焙煎汐蕎麦処 金字塔@赤羽(2)
赤羽東口から線路沿いに北へ。駅に近い「ゆうひ屋」と同じ通り沿いですが、赤羽の商店街・飲み屋街も尽きようとする北外れで、赤羽岩淵駅のほうが近いくらい。平日夜に1年半ぶり2度目の往訪。先客1、後客3。雑誌やテレビでの紹介が増えているようです。
前回は「しおそば」だったので、今回は「赤味噌そば(700円)」を注文。もともとは屋号通り「しおそば」が売り物だったはずですが、券売機のPOPを見ると「しおつけそば」「熟成しおそば」が売れ筋のよう。
店内は縦長L字型カウンター10席と壁沿いに2人掛けテーブルが3卓。がらがらなのに接客係はなぜか端っこに座らせようとするのはちょっとどうかと。
スープは濃厚ドロドロタイプに慣れるとかなり拍子抜けするほど脂分が少なくてあっさりさらさらしていますが、今のドロドロ志向が変なのかも。ただやたら脂っぽいとか、やたら味噌くさいという欠点がない代わりに、出汁の旨みもそれほど出ていないような気がしました。
麺は平ための縮れ麺でつるつる、もっちりした食感。スープとの相性は良好。
厨房で炒め物を作っているのが判りましたが、そのほとんどがもやしでひき肉はなく、しかもビジュアルに難があるためか、そのほとんどが丼の奥底に沈んでいました。
チャーシュー代わりのベーコンは気に入りましたが、味の濃い味噌に入れてしまうのはちょっともったいない気も。また鶏つみれは全く合っていないような・・・ メンマは大ぶりでやたら柔らかくてイマイチ。他に白髪ネギ、ほうれん草、糸唐辛子、
味噌でも「コーヒー油」がおまけについてきて、「半分ほど食べてから入れてみてください」との紹介でしたが、さすがに味噌スープでは微妙な味の変化なんて出しようがなくて全く意味なし。
この出来だと品揃えの域を出ず、「しおそば」のほうがまだマシかと。
| 固定リンク