【TV短感】ロンドン五輪F組:日本女子 0-0 南アフリカ
・既に決勝トーナメント進出が決定している日本。佐々木監督は主力メンバーの休養と控えメンバーの調整を兼ねて、前2戦から岩清水・熊谷・近賀の最終ライン3人とキャプテン宮間だけを残して、後は総入れ替え。
・これだけ面子が入れ替わってしまうと連携が覚束なくなるのも道理で、どん引きでエリア内中央を固める南アを最後まで崩しきれず。
・1位通過よりも2位通過のほうがその後の移動が少なくて済むという不思議な大会日程。終盤はスウェーデンvsカナダが同点になっていることが判ったためか、日本は全く攻めに出ずに後方でボールを回しつづけ、どこからどう見ても積極的に2位通過を狙いにいった風。これでただでさえ詰まらない試合がますます詰まらなくなって、そのままスコアレスドローで試合終了。結果だけが求められる試合にありがちな、超現実的な試合を女子で見る日がやって来ようとは。
・結局のところ、この試合の一番のみどころは矢野のミドルシュート(しかも枠内!)だけだったかなあ・・・浦和では滅多に見られない矢野の攻撃力(苦笑)
・全体が良くない上に、控え組で個人的に光るものも特になし。控え組で真っ先の交代を命ぜられたのは岩渕でしたが、前4人+田中のうち誰が真っ先に下げられても不思議はなかったかと。
・主力温存&狙い通りの2位通過は合理的な判断に見えますが、往々にしてこれが裏目に出るのが短期決戦の怖いところ。3戦目である意味楽をしたことでチームの調子が狂ってしまうのもよくあること。
・ドイツW杯では乏しい試合内容でイングランドに敗れて2位通過となり、決勝Tでいきなり開催国&超強敵のドイツと当たることになってお通夜状態になってしまいましたが、今大会の対戦相手は開催国イングランドではなくブラジルに決定。ブラジルの1位通過を予想する向きが多かっただけにやや意外な結果でした。
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