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2012.08.08

【TV短感】ロンドン五輪準決勝:日本 1-3 メキシコ

・大津のミドルシュートで幸先よく先制したものの次第に疲労の色が濃くなり、攻守ともミスが目立った日本。前半のうちにセットプレーで追いつかれ、後半は自陣でのミスで逆転された後は反撃らしい反撃もできず、ロスタイムに致命的な3点目を取られて決勝進出の夢を断たれてしまいました。

・日本はここまで誰もが予想しなかったくらい順調に勝ち進み、途中ホンジュラス戦で主力を休ませる余裕すらあったのに対し、メキシコは準々決勝を延長まで戦ったこともあってコンディション面では日本優位かと思いましたが、余力が残っていたのはむしろメキシコのほう。

・日本は疲労のためかパスが微妙にズレてビルドアップはままならず、守っては寄せが往々にして甘くて2人がかりでもメキシコに突破を許してしまったりと、ただでさえしんどいのに自分で自分の首を絞めてしまうような場面が多々ありました。

・負傷欠場が噂された永井はスタメンで出てきましたが、メキシコに上手くスペースを消された上に本人のキレもなくて全くの不発。「戦術は永井」が成り立たず、遅攻オンリーになった日本の好機は大津の1点以外では、後半立ち上がりの山口&永井のシュートくらいかなぁ・・・遅攻というか、相手ゴール前でのネチネチとした攻めではどう見てもメキシコが一枚上。

・セットプレーで失った1点目はまだしも、2失点目の取られ方はいくらなんでも拙過ぎ。扇原がボールの出しどころがなくてオロオロしているうちにボールを失って、そのままシュートまで持って行かれました。もっともピンチを凌いで一安心とばかりに、扇原へ慌ててボールを出してしまった権田の罪のほうがでかいのかもしれませんが・・・

・堅い守備をベースに勝ち進んできた日本。ここまで無失点ですから、当然ながらビハインドになるのは今大会初めて。残念ながらこういう展開になった時に使える駒が日本にはありませんでした。杉本・宇佐美・斎藤と相次いで投入しては見ましたが、どれもこれも何の役にも立たず。おまけにどう見ても不調で、しかもスペースが全くなくなってしまったにも関わらず永井を最後まで引っ張ったのも謎でした。

・とはいえ、もともとグループリーグを突破できれば万々歳ぐらいの期待感。準決勝まで行くことを考えてコンディション調整なんてしてないでしょうし、「戦術は永井」で予想以上の結果を出してきた今となっては永井と共に沈むのもやむを得ないと。

・3位決定戦は韓国が相手。余力乏しい日本にとって嫌な相手が銅メダルの前に立ち塞がります。

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