原一樹選手、京都へレンタル移籍
原一樹選手の京都へのレンタル移籍が公表されました。
移籍の主因が原本人の希望なのか、それともクラブの意向なのかがよく判りません。また後者であれば新監督の判断なのか、あるいは新監督の判断とは無関係に決められたものなのか、その辺もはっきりしません。また今後発表されるかもしれない新加入選手との兼ね合いで、レンタル移籍のやむなきに至ったのかもしれません。
従って現段階では判らないことだらけなので、本件について憶測に憶測を重ねて論じるしかないのですが、私は原選手がレンタル移籍に出されるのは想定しうる範囲内だと思います。
浦和に決定的に不足しているのはCFタイプのフォワード。ミシャが広島でやっていた3-4-2-1のフォーメーションを今季も採用するのであれば、1トップをこなせる人材がいない反面、2シャドーはやたらいるのが実情。セルの負傷で天皇杯では原がCFに抜擢されましたが、準々決勝FC東京戦の出来を見るとJ1クラス相手に全く何もできませんでした。また原は足元が拙いので、繋ぎを重視する新監督のもとでは1トップではもちろん、2シャドーですら使いづらいように思います。
原は2トップの一角で、しかもフィニッシュに専念できるような立場なら生きるのではないかという気がしますが、スターターとして出場して、あれもやれ、これもやれ、おまけに点も取れと過重なタスクをこなせるほど器用ではなく、その辺が清水でも浦和でもスタメンを確保できない理由なのではないでしょうか?
もう27歳と若くはありませんが、京都で何かブレイクスルーの切っ掛けを掴んで浦和へ戻ってきてほしいものです。
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