ごらんアウェー:福岡2011(2)~城下町長府(下)
(ごらんアウェー:福岡2011(1)から続く)
忌宮神社(いみのみやじんじゃ)。古事記や日本書記にも記されている伝統ある神社で、仲哀天皇のお后である神功皇后を祀っています。
乃木神社がひっそりとしていたのに対し、忌宮神社は七五三詣りにやってきた親子連れで賑やか。
覚苑寺。1968年(元禄11年)長府藩3代藩主 毛利綱元が、宇治・黄檗山万福寺の悦山道宗禅師を招いて開いた寺院で、功山寺・笑山寺とともに長府毛利家の菩提寺となっていました。
境内及び隣接地一帯は、国指定史跡「長門鋳銭所跡」だったそうで。
ここにも乃木希典像。昭和14年、将軍の甥にあたる長谷川栄作氏により銅像が作成→昭和18年、戦時のため供出→昭和33年に再建、という経緯を辿っています。
長府藩はわずか5万石程度の小さな藩に過ぎませんし、かつ下関郊外という立地ゆえそれなりに近代化の洗礼を受けていますから、城下町らしいスポットといっても非常に限られています。上写真は「横枕小路」。
しかも、自然体で残っているというよりは、景観をそれらしく設えたような感じ。もっとも津和野や萩を訪れたばかりで、比較するのが酷なんでしょうけど。
古江小路に残る「菅家長屋門」。があります。長府藩初代藩主毛利秀元(ひでもと:毛利元就の孫)により、京都から招かれた侍医兼侍講職を務めた格式のある家柄であった菅家の長屋門です。
| 固定リンク