ごらんアウェー:神戸2012(3) ~ 梅小路蒸気機関車館
(ごらんアウェー:神戸2012(2)から続く)
水族館で涼を取った後は、梅小路公園の西端にある「梅小路蒸気機関車館」へ。
扇形の車庫にSLを静態保存しているだけでなく、SLの乗車体験もできることで有名ですが、石炭をガンガン焚いてスキーム出しまりなので夏には敬遠されがちなのか、水族館とは対照的に閑散としていました。一応「スチーム号」は増発運転を出すくらいには繁盛していましたが。
機関車館のエントランス兼資料展示館として活用されている「旧二条駅舎」。
1904年(明治37年)に京都鉄道が本社社屋を兼ねて建設したもので、1996年(平成8年)の山陰本線(嵯峨野線)二条駅 - 花園駅間高架化にともなって駅舎としての役目を終え、1997年(平成9年)に機関車館敷地内に移築・復元。
菊の御紋と鳳凰が飾られたC58-1。但し、同機は天皇・皇后・皇太后の利用、いわゆる「お召し列車」に使用されたことはないそうで、菊の御紋と鳳凰は単なる飾り。
SLスチーム号。約1kmを10分ほどかけて単純往復するだけ。「SLやまぐち号」や大井川鉄道など本格的なSL乗車体験がある身からすれば、遊園地の乗り物みたいなものですが、たった200円なんで多くを期待してはいけません。
ここは単なる保存目的の博物館ではなく、現役の車両基地を兼ねています。この日は「SL北びわこ号」の運転に向けてC56を整備中でした。
資料展示館では、記録映画「つばめを動かす人たち」が秀逸。名古屋で「つばめ」を牽引する電気機関車を蒸気機関車C62に付け替え、大阪到着後にC62が宮原の車庫に戻るまでを少々臭い演出を交えながら淡々と描写。
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