ごらんアウェー:神戸2012(5・完) ~ 書写山圓教寺
(ごらんアウェー:神戸2012(4)から続く)
圓教寺は西国三十三箇所第27番札所で、姫路駅から北へバスで30分弱。書写山の山上にあり、「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三箇所中最大規模の寺院です。
若き日の弁慶がここで修業し、同胞との大喧嘩のあげくに堂宇を焼いてしまったといわれ、また「ラストサムライ」や大河ドラマ「武蔵」のロケ地にもなったことでも知られています。
山の上にあるので、寺まではロープウェーを利用。この日は霞がかかっていて眺望はイマイチでしたが、晴れた日には淡路島や明石海峡大橋まで見えるそうです。
ロープウェー山上駅から摩尼殿までは徒歩15分くらいかかります。ちょっとした山道ということもあり、圓教寺で出している有料マイクロバスを利用する人も。
仁王門
摩尼殿。ここが西国三十三所観音霊場の札所。旧堂が1921年に焼失した後に再建に着手され、1933年に落慶。要は出来て100年も経っていませんが、その割には風格があります。
広目天、増長天、本尊如意輪観音、多聞天、持国天の各像が安置されていますが、いずれも秘仏。
摩尼殿からさらに歩くこと5分ほどで大講堂のある広場へ。
広場を囲んで、右に大講堂、正面に食堂(じきどう)、左に常行堂の3棟が「コ」の字形に並んでいます。現存する各堂は室町時代、15世紀半ばの再建。
食堂は長大かつ総2層建て。
2階から見た大講堂。
2階から見た常行堂。中央に能舞台が突き出しています。
姫路まで来て姫路城に触れないわけにはいきませんが、大天守はこのような有様で・・・
| 固定リンク