミスでひやっとした以外は流れの中で新潟に決定機を与えはしませんでしたが、後半コーナーキックから二度決定機を作られ、そのうちの一つを決められてしまいました。池田もよく反応して一度はセーブしましたが・・・

・失点後もまだ10分程度時間が残っていましたが、浦和の選手たちはドタバタ慌てるばかりで、前線にボールを繋ぐことすらままならず。この慌てっぷりにこのチームの未成熟さが集約されているようでもあり。

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---吉良--後藤---
安田--------柴田
---岸川--庭田---
堂園-矢野--西田-土橋
-----池田-----

57分:後藤→荒川
72分:安田→岩倉
87分:堂園→竹山

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喜楽々@東川口(2)

 東川口駅を出て武蔵野線の築堤沿い(南側)に東へ。平日夜に往訪。先客ゼロ、後客5。

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 青森の「味の大西」の人気メニュー「味噌カレー牛乳らーめん」をこちらでも提供していると聞きかじって久しぶりに往訪(浦和のホームゲーム時には自転車で店の前をよく通ってはいますが、2年ぶり)。もっとも店先の看板ではそれを積極的に売り出している感じではありませんでしたが。値段はやや高めで850円也。麺は堅めにしてもらいました。 店内はL字型カウンターが10席程度。

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 底が深い、いかにも容量が多そうな丼で登場。

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 「味の大西」で食べたときは、カレーと牛乳という個性が強い2トップが全面に出すぎて、正直話の種に一度食べれば十分と思ったのですが、この店のは全くの別物。牛乳はあくまでもカレーの刺激をマイルドにする役目に留まっていて牛乳臭さは一切ありませんし、カレーはカレーで出汁の旨みをかき消さない範囲に留まっていて、カレーの味しかしないありがちなカレーラーメンとは完全に一線を画しています。

 出された時はバターがいたはずですが、食べているうちに溶けてどこかへ行ってしまいました。従って味わいの変化なんて判りようがなく(自嘲)

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 普段味噌ラーメンのスープなんて塩分多すぎでだいぶ残してしまうのですが、この日は珍しく完飲。

 麺は細めのストレート麺。スープに負けてはいないのですが、その反面スープの絡みはやや弱い気がしました。

 具にチャーシュー、茹でモヤシ、メンマといったところまでは言いのですが、生臭いワカメは不要のような・・・

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2011.12.23

【閉店】Soup@神保町

 神保町駅A5出口から靖国通りを東へ。マクドのある角を鋭角に曲がって錦華通りへ。近隣に「北かま」「美空」「天雷軒」などがある激戦地ですが、錦華通りには面しておらず、お茶の水小学校などがあるやや東に引込んだ一角に立っています。メニューどころか営業時間を示すような看板、張り紙類が一切ない非常にすっきりした外観が特徴。平日昼に往訪。先客ゼロ、後客3。

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 メニューは「地鶏だし淡麗 塩」と「地鶏だし熟成 味噌」の二本立て。券売機で「地鶏だし淡麗 塩(650円)」を注文。ちなみに後客もすべて塩を注文していました。

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 店内はL字型カウンター9席。都心店の割には随分ゆったりとした造りで、カウンターの背後に不自然なスペースが広がっています。壁沿いに待ち客用のベンチを設えてあります。カウンターも余計なものをごてごてと置かず、外観同様非常にすっきり。

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 丼はすそが急激に窄まった白亜の円錐形。やや小ぶりな印象。

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 透明度の高い黄金色のスープ。地鶏出汁は鶏臭さが出ない程度のしっかり加減。塩ダレはその出汁をかき消さない程度に抑えられ、個人的にはツボに嵌りました。表面の脂がちょっと多すぎなのが気になったくらい。

 麺は細めのストレート麺でスープの絡みは至って良好。わずかにぽきぽきした食感が特徴。底のほうまで麺がちゃんと入っていて、丼の大きさの割には量があるように感じました。

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 チャーシューは小ぶりながら肉の味わいが楽しめる優れもの。味付玉子はちょっと醤油ダレが強めに出すぎか? 他に穂先メンマ、海苔、水菜、ネギ。

 がっつり、こってり系が幅を利かせがちな学生街の売れ筋から外れているのが気になりますが、クォリティーの割には値段は抑え目ですし、なんとか頑張って欲しいところ。味噌で再訪します。

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【展望】11年天皇杯準々決勝FC東京戦

・天皇杯準々決勝の相手はFC東京(以下「瓦斯」)。会場は4回戦に続いて熊谷。

・浦和は達也に続いてセルも負傷で年内出場できないことが確定。原口は岡本傷害事件後の謹慎明けで全体練習には復帰したものの、結局今シーズンの出場は見合わせることになり(というか、当初の一週間謹慎が軽すぎでしょう・・・)、相変わらず前目はタレント不足。

・4回戦でDFラインを大きくいじったのは意外で、これで準々決勝のスタメン予想は難しくなりました。

・堀監督就任後もスタメンだった永田をベンチからも外したのには驚きました。永田の代わりは濱田でしたが、ビルドアップのミスが多く、ロスタイムにはマークずれまくりで失点に関与とイマイチ。その一方、スピラは相変わらずベンチのまま。今年一杯スピラは我慢なのかなぁ・・・

・暢久の左SBは見せ場もなければ破綻もなしと、まさに淡々とタスクをこなしていただけでしたが、守備は宇賀神はもちろん野田よりも安心感があってこれはこれで使い物になるような・・・

・一方、J2暮らしをわずか1年で抜けてきた瓦斯。序盤もたつき、かつ7敗もしているので、ぶっちぎりのJ2首位通過とはいえかつての広島や柏のような「無双」感は全くありません。

・終盤はほぼメンバー固定だった模様。下図の水戸戦のスタメンほぼそのまんまで終盤を戦っていたようで、石川の代わりに田邉がスタメンに入るくらい。

・J2降格後に大量補強を敢行した割には、結局昨年J1在籍時のメンバーと大差はなく、長友が抜けて谷澤が加わり、長期離脱中の平山の代わりにルーカスが加わっただけみたいな感じ。

・面子が昨年と大差ないなら、驚異的な瓦斯との相性の良さが今回も浦和を手助けしてくれそうなものですが・・・

<4回戦:水戸 0-1 瓦斯>

-----ルーカス-----
谷澤---羽生---石川
---梶山--高橋---
椋原-今野--森重-徳永
-----権田-----

得点:8分 O.G.

57分:羽生→セザー
73分:石川→田邉
90分:谷澤→鈴木

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2011.12.22

ますたに@京都

 京都駅ビルの10Fにある「京都拉麺小路」に11月にオープンしたばかり。予定の新幹線までやや時間が空いたので、日曜夕方に往訪。

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 店外に待ち客5。食べ終わった後も6,7名待ち客が出来ていました。先に食券を買って並ぶシステムで「中華そば・並(600円)」を注文。メニューはかなり絞り込んでいます。

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 オープンしてそれなりに日が経っているはずですが、接客係2名の動きは機敏とはいいがたく、無用に行列を作っている気も・・・・

 店内はカウンター席8席、4人掛けテーブル席2卓。やや手狭で、荷物が多い旅行客にはあまりお勧めできません。

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 今出川店もあまり旨いとは思いませんでしたが、京都駅のはそもそも全く別物。今出川店は周囲に異臭を撒き散らしていますが、京都駅ビルではそんなことが出来るわけもなく、その結果鶏がら出汁がしっかりでていないような・・・・背脂で見た目だけ似せているだけみたいな。 

 麺が柔いのは京都にありがちなことなのでとやかくは言いませんが、スープが不味いのはどうしようもありません。

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2011.12.21

来来亭一乗寺店@一乗寺

 叡山電鉄一乗寺駅を東に出て北大路まで下る。茶山駅のほうが近いかも。日曜昼に往訪。京都のみならず西日本一帯でよく見かけるラーメンチェーンで、実家の近くにもありますが、この系列店に往訪するのは初めて。どぎつい黄色の看板を掲げるチェーンですが、一乗寺店は景観に配慮してか、かなり退色したような色調に。

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 先客、後客とも10名強。先客、後客とも幼児連れのファミリー客が目立ちましたが、京都のラーメン屋はファミレス代わりなのでしょうか?

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 朝から山歩きで空腹だったのでラーメン・並(650円)に小ライス(150円)をつけてもらいましたが、小ライスの価格設定が非常に強気。たぶん880円の定食類に誘導したいんでしょうなぁ・・・・ 麺の固さや背脂、ネギの量など細かい注文も可能。

 客席は厨房に沿って横長に延びるカウンター席が15席強と、小上がりに6人掛けテーブルが4卓。

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 メモを取っている間もなく、あっという間に出てきました。スープは鶏がら出汁が良く効いていますが、かえしがきつてややしょっぱめ。さらに一味唐辛子もややきつめに効いていて、全体にやややりすぎ感は否めず。

 「堅め」でオーダーした麺は細めのストレート麺でスープの絡みは良好ですが量は少な目。

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 具はペラペラのチャーシューが3枚ほどとメンマ、ネギ。ごはんのおかずとしてかなり物足りないラインアップで、せめてネギを増量してもらうべきだったと後悔しましたが、しょっぱめのスープを頼りにライスも完食。

 大規模チェーン店の割りには「取り敢えず飯食うか!」くらいのニーズを満たす程度のクォリティーを保っているともいえますが、わざわざ出かけるほどのこともないかと。

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津和野・萩2011(9・了):萩城下町(下)

津和野・萩2011(8)から続く)

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菊屋家住宅の向かいに建つ「旧久保田家住宅」。幕末から明治時代前期にかけて建築された町家で、明治30年代まで造り酒屋「あらたま酒店」を営んでいたとのこと。

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江戸屋横町。菊屋横町や伊勢屋横町と共に、萩城下町を形作る小路です。

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萩といえば夏ミカンが有名ですが、さすがに季節はずれもいいところで・・・

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萩城下町内にある高杉晋作誕生地。近所には木戸孝允旧宅、青木周弼旧宅も。

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北の総門。平成16年11月に「萩開府400年」を記念して復元された日本最大級の高麗門で、総門脇の土塁や船着場など、周辺の外堀も併せて整備完了。

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北の総門近くにある周布家長屋門。

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2011.12.20

幻の中華そば加藤屋 県庁前もりーんの章@島ノ越

 京阪石山坂本線島ノ越駅から県庁方面へ歩いて「中央3丁目」交差点の南。大津は滋賀県の県庁所在地ですが、日が沈むと官公庁の多い界隈はほとんど人が歩いておらず、店らしい店もないので寂しいこと限りなし。土曜夜に往訪。先客4、後客ゼロ。

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 屋号がやたら長い理由がよく判りませんが、京都や滋賀に5店舗を出している加藤屋グループの一つ。屋号に敬意を表して「幻の中華そば(680円)」を注文。塩や味噌も用意。「幻」とは鰹+鶏のスープの意味で、さらに煮干しを加えた「和み」や「脂そば」「つけ麺」などメニューは豊富。

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 店内は厨房沿いにカウンター6席と壁際に4席。さらに4人掛けテーブルと2人掛けテーブルが1卓ずつ。厨房内にはスタッフが二人。店主はイラストに微妙に似ています。

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 能書きでは鰹+鶏とありますが、鰹節がかなり強めで鶏のほうはよく判らず。かえしは甘め。表面にわずかに背脂も確認できますがこってりには程遠く、むしろあっさりした印象を受けました。

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 麺は並太縮れ麺で堅さ、食感にこれといった特徴なし。残念なことに麺の量に比べてスープがかなり少なく、食べる前から麺がスープの上に顔を出しているのにはがっかり。おまけにスープの絡みもイマイチ・・・ スープ自体はそんなに悪くないだけに残念。

 大きなメンマはやや大味。チャーシューは極薄。ネギも臭みが強くて苦手。

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2011.12.19

【移転】まないた家@神田

 神田駅南口から東へ。今川橋交差点で中央通りを渡って次の信号を北へ入る。もともと「辛麺屋」と称していたはずですが、屋号がいつの間にか「まないた家」に変わっていました。平日夜に往訪。先客ゼロ、後客2。

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 夜は完全に居酒屋モード入りで、麺類を積極的に売り出している風ではないのが気になりましたが、「辛麺(750円)」を注文。0から25辛までバリエーションを揃えていますが、とりあえず5辛を注文。また冷麺、中華麺、うどん麺が選べるとのことなので中華麺にしてもらいました。居酒屋モード入りでこちらがビールでも頼むと期待していたせいか、店員は水すら出さずにしばらく放置・・・・・

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 店内はI字型カウンター6席と4人掛けのテーブルが3卓。後客は早々とビールを終えて焼酎へ突入。

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 湯気がものすごくてくっきりとした写真が取れずに難儀しましたが、唐辛子で真っ赤なスープの上に溶き玉子が大量に浮いているのとニラが入っているあたり、外見は限りなく「カルビクッパ」。もっとも肉はカルビではなくひき肉ですが。生にんにく(といっても煮込まれてすっかり柔らかくなっていますが)がゴロゴロ転がっていますが、これは好き嫌いが分かれるところ。

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 スープは鶏がらベースかな? かなりあっさり目で見た目ほどは辛くありませんでしたが、飲み進みたくなるような旨みがあるわけでもなく。

 麺は心持ち細めの緩い縮れ麺。スープとの相性は悪くありませんが、量が少なめなせいか大量の溶き卵の前に存在感が薄くなりがちで、あんまり麺類を食べに行った感じがしませんでした。昼ならライスをつけたほうがいいかも。

 店の看板には「九州料理」と大書されて「辛麺」は申し訳程度といった感じの書きぶりになってしまいましたが、この内容では売れ筋にはならないのも当然でしょうなぁ・・・・

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ごらんアウェー:2011熊谷

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今年の天皇杯は4回戦&準々決勝が熊谷開催。2回戦・3回戦が埼スタでしたし、準決勝まで勝ち進んでも開催地は長居と、今年は天皇杯名物の「ドサ回り」なし。

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もっとも埼玉最県南の川口からだと熊谷は非常に遠く、時間距離だと等々力や味スタはおろか横酷のほうが近いくらい。平塚よりは多少マシかなぁという程度。

バス待ちの行列が長々と延びていたので、スタジアムへは徒歩で向かいました。所要時間約40分で新潟駅→ビッグスワンよりは近く、変にバス待ちするくらいなら歩いたほうが遥かにマシ。

熊谷女子高の先の三叉路を右に入ります。

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そのまま道なりに進んで、「成田小学校」交差点を左折。途中スーパー「ベルク」があるので、買出しはそこで。

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折り返しのシャトルバスがやってきますが、1万人足らずの観客数であの行列だと、瓦斯戦は大変でしょうなぁ・・・・

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「上之」交差点でパイパスを横断。

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弁慶かと思ったら五右衛門でした。

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すぐにスタジアムの照明塔が見えてきます。

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ビジター側ゴール裏辺りに出てくるので、帰りもラクチン。

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バックスタンドには思いのほか多くの屋台が出ていました。

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行田名物の「ゼリーフライ」が一番人気だったかな?

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2011.12.18

スタミナ丼「ドン」@川口・ふじのいち商店街

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最近改装されたばかりの「新鮮市場」の前にスタミナ丼の店がオープンする模様。

樹モールやふじのいち商店街に空き店舗が目立ってきましたが、ここは元々なんだったか全く思い出せず(´・ω・`)ショボーン

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【観戦記】11年天皇杯4回戦:愛媛 1-3 浦和

・双方イージーミスが多く、J115位とJ215位の対戦らしい面白味に乏しい試合でしたが、マルシオのFKで先制した浦和が終始落ち着いたゲーム運びでその後も着々と加点。ロスタイムの失点で味噌が付いてしまいましたが、良くない試合内容なりにもしっかり結果を残して準々決勝進出。愛媛とは3度目の対戦でしたが、初めて90分で決着をつけました。

・この試合で極めて大きな意味を持ったのがマルシオFKによる先制点。今シーズンセットプレーでの得点源として期待されながらも不振を極め、リーグ終盤は蹴ろうとすらしなくなってしまったマルシオでしたが、そのキック精度が戻ってきたのがこの試合の最大の収穫。2点目もマルシオのCKからでしたし、後半もFKで見せ場をつくっていました。

・愛媛は浦和がボールを持つと低い位置に5バックを敷いて対応。スペースらしいスペースなんてほとんどなく、しかも原もポストプレーは得意ではないとあって、前半はCFに縦パスが入った場面なんてほとんどなかったような・・・ もっとも浦和が最も避けないといけないのは無理に攻めに出たあげくボールを失ってカウンターを食らうこと。浦和先制の直前にサイドチェンジをカットされてカウンターを食らい、石井に際どいシュートを浴びてしまいましたが、こういうパターンが最悪。浦和が早い時間帯に先制したことで、妙に焦ることなく試合を進めることができました。

・さはさりながら、愛媛の守備ブロックに対して前半はほとんど攻め手を見出せなかったのもまた事実。縦パスを入れられないので、必然的にサイド攻撃主体になっていましたが、流れの中ではマルシオも直輝もいないも同然。またこの日は平川が不調で当たり負けしまくって右サイドは全く機能せず。結局前半流れの中からの浦和のチャンスは暢久のクロスのこぼれ玉に反応した直輝がシュートを放った場面だけ。

・一方前半20分前後には人数をかけて攻めに出てきた愛媛に対して守備が後手に回ってしまい、CKからあわやという場面も。

・1-0で折り返せればまぁええかと思っていた折、今年の浦和には極めて珍しいことにセットプレーで加点。マルシオCKをファーでどフリーで暢久が折り返した時点で半ば勝負あり。こぼれ玉へいち早く反応した原が泥臭く詰めて2点目。

・2点リードで俄然楽になった浦和は後半安全運転。半ば愛媛にボールを持たせてカウンター狙い。原に愛媛最終ラインの裏を狙わせることで、原の良さを引き出した格好に。後方でボールを回している時間帯も結構あるのでスタンドから「前へ前へ」「なんで下げる?」と野次が飛んでいましたが、勝っているチームがボールを安全に回しながら隙を伺っているだけなのに、どこが不満なのか当方には理解不能・・・・これじゃミシャも苦労するでしょうなぁ・・・

・愛媛は人数をかけて攻めに出てきましたが浦和最終ラインを崩すだけの力はなく、齋藤の個人技で放ったシュートが惜しかったくらい。浦和は濱田のミスが多く、それによって愛媛のチャンスになりかかるのですが、愛媛もつまらないミスでチャンスをフイにしてしまうことも多々。愛媛は序盤から前線の選手が浦和の最終ラインに激しくプレスをかけていましたが、あまり効果的とは言いがたく、終盤はばててボールコントロールが覚束なくなってしまったという感じ。

・浦和の3点目は見事、スローインから愛媛バイタルエリアできっちりボールを繋ぎ、足が止まって愛媛DFがボール回しに対応できないでいるうちに、どフリーになった柏木がゴール。

・これで試合を終えていれば面白味に乏しいながらも堅実に勝ちに行った試合として満足できましたが、ロスタイムに中途半端に攻めに出たあげく、パスミスからカウンターを食らって失点。ラストプレーで大勢には全く影響はありませんでしたが、その辺が浦和の甘さなんでしょうなぁ・・・ 愛媛左サイドからのクロスでアシストしたのが今季で引退の三上。ゴールを決めたのが大ベテランの福田。遠来の愛媛サポへのちょっとしたプレゼントになってしまいました。

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-----原------
梅崎-柏木--直輝-丸塩
-----啓太-----
暢久-濱田--坪井-平川
-----山岸-----

得点:9分 マルシオ、38分 原、77分 柏木

69分:梅崎→宇賀神
79分:直輝→小島
83分:平川→野田(野田が左SB、暢久が右SBへ)

・原口が制裁処分でベンチ外。セルも達也も怪我のため、前目は予想通りだった一方、堀監督は最終ラインを大胆にいじってきました。永田がベンチからも外れ、左SBには野田でも宇賀神でもなく、なんと暢久を起用。ベンチも柏戦にはいなかった面子がずらり。

・このクソ寒い中、播戸ばりに半袖で出場していたマルシオ。後悔したのか、後半長袖に着替えたのには苦笑。スタンドも日が翳った後半は寒いの何の・・・

・この試合で最も印象に残ったのは坪井のヘッディングシュートかな。マルシオFKの跳ね返りを拾った柏木のクロスが坪井にどんぴしゃりでしたが、GKに阻まれて得点ならず。あれが堀之内だったら入っているんでしょうが・・・

・低調な試合の中で柏木の動きの良さが際立ちましたが、ミシャを意識したものなのかどうか。

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-----石井-----
-齋藤------大山-
前野-田森--越智--東
-大野--高杉--関根-
-----兼田-----

得点:90+4分 福田

62分:越智→赤井
74分:石井→福田
90+1分:大野→三上

・前目の3人のポジションはかなり流動的でしたが、ワイドに開いた3トップではなく、1トップ2シャドーに近いのかな?齋藤の能力はこの中では図抜けていましたが、小野がいる横浜Mに帰るのが本人にとって良いのかどうか・・・

・チャンスと見れば大山、東に加えてCB関根まで攻撃参加してくるあたりがちょっと広島っぽかったり。

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良く見ると一平と伊予柑太がいます。

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2011.12.17

ラーメンてんぐ 常盤店@常盤

 京福電鉄常盤駅前の通りを東へ200mほど。土曜昼に往訪。先客7(幼児連れ2組含む)、後客5、6人ほど。店前の歩道に停めてある自転車がやたら目立ちましたが、それなりに広いエリアから客を集めている模様。

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 「てんぐラーメン・並(650円)」を注文。他に塩や味噌も。

 店内はテーブル席主体で小上がりにテーブル4卓、さらに4人掛けテーブルが2卓。店の右側に島式カウンター9席。カウンターの真ん中に仕切りがないので、後客と向かい合うような格好で食事。

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 厨房は店奥にあって様子はわかりませんが、接客係の教育はよく出来ていました。ネギがざるに盛られて先に出されました。

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 「豚骨と鶏骨とをミックスし和風出汁をブレンド」との能書きがあるスープですが、実態的には豚骨ベースの鶏混じりといった感じ。かなり脂でぎとぎと、ドロドロとしてはいますが、しつこさ、くどさはさほどなく、ピリ辛に仕上げているのが効いて最後まで飽きずに楽しめました。

 麺は細めのストレート麺。堅めで注文したのですが、出来上がりは並堅で、たぶんデフォルトだと柔らかいんでしょうなぁ。

 具に薄めのチャーシューと大ぶりのメンマ。

 麺の量は110gと少なく、かといって大盛りを頼むと終盤麺が延びてしまいそうですし、100円のライスをつけるにはちょっと具が寂しいと量的にはちょっと不満がありますが、質的にはかなり気に入りました。

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2011.12.16

【閉店】北海道らーめん 須智@御徒町

春日通りを挟んで上野松坂屋向かい。平日昼に往訪。

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濃厚味噌が売りの店ですが、醤油、塩もあって、どう見ても「屋号は違うが中身は皆同じ」な系列店のよう。券売機でボタン先頭の「札幌味噌らーめん(680円)」を注文。近くに同じく味噌がうりの「せいべえ」あり。

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間口は狭いがかなり奥行きのある店でぱっと見でL字型10数席くらい。先客でその半分程度が埋まっていて、後客も6、7人といったところ。いかにも松坂屋の帰りといったオバハンたちも来店。

スタッフ二人しかおらず、一人は接客やら片付けけやらに追われているためか生産ペースが遅く、期待値の低い店でランチタイムに待たされるのはちょっと鬱。またランチタイムにもライス無料等これといったサービスはないようです。

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スープはやや甘めですぐに飽きてしまいそうだったので唐辛子を投入。麺は並太縮れ麺。具が安っぽいのは値段相応。後は良くも悪くもさしたる感想なし。

でもこの系列って「取り敢えず飯食うか!」くらいのニーズを満たすには良くできていると思ってます。味噌の割には安いですし。好き好んで、わざわざ足を運ぶような店ではないにせよ。

同じようなコンセプトで近くに出店していた「群山」が早々と閉店してしまったのは気になりますが。

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【展望】11年天皇杯4回戦愛媛戦

・遅まきながら来年の新監督が無事決まり、天皇杯はなんとか結果を残してJ1残留の立役者となった堀監督への餞としたいところ。

・とはいえ、浦和は前目が壊滅状態。原口と岡本が中学生レベルの喧嘩の末に、岡本に3週間の怪我を負わせた原口が1週間の謹慎で天皇杯4回戦は欠場。達也も故障で天皇杯回避。怪我で離脱していたセルが戻らないとなると

-----原------
梅崎-柏木--直輝-丸塩
-----啓太-----
野田-永田--坪井-平川
-----加藤-----

といった布陣くらいしか敷きようがありません。柏戦で全く機能しなかったゼロトップはもうやらんでしょうし。

・後ろの方は来年を見据えて啓太→濱田、永田→スピラくらいの入れ替えがあっても不思議はありませんが。

・天皇杯で愛媛と闘うのはこれで3回目。今回は担架芸で名を馳せた「一平」が熊谷までやってくるとか。毎試合負傷退場するものの、次の試合にはきっちり間に合わせてくる愛媛のメディカルスタッフの優秀さには感嘆しきり。

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2011.12.15

明香音@川口

 川口駅東口「ザ・プライス」の裏あたり、駅近マンションの立ち並ぶ住宅地の中に立地。イタリア料理店など3軒の飲食店が並んでいます。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。メニューを見ると純然たる中華料理屋ですが、外見からは全くそんな感じはしません。屋号は「めいかのん」とそのまんまの読み。

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 麺類メニューを探して「担々麺(800円)」を注文。特段それが売り物といった感じではありません。

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 店内はやたら広々。カウンター6席と6人掛けくらいの大きめのボックス席が3セット、さらに店奥には個室。

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 随分と底が深い丼で出てきました。

 最初スープを一口すすってみたところ、かなりあっさりめ、かつほとんど辛くなくて驚きましたが、肉味噌を混ぜ混ぜして全体がすっかり馴染むことには、スープの旨みといい辛さといい、ゴマだれの効き具合といい、そしてナッツ類のアクセント具合といい、良く言えば食べ手を選ばない中庸さ、悪く言えばこれといって特徴がない仕上がりに。

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 麺は細めの緩い縮れ麺で、コシといい、堅さといい、これまたこれといった特徴はなし。

 悪い意味で気になるところは全くないので、ひき肉をサルベージしているうちにスープも完飲。でもライスのサービスがないので少々割高ですし、近隣に担々麺がうりの「仁」があるので、担々麺で再訪することはないでしょうな。

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2011.12.14

ミハイロ・ペトロビッチ氏、監督就任に思う

・紆余曲折を経て、浦和の次期監督がようやく前広島監督のミハイロ・ペトロビッチ氏(以下、俗称の「熊ペトロ」)に決まりました。

従前のエントリーでは「それなりに実績のある監督には悉く断られたあげく、有名だが実績に乏しい監督が就任するか、それすら叶わずに堀が来年もトップの監督を務める確率がかなり高い」と予想しました。

・従って岡田や西野といったJリーグでタイトル経験があるような監督が来ないところまでは予想通り。

・熊ペトロの実績は微妙で、中位クラスの広島をACL出場にまで導いてはいますがタイトル経験は全くありません。優秀な下部組織をバックに若手の育成には成功しており、しかも個人的には見ていて非常に面白いサッカーをやってはいましたが、チーム熟成の過程で降格を経験しています。

・従って「知名度は高いがこれといった実績もない監督」が就任するという予想よりはだいぶマシというのが当方の感想。失態と裏切りを重ね続けることで悪名高い浦和のフロントにしてはよくやったと思います。よく騙した!といってもいいくらいですが。

・岡田→西野→熊ペトロ(場合によっては長谷川)と、目指す方向性には一貫性が全く感じられません。しかし、そもそも浦和に方向性なんて全くありませんし、過去の悪行が祟ってもはや浦和は監督を選べる立場ではないので、それなりに実績のある方を順に回ってみるというのはそんなに悪いやり方ではないかと。

・問題はここから。かろうじてJ1残留に成功したクラブに過ぎないのに「来年こそは何か一つタイトルを!」なんてことをのたまう夜郎自大も極まりない輩の声に耳をかさず、フロントやファン・サポーターが我慢に我慢を重ねて、監督・スタッフ・選手共々チームを再建に導けるかが問われる期間に入ります。

・浦和は所詮かろうじてJ1残留に成功したクラブにすぎませんし、Jレベルではスペシャルな選手がずらっと揃ったチームでもありません。ただの弱小チームですから再建期間は1年では終わらず、3年、4年と掛かるかもしれません。

・でも私はそれでも全然構いません。昨日より今日、今日より明日がちょっとずつ良くなっていればそれでいい。もちろん事はそう着実には進まず、崖から転がり落ちることもあるでしょう。でも、転がり落ちて止まった時点が、登り始めた時点より上だったらそれでいい。そう思っています。

・思うように勝ち星を伸ばない監督はマスコミや一部のサポーターから不当な批判を浴びせられ、フロントは監督を庇うことすらせずに放置。フィンケ2年目の悲劇が熊ペトロを襲うであろうことは容易に想像できます。そして熊ペトロの発射点はフィンケ初年度よりかなり低く、その分タスクも難しくなっています。

・フィンケの2年すら我慢できなかった人々が、何年かかるか判らない熊ペトロに我慢できるのか? 浦和の無間地獄もようやく終末を迎えることができるのか、あるいはまた次の地獄へと回り続けるだけなのか? 熊ペトロ招聘成功は問題解決の糸口を掴んだにすぎません。

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津和野・萩2011(8):萩城下町(上)

津和野・萩2011(7)から続く)

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萩城見学を一通り終えたのちは城下へ。上写真は萩城にほど近いところにある「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」。厚狭毛利家はもちろん毛利氏の一門家老のひとつで、毛利元就の五男・毛利元秋が祖。

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腰下のなまこ壁が美しい口羽家住宅。城から比較的近いところには上級武士が住んでいて、口羽家は永代家老に次ぐ家柄の萩藩寄組士。

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いかにも城下町らしい「鍵曲」。通路を屈曲させて見通しを悪くし、敵の侵入を防ぐために造られた城下町ならではのもので、近代になって発展から取り残された萩ゆえ、往時の趣が良く残っています。

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東へ進んだところに「菊屋家住宅」。萩藩の御用達を勤めた豪商で、主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が国の重要文化財指定。

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菊屋家住宅のある一帯は町筋が碁盤目状に画され、武家屋敷や町屋が軒を連ねていました。上写真は菊屋横丁。

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訪れた時は庭園を特別開放していました。

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2011.12.13

【閉店】麺処 hachi@新宿

 新宿駅西口から小滝橋通りを北へ。大ガード下西交差点を渡り、セブンイレブンの先の交差点を左斜めへ入って、西新宿ホテル脇をすぎ、突き当たり右折すぐ。この辺りはラーメン屋が密集していますが、何度来ても方向感覚が掴めません(´・ω・`)  平日夜に往訪。先客ゼロ、後客2。

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 小型の券売機が戸外にあり、「醤油らーめん(650円)」を注文。他に塩、極煮干があり、さらにカレーをメニューに加えています。

 店内は8人掛けテーブルと4人掛けのテーブルが1卓ずつ。さらに厨房に向かって3人掛けの小さなカウンター。厨房内には店主一人のみ。

 テーブルに置いてある漬物は赤カブと思ったのですが、黒板の能書きを読むと「まるほ農場の大根の漬物」とのこと。食後に試食してみましたが、醤油らーめんは特に箸休めが必要となるものではないので、漬物はあってもなくてもいいような。カレーを頼んだ人は重宝するかも。

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 底が窄まった大き目の丼で出てましたが、丼の大きさとラーメンの量が不釣合いで、見てくれは良くありません。

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 スープは鶏ベースで若干魚介交じりといった感。かえしは控えめで、その代わりに生姜をほんのわずかに効かせて味を引き締めているような気がしました。表面の脂がかなり多いのであっさり感はありませんが、後味は至って良好。

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 麺はカネジン食品製で、細めの縮れ麺。スープの絡みは申し分ありませんが、スープの量が足りないためかややぱさついた感じがするのと、丼の形状ゆえ底のほうで玉になりがちで食べにくいのが難。

 チャーシューは脂身がやや多いものの、厚み・旨みは十分でしかも柔らか。他にほうれん草、メンマ、玉ねぎのみじん切り。

 値段を考えれば申し分ない出来。

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2011.12.12

津和野・萩2011(7):萩城

津和野・萩2011(6)から続く)

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二日目も雨。まだ夜が明けきらないうちに益田を出発して萩へ向かいます。

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日本海が一望できる車窓が秀逸ですが、どんよりと雨雲が立ち込めてさっぱり気勢は上がらず。

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東萩駅。観光地の窓口的機能を喪失して久しく、駅もその周辺も寂れまくり。萩は三度目で、今回は萩城及びその周辺の屋敷巡りが中心で、松下村塾など郊外の見所は割愛。というか、萩は一度行けば十分なんですわ・・・

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萩城外堀。江戸期から宅地化が進んで、時代を経るごとに堀の幅が狭くなっていったようですが、最近になって復旧工事が進んでいるようです。

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東萩駅からほぼ真西へ30分ほど進むと東門跡。

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背後の指月山に詰めの丸を配し、その山麓に本丸・二の丸・三の丸が並ぶ萩城。

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萩城址は指月公園として整備されています。公園内はこれといって見るべきものはなく、石垣美を堪能するだけなら入園料を払わなくても問題ありません。

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天守台。天守は望楼型5層5階で、初層が天守台より大きく張り出している変わった構造でした。

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天守台には天守の礎石が残っています。古写真が残っているので復元しようとすればできそうな気がしますが、金がないのでしょうなぁ・・・・

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指月公園内にある志都岐山神社。毛利氏初代の毛利元就から毛利氏代々が祀られています。本来なら指月山の詰めの丸まで見学すべきなんでしょうが、雨が激しく、足元もぬかるみまくりのため断念。

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2011.12.11

焙煎汐蕎麦処 金字塔@赤羽(2)

 赤羽東口から線路沿いに北へ。駅に近い「ゆうひ屋」と同じ通り沿いですが、赤羽の商店街・飲み屋街も尽きようとする北外れで、赤羽岩淵駅のほうが近いくらい。平日夜に1年半ぶり2度目の往訪。先客1、後客3。雑誌やテレビでの紹介が増えているようです。

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 前回は「しおそば」だったので、今回は「赤味噌そば(700円)」を注文。もともとは屋号通り「しおそば」が売り物だったはずですが、券売機のPOPを見ると「しおつけそば」「熟成しおそば」が売れ筋のよう。

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 店内は縦長L字型カウンター10席と壁沿いに2人掛けテーブルが3卓。がらがらなのに接客係はなぜか端っこに座らせようとするのはちょっとどうかと。

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 スープは濃厚ドロドロタイプに慣れるとかなり拍子抜けするほど脂分が少なくてあっさりさらさらしていますが、今のドロドロ志向が変なのかも。ただやたら脂っぽいとか、やたら味噌くさいという欠点がない代わりに、出汁の旨みもそれほど出ていないような気がしました。

 麺は平ための縮れ麺でつるつる、もっちりした食感。スープとの相性は良好。

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 厨房で炒め物を作っているのが判りましたが、そのほとんどがもやしでひき肉はなく、しかもビジュアルに難があるためか、そのほとんどが丼の奥底に沈んでいました。

 チャーシュー代わりのベーコンは気に入りましたが、味の濃い味噌に入れてしまうのはちょっともったいない気も。また鶏つみれは全く合っていないような・・・ メンマは大ぶりでやたら柔らかくてイマイチ。他に白髪ネギ、ほうれん草、糸唐辛子、

 味噌でも「コーヒー油」がおまけについてきて、「半分ほど食べてから入れてみてください」との紹介でしたが、さすがに味噌スープでは微妙な味の変化なんて出しようがなくて全く意味なし。

 この出来だと品揃えの域を出ず、「しおそば」のほうがまだマシかと。

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2011.12.10

ポレポレ食堂@南浦和

 南浦和駅から南大通を武蔵野線沿いに東へ。武蔵野線のガードをくぐって、次の信号あたり。南大通に面してはいますが非常に目立たない外観なので通り過ぎやすいかも。祝日昼に往訪。先客、後客ともゼロ。

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 屋号通りラーメン専門店ではなく、和洋中なんでもありの食堂ですが、非常にレベルの高いラーメンを出すことでも知られており、「純手打ち佐野ラーメン(600円)」を注文。

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酒もいろいろ取り揃えている模様。店内は入口手前に4人掛けテーブル1卓、店奥にI字型カウンター6席。店内には店主一人だけでした。

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 大き目の丼にスープがなみなみと注がれた状態で出てきました。スープは鶏がらベースで、表面に脂が結構浮かんではいますが非常にすっきりとした味わい。かえしも控えめでわずかに甘い感じ。

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 麺は強い縮れ入りの平打ち麺で、意外なことに表面にかなりざらつきを感じました。またコシが強いというよりは単に硬い感じがしたのがちょっと残念で、この辺は打ち方に問題があるのか、茹で方に問題があるのか判らず。スープの絡みは文句ありませんが、相性という点では麺が強すぎでしょう。

 半熟玉子もちょっとタレに浸かりすぎて醤油臭くなってしまい、すっきりしたスープには合わないかと。チャーシューは可もなく不可もなし。他にメンマ、水菜。

 麺の出来が期待はずれでしたが、ポテンシャルは十分な感じだったので、次は「カレーラーメン」で再訪します。

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2011.12.09

津和野・萩2011(6):津和野の教会

津和野・萩2011(5)から続く)

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小さな城下町津和野のど真ん中に大きな教会があることを不思議に思う方も少なくないかもしれません。上写真は「津和野カトリック教会」で昭和6年の建築。ゴシック建築の外観とは対照的に内部は畳敷き。

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津和野に教会が建てられたのはキリシタンの殉教がきっかけ。明治政府が長崎浦上村のキリシタン信徒を改宗させるために幕府が153人の信徒を津和野藩に預け、信徒達は乙女峠(津和野駅の裏の小高い土地)の廃寺に収容されました。

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信徒は厳しい拷問にかけられ、政府が明治6年にキリシタン禁制を解くまでの間に36人の信徒が殉教しました。

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乙女峠には昭和26年(1948)にマリア堂が建てられています。上写真は信徒が閉じ込められた「三尺牢屋」を再現したもの。

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2011.12.08

麺たつ@大塚(2)

 大塚駅北口から北西へ7~8分ほど歩いて北大塚3丁目交差点角。最寄り駅は大塚から都電で一駅進んだ「巣鴨新田」。今時のラーメン屋らしくない全く目立たない外観で、むしろ地元客相手の居酒屋といった風。平日夜に2年ぶり2回目の往訪。先客、後客ともゼロ。

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 メニューは塩と正油の2本に絞り込まれており、前回は「塩ラーメン」だったので、今回は「揚げネギ正油ラーメン(630円)」を注文。麺の堅さも注文できるとのことなので堅めで。

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 店内はL字型(といってもI字型に近い横長)9席。壁に小さな液晶TVが据えつけられています。

 店は30代くらいの店主一人で切り盛りしているのかと思いましたが、退店する頃になって年配の女性(お母さん?)が出てこられました。

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 広口&底が浅い丼で出てきました。

 表面に鶏油が浮いていますが、塩同様鶏ベースの出汁にほんのりとコクを与えている他は雑味がほとんどありません。かえしも控えめというかむしろ甘さが残る感じですが、全体のバランスが良く最後まで楽しめました。揚げネギの香ばしさが良いアクセントに。

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 麺は細めのストレート麺。堅めで頼んだせいか、ちょっとごわっとしていて、スープには強すぎる印象。また麺に比べると心持ちスープの量が少ない気がしましたが、麺にスープが良く絡んできます。

 630円という値段を考えると、堅くもなく脂っぽくもなく、肉の旨味がしっかりと感じられたチャーシューの出来は秀逸。他に水菜、メンマ、海苔。

 シンプルで味わい深い逸品です。

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2011.12.07

麺創研かなで 紅@府中

 府中駅南口バスターミナル前すぐ。駅前再開発に取り残されたような雑然とした一角に立地。平日夕方に往訪。先客1、後客2。先客2かと思いましたが、そのうちの一人はバイト志望だったようで、テーブル席で店員二名と面接を受けていました。

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 辛・みそラーメン専門店で、基本と思しき「紅ラーメン(790円)」を注文。他に辛さアップの「鬼紅ラーメン」や辛くない「みそラーメン」も。

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 店内はL字型カウンター10席と2人掛けテーブル4卓。駅前の割には比較的ゆったりとした座席配置で、店の外から製麺室が見えます。

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 スープは味噌が濃すぎてしょっぱくて、しかも脂も多そうで、おまけにニンニクもそれなりに効いていて、とても飲む気がしない自殺系。かなり粘り気があるので、麺にスープがしっかり絡み付き、スープを飲まなくても食べ終わる頃にはスープがかなり減ってしまいますが・・・ 辛味噌に糸唐辛子、おまけにスープの表面にラー油がたっぷり浮いて、程よい辛さを演出。

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 麺はやや厚みがあり、かつ縮れの強い幅広麺。スープに負けないようにかなり固めの茹で上がり。麺の太さがバラバラなのが売りらしいんですが、食べているとたまに細いのが混じっているのが判るくらいで、それほどの面白みは感じず。

 安そうな炒めた肉が麺の上にどっさり乗っていますが、スープの味が濃すぎて肉の味はさっぱり判らず、あまり意味がないような・・・ 他に固ゆでのキャベツやもやし。

 面白い逸品ですが、如何せん体に悪そうなので一回食べれば十分かと。

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2011.12.06

麺屋 優創@新大久保(2)

 新大久保駅から百人町を北へ。社会保険中央病院の斜向かい。屋号は「ゆさく」と読みます。土曜昼にほぼ2年ぶり2回目の往訪。

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 相変わらず店に券売機はなく、後払い。前回は「魚介醤油ラーメン」だったので、今回は「魚介味噌ラーメン(880円)」を注文。

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 店内はL字型カウンターが10席弱と小上がりに6人掛けテーブルが2卓。都心店で小上がりがある店は珍しいと思いますが、割りとゆったりしたレイアウト。先客は4、5人くらいだったと思いますが、その後続々と客がやって来て小上がりも相席になってほぼ満席に。但し、食べ終わる頃にはパラパラと空席も。厨房内にはスタッフが3人、さらに接客係が一人。

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 甲殻類や魚介をふんだんに使用した「南仏スープ」が売り物ですが、如何せん値段が高めなためか、安い「豚骨醤油(680円)」を頼んでいる人も少なからず。

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 味噌仕立てのスープに海老やアサリが浮かぶ外観はちょっと珍しい気がしますが、良くも悪くも海老・カニを中心とする魚介系の味が強く出ていて、しかもやや甘ったるいのは「魚介醤油」と同じ。但し味噌が魚臭さ、海老臭さを上手く緩和していて、「魚介醤油」よりは食べやすいかも。というか、魚介出汁が強すぎて味噌が自己主張しないという、味噌ラーメンには珍しいバランス感に面白みを感じました。ただワカメや海苔はこのスープには違和感ありあり・・・ 底にひき肉が少々溜まっているので、量的に物足りない際は小ライスをつけるのも吉。

 麺は平打ち縮れ麺で、パスタときしめんの中間のような食感。つるつるっとしていますがそれなりに小麦のつぶつぶ感もあってまずまずの食べ応え。ややとろみのあるスープがべっとりと絡んできます。

 この出来なら少々高いのも納得。

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来年の浦和について非常に後ろ向きな抱負を語るの巻

・昨年シーズン終盤のドタバタを通じて、浦和フロントは物言わぬ一般のファン・サポーターには何の関心もなく、フロントに強い影響力がある「何か」にしか目が向いていないことが明らかになりました。

・そしてその「何か」様に向けて次々と繰り出された愚行の数々で、今年はこの有様。

・今年の浦和の試合を諦めの境地で見守ってまいりましたが、そのスタンスは来年も継続するつもり。定点観測の意味合いでシーチケは更新しましたが。

・次期監督に岡田だの、西野だのと名前が上がっていますが、フロントが監督をサポートしないどころか後ろから匕首で刺してしまうようなことが日常茶飯事化しているクラブにそれなりに実績がある監督が来る可能性はそもそも非常に低いと思います。岡田のスタイルが嫌いだと、浦和に合わないだの、そんな高尚な議論をしている場合じゃないかと・・・

・従って、それなりに実績のある監督には悉く断られたあげく、有名だが実績に乏しい監督が就任するか、それすら叶わずに堀が来年もトップの監督を務める確率がかなり高いかと。後者だと、せっかくそこそこ実績を積み上げてきたユースまで崩壊してしまい、浦和にとって最悪のシナリオでしょう。

・幸運にも実績のある監督の招聘に成功したとしても、かろうじて残留に成功した程度のクラブが簡単に蘇生するわけはなし。実績の乏しい監督ならなおさら。監督が決まらない以上、補強も出遅れは必至ですから、来年も我慢の一年でしょう。

・橋本社長の去就には全く関心なし。三菱自から送り込まれてくるサッカー素人社長が、なぜか監督の人事権を握っており、しかもその社長を動かしている「何か」様が一般のファン・サポーターには全く見えないという構造が変わらない限り、誰が社長になっても大同小異。

・観客大幅減&スポンサー撤退で、来年の浦和は大幅減収必至。それでも他クラブよりは収入はかなり多いのですから、「強化費がない」という言い訳はまさに噴飯もの。単にチーム強化とは無関係なところに金を回しすぎているだけ。そこにメスを入れる姿勢を見せない限り、もう浦和のレプリカだのカレンダーだの、グッズだのは一切買わないつもり(無残なシーズンを忘れないためにイヤーブックだけは買いますが)。無駄遣いにお付き合いするのはもうこりごりです。

・来年は公私ともいろいろあって、無理に休みをとってアウェーゲームに行ったり、チケット確保に血眼になってまで生観戦に拘ったりすることはないかも。もっともこの辺は来年になってみないと判りませんが・・・

(補)「無間地獄へと続く茨の道-フィンケ退団」:1年前のエントリーですが、我ながら今年の結末をものの見事に予想してますわ・・・(´・ω・‘)

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2011.12.05

長浜ラーメン@新飯塚

 飯塚バスセンターからうら寂れた飲み屋が立ち並ぶ小路を南へ。日曜昼に往訪。先客ゼロでしたが、食べている間に続々と10人強もの客がやって来てきました。うち家族連れが二組。換気口を通じて外にとんこつ臭を撒き散らしまくり。

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 とりあえずラーメン(480円)を注文。値段で大方想像がつくように、具はネギとペラペラのチャーシュー一枚しかありあせんから、後客でラーメンを頼んでいる人は少なく、チャーシューメンやきくらげラーメン等を頼んでいる人が多数。

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 店内はL字型カウンターが10席くらいと4人掛けテーブルが2卓、一人掛けテーブルが1卓。厨房内にはオヤジが一人とオバハンが二人。

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 カウンターには高菜、紅しょうが、白ゴマなどお馴染みの品々。水セルフ。ちなみにデフォルトではレンゲも付いてきません。冷水器の横にレンゲが積んであるので、水と一緒にレンゲも要る人は取っていってくれというシステム。

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 店内外のとんこつ臭で期待が高まりましたが、スープは意外なほどさらさら&あっさりしており、とろみがついた濃厚タイプとは対極をなしています。良く言えば癖のない、万人向けの仕上がり。古典的な長浜タイプを志向したものなのかも。

 麺は細麺ストレート。デフォルトだと心持ち柔らかめだったので替玉は堅めにしてもらいましたが、オヤジはザルからいきなり替玉を丼の中へドボン。

 値段は激安ですが、首都圏の激安ラーメン店よりクォリティーははるかに上。ただ期待値が高かっただけにちょっと裏切られた感も。濃厚タイプに慣れすぎちゃったからなぁ?

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浦和2011年のまとめ

・辛く苦しいだけの1年が終わりました。まだ一応天皇杯が残っていますが、気分的にはもうシーズン終了「よくこれでJ1に残留できたものだ」今年の感想はそれに尽きます。

・誰が何を意図して、過去失敗の歴史しかないペトロビッチを監督に招聘したのかは未だに謎。

・そして監督の意向・志向とは何の関係もなく連れてきた新戦力、特に外国人選手は悉くハズレ。どう見ても補強が急務だったボランチはまともな補強がなされず、アタッカーの数だけはやたらいるという強烈にアンバランスなチーム編成。

・ペトロビッチが目指したサッカー、いやサッカーの体をなしていない「ペッカー」は、その指導能力の低さとも相まって、組織性が高いJリーグでは全く通用しないことが早々に明るみに。原口の個人的な活躍でかろうじて勝ち点を積み重ねてはいましたが、行き詰まり感は日に日に強まるばかり。

・おまけに観客減による収支赤字を危惧したフロントが、監督の意向とは無関係にエジミウソンを売却。代わりに連れてきたランコはリーグ戦では全く活躍できず、終盤はベンチにすら入れない始末。監督が無能な上に、フロントのサポートも満足に得られないとあってはチームの成績が低迷するのは道理。

・さらにフロントは何度もあった監督更迭のチャンスをなぜか悉く見送り、おまけに「語る会」で噴出したファン・サポーターの社長・GM・監督への罵声を受けて、監督ではなく、チームを変えるには何の即効力もない柱谷GMを解任。

・そんな斜め上の措置ではチーム状態が好転するはずもなく、リーグ戦は相変わらず低迷。ホームで「さいたまダービー」に敗れてとうとう降格圏に転落した直後のペトロの自爆的言動を受けて、ようやくフロントはペトロを解任。

・しかし、リーグ戦残りはわずか5試合。そんな状態で後任監督が簡単に見つかるはずもなく、ユースの堀監督を無理やりトップに引き上げ。ここまでのフロントの失態の数々を考えれば、サッカーの神様が浦和に「J2降格」という罰を下してもなんら不思議はありませんでした。

・やむにやまれぬ状況下で、まさに火中の栗を拾う格好になった堀監督。残り5試合を2勝2敗1分で勝ち点7を積み上げ、なんとか甲府を交わしてJ1残留に成功。ナビスコ杯決勝ではまざまざと鹿島に力の差を見せつけられ、リーグ戦でも磐田と柏には完敗を喫してしまうなど、トップの監督としては経験不足な面も垣間見られましたが、非常に難しい局面で監督を引き受けていただき、J1残留という唯一かつ最大の目標を達成した堀監督には感謝の言葉しかありません。

・ファン・サポーターへの裏切りにしか見えない愚行を繰り返すフロント、そして全く先の見えない低調な試合内容に嫌気がさしたのでしょうか、観客数は一段と減少。成績不振よりも、フロントへの信頼が大いに損なわれたのが今年の浦和の最大の痛手でしょう。

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2011.12.04

博多一幸舎本店@博多

 博多駅から、博多郵便局あたりから駅前通りを渡ってすぐ。土曜夕方に往訪。先客8、後客7。人気のないオフィス街のど真ん中で、観光客がやってくるような場所ではありませんが、非常に中途半端な時間帯にも関わらずそこそこ繁盛。ただ客層が若年層にやたら偏っているのは気になりました。「ラーメンスタジアム」みたいな集合店舗によく出ている店です。

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 券売機で「ラーメン(650円)」を注文。他に赤、黒、華そばなど。着席すると店員が荷物入れを置いてくれました。

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 かなりキャパシティーのある店で、I字型カウンター7席、島式カウンター10席、さらに4人掛けテーブルが2卓、2人掛けが1卓。

 カウンターには高菜、しょうが(紅しょうがではなく、白いしょうが)、白ゴマ、生にんにくと一通り揃っていますが、しょうがは補充を忘れてスカスカ・・・

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 スープはとんこつ臭がほとんどないマイルドタイプ。能書きは「濃厚」を謳っていますが、それはないでしょうなぁ・・・首都圏でもよくある万人受けを狙ったもの。化調を多用した感じがしないのだけは救いですが。

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 麺は細麺ストレート。替玉の出来を見ると、少々仕事が雑な感じ。

 まぁ500円のとんこつラーメン屋よりはだいぶマシですが、博多に来てわざわざ入るような店じゃないですね。

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【観戦記】11年第34節:浦和 1-3 柏

・前節で事実上J1残留を決めてプレッシャーから解放された浦和はホームで迎える最終節で、優勝を目前にガチガチになるであろう柏相手に良いところを見せてくれるであろうとの思いを胸にスタジアムにやっては来たものの、その思いは実に無残な形で打ち砕かれました。

・奇しくもスコアは雨の国立で喫したものと全く同じ。実力差が歴然だったのも同じ。ネルシーニョ監督を招聘して2年半、J2での雌伏の時期を経ながらチームを熟成させ、強力な外国人選手の補強にも成功した柏と、何のビジョンもなく迷走を繰り返し、かろうじてJ1残留を果たしたに過ぎない浦和との差がはっきりと表れた試合でした。

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・福岡戦でセルが故障し、その後達也も故障。この状況下で、手駒がなんであっても4-1-4-1に拘る堀監督が選択したのはなんとFW登録不在の正真正銘のゼロトップ。残ったFW陣はどれもこれも1トップには不向きなために取った窮余の一策なのでしょうが、残念ながら全く機能せず、前半はシュートゼロ。チーム力を引き上げるだけの時間がない中で打って出た奇策ですから、もともと成功の目は極めて薄いとは思いましたが、それにしてもお粗末な前半でした。

・浦和の攻撃は全く体をなさず、ただ柏の守備ブロックの周りでパスを回しているだけ。柏は浦和が苦し紛れに縦パスを入れてくるところでボールを奪ってすかさずカウンター。前半はひたすらこれの繰り返しで、しかも柏はカウンターのチャンスを確実にフィニッシュにまで持ってきます。レアンドロの出来は圧巻で、彼がボールを持って前を向くと浦和守備陣はほとんど何もできませんでした。また浦和左サイドの守備はこの試合を通じてズタボロ。

・ただ柏も多少硬さがあるのか、フィニッシュの精度を欠いてチャンスの数の割には点が入らず。従って不出来の前半をスコアレスで折り返せれば、勝たないと優勝を逃す可能性がある柏にも焦りが出て浦和に勝機が生まれると思ったのですが、残念ながら前半29分でついに失点。ジョルジ ワグネルがCKのこぼれ玉に詰めて角度のないところから放ったシュートがGK加藤をぶち抜いて柏先制。

・この日の浦和はセットプレーの守備が終始不安定。柏の2点目もCKのこぼれ玉にいち早く反応した橋本が難しい体勢から決めたものでしたが、1点目のワグネルへの詰めの甘さといい、なんか肝心なところで甘さが出まくった今季の浦和を象徴するような失点でした。

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・堀監督は絶望的な戦局を見て早々とゼロトップを放棄し、直輝に代えて原を投入。原も1トップを任せるに足るほどポストプレーが得意なわけではありませんが、それでも前半よりは多少事態は改善し、浦和はサイドを基点にチャンスメーク。平川のクロスに対し、後方から上手く柏CBの間に飛び込んだ柏木のヘッドが決まってようやく浦和も得点。

・ただ守備の拙さは相変わらずで、中盤のミスでピンチを迎えることも多々。浦和より柏が追加点を上げる可能性が高いだろうなと思いながら見ていましたが、案の定追加点を上げたのは柏。またしてもセットプレーからの流れでの失点で、CKの跳ね返りに対して茨田がだめ元で撃ったようなシュートを加藤がまさかの後逸・・・orz

・この失点で浦和は緊張の意図が切れたような格好になってしまい、まるで試合にならず。もっとも浦和の攻撃はお疲れ気味の梅崎に代えてマゾーラを投入した辺りから再び沈滞しており、浦和が同点に追いつく可能性はほとんどありませんでしたが・・・

・またしても相手チームの優勝セレモニーをホーム埼スタで見送る羽目に。優勝したチームが個人的には何の恨みも因縁もない柏だったのが不幸中の幸い。

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-----直輝-----
原口-柏木--丸塩-梅崎
-----啓太-----
野田-永田--坪井-平川
-----加藤-----

得点:53分 柏木

HT:直輝→原
67分:梅崎→マゾーラ
81分:啓太→濱田

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---田中--工藤---
---ワグ--レア---
---大谷--茨田---
橋本-近藤--増嶋-酒井
-----菅野-----

得点:29分 ジョルジ ワグネル、38分 橋本、76分 茨田

65分:工藤→澤
81分:田中→林

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2011.12.03

【閉店】担々麺 やまべ堂@巣鴨

 巣鴨駅から巣鴨地蔵通りを進んで「とげぬき地蔵」を越え、セブンイレブンの先。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。非常に地味な外観なのでうっかり通り過ぎそうになりました。

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 菅前首相と野田首相の似顔絵と思いますが、趣旨不明・・・・

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 担々麺専門店で赤・白・黒と「浦和3色」を取り揃え。「赤たんたん麺(750円)」を注文。

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 店内は縦長I字型カウンター10席のみ。厨房内ではオバハンが一人だけ。

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 かなり深い多角錐形の丼で出てきました。

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 白髪ネギの上にたっぷりと唐辛子が。見た目はいかにも辛そうですが、ベースはゴマだれたっぷりでかなり甘め。これじゃいかんということで、早速白髪ネギ等の具や麺をかき混ぜては見ましたが、酸味が強まっただけで依然として辛さはさほどのことはなく、せいぜい「ピリ辛」といったところ。

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 麺は並太緩いちぢれ麺。固さは並でつるつるとした食感が特徴的なくらいで、それ以外は可もなく不可もなく。

 底にたっぷりとひき肉が滞留。幸い穴あきスプーンが用意されていたので、ネギやひき肉をサルベージして完食。具沢山でごはんのおかずにはよさげですが、ごはんを付けると夜には食いすぎなので自粛。

 お参りついでに食べて帰る分には問題ないけど、担々麺目当てに来るにはちょっとしんどいかな?

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2011.12.02

【閉店】角萬@新宿御苑

 新宿御苑駅から北へ。四谷電話局前の横断歩道で靖国通りを渡ると、小さな看板が見えます。平日昼に往訪。先客、後客ゼロ。四谷の同名の蕎麦屋が出したラーメン屋です。

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 メニューは大胆に絞り込んでいて中華そばとざるそばのみ。ただ不思議なことにサイドメニューに特製カレーが。「中華そば(680円)」を注文。券売機なし。

 店内はやや狭く照明を落とし気味。厨房に向かってI字型カウンター5席と2人掛けテーブル席が1卓。屋外にもテーブルが置いてありますが、車が激しく行き交ういかにも空気が悪そうなところで食べたい人っているんかいな? 厨房内には店主が一人だけ。

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 ずいぶんとシンプルな外観ですが、カツオ節が良く効いたスープの味わいは限りなく日本蕎麦。ほんのり甘みを感じましたが、それが何から来るのかはよく判らず。見た目に反して後味も案外すっきりしていますが、かえしがきつくて飲むのは躊躇われました。

 麺は細めで緩い縮れ入り。三河屋製麺の麺箱がなければ、これも蕎麦と勘違いしたかも。スープがスープなのでやむを得ないところですが、かなり柔目で個人的には苦手。

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 具は厚切りで堅いチャーシューと、何の変哲もない堅ゆで卵、さらに刻みねぎ、ナルト。値段相応といってしまえばそれまでですが、ちょっと寂しい感は否めず。

 車の通りは多いが人通りが多いとは言いがたいこの界隈。この内容だとマニア受けはするかもしれませんが、一般受けするようには思えず、このままのメニュー構成・内容ではあまり長続きしないような・・・

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【展望】第34節柏戦

・アウェー福岡戦勝利でJ1残留はほぼ確実。翌日甲府も勝ったため両者の勝ち点差は3のままで最終節突入となり、浦和のJ1残留確定には至りませんでしたが、得失点差が14もあるのでJ1残留は間違いないといっていいでしょう。

・最終節の相手柏は首位で優勝を賭けて埼玉スタジアムに乗りこんできます。一昨年には鹿島の優勝を埼スタで見届けたのも記憶に新しく、少なくとも柏が勝って優勝という場面は避けたいところ。名古屋やG大阪が優勝するのも癪。上位3チームが全て負けて、結果的に柏が優勝してしまうというのが個人的には最もマシなシナリオ。

・浦和はU22から直輝と濱田が戻ってきます。濱田不在の間にその穴を埋めた坪井が文句ない働きを見せているので、おそらく濱田はベンチスタートでしょう。

・問題なのは直輝。おそらくマルシオを押しのけてIHに入るのでしょうが、そのマルシオを単純にベンチスタートにするのでしょうか? 代表から戻った原口はここ2試合というか、9月ぐらいからずっと不調ですからスタメンから外して、左SH梅崎・右SHマルシオという布陣でもなんら不思議はないと思いますが・・・

・またセルが故障したので1トップの人選も難儀。おそらく達也がそのままスタメンなのでしょうが、90分は無理で代えが必要と思われるのが辛いところ。達也も無理となると、適任者が全くいなくなってしまいますが、それでも誰かしらを1トップに据えて無理やり4-1-4-1なんでしょうなぁ・・・

・柏もU-22から酒井が復帰。出場停止もこれといった怪我人もおらず、全軍で埼スタに乗り込んできます。

<前節:柏 1-1 C大阪>

---工藤--北嶋---
---ワグ--レア---
---大谷--栗澤---
橋本-近藤--パク-増嶋
-----菅野-----

得点:65分 レアンドロ

HT:増嶋→田中
54分:パク→水野
66分:栗原→茨田

<前回:柏 3-1 浦和>

---田中--北嶋---
---大津--レア---
---大谷--栗澤---
ワグ-近藤--増嶋-酒井
-----菅野-----

得点:1分 北嶋、21分 ワグネル、83分 北嶋

70分:ワグネル→橋本
76分:田中→澤
81分:大津→兵働

・開始1分で早々と失点し、その後は攻守とも全く見所無く、点差以上の惨敗。がっつりと中盤で潰してくる相手にも手も足も出ず、稚拙な攻撃を繰り返してはカウンターをくらいまくり。ペトロの描いていたサッカーがJでは全く通用しないことがはっきりと判った試合で、その後無為無策の浦和は第17節福岡戦までリーグ戦勝ちなしというドロ沼に嵌り込んでしまいました。

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2011.12.01

【閉店】井関屋@小川町

小川町駅A7出口を出てすぐ。平日夜に往訪。先客4、後客5。すぐ近くに「つじ田」がありますが、その別ブランドとのこと。

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 メニューは「中華そば」「肉そば」「煮干しつけ麺」の三本立てで「中華そば(750円)」を注文。なおこの日は券売機が故障して、業者が修理の真っ最中でした。

 店内はコの字型カウンター14席。厨房内に2人、外に2人と店のキャパの割には店員がたくさんいるのに、なぜか水セルフ。ゆで卵1個がサービス(2個目は50円)。

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 また丼一杯になみなみとスープが注がれて出てくるのはありがたい(そのため受け皿付き)のですが、丼はカウンターの上に置かれるだけで配膳はしてくれず、客が立ち上がって丼を手元に降ろさないといけないっちゅーのもなんだかなぁ・・・

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 「煮干しつけ麺」というメニューがあるのでスープは魚介系かと思ったのですがそんな感じはあまりせず、むしろ鶏中心に動物系が強めに出ている感じ。かえしは最初やや甘めに感じましたが、食べ進むにつれて少々しょっぱさが強まってきました。また表面の脂も多めで、見た目とは違ってあっさりという感じはせず。「こってり」を頼むと背脂入りになるそうですが、これに背脂はないわ・・・・

 麺はやや平ための並太麺でゆるい縮れ入り。スープの絡みは非常に良く、つるつる、もちもちっとした食感も気に入りました。

 やや脂がさしたチャーシューが3枚も入っていますが特段可もなく不可もなし。「肉そば」だと持て余すような。他に海苔・ほうれん草・メンマ・刻みネギ。一通り食べ終わってからゆで卵をスープにどぼん。

 悪くはないが、これといった惹きもなく、近くの「つじ田」が混んでいる時の救済臨としてなら使えるかといったところでしょうか。

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