【展望】12年第22節鹿島戦
・前節リーグ戦では第9節横浜M戦以来の敗戦を喫した浦和。もっともその間勝ちっぱなしどころかやたら引き分けが多いため、何戦負けなしとか言っても全体として悪くはないが良くもなく、滅茶苦茶強いという印象は全くなかっただけに、遅かれ早かれ訪れてしかるべき敗戦だったかと。
・次節鹿島戦はマルシオが出場停止。瓦斯戦の柏木に続いて2シャドーの一角が不在。
・瓦斯戦では柏木の代わりに梅崎を起用しましたが、総じて機能したとは言い難かったかと。ただ柏木と梅崎では持ち味が違いすぎ。梅崎に柏木の代わりになれといってもどだい無理な話で、何をもって機能した、しなかったと判断するか難しいところですが。
・梅崎ではなく、ポポを2列目で起用する可能性もあります。
・ただ神戸戦を見ると、浦和が抱えている問題は「マルシオ不在をどう凌ぐか」という単純なものではなく、「スタメン固定の結果総員お疲れになった現状で夏場の数試合をどう乗り切るか」というもうちょっと中期的なもののような気がします。神戸戦では圧倒的にボールを支配しながらとうとう最後まで決定的なチャンスを作れませんでしたが、疲労困憊で最後のところでもう一歩足が出ない、ほんのちょっとタイミングがずれる、また判断スピードが鈍る、そもそもアイデアが浮かばない、そんなこんなの連続だったような。
・広島でも同じ問題に直面しているはずなので、ミシャなりの手だてを何か持っているはずと思いたいところですが・・・
・鹿島は前回の対戦から若干陣容が変わっています。出番を失ったSBアレックスを徳島へ放出して、代わりにMFレナトを補強(川崎のレナトだと思いこんでいたら広州恒大からレンタルでした)。レナト補強で遠藤がスタメンから外れています。浦和戦で途中から出てきたドゥドラはそのままスタメン定着。
・また前回は故障で不在だった柴崎もその後不動のスタメンを確保。
・一方、長期離脱から復帰したばかりの中田コは再び戦線離脱。昨年まるまる棒に振った本田は今年も戦力にならず、また本山や増田の出番も限定的で、全般に選手層が非常に薄くなった印象は否めず。
・その薄い選手層で、このクソ暑い季節にナビスコ杯やスルガ銀杯まで戦っているのですから、御苦労さまというかなんというか。
・五輪から山村が戻ってきますが、山村をいきなりスタメンに戻すのかどうかはある意味注目点。
・五輪といえば、引き分けを狙いにいったり、終盤に時間を稼ぎにいったりする行為をやたら批判する人が出てきて、当方としては失笑を禁じえませんでした。そういう人が「本場の鹿島、本気の鹿島」を見たら失禁するんやないかと。
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<前節:鹿島 2-1 磐田>
---興梠--大迫---
ドゥドラ--------レナト
---柴崎--小笠原--
新井場-青木-岩政--西
-----曽ヶ端----
得点:19分 レナト、76分 遠藤
・五輪で不在の山村に代わって青木がCB。
・曽ヶ端のキャッチミスで磐田が得たはずの得点が、なぜか磐田のファウルで取り消される一幕があった模様。こういうジャッジを味方に勝ち点を積み上げてくるあたり、いよいよ鹿島も本領発揮か?
<前回:鹿島 1-3 浦和>
---大迫--興梠---
土居--------遠藤
--小笠原--梅鉢---
新井場-山村--岩政-西
-----曽ヶ端----
得点:2分 興梠
53分 土居→ジュニーニョ
68分 新井場→アレックス
70分 小笠原→ドゥトラ
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