【観戦記】12年第21節:神戸 1-0 浦和
・最初から最後まで引いて守る神戸守備陣の周りでボールを回しているだけ。神戸に退場者が出てから30分以上数的優位だったにも関わらず神戸の守備ブロックをこじ開けられず、神戸がPKで得た1点を守りきって逃げ切り勝ち。
・なんかフィンケが45分以上数的優位だったにも関わらず、1点も取れずにここホムスタで負けた試合と内容はそっくり。両サイドから盛んに攻撃を仕掛けるものの、全部神戸の両CBに中央で跳ね返されてしまいました。
・柏木なりマルシオなりがバイタルエリアで前を向いて中央突破を図れれば攻撃のバリエーションも増えて神戸も守りにくくなるのでしょうが、そのような場面はほとんどなく、終始後ろを向いてボールをキープしているだけ。こういう試合を見ると浦和に最前線でボールが持てるCFがいない問題が改めて浮き彫りになってしまいます。
・ただ浦和にとって難しい試合になったのは、怪しげなPKで先制されたためであるのも確か。浮き球に反応してエリア内に突入した大久保を加藤が倒したとの判定でしたが、大久保のダイブ臭いような・・・
・神戸が先制したことで、もともとの狙いであるカウンターが嵌りやすくなり、さらに退場者を出したことで、より一層カウンターに徹してくるようになりました。数的優位の浦和がこれといった決定機を作れなかったのに対し、神戸は平川なり宇賀神なりの裏を途中出場のパク・カンジョが突くことで決定機を生み出していました。
・ミシャは珍しく矢継ぎ早に3選手を投入。後半の原口は全く使い物にならず、平川も疲労が顕著で守備に戻れなくなっていましたから交代は妥当だと思いましたが、いずれもあまり効果はありませんでした。代わって入った選手が悪いというよりは、投入された時間帯にはスタメン全員お疲れでもはやどうにもならなくなっていたような・・・
・こうなると、そもそもスタメンを固定して闘い続けたことのデメリットがとうとう露呈してしまったともいえ、脆弱なCFの問題ともあいまって、ここまでそれなりに勝ち点を積み上げて来た浦和もついに曲がり角を迎えたのかもしれません。
-----原口-----
--丸塩----柏木--
梅崎-阿部--啓太-平川
-槙野--永田--坪井-
-----加藤-----
76分 原口→ポポ
76分 平川→宇賀神
78分 啓太→小島
---田代--大久保--
小川--------野沢
---田中英--橋本--
相馬-伊野波-北本-奥井
-----徳重-----
得点:23分 大久保 嘉人(PK)
69分 大久保→パク
76分 田代→吉田
84分 相馬→茂木(足を攣ったため)
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