【展望】12年第20節FC東京戦
・ついにこの日がやってきました。柏木、イエロー累積で出場停止。第7節大宮戦で早々と3枚目のイエローをもらった割には4枚目をもらうのは随分遅かった気がしますが、とうとうこの日が来てしまいました。
・前線で攻撃の全権を握っているに等しい存在であり、しかもしんどい終盤には抜群の運動量で守備にも絶大の貢献。いうなれば将棋の銀と金とを兼ね備えているようなプレーヤーで、浦和はその駒を欠いた状態でFC東京(以下「瓦斯」)戦に臨む羽目になってしまいました。
・怪我人を除けばほぼスタメン固定の浦和。柏木がスタメンを外れたのはナビスコで2試合(磐田、C大阪戦)あっただけ。しかもその2試合すら途中から出場。ナビスコ鳥栖戦ではいつものスタメン組から槙野を欠いただけで浦和は機能不全に陥ってしまいましたから、柏木を欠く瓦斯戦はかなり心配。
・また徐々に1トップのコツを掴みつつあるように見えた原口も前節負傷退場し、こちらの状態も心配。幸いポポが戻ってきましたが、磐田戦を見ると久しぶりの試合のためか周囲との連携にぎこちなさが残っていたような・・・
・浦和の懸念材料ばかり挙げても仕方ないので瓦斯のほうも振り返っておきますと、こちらは前回味スタで浦和と引き分けてから急速に負けが混み始めたようで、浦和戦後リーグ戦で2勝5敗。その2勝も降格圏に沈んでいる両大阪から挙げたもので、前節は新潟に惨敗して新潟の降格圏脱出を手助け。水曜にナビスコ杯をこなして中2日なのが祟ってか、全く動けずに攻撃力に疑問符つきまくりの新潟相手に事実上タコ殴りされていました。
・ミシャもポポビッチも共に新監督。ACLがあったためか、チームの仕上がり、機能しはじめは瓦斯のほうが早かったような気がしましたが、相手に研究されて行き詰まるのもまた瓦斯のほうが早かったということなのかなぁ・・・
・しかも現在五輪で権田と徳永が不在。さらに太田やチャン・ヒョンス、大竹など怪我人が多い模様。梶山が怪我から戻ってきたのが数少ない明るい材料。羽生が長くベンチから外れていますが原因不明。
・FWの頭数はいるが、どれも「帯に短し襷に長し」状態なのに業を煮やしてか、カタールで不遇を囲っていたエジミウソンをレンタル補強。ところが、如何せん試合に出ていなかったエジのコンディションはまだまだこれから。っちゅーか、1トップが得意とは言い難いエジを基本4-2-3-1の瓦斯が補強してどうするんやろう・・・
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<前節:FC東京 0-2 新潟>
---ルーカス--渡邉---
谷澤--------石川
---長谷川-高橋---
中村-森重--加賀-椋原
-----塩田-----
HT:谷澤→エジミウソン
55分:加賀→梶山
72分:渡邉→米本
<前回:FC東京 1-1 浦和>
-----渡邉-----
ルーカス---梶山---石川
---長谷川-高橋---
椋原-森重--徳永-チャン
-----権田-----
得点:90+1分 森重
85分 渡邉→谷澤
90分 チャン ヒョンス→林
90+4分 梶山→加賀
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