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2012.08.19

【観戦記】12年第22節:浦和 2-1 鹿島

・前半はほぼ完璧なゲーム運びで2点先制しながら、後半は足が止まってヨレヨレボロボロ。否応にもFC東京戦がフラッシュバックする試合展開になってしまいましたが、今回はなんとか逃げ切りに成功。逃げ切り策そのものは失敗だったと評して差し支えないと思いますが、鹿島の攻撃も迫力不足で怖いのはセットプレーだけ。それでもCKから岩政に1点を許してしまいましたが、後はGK加藤がなんとか防ぎきりました。

・鹿島は選手紹介時に名前があったはずの小笠原がなぜか試合開始時におらず、急遽山村がCBとしてスタメン入りするアクシデント発生。これが響いたのかどうか判りませんが、前半の鹿島は慎重すぎるというか、ほとんど何も考えていなさそうな試合運び。

・自陣に引いて守ってカウンター狙いなのでしょうが、FWどころか中盤すらほとんどプレスをかけに来ません。これなら浦和の攻撃はラクチンで、啓太が楽々ボールを保持したまま最前線近くまで顔を出す場面もちらほら。

・序盤は宇賀神に大きく振ってからの攻撃が目立ち、しかも宇賀神のクロスが全部中央で跳ね返されるという神戸戦の繰り返しみたいで少々気持ち悪かったのですが、神戸戦とは明らかに違った面もいくつか。

・一つは相手を崩しきれずともチャンスがあれば遠目からでもシュートを放つようになったこと。右サイドからこぼれてきたボールを上手くコントロールして決めた宇賀神の先制点が典型ですが、序盤の槙野のシュートにも多少神戸戦からの修正の意図が窺われました。

・もう一つは永田の積極的な攻撃参加。これは鹿島の中盤の守備があまりにも酷すぎるので可能になっただけかもしれませんが、CBが突然前線に顔を出してくると相手もマークしづらいだけに非常に効果的。実際前半一度ビッグチャンスを生み出しましたが、梅崎のシュートは残念ながらバーを直撃。

・ただ慣れない仕事で消耗したのか、永田は普段なら「一試合一回」の「うっかり」を前半終了間際から連発。そのうちの一つが失点に直結してしまいました。CKのピンチで、よりによって岩政へのマークが完璧に外れてます・・・ その後もう一回岩政にフリーにヘッドを撃たれてますし・・・

・出場停止のマルシオに代えてIHに起用された梅崎。鹿島の緩い守備に助けられて、同じくIHに起用されたFC東京戦よりはマシな出来だったとは思いますが、持ち味を存分に出せたともいえず。梅崎は「人に使われる選手」で「人を使う選手」ではなく、この日は柏木が不調だった分割を食った気もしますが、WBのポジションを争う宇賀神がFC東京戦に続いて得点を上げたのに対し、梅崎が絶好機を決められなかったのは痛恨の極み。

・ただ梅崎→宇賀神→原口と繋いでの2点目は見事。原口の伝家の宝刀ともいえる切り返しに簡単に引っかかってしまう山村には失笑また失笑。

・鹿島にほとんど何もさせないまま2点リードしての後半は一転してズタボロ。立ち上がりに平川が2度チャンスを作ったところまではよかったのですが、岩政に1点返されてから浦和は急速に消耗してぱったりと足が止まってしまいました。FC東京戦はポポビッチ監督の妙策に対応できないまま混乱に混乱を重ねたあげくの2失点だったのに対し、今回は単なる消耗。従って今後もこの展開が繰り返される可能性は極めて高くて心配。

・前3人と宇賀神の消耗が酷く、鹿島の中盤にプレスを掛けられないので最終ラインも上げるに上げられず、鹿島に波状攻撃を浴びる最悪の展開。ここでミシャが「ゴールもボールキープもハイボールの競り合いも期待できないが、チェイシングだけは愚直にサボらずにやってくれる」ランコを投入(代わって下がったのが梅崎でも原口でもなく柏木だったのには驚きました)するのは理屈としては大正解なんでしょうが、そのランコが大誤算。

・日本の夏は依然苦手なのか、動きが思いの何の・・・・ ポポではなくランコを選択したのは相手セットプレー時の守備を考えての選択だと思いますが、ランコ投入直後にレナトが下がってしまったため、壁のお仕事も空振りに。

・全く改善されない戦局に業を煮やしたミシャは2枚目の守備的FW田中達也を投入。これで新井場や柴崎の監視くらいは出来るようになるかと思いきや、依然として浦和は両WBの裏を狙われ続けて大苦戦。ジュニーニョのクロスがゴールマウス前を横切り、危うく興梠に突っ込まれる一幕も。

・とはいえ、なんだかんだと言いながらも鹿島に守備網を崩された場面はほとんどなく、ジュニーニョに反転シュートを許した場面がやばかったくらい。あと、ロスタイムに加藤が山村が倒れているのを見てピッチ外に出そうとしたボールを、なんと西が拾ってそのまま本山のシュートにもって行かれたのには肝を冷しました。

・竜頭蛇尾な試合だったとはいえ、真夏のサッカーに完璧な試合内容を求めるなんてどだい無理な話。最後はどんなにぐだぐだ、しおしおになろうとも勝ち点3を掴み取るのが何より大事。鹿島相手のダブルは2004年以来の快挙。ホームでの鹿島戦勝利も2008年以来。いやぁ鹿島に勝つと飯が美味い∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい

20120818028

-----原口-----
--梅崎----柏木--
宇賀神-阿部-啓太-平川
-槙野--永田--坪井-
-----加藤-----

得点:26分 宇賀神、39分 原口

75分 柏木→デスポトビッチ
81分 梅崎→達也
85分 宇賀神→野田

・浦和公式のミシャコメント「運動量のところだけ、問題があり、私自身、監督として2つの問題を考えています。1つは、22節戦ってきた中で、11人、12人くらいの同じ選手が常にプレーをしているということ、もう1つは、夏の非常に暑い、厳しい環境の中でプレーするということは、選手たちにとって非常に負担が大きい、ということです。」

・誰が見ても感じる問題点をミシャもしっかり認識していること以外感想の持ちようがないコメントですが、この問題を解決するための即効性のある、魔法のような策なんてまずありません。監督の信じる道に沿ってひたすらトレーニングを積み重ね、ちょっとずつ選手層を厚くし、ちょっとずつ連携を高めてゆくだけ。

20120818021

---興梠--大迫---
ドゥドラ--------レナト
---柴崎--青木---
新井場-山村-岩政--西
-----曽ヶ端----

得点: 55分 岩政

28分 大迫→遠藤
66分 ドゥトラ→ジュニーニョ
77分 レナト→本山

・新外国人のレナトを初めて見ましたが、確かにセットプレーは脅威。ただドゥドラと同じく「俺が俺が系」で周囲との連携はまだまだこれからといった感。

・前半のうちに大迫を下げてしまったのは、イエロー2枚で退場しそうな気配濃厚だったからかなぁ? 実際退場を命ぜられなかったのが不思議なくらいでしたが。遠藤投入後は4-2-3-1なのか、興梠&レナトの2トップ縦並びの4-2-2-2なのかよく判らず。

・ジョルジーニョ監督は主審の判定に納得が行かず、試合中といい試合終了後といい執拗に抗議を繰り返していますが、主審がまともなら鹿島に退場者が出ているような(苦笑)

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