ごらんアウェー:福岡2011(5)~石炭歴史博物館
(ごらんアウェー:福岡2011(4)から続く)
石炭記念公園の一角にある「田川市石炭・歴史博物館」。
石炭のなりたちや、石炭採掘、炭坑で働く人々や生活のようすを豊富な資料、模型、動画、ジオラマで解説。昔のニュース画像など、丹念に見て回るといくら時間があっても足りません。
市立博物館にしては上出来のジオラマ。
このころの炭鉱は「女人禁制」でもなんでもないどころか、女性も上半身裸で過酷な環境下で坑内の重労働に従事していました。
博物館の外には大型の機械・車両類を展示。
さらに炭鉱周辺に多数建てられていた炭鉱住宅(略して「炭住」)も復元されています。
昭和期の炭住内部の様子。これだと戦前の一般家庭とさほど変わりない感じですが、明治期の炭住はほとんど独房でした。
ちなみに往訪した日には、日本で初めて「世界記憶遺産」に登録された山本作兵衛氏の炭鉱記録画が特別展示されていました(上写真は田川伊田駅に張られた広告から)。
絵は独特の味わいがあって面白いのですが、細かく書き込まれた解説は専門用語が多くて、「解説の解説」がないと判りづらいかと。
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