ごらんアウェー:名古屋2012(4・完)~産業技術記念館
(名古屋2012(3)から続く)
谷汲山から名古屋市中心部まで一気に戻って、栄生駅前の「産業技術記念館」を往訪。トヨタグループが作った企業博物館で、旧豊田織機本社工場(=グループ発祥の地)の跡地に建てられたものです。
最初に案内されたのは紡績機械。
糸の紡ぎ方、及び織物の織り方の原理は太古の昔も現在も全くといっていいほど変わっておらず、紡績機及び織機の歴史は省力化の歴史といって良いくらい。
よって、解説を見ていて面白いのは産業革命までで、その後はマニアックすぎてあまり興味を持てませんでした。豊田佐吉には申し訳ありませんが。
続いて自動車館。この博物館を見に来たのはこれが主眼でしたが、こちらも車そのものの展示ではなく、車の部品だとか、車を作る工程の説明が主。
エンジニア志向の人には非常に面白い博物館でしょうが、一般受けはしないでしょうし、子供にはきついかと。
衝突実験用のダミー人形で一コーナーを設けるなんて、どんだけマニアックなんだよ(笑)
手作り感満点の戦前の製造工程。工作機械の精度の低さに泣かされ、手作業で補正しまくっているのは車も航空機も同じ。
ところが今やロボットだらけ・・・
産業技術記念館の近くにある「ノリタケの森」へ足を延ばしてみました。名古屋駅のすぐ近くに広大な緑地、しかも私企業が有している緑地があることにびっくり。
六本煙突。かつて45mもの高さを誇っていた工場の大煙突をこんな形で残しています。
工芸品ともいえる食器類は残念ながら撮影禁止でした。そういえばうちにも引き出物でもらったノリタケの食器があったなぁ・・・・
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