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2012.05.25

【展望】12年第13節FC東京戦

・難敵清水を敵将ゴトビが涙目になるくらいの試合内容でぶっ倒し、続いて迎えるのはこれまた面倒なFC東京(以下「瓦斯」)。

・瓦斯といえばここ数年浦和の得意中の得意先。城福が毎度毎度負け惜しみをこぼしてみたり、社長がとんちんかんな言いがかりをつけてきたりと、試合に勝つだけではなく、試合終了後までたっぷり笑わせてくれる楽しいお相手でした。

・しかし、昨年末の天皇杯でついに敗戦。内容は惨敗としか言いようがなく、序盤大苦戦しながらもJ2首位で再昇格を果たした瓦斯と、ヨレヨレボロボロでかろうじてJ1残留を掴み取った浦和の差が如実に表れた試合でした。対瓦斯戦の相性の良さなんて全く関係なし。瓦斯はその勢いでそのまま天皇杯制覇。

・で、共に監督を代えて初めての一戦。瓦斯はリーグ戦7勝4敗。消化試合が一つ少ないながら勝ち点21で浦和と並んでいます。しかもACL初挑戦にも関わらず、こちらも2位ながらも堂々グループリーグ突破。監督が代わったばかりとは思えないほど、序盤は順調な成績を残しています。4月にリーグ戦3連敗を喫したものの、5月に入って3連勝。前節は守備の堅い鳥栖相手に2点ビハインドをひっくり返しての逆転勝ち。

・ACL初挑戦ということもあってオフは大量補強を敢行。横浜Mから長谷川・渡邉、清水から太田を獲得し、しかもいずれも大当たり。今野がG大阪へ流出したのが最大の懸念事項でしたが、加賀(元磐田)やチャンヒョンス(延世大)が一応その穴を埋めています。もっとも最近は徳永がCBに入ることが多いようですが。

・怪我人が多発していることもあって、ACLとリーグ戦では適宜ターンオーバーを敷いている模様。

・瓦斯の試合をテレビで見た限りは調子に乗せると極めて面倒という印象が強く残る反面、大宮戦や札幌戦のように決定機を何度も与えながら権田の大活躍でかろうじて勝ったに過ぎない試合もあって、あまり安定感がありません。

・また時々「パスサッカー」と評されることがある瓦斯ですが、個人的には攻守の切り替えが非常に早くて、しかも人数をかけて一気に攻めてくるイメージが強くて、あんまりちまちまビルドアップしては来ないような・・・当然ながら運動量豊富な選手がないと務まらず、その辺りがポポビッチが「体育会サッカー」と言われた大熊流を上手く引き継げた一因かも。少なくとも動かないゼリコ流を引き継いだミシャよりはかなり恵まれています。

・浦和のスタメンはいつも通りでしょう。強いて言えば小破以来今一つの梅崎が宇賀神にとって代わられる可能性があるくらい。ただ対面が瓦斯のストロングポイントである石川だと、守備に難がある宇賀神は起用しにくいかと。

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<前節:瓦斯 3-2 鳥栖>

-----ルーカス-----
谷澤---梶山--長谷川
---米本--高橋---
椋原-森重--徳永-チャン
-----権田-----

54分:チャン→石川
54分:谷澤→渡邉
68分:米本→河野

・田辺、加賀、平山、大竹が故障離脱中。太田もコンディション不良でベンチ外。羽生が2試合連続してベンチ外の理由は不明。

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