【展望】12年第19節磐田戦
・ロンドン五輪が始まったため、Jリーグへの世間の関心が失われがちなのが残念ですが、明日はホーム磐田戦です。
・磐田は勝ち点30の4位。浦和とはわずか勝ち点1差ですが、浦和とは対照的に引き分けが3試合しかありません。総得点38はリーグ1位である反面、総失点26も上位チームでは柏(29)に次いで多く、勝つときは大量得点差、負けるときは撃ち合いの挙句といった派手なスコアがズラズラと並んでいます。
・今年の磐田は怪我人が多いのも特徴。GK川口やFW金園が長期離脱中なのに加え、山本康、ペク・ソンドンが故障中。
・五輪の影響はペク・ソンドンがU23韓国代表にも選ばれただけ。山崎や山本康はアジア予選ではコンスタントにメンバー入りしていたような気がしますが、結局山崎がバックアップメンバーに残っただけ。
・城南一和のFWハン・サンウンの獲得が発表されていますが、どの試合から出場するのか不明。
・前回は一度は逆転に成功しながら、その直後に同点に追いつかれての引き分け。しかも、「浦和右サイドからのクロスからファーにいた選手にやられる」という同じ手を2度喰らってのドローゲーム。山田に簡単にクロスを上げさせてしまうのも困ったものですが、ペク・ソンドンへのマークを離してしまった野田は今季リーグ戦初出場のチャンスを生かせず、その後ベンチ入りすらできず。
・また前回の一戦はGWの連戦の最後で、総じて磐田に走り負けて攻守とも常に後手に回っている印象がありました。今回は夏のナイトゲームとはいえ、短いながらも中断期間明けの初戦なので、前回よりはマシな戦いが望めると思います。
・ただ磐田のストロングポイントであるサイド攻撃を凌ぐために5バックで引き気味に構えて、カウンター攻撃に活路を見出すような戦いになるような気がしてなりませんが・・・・
・なお磐田戦とは直接関係ありませんが、山道強化部長が今夏の補強を見送ったと報じされています。
・どう見ても目先CFの力量不足は明らかなので、補強見送りは現フロントが積極的というか早急に優勝なりACL圏入りを目指す考えはないという声明に等しいかと。
・もっとも今季のJ1は例年になく団子状態なので現有戦力のままでもACL圏が転がり込んでくる可能性も十分ありますし、逆に12位くらいでフィニッシュしてしまう可能性も少なくありません。
・現フロントが監督と合意した上で、その状態に甘んじることを良しとしたのであれば、その判断を尊重します。
・外国人CFを取ろうにも今はアジア枠が一つ空いているだけ。不振のランコの契約がいつまで残っているのか傍目には判らないし、資金は槙野買取に向けて残しておきたいのかもしれないし、単に「良い選手は高かった」だけかもしれず、補強見送りに至った本当の経緯はわからないことだらけなんですが、シーズンが終わって監督が「夏に良いCFが取れなかったのが12位に終わった主因」なんてことを言い出しさえしなければ良いんですが・・・
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<前節:磐田 4-1 札幌>
---山崎--前田---
山田-------山本康
---ロドリゴ--小林---
宮崎-藤田--チョ--駒野
-----八田-----
得点:25分 チョ、30分 チョ、47分 前田、52分 ロドリゴ
HT:山田→山本侑
64分:山本康→松浦
76分:山崎→金沢
<前回:磐田 2-2 浦和>
---前田--山崎---
山田--------ペク
---ロドリゴ--小林---
宮崎-藤田--チョ--駒野
-----八田-----
得点:25分 ペク、71分 ペク
72分 山崎→阿部
90+4分 ペク→菅沼実
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