【展望】12年第5節鹿島戦
・鹿島が苦しんでいます。開幕3連敗の後、同じく絶不調の横浜Mとしょっぱい試合内容でスコアレスドロー。ようやく勝ち点1を得ましたが、リーグ戦4試合で未だ無得点。
・ただでさえ難しい世代交代期。おまけに苦しい試合でもセットプレー一発で勝ち点を拾えるのが鹿島の強みだったにも関わらず、セットプレーの得点源だった野沢と田代が共に神戸へ去り、それが鹿島の苦境に輪をかけている様子。
・最近は外国人でもスカを掴むことが多く、観客減も手伝って資金的に苦しくなってきたのか、既に下り坂に入ったのが明らかなジュニーニョに手を出してみたり、さらにフェリペガブリエルが抜けたためか、J2京都でも微妙だったドゥドラを慌てて補強したり。
・さらに鳴り物入りで獲得したはずの大卒新人山村は五輪代表ですっかり株を下げてしまいました。中田が故障してもともと層が薄いCBにその山村を起用せざるを得なくなったあたりも鹿島の苦境を象徴しています。
・福岡から獲得した岡本はベンチ止まりなので、主力が抜けた割には新戦力に大した上積みはなく、やむなくジョルジーニョ新監督は若手を積極的に起用しだしました。でも、若手育成に定評のある鹿島とは言え、これでコンスタントに勝ち点が得られるほどJ1は甘くないような・・・・
・浦和はナビスコ磐田戦で永田以外のレギュラー組を温存。マルシオの復調ぶりが著しく、川崎戦でいいところがなかった矢島に代わってスタメン入りは間違いないところ。達也もまずまずだったので、矢島はベンチ入りすら難しくなるかも。また宇賀神に代わって峻希がベンチ入りしてもなんら不思議はないくらい。一方怪我が癒えた原口はスタメン入りにはほど遠い状態でベンチ入りが精一杯でしょう。
(予想)
-----ポポ-----
--柏木----丸塩--
梅崎-阿部--啓太-平川
-槙野--永田--坪井-
-----加藤-----
サブ:山岸、濱田、暢久、峻希、小島、達也、原口
・一方鹿島は、伝統的にナビスコ杯には全く無関心な大宮相手に、驚いたことにほぼフルメンバーで挑んで1-0で勝利。ただ柴崎が前半終了間際に負傷退場って、これじゃどう見ても割に合わんわなぁ・・・・ ホームでの連戦とはいえ中2日、ナビスコ杯で主力を温存した浦和とはコンディションの差は否めないはずですが・・・ 急遽獲得したドゥドラが使い物になるんかどうかが見どころ。
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<前節:横浜M 0-0 鹿島>
---大迫--興梠---
柴崎--------遠藤
--小笠原--梅鉢---
アレ-山村--岩政--西
-----曽ヶ端----
【交代】
68分:遠藤→本山
76分:梅鉢→昌子
81分:興梠→ジュニーニョ
・テレビでだらだら観戦しましたが、全くと言っていいほどチャンスが作れない横浜Mよりはマシとはいえ、鹿島のチャンスもほとんどがセットプレー絡み。ボールは支配していても流れの中から得点が生まれる気配はほとんどありませんでした。後半本山、ジュニーニョと投入しては見たものの、局面は動かず。
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