【TV観戦記】W杯3次予選:日本 0-1 ウズベキスタン
・3次予選最終戦は主力をごっそり欠いたウズベキスタンにホームで完敗。日本は前半20分過ぎくらいから何度か良い形をつくり、香川→岡崎のビッグチャンスもありましたが、良かったのは前半終了まで。後半9分にカウンターで先制された後はほとんど見せ場なく、そのまま試合終了。終盤はカウンターを食らいまくって大ピンチの連続でしたから、どう見ても点差以上の完敗です。
・日本は既に3次予選突破決定済み。ウズベキスタンに敗れると最終予選第一シードから外れる可能性大と言われていましたが、最終予選もグループ2位抜けで構わない以上、第一シードに固執する意味なんてほとんどありません。だいたい、TBSはおろか、NHK-BSすら代表初召集の宮市出場を熱望しているような試合で、いったいどれだけの人が勝ちに拘っていたのかどうか。
・従って、結果が出なかったこと自体は特に問題視すべきはないと思いますが、いただけないのは試合内容。
・直前の親善試合アイスランド戦では国内組だけで臨み、一応本番のウズベキスタン戦では欧州組中心で臨みましたが、これが明らかに失敗。やはり長距離移動がきついのか、試合直前になってパパっとかき集めた欧州組のコンディションには相当ばらつきがあり、後半運動量でアウェーのウズベキスタンに後れを取る結果に。もっともコンディション面で一番悲惨だったのは間違いなく国内組&開幕前の遠藤だと思いますが・・・
・またかねてからの課題だった選手層の底上げも成果なし。本田の代役として一応結果を残している中村憲を外して香川をトップ下に、アイスランド戦でまずまずだった藤本を右SHに起用しましたが、香川はともかく藤本がイマイチで前半右サイドはほとんど機能せず。
・ハーフナーの1トップはこれまで何度か試みてはいますが、体格差で圧倒できない相手には全く通用しない上に、微妙に誰とも噛み合わなかったような・・・ もっとも代わって入った李はハーフナー以上に何をやっているのか判らず、これならハーフナーのほうがマシと思え・・・ っちゅーか、なんで前田を呼んでいないのかが非常に不思議でした。この辺の人選にザックがこの試合の勝敗に拘っていないことが見え隠れ。
・藤本に代わって投入された乾。香川と即座に細かいパス交換ができる辺りは相性の良さが窺われますが、ゴールに向かわない、シュートを撃たないコネコネ君は相手にとって何の怖さもないような・・・
・またこの2戦でザックはとうとう全く3-4-3を試しませんでした。あれだけ機能しないとなると放棄せざるを得なかったんでしょうなぁ・・・
・本田が戻ってくると目される最終予選では様相が一変するのかもしれませんが、随分と寂しい3次予選の幕切れ。こんな試合なら観客にとってはハンドスプリングスローを堪能できたアイスランド戦のほうがナンボかマシだったでしょうな(´・ω・`) ショボーン
-----マイク-----
岡崎---香川---藤本
---遠藤--長谷部--
長友-今野--吉田-内田
-----川島-----
59分:藤本→乾
65分:ハーフナー→李
83分:長友→駒野(負傷交代?)
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