津和野・萩2011(8):萩城下町(上)
(津和野・萩2011(7)から続く)
萩城見学を一通り終えたのちは城下へ。上写真は萩城にほど近いところにある「旧厚狭毛利家萩屋敷長屋」。厚狭毛利家はもちろん毛利氏の一門家老のひとつで、毛利元就の五男・毛利元秋が祖。
腰下のなまこ壁が美しい口羽家住宅。城から比較的近いところには上級武士が住んでいて、口羽家は永代家老に次ぐ家柄の萩藩寄組士。
いかにも城下町らしい「鍵曲」。通路を屈曲させて見通しを悪くし、敵の侵入を防ぐために造られた城下町ならではのもので、近代になって発展から取り残された萩ゆえ、往時の趣が良く残っています。
東へ進んだところに「菊屋家住宅」。萩藩の御用達を勤めた豪商で、主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が国の重要文化財指定。
菊屋家住宅のある一帯は町筋が碁盤目状に画され、武家屋敷や町屋が軒を連ねていました。上写真は菊屋横丁。
訪れた時は庭園を特別開放していました。
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