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2012.05.02

【展望】12年第9節横浜M戦

・前節神戸戦でようやく今年の公式戦初勝利を上げた横浜M(以下「鞠」)。しかし、依然1勝4分3敗の勝ち点7で15位と下位に沈んでいます。

・オフの補強の目玉だったはずのFWマルキーニョスは故障でこれまでベンチ入りすらできず(浦和戦でようやくベンチ入りの報も)。さらに左SBに大ベテランのドゥドラを復帰させましたが、松田や山瀬などベテランを大量リストラしたのはいったい何だったのかと他人事ながら首を傾げたくなる補強が相次いでいます。他に齋藤を愛媛から回収。六反と中町を福岡から、富澤を東京Vから獲得。

・一方渡邉や長谷川がFC東京へ流出し、共に活躍中。

・今年の鞠の問題点はとにかく点が取れないこと。開幕の柏戦と前節神戸戦こそ3点を挙げていますが、それ以外の6試合では合計わずか1得点。鹿島戦をテレビで見ましたが、全くと言っていいほど攻撃の形が出来ていませんでした。また失点数は一応少ないほうに入るものの、中澤の衰えも顕著。

・また今年の鞠の辛いところはオフの監督交代がほとんど何の意味もないこと。昨年末に違約金を払ってまで木村監督を解任し、樋口コーチを監督に昇格させました。しかし、昨年「ちゃぶれ」から超現実的なサッカーにスタイルを大転換したことに表れているように、昨年から実質的に樋口コーチが監督の役割を担っていたと見られ、「サッカー批評」でも当の木村前監督がその憶測を肯定しています。

・しかし、昨年の終盤に鞠の超現実的サッカーは既に行き詰まり、敗戦を重ねてACL圏を逃してしまいました。実質的に監督を変えないまま迎えた今季、補強の目玉が稼動しないのなら悲惨な成績に終わるのは道理とは道理。本来であれば即刻樋口監督を解任すべきなんでしょうが、再度違約金を払うだけの力が鞠にあるのかどうか。

・強敵名古屋を敵地で破った浦和はGWの過密日程をどう乗り切るかが見どころ。鞠戦は名古屋戦から中4日あるのでスタメンをいじるほどではないと思いますが、小破した選手はもちろん疲労の著しい選手の入れ替えは十二分に考えられます。特に柏木と平川は今週別メニューなので柏木→原口、平川→峻希の入れ替えの可能性大。但し、ナビスコ杯でベンチメンバーにイマイチ信頼が置けないことも顕になっており頭の痛いところ。

・また名古屋ほどではありませんが、鞠もセットプレーでの得点能力が高いチーム。槙野は闘莉王に空中戦で悉く競り負け、ドイツでCBとして全く評価されなかったのもむべなるかなといった出来でしたが、中澤や栗原にはなんとか食い下がってもらいたい、攻撃参加以前にCBとして働いて欲しいものです。

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<前節:横浜M 3-1 神戸>

---大黒--小野---
齋藤--------中村
---兵藤--富澤---
ドゥトラ-中澤--栗原-小林
-----飯倉-----

【得点】
71分 小野、73分 谷口、77分 中澤

【交代】
65分:兵藤→谷口
88分:小野→青山
90+3分:ドゥドラ→熊谷

・ボランチの小椋や中町が負傷離脱中。代わってボランチに起用されている富澤はイエロー2枚で退場となり、浦和戦は出場停止。従って鞠はボランチに穴が開いた状態で浦和戦を迎える格好。

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