【TV短感】日本 2-0 アゼルバイジャン
・W杯最終予選を来週末6/3に控えてのテストマッチ。久々に集まった海外組のコンディションチェックと新顔のお試しが主目的で、結果なんてどうでもいい(さすがに負けはまずいでしょうが・・・・)試合で、なんか準備体操というか、ラジオ体操というか、そんなまったり感が終始漂っていましたが、目的は十二分は果たせた試合だったと思います。
・怪我で長く代表を離れていいた本田の調子が最も気になりましたが、何の問題もなし。FKが久しぶりに枠に飛んだのには驚きましたが(苦笑)。
・本田と併用すると往々にして良さが消えていた香川もさほど問題なし。ミエミエの切り返しにひっかかって無謀なスライディングを敢行した相手DFをあざわらうかのような冷静なシュートで先制。2点目も左サイド奥深くに侵入した香川のクロスから。
・香川のクロス→本田ヘッドを当たり損ねながらも枠に飛ばして点を取ってしまう、相変わらずの岡崎。
・一方、森本は1トップに抜擢されたものの、大した仕事ができないまま負傷退場。代わって前田が投入されてから日本の攻撃が目に見えて良くなっただけに、最終予選での出番は限られるでしょうなぁ。そもそも海外組だろうがなんだろうが、試合で出番の少ない選手を代表に呼ぶのはどうなんだろうと。
・また前半の日本の攻撃は極度に左に偏っていて、内田はほとんど活躍の場なし。後半から起用された酒井(ゴリ)が本田への超高精度のクロスを送って見せ場をつくっていただけに、ここはポジション争いが面白くなってきたかも。
・同じく後半から出場の高橋。Jリーグでの活躍は不覚にも記憶にありません(浦和との対戦回数が少ないからでしょうなぁ・・・)が、スカスカになった相手陣内を縦横に動き回って面白い選手だなと思いました。もっとも遠藤が戻ってきたら代表でベンチに入るのも難しいでしょうけど。
・3番目に投入されたのは宮市。香川に代わって左SHに入り、スピードがあることは良く判りましたが、この試合ではただそれだけといった印象。まぁさすがにもうちょっと場数を重ねないと。宮市の投入でポジション丸かぶりの原口の出番は消滅。
・最後はなぜか伊野波に代わって槙野を投入。ザック監督のもとでCBに槙野を起用するのは初めて??? テストマッチらしく、「ハンドスプリングスロー」とかで笑いを取りに来るかと思ったのですが、何事もないまま試合終了。
・守備機会が少ないので守備陣は集中を保つのが難しかったかもしれませんが、クロスなりFKなりへの寄せが甘かったり、栗原がスピードでぶっちぎられたりとなんだかなぁと思われる場面もちらほら。
・そういえば、お気楽試合だったにも関わらず、フォーメーションはずっと4-2-3-1のまま。最終予選を前に、これまで一度として機能した試しがなかった3-4-3をザックはとうとう放棄したのでしょうか?
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